アルピナ D3 S ツーリング 2025年最新試乗レビュー

【2025年版】アルピナ D3 S ツーリング試乗インプレ&購入ガイド

アルピナ D3 S ツーリングは、355馬力の直列6気筒ディーゼルエンジンと730Nmの極太トルクを誇る、まさに”静かなる怪物”と呼ぶべき高性能ステーションワゴンです。2025年モデルの価格は1,410万円と高額ですが、その走行性能と燃費性能は他の追随を許しません。


1. アルピナ D3 S ツーリングの基本スペックと価格

  • 3.0 L 直列6気筒ディーゼル+Bi-Turbo
    355 PS/730 Nm、0-100 km/h 4.8 秒、最高速 270 km/h (BMW ALPINA in Japan)
  • 全車4WD(xDrive)+8速AT。M760i用ブレーキやM5用フロントLSDなど”寄せ集め”ではなく”選りすぐり”のBMW純正ハイパフォーマンス部品を組み合わせた、言わば「工場内チューン」
  • 車両価格の推移(ツーリング)
    • 2022年 11月:1,230 万円
    • 2023年 10月:1,295 万円
    • 2024年 6月:1,365 万円
    • 2025年 1月:1,410 万円 (Goo-net Exchange)

高騰するMモデルと比べると割安感が出てきたものの、「輸入ディーゼルで1,400 万円」という数字はやはり強烈。そこで後述のクラウドローンなど賢い資金調達策も押さえておきたいところです。

アルピナ D3 S ツーリングの洗練されたエクステリアデザイン


2. アルピナ D3 S ツーリング試乗レポート:光と影

ポジティブ ― 光気になる ― 影
とにかく足がしなやか — 縮み側1に対し伸び側0.8程度の減衰セッティングで、路面への張り付き感が秀逸。タイヤ空気圧が高すぎる — 推奨 3.4 bar(冷間)。”200 km/hオーバーでの安定”を最優先した設定ゆえ、一般道ではゴロゴロ感が目立つ。
730 Nm のディーゼルトルク — スポーツ+モードなら追い越し加速はM3以上の押し出し感。空気圧とダンパーのバランス — コンフォートだとバネが負けてバタつき、スポーツだと乗り心地が硬め。空気圧を2.9 bar程度に落とせば改善しそうだが、広報車では試せず。
ツーリングでもラゲッジ最大 1,510 L — 実用一辺倒のワゴンではなく”ラグジュアリーGT”として成立。車重 2,020 kg — ガソリンB3 GT比+150 kg。軽快感より重厚感を楽しむキャラクター。

✔ もちくん的ワンポイント

「サーキットを走るなら推奨 3.4 bar。その予定がないなら2.8-3.0 barに落として様子を見る」が現実的な落としどころ。リム打ちリスクが心配なら純正20inch鍛造+専用P-ZeroからミシュランPS5S等に履き替える手も。


3. アルピナ D3 S ツーリング vs B3 GT/M3ツーリング徹底比較

D3 SB3 GTM3 Touring(G81)
エンジン3.0 L 直6ディーゼル 355 PS3.0 L 直6ガソリン 529 PS3.0 L 直6ガソリン 510 PS
最大トルク730 Nm/1,750 rpm730 Nm/2,500 rpm650 Nm/2,750 rpm
車両重量2,020 kg1,870 kg1,940 kg
キャラトルク型GT&ロングレンジ(WLTC17 km/L前後の実績)ハイパワーラグジュアリーGTピュアスポーツワゴン

燃費と航続距離で他を圧倒するのがアルピナ D3 S ツーリング。長距離ドライブやファミリーユースが多いなら、ディーゼルの経済性と静粛性は大きな武器になります。詳しい比較については、アルピナ D3 S ツーリング vs BMW M3 完全比較ガイドもご参照ください。


4. 2026年以降、アルピナはどうなる?

BMWは2022年にアルピナ商標を取得し、既存体制での生産は2025年末で終了と発表。以降はBMWグループ内ブランドとして再編される予定です。(BMW Group PressClub)

買うなら今が”ファイナル・ブーフローエ製”を手に入れる最後のチャンス。希少性も含め、中長期的なリセールはむしろ安泰という見方もあります。


5. アルピナ D3 S ツーリング購入・維持費用の完全ガイド

  • 新車価格:1,410 万円(2025年モデル) (Goo-net Exchange)
  • 中古相場:2023年式低走行で1,000〜1,100 万円、2021年式で800 万円台まで下落傾向(2025年8月現在、カーセンサー調べ) (carsensor)
  • 燃料代:都内軽油 150円/L、実燃費 14 km/L と仮定 → 1万km走行で約10.7万円
  • 自動車税:排気量3 Lで年5.1万円+環境性能割 3%
  • メンテ費:年間10〜15万円目安(オイル量多め+専用パーツ価格はBMW比約1.3倍)

6. アルピナ D3 S ツーリング購入資金の賢い調達方法

「分割手数料がもったいない」と感じがちな高額車こそ金利の差が家計インパクト大
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7. まとめ ― アルピナ D3 S ツーリングは「静かなる怪物」

アルピナ D3 S ツーリングの高級感溢れるインテリア

  1. アルピナ D3 S ツーリングは355 PS/730 Nmの極太トルクでGTらしい余裕の走り
  2. “猫足”伝統は健在 —— ただし空気圧のチューニングがキモ
  3. 2026年からブランド体制が変わるため、現行モデルの希少価値は上昇見込み
  4. 燃費17 km/Lクラスで長距離も財布に優しい
  5. クラウドローンを活用すれば低金利で狙えるハイエンド・ディーゼル

もちくんのひとこと

Dセグメントの実用性に、V8級のトルクとアルピナ伝統のしなやかさを詰め込んだアルピナ D3 S ツーリング。買い時は「今」、乗り味は「空気圧次第」。試乗の際はタイヤプレッシャー表示をぜひチェックしてみてください!購入検討中の方は、アルピナ D3 S ツーリング オーナーズレビューも参考にされることをおすすめします。


最後までお読みいただきありがとうございました!
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もちくん

ガジェットと車とお酒が好きなサラリーマン。

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