
bZ4X 改良版が2025年9月に日本発売予定との報道が出ています。今回の改良では「新EVシステム」と「新デザイン」により、充電性能と航続距離が大幅に向上。冬場でも約30分で急速充電が可能になるなど、”いま乗りたいBEV”として商品力が大きく強化されました。
速報の要点(3行)
・2025年9月に日本発売見込みという報道。欧州では2025年後半発売が公式に案内済み。(車好き新型車ニュース NewCar 最新自動車情報, トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト)
・改良版は充電性能・航続距離・走り・静粛性を広く底上げ。電池プリコンディショニング(予熱)や新EVナビなどソフト面も拡充。(トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト, レスポンス(Response.jp), The Verge)
・新デザイン(”ハンマーヘッド”顔やアーチ同色化など)と最新装備(大型14インチ画面など)で商品力を強化。北米は名称を「bZ」へ変更。(The Verge, ウィキペディア)
1. bZ4X 改良版の発売時期:日本は9月発売の報道、欧州は後半に公式リリース予定
- 日本:2025年9月に”新EVシステム&新デザイン”の改良版bZ4Xが発売予定との8月17日付の報道。これはメーカー公式発表ではなく報道ベースです。(車好き新型車ニュース NewCar 最新自動車情報, 最新自動車情報)
- 欧州:トヨタは2025年3月に欧州での改良版bZ4Xを正式披露。2025年後半に発売予定と明記。主要スペック(開発目標値)も公式で示されています。(トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト)
公式サイト(日本)でも「NEW bZ4X ティザー」が公開され、外観イメージや新充電サービス「TEEMO」の購入者向けキャンペーン(1年間・月2回/各30分まで無料)などの予告を確認できます。日本発売は「2025年後半以降」のニュアンス。(トヨタ自動車WEBサイト)
2. bZ4X 改良版の新EVシステム――技術的アップデートをやさしく分解
EVの”システム”は大きく電池(セル/パック)・駆動ユニット(モーター/インバータ/ギヤ)・熱マネジメント・充電系(車載充電器/急速充電対応)・ソフトウェア(ルート計画/OTA等)で構成されます。今回のbZ4X 改良版はこの全部にメスが入った、と考えると掴みやすいです。
2-1. bZ4X 改良版のバッテリー:容量選択肢とセル改良、そして”冬に強い”充電
- 容量構成(欧州・開発目標):57.7kWh(航続455km目安)と大容量(73.1〜77.0kWh)の2系統。資料により73.1kWh表記(日本語ページ)と77.0kWh表記(英語ページ)が混在しますが、いずれも開発目標で、地域/測定系の差異があり得る段階です。(トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト)
- プリコンディショニング(予熱)標準化。-10℃でも約30分で急速充電という開発目標を明示(従来の弱点を大幅補強)。(The Verge)
- バッテリーセルの改良(”modified battery cells”)。効率・寿命・充放電制御の最適化が主眼。(トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト)
2-2. 駆動:モーター&eAxleの効率改善、最高252kWまで増強
- 出力レンジ(欧州・開発目標):FWD 123kW / 165kW、AWD 252kW。0-100km/hは5.1秒(高出力AWD)。従来より”走り”をしっかり引き上げています。(トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト)
- BluE Nexus系eAxleの高効率化(損失低減/冷却強化)やSiC半導体採用の報道もあり、電費と出力の両立を狙った正常進化。(The Verge, CAR Magazine)
2-3. 充電器・ソフト:EVらしい”便利さ”を搭載
- 充電ルート自動計画(バッテリー残量と最適充電スポットを考慮)を搭載。従来車へのOTA配信に触れる報道も。(レスポンス(Response.jp), Electrek)
- 北米ではNACS(テスラ規格)やPlug & Charge対応、車名「bZ」へ簡略化する大刷新(※日本/欧州では「bZ4X」を継続)。(The Verge, 沖縄タイムス+プラス)
3. bZ4X 改良版のデザイン刷新:より”クリーン&モダン”なbZ顔へ
- 外観は“ハンマーヘッド”基調の新フロント、オーバーフェンダーの同色化などで”クロスオーバーらしい力感”は残しつつ、のっぺり感を解消。(ウィキペディア)
- 内装は大型14インチの新インフォテインメント(従来12.3インチ)や物理ノブ回帰など、“使い勝手”をちゃんと見直し。(ウィキペディア)
- 日本向けティザーでも、精悍な新顔とSUVらしいラギッド感を両立するコピーが確認できます。(トヨタ自動車WEBサイト)
デザインの詳細については、bZ4X 改良版のエクステリア・インテリア徹底解説もご参照ください。
4. bZ4X 改良版「何がどれだけ良くなった?」を図で見る
flowchart LR classDef k fill:#11233e,stroke:#4dabf7,color:#dbeafe,rx:8,ry:8,stroke-width:2px; start[現行課題\n(冬の充電遅い/電費/静粛性/価格感)]:::k -->|技術改良| sys[新EVシステム\n(セル改良/SiC/熱マネ)]:::k sys -->|充電最適化| precon[プリコンディショニング\n-10℃で約30分目標]:::k sys -->|効率向上| motor[eAxle高効率化\nFWD/ AWD最大252kW]:::k sys -->|快適性| ride[静粛性/乗り味見直し]:::k start -->|商品性強化| design[新デザイン/14インチ画面]:::k design -->|所有体験| nav[EVルート案内/OTA]:::k precon -->|使い勝手向上| result1[冬場の実用充電性能↑]:::k motor -->|走行性能| result2[0-100km/h 5.1秒(目標)]:::k ride -->|満足度| result3[静かで上質な移動体験]:::k nav -->|長距離運用| result4[長距離の"計画不安"低減]:::k
※ 出力・充電・静粛性などは欧州向け開発目標/報道の範囲。実際の日本仕様は発売時に要確認。(トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト, The Verge, レスポンス(Response.jp))
5. bZ4X 改良版の充電体験がどう変わる?(冬のロングドライブ想定)
sequenceDiagram participant D as Driver participant C as Car(bZ4X改良型) participant T as Thermal participant R as Route participant QC as QuickCharger D->>R: 行き先を入力 R-->>D: 充電含む最適ルート提案 D->>C: 出発/ナビ開始 C->>T: |到着予測に合わせ/バッテリー予熱| T-->>C: |温度OK/充電準備完了| C->>QC: |到着&接続| QC-->>C: |急速充電/約30分目標(-10℃)| C-->>D: 次の充電/到着時刻を更新
- 予熱(プリコンディショニング)→適温で一気に充電→次の充電計画も自動更新。冬の“充電読めない不安”を、仕組み側で大きく緩和する狙い。(The Verge, レスポンス(Response.jp))
6. bZ4X 改良版の公式スペック(開発目標値・欧州)要点まとめ
- 駆動/出力:FWD 123/165kW、AWD 252kW
- 航続目標:445/573/520km(WLTP)
- 加速:0-100km/h 5.1秒(AWD高出力)
- 電池:57.7kWh+大容量(73.1〜77.0kWh)の二本立て
- 充電:プリコン標準化、寒冷地でも約30分(-10℃)を目指す
(※いずれも開発目標/欧州公表。日本仕様は発売時の公表値に従う)(トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト, The Verge)
7. bZ4X 改良版の価格と買い方:国内は”値下げ+施策”で再起動か
- 現行の国内価格はG 550万円〜 / Z 600万円〜(FWD)が目安でしたが、2025年は大幅値下げ(50万円超)を年後半にも実施し、補助金後”実質400万円前後”を狙うとの業界報道が出ています。上級に”長航続グレード(700km級)”追加の観測も。(価格.com, ウエインズトヨタ神奈川, NetDenJD)
- トヨタは新サービス「TEEMO」の開始を予告し、購入者向け1年無料(上限あり)など“所有体験のイニシャル負担”を下げる仕掛けも用意。(トヨタ自動車WEBサイト)
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8. bZ4X 改良版と競合比較:アリア/モデルY/BYD勢と比べて
- 日産 アリア:内装質感や静粛性は高評価。bZ4X改良版で冬の充電と長距離計画が整えば、普段使い+たまの遠距離という”ファミリーの現実解”で真っ向勝負。
- テスラ モデルY:充電網(Supercharger/NACS)や効率が強み。北米の”bZ”はNACS/Plug&Charge対応を打ち、エコシステム接続力を補強。(The Verge)
- BYD/中国勢:価格/装備競争が激化。国内値下げ・施策の報道は価格競争力の底上げそのもの。(NetDenJD)
9. bZ4X 改良版の実用視点「良いところ/気になるところ」
良いところ
- 冬の充電”読める化”(予熱+ルート最適化)。
- 走り/静粛性の底上げ(eAxle刷新・ボディ/サス見直し)。(トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト)
- デザイン/内装の質感向上(14インチ/物理ノブ)。(ウィキペディア)
- 国内は価格テコ入れ+充電施策(TEEMO1年無料/上限あり)。(トヨタ自動車WEBサイト)
気になるところ
- 最大DC 150kW級は競合の”最大値”には届かない可能性(ただし充電カーブ改善で実効は大きく向上)。(ウィキペディア)
- 航続/電池容量の表記差(73.1 vs 77.0kWh)は地域/測定系差の可能性。日本仕様の正式値待ち。(トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト)
10. bZ4X 改良版「買い時」の指針:9月の日本仕様発表〜年内納車を想定
gantt dateFormat YYYY-MM-DD title bZ4X改良版 ローンチの見取り図(報道/公式混在・暫定) section 公開情報 欧州で新型初披露 :2025-03-12, 3d 欧州発売(後半予定) :2025-10-01, 30d section 日本(報道ベース) 日本発売見込み(9月) :2025-09-15, 10d section 北米 名称bZへ移行/機能拡充 :2026-01-15, 20d
- 日本ユーザーの勝ち筋は、(1)国内正式スペック/価格の発表を待ってから(2)補助金/充電施策の適用可否を確認し(3)ローン金利を横断比較で叩く——の三段構え。
11. さいごに:bZ4X 改良版は”やっと整った”——定番SUVの”電気版”として現実解に
初期のbZ4Xは、真面目で堅実ながら「冬の急速充電」と「価格」で”あと一歩”感が否めませんでした。bZ4X 改良版では、EVが暮らしの道具として使われる上でのツボ(充電カーブ/予熱/ルート案内)をきっちり押さえ、走りや静粛性まで広く底上げ。さらに国内価格テコ入れとTEEMO施策でオーナー体験への入口も拡げます。「プリウス的・普通の良さ」をEVに持ち込めるか——2025年秋のbZ4X 改良版日本仕様は、その試金石です。(レスポンス(Response.jp), The Verge, トヨタ自動車WEBサイト, NetDenJD)
関連リンク(公式/一次情報ほか)
- トヨタ グローバルニュースルーム:欧州でbZ4X改良版を初披露(2025年3月12日発表。主要諸元/後半発売予定)(トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト)
- 国内ティザー:「NEW bZ4X」&TEEMO(購入者1年無料の予告)(トヨタ自動車WEBサイト)
- 報道:日本は2025年9月発売見込み(8/17報道)/国内大幅値下げの業界紙報道(6/10)(車好き新型車ニュース NewCar 最新自動車情報, 最新自動車情報, NetDenJD)
- 改善点の解説(英語):The Verge/Car and Driver/Electrek(デザイン/モーター出力/プリコン等)(The Verge, カーアンドドライバー, Electrek)
付録:bZ4X 改良版 購入前チェックリスト(保存版)
- 日本仕様の最終スペック(航続・充電・出力・ACCの停止保持や渋滞支援などの細目)。
- 価格と見積(補助金・下取り・オプション・メンテパック)。
- 充電動線(自宅200V/6kW以上の工事可否、職場・近隣QCの混雑)。
- 保険/税/電気代(夜間プラン×EV割引、V2Hの将来対応)。
- 金利(ディーラー以外も必ず比較。1%台が拾えれば”総額”が大きく変わる)。
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モグモブログの関連記事(EV/資金計画の読み物)
他のEV車種との比較については、bZ4X 改良版とアリア・モデルY徹底比較も合わせてご覧ください。
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免責
本記事はメーカー公式発表(欧州)と国内報道を突き合わせて構成しています。日本仕様の最終スペック/価格は発売時点の公式情報を必ずご確認ください。仕様値は開発目標や地域測定差が含まれ、記事時点から変更される可能性があります。(トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト, 車好き新型車ニュース NewCar 最新自動車情報)
(以上)