三菱自動車は2026年8月20日、ナビゲーションシステムについて国土交通省へ届け出ました。今回のアウトランダーPHEV リコール5865は13,226台が対象です。改善措置は2026年8月21日から始まります。
不具合の原因はナビゲーションシステムの制御プログラムが不適切なことです。ナビが起動しない、使用中に再起動する、液晶画面が黒くなる・固まる、意図しないスクロールが起きることがあり、その結果、直前直左または後退時のカメラ映像を表示できず、保安基準に適合しないおそれがあります。不具合報告は52件、事故は0件です。
ただし、同じアウトランダーPHEVでも全車が対象とは限りません。国の公表範囲に車台番号が入っていても、対象外車が含まれる場合があります。この記事では、車検証での候補確認からメーカー・正規販売店での個別照合、症状が出たときの安全行動、無償修理の確認までを順番に説明します。さらに、購入検討者向けには、2026年8月20日時点の現行車の公式諸元とグレード差も別節で整理します。
最初に結論
- 対象候補:型式5LA-GN0W、車台番号GN0W-0500101〜GN0W-0603102、製作期間2024年10月14日〜2026年2月16日を確認し、最後はメーカー検索または正規販売店で個別照合します。
- ナビの黒画面・フリーズ・再起動がある:カメラ映像に頼らずミラーと目視で安全を確認し、安全に動かせない場合は停車して販売店へ相談します。
- 症状がない:症状の有無は対象判定ではありません。対象なら対策版ソフトへの書き換えを予約します。
- 中古車を検討中:車台番号照会結果、リコール実施日、作業明細を納車前に確認します。
アウトランダーPHEVリコール5865で最初に確認する4点
5865。2026年8月20日届出、21日開始。
5LA-GN0W。車検証の型式欄を確認。
GN0W-0500101〜GN0W-0603102。
2024年10月14日〜2026年2月16日。
対象13,226台、不具合52件、事故0件。範囲内でも個別照合が必要です。
確認するのは「届出番号」「型式」「車台番号」「製作期間」の4点です。届出番号5865、型式5LA-GN0Wに加え、車検証に記載された車台番号全体を確認してください。登録年月やボディカラー、グレード名だけでは対象を確定できません。

購入前に支払い計画を確認
金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
対象候補・症状あり・購入検討の3ケース
すでに所有している人は、車検証を手元に置き、三菱自動車のリコール検索または正規販売店へ照会します。ナビが一度でも黒画面になったり再起動したりした人は、発生日時、始動直後か走行中か、シフト位置、カメラ映像の有無、自然復旧したかを記録して伝えると確認が進みやすくなります。
中古車の購入を検討している人は「対象外です」という口頭説明だけで終わらせず、17桁の車台番号による照会結果と、実施済みなら作業明細を確認します。対象車でも改善措置が済んでいれば、今回の案件について未実施という意味ではありません。ただし、ほかの整備状態や保証は別に確認が必要です。
事故0件でも先送りしない理由
事故0件は、国土交通省への届出時点で事故報告がなかったという事実です。カメラ映像が出ない可能性や保安基準不適合のおそれがなくなったという意味ではありません。不具合報告が52件あるため、症状が再現しなくても、対象車は案内に沿って改善措置を受けるのが基本です。
対象13,226台を車台番号と製作期間で確認する
公表範囲には対象外車が含まれる場合があります。
国土交通省が公表した対象範囲は次のとおりです。表は「候補を絞るための範囲」であり、個別車両の最終判定表ではありません。
| 確認項目 | 公表内容 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 車名 | 三菱 アウトランダーPHEV | 車検証の車名と通称名を確認 |
| 型式 | 5LA-GN0W | 車検証の「型式」欄を確認 |
| 車台番号の範囲 | GN0W-0500101〜GN0W-0603102 | 車検証の番号全体で照合 |
| 製作期間 | 2024年10月14日〜2026年2月16日 | 販売店照会で個別確認 |
| 対象台数 | 13,226台 | 自車の対象可否とは別の総数 |
型式・車台番号・製作期間・台数
型式は対象仕様を大きく絞る情報、車台番号は個体を識別する情報、製作期間は製造時期の候補範囲です。3つが候補範囲に入っていても、改修済みの車両や対象外車が含まれる可能性があるため、「範囲内=未修理の対象車」とは断定できません。
一方、13,226台は届出全体の台数です。グレード別の対象台数は公表資料で分けられておらず、M、G、Pなどのグレード名で対象を決めるものではありません。
車台番号検索から実施済み確認まで
- 車検証で型式と車台番号を確認する。
- 三菱自動車のリコール検索へ車台番号を入力するか、正規販売店へ届出番号5865として照会する。
- 対象なら、部品ではなくナビ制御ソフトの書き換えであること、所要時間、予約日、当日の車両使用可否を確認する。
- 作業後はメーカー検索の「実施済」表示と作業明細を確認し、車両記録と一緒に保管する。
さらに、検索結果が分かりにくい、名義変更直後で情報反映が不明、並行して別のリコールが表示された、といった場合は画面だけで判断せず正規販売店に確認してください。三菱自動車のお客様相談センターは公式届出資料で0120-324-860と案内されています。
ナビ黒画面・再起動でカメラ映像が出ない理由
- 11 制御
ナビ制御プログラムが不適切。
- 22 画面
起動失敗、再起動、黒画面、フリーズ等。
- 33 カメラ
直前直左・後退時映像を表示できない場合。
- 44 基準
保安基準に適合しないおそれ。
一時的に画面が戻っても、対策版への書き換え済みとはいえません。
今回の不具合部位は「後写鏡等(ナビゲーションシステム)」です。国土交通省の資料は、不適切な制御プログラムによりナビが起動しない、再起動、黒画面、フリーズ、意図しないスクロールが発生することがあると説明しています。

不適切な制御プログラムから基準不適合まで
不具合の流れは次のように整理できます。
- ナビゲーションシステムの制御プログラムが不適切。
- ナビの起動失敗、再起動、黒画面・フリーズ、意図しないスクロールが発生する場合がある。
- 直前直左または後退時に必要なカメラ映像を表示できない場合がある。
- その状態では、直接視界または後退時車両直後確認装置に関する保安基準に適合しないおそれがある。
また、現行アウトランダーPHEVは12.3インチのスマートフォン連携ナビゲーションを全グレードに標準装備し、マルチアラウンドモニターの映像もこの画面に表示します。ただし、大画面であることや装備グレードの高さは、今回の対象判定とは関係ありません。
発生52件・事故0件の読み方
一方、52件は市場からの情報を受けて把握された不具合件数、事故0件は届出時点の事故件数です。ただし、分母13,226台に対する単純な発生率だけで、自車の安全や今後の発生を予測することはできません。ソフトが一時的に正常表示へ戻っても、対策版へ書き換えたことにはなりません。
症状が出たときに運転者が取る安全行動
- 11 停止
急な後退や切り返しを止める。
- 22 直接確認
ミラーと目視で人・障害物を確認。
- 33 判断
十分に見えない場所では動かさない。
- 44 連絡
販売店またはロードサービスへ。
- 55 記録
日時、画面、シフト位置、復旧有無を伝える。
マルチアラウンドモニターは周囲確認を補助する装置です。
まず、三菱自動車の取扱説明書は、マルチアラウンドモニターを運転者の周囲確認を補助する装置とし、映像だけに頼らず、ミラーと目視で周囲の安全を直接確認するよう案内しています。これは正常時にも共通する原則です。
ミラーと目視を優先する手順
ナビ画面が黒い、固まった、再起動した、後退時にカメラ映像へ切り替わらない場合は、次の順で対応します。
- 急な後退や切り返しを止め、ブレーキを保持する。
- ミラーと目視で人、障害物、隣接車との距離を確認する。
- 同乗者に車外で誘導してもらう場合も、合図だけに頼らず運転者が安全を確認する。
- 十分な視界を確保できない場所では動かさず、安全な位置で販売店またはロードサービスへ相談する。
- 画面が戻っても、対象照会と改善措置の予約を省略しない。
さらに、取扱説明書には、カメラの死角、レンズ特性による距離感の違い、周囲の明るさなどの制約も示されています。したがって、画面が正常に映っている場合でも、映像は安全確認の補助です。
販売店へ伝える記録
販売店には、発生日と時刻、外気温、始動からの時間、停車中か走行中か、シフト位置、黒画面・フリーズ・再起動・スクロールのどれか、カメラ映像が出たか、警告表示、自然復旧の有無を伝えます。写真や短い動画を安全に記録できていれば役立ちますが、症状を再現するための運転はしないでください。
ただし、ナビの電源操作や車両再始動で表示が戻る可能性はありますが、この記事では自己流のリセットを修理方法として勧めません。改善措置は正規の手順で制御ソフトを書き換える作業です。
安全支援機能全般を点検するときは、アウトランダーPHEVのe-Assist確認ガイドも合わせて確認できます。今回のナビ案件と運転支援システムの機能確認は分けて扱ってください。
改善措置・予約・実施済み確認の流れ
- 1 個別照会
車台番号と届出番号5865で確認。
- 2 予約
所要時間、日程、車両使用を確認。
- 3 入庫
症状と発生条件を伝える。
- 4 書き換え
ナビ制御ソフトを対策版へ。
- 5 保管
実施済み表示と作業明細を保存。
対象リコールの改善措置は無償です。
改善措置は、対象となる全車両のナビゲーションシステム制御ソフトを対策版へ書き換えることです。国土交通省資料に部品交換の記載はありません。対象車の改善措置はリコールとして無償で行われます。

対策版ソフトへの書き換え
予約時には、届出番号5865、車台番号、現在の走行距離、症状の有無を伝えます。所要時間や代車の扱いは店舗の混雑、車両状態、ほかの同時作業で変わるため、利用する正規販売店へ個別確認してください。
そのうえで、入庫後は、作業明細に届出番号またはナビ制御ソフトの対策作業が分かる記載があるかを確認します。メーカーの車台番号検索に「実施済」と表示されるかも確認し、反映に時間がかかる場合は販売店へ目安を聞いておくと安心です。
一時復旧と修理完了を混同しない
エンジンをかけ直して画面が戻った、数日間再発していない、中古車店で正常表示を確認した、という事実だけでは改善措置済みとは判断できません。作業記録とメーカー照会の両方で確認します。
一方、リコール作業済みは車両全体の品質保証ではありません。中古車ではナビ以外の故障歴、駆動用バッテリーの保証条件、充電機能、タイヤ摩耗、定期点検記録を別に確認してください。
現行アウトランダーPHEVの公式主要諸元
全車4WD、前85kW・後100kWモーター、22.7kWh電池を共有します。
ここからはリコール対象範囲ではなく、2026年8月20日時点で三菱自動車が掲載する現行アウトランダーPHEVの購入検討用情報です。リコール対象車の製造時点の仕様と混同しないよう、現在の公式主要諸元を実用上重要な項目までまとめます。
実用上確認したい全項目
| 項目 | M 5人乗り | G/P/P Executive Package/BLACK Edition |
|---|---|---|
| 型式・駆動方式 | 5LA-GN0W・4WD | 5LA-GN0W・4WD |
| 乗車定員 | 5人 | 5人または7人 |
| 全長×全幅×全高 | 4,720×1,860×1,745mm | 4,720×1,860×1,750mm |
| 室内長×室内幅×室内高 | 1,920×1,520×1,220mm | 5人: 1,920×1,520×1,220mm/7人: 2,450×1,520×1,220mm(サンルーフ装着車は室内高1,195mm) |
| ホイールベース | 2,705mm | 2,705mm |
| トレッド 前/後 | 1,590/1,595mm | 1,590/1,595mm |
| 最低地上高 | 195mm | 200mm |
| 車両重量 | 2,070kg | 5人: G 2,110kg、P 2,120kg、P Executive/BLACK 2,140kg。7人: G 2,150kg、P 2,160kg、P Executive/BLACK 2,180kg |
| 最小回転半径 | 5.5m | 5.5m |
| WLTCモード燃費 | 17.6km/L(市街地19.1、郊外16.8、高速17.6) | 17.2km/L(市街地17.8、郊外16.3、高速17.6) |
| EV走行換算距離 | 106km | 102km |
| 交流電力量消費率 | 218Wh/km(市街地208、郊外209、高速230) | 227Wh/km(市街地216、郊外222、高速238) |
| 一充電消費電力量 | 23.22kWh | 23.22kWh |
| エンジン型式・種類 | 4B12 MIVEC、DOHC16バルブ直列4気筒 | |
| 内径×行程・総排気量 | 88.0×97.0mm・2.359L | |
| 圧縮比 | 11.7 | |
| エンジン最高出力・最大トルク | 98kW/5,000rpm・195Nm/4,300rpm | |
| 燃料供給・使用燃料・タンク | ECI-MULTI・無鉛レギュラーガソリン・53L | |
| 前/後モーター型式 | S91/YA1 | |
| 前/後モーター定格出力 | 40/40kW | |
| 前/後モーター最高出力 | 85/100kW(約116/136PS相当) | |
| 前/後モーター最大トルク | 255/195Nm | |
| 駆動用バッテリー | リチウムイオン電池・総電圧355V・総電力量22.7kWh | |
| 最終減速比 エンジン/前モーター/後モーター | 3.431/9.383/8.153 | |
| ステアリング | ラック&ピニオン、電動パワーステアリング | |
| サスペンション 前/後 | マクファーソンストラット/マルチリンク | |
| ブレーキ 前/後 | ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク | |
| タイヤ | 235/60R18 103H | 255/45R20 101W |
グレード・定員で変わる数値
型式・駆動・定員: 全車が5LA-GN0Wの4WDです。Mは5人乗りだけ、G以上は5人乗りと7人乗りを選べます。リコールはグレード名ではなく個別の車台番号で判定します。
外寸・室内寸法: さらに、全長4,720mm、全幅1,860mm、ホイールベース2,705mm、前後トレッドは共通です。Mだけ全高が5mm低く、最低地上高も5mm低い195mmです。7人乗りの室内長2,450mmは3列目を含む測定値で、5人乗りの荷室長を直接示す数字ではありません。サンルーフ装着車は室内高が25mm小さくなるため、頭上感覚は実車で確かめたい項目です。
重量・取り回し: 一方、車両重量はMの2,070kgから上級7人乗りの2,180kgまで110kgの幅があります。最小回転半径は全車5.5mです。数値上の旋回性はグレードで変わりませんが、全幅1,860mmがあるため、狭い駐車場ではカメラだけでなくミラーと目視を組み合わせる必要があります。
燃費・EV距離・電費: また、Mは18インチタイヤと軽い車重を背景に、WLTC燃費17.6km/L、EV走行換算距離106km、交流電力量消費率218Wh/kmです。G以上は17.2km/L、102km、227Wh/km。高速モード燃費は全車17.6km/Lで、差は主に市街地・郊外側に出ています。一充電消費電力量23.22kWhは全車共通です。
エンジン: 2.4L直列4気筒は98kW・195Nmで、レギュラーガソリンを使い、タンクは53Lです。内径88.0mm、行程97.0mmのロングストローク設計、圧縮比11.7という構成は、PHEVシステムの発電・駆動を担うエンジンの基礎仕様を示します。燃料供給はECI-MULTIです。
モーター・電池・減速比: さらに、前85kW・255Nm、後100kW・195Nmのモーターと22.7kWh、355Vのリチウムイオン電池を全車で共有します。定格出力40kWは連続運転側の基準、最高出力は短時間を含む最大能力で、同じ意味ではありません。最終減速比はエンジン3.431、前モーター9.383、後モーター8.153です。一般的な多段ATの「何速」という見方より、前後モーターの減速機とPHEV制御を一体で読む車です。
操舵・足回り・ブレーキ・タイヤ: 最後に、電動ラック&ピニオン、前ストラット/後マルチリンク、前後ベンチレーテッドディスクは共通です。Mは235/60R18、そのほかは幅が20mm広く扁平率が低い255/45R20です。荷重指数・速度記号も含め、交換時は公式指定サイズと車両ラベルを確認してください。
諸元を組み合わせて走りと使い勝手を読む
85kW・255Nm/100kW・195Nm。
2,070〜2,180kg。軽快さには負担。
前9.383/後8.153で駆動力へ変換。
ツインモーター4WDとS-AWCを協調。
18インチは効率寄り、20インチは幅広。
本文の走行感は公式諸元からの見立てで、実車試乗評価ではありません。
最高出力だけを見ても、車の加速感、曲がりやすさ、乗り心地は決まりません。アウトランダーPHEVでは、モーターのトルクの出方、2トンを超える重量、前後の減速比、ツインモーター4WDとS-AWC、タイヤの違いを一緒に読む必要があります。

モーター・重量・減速比・4WDの相互作用
前255Nm、後195Nmの最大トルクを持つモーターは、エンジンの最大トルク発生回転数4,300rpmを待たずに駆動力を作れる構成です。前後に別々のモーターと減速比を持ち、S-AWCで駆動・制動を協調させるため、発進や低速の扱いやすさと、濡れた路面での姿勢づくりを狙った設計だと読めます。一方で車重は2,070〜2,180kgあり、軽量スポーツカーのような身軽さを意味する数値ではありません。これは公式諸元の相互関係からの見立てで、実車試乗評価ではありません。※推測です
エンジン98kWに前後モーターの最高出力を単純加算して「合計何kW」と断定するのも適切ではありません。電池出力、発電と駆動の配分、速度域、制御上限が関わるためです。高速合流ではモーターの即応性と2.4Lエンジンの持続力を組み合わせやすい一方、長い登坂や充電状態では体感が変わると考えられます。これもシステム構成からの見立てです。※推測です
18インチと20インチ、定員・室内寸法の違い
Mの235/60R18はサイドウォールが厚く、車重も上級車より40〜110kg軽いため、段差の当たり、タイヤ交換費、電費を重視する使い方と相性がよい可能性があります。20インチの255/45R20は接地幅と操舵応答、外観上の存在感を狙いやすい一方、荒れた路面の入力や交換費は18インチより意識したいところです。銘柄、空気圧、路面、荷重で体感は変わるため、これはサイズと重量からの見立てです。※推測です
7人乗りは緊急的に人数を増やせることが利点ですが、3列目使用時の荷物量、乗降、チャイルドシート配置は寸法表だけでは判断できません。普段5人以下で荷室を使うのか、年に数回でも6〜7人を乗せる必要があるのかを先に決め、実車で3列目と荷室を同時に確認してください。
S-AWCの考え方や雪道・雨天での使い分けは、三菱S-AWC搭載SUVの選び方で別に整理しています。外部給電まで検討する場合は、V2Hと外部給電の確認ポイントも参考になります。
M・G・P・P Executive Package・BLACK Editionの違い
G以上の7人乗りは同グレード5人乗りより91,300円高。Mは5人乗りのみです。
2026年8月20日時点のメーカー希望小売価格を5人乗りでそろえました。全車が同じ2.4L PHEV、ツインモーター4WD、22.7kWh電池を使うため、価格差の中心は定員、タイヤ、快適・音響・外観装備です。
5人乗り価格差と装備差
| グレード | 5人乗り価格 | Mとの差 | 主な違い | 価格差の意味 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|---|
| M | 5,369,100円 | 基準 | 18インチ、ファブリック、12.3インチナビ、マルチアラウンドモニター、MI-PILOT、Yamaha Premium 8スピーカー | PHEVの動力・電池を維持し、装飾と上級快適装備を抑える | 5人乗りで十分、電費・乗り心地・初期負担を優先する人 |
| G | 5,985,100円 | +616,000円 | 20インチ、7人乗り選択可、装備を充実した標準モデル | 定員選択と外観・日常装備へ約62万円を払う | 3列目の可能性を残し、装備と負担の均衡を取りたい人 |
| P | 6,419,600円 | +1,050,500円 | 心地よさを高めた上級装備、7人乗り選択可 | Mから約105万円で、日々触れる内装・快適性を上げる | 長距離利用が多く、上質感を優先する人 |
| P Executive Package | 6,700,100円 | +1,331,000円 | セミアニリン本革、Yamaha Ultimate 12スピーカー、HUD、3ゾーン空調、ベンチレーション・マッサージ、デジタルミラーなど | Mから約133万円で後席を含む快適装備を最大化 | 送迎や長距離で前後席の快適性と音響を重視する人 |
| BLACK Edition | 6,810,100円 | +1,441,000円 | 黒基調の20インチホイール、エンブレム、内外装、アダプティブLEDなど | P Executiveより110,000円高く、最上級装備一辺倒ではなく黒い意匠へ価値を置く | 装備だけでなく統一感のある黒い外観を指名買いする人 |
一方、P Executive PackageとBLACK Editionは単純な上下関係ではありません。P Executive Packageは本革、音響、空調、シート機能など快適性の頂点を狙い、BLACK Editionは黒い意匠と専用感を重視します。11万円の差だけで選ぶより、欲しい装備の方向を合わせる方が納得しやすいです。
7人乗りの追加負担と選び方
さらに、7人乗り価格はGが6,076,400円、Pが6,510,900円、P Executive Packageが6,791,400円、BLACK Editionが6,901,400円で、それぞれ同グレードの5人乗りより91,300円高い設定です。Mに7人乗りはありません。
9万1,300円の差で定員を2人増やせますが、7人乗りは同等グレードの5人乗りより40kg重くなります。常時7人で長距離を快適に移動するミニバン代替と即断せず、3列目の座り方、乗降、荷室、充電ケーブルの収納まで家族で実車確認してください。
新車・中古車の商談で聞く10項目
17桁車台番号と5865の照会結果。
実施日、ソフト書き換え、明細。
ほかの未実施リコール。
黒画面、再起動、カメラ不表示。
新車・特別・駆動用電池の条件。
ナビ、前後カメラ、画面操作。
対象照会、作業記録、現在の動作は別々に確認します。
リコール確認と車両状態の確認を混ぜると、何が未確認か分かりにくくなります。次の10項目を、回答・書類・実車の3種類に分けて聞きます。

対象照会・修理記録・保証
- 17桁の車台番号は何か。
- 届出番号5865の対象照会結果はどうか。
- 対象なら改善措置の実施日はいつか。
- ナビ制御ソフト書き換えが分かる作業明細はあるか。
- ほかに未実施のリコールやサービスキャンペーンはないか。
- ナビ黒画面、再起動、フリーズ、カメラ不表示の申告・修理歴はあるか。
- 新車保証、特別保証、駆動用バッテリー保証の残期間と継承条件は何か。
ナビ・カメラの実車確認
- 始動直後と数分使用後にナビが安定しているか。
- カメラスイッチとリバース操作でマルチアラウンドモニターへ切り替わるか。
- 前後カメラ、ガイド線、画面タッチ、意図しないスクロール、再起動がないか。
正常表示を確認できても、リコール実施済みの証明にはなりません。反対に、修理済みでも画面、カメラ、配線、レンズ汚れなど別原因の不調がないとは限りません。「対象照会」「作業記録」「現在の動作」を別々に確認します。
M 5人乗りを4方式で比べる
残価234万2,000円と5.9%は比較条件。審査、変動金利、手数料等で結果は変わります。
クラウドローン最低金利想定と比べると、残価設定ローンは699,048円、ディーラーローン仮定は577,082円、銀行ローン上限想定は188,466円、総支払額がそれぞれ高い試算です。ただし、これは同じ車種・グレード・価格・頭金条件にそろえた比較で、実際の審査・契約結果ではありません。
安全確認を済ませたうえで新車購入を検討する人向けに、M 5人乗り4WDの車両本体価格5,369,100円を同じ条件で試算します。4方式は同じ車種・グレード・価格・頭金条件で、頭金0円、ボーナス払い0円、税金・登録諸費用・保証料・保険等を含めず、60回を基準にしました。
共通条件と金利の出典
- 残価設定ローンは三菱自動車のM掲載例にある実質年率4.9%、最終回2,342,000円を使い、比較のため頭金・ボーナスを0円に組み直しました。59回の均等額と最終回残価を支払って所有する前提です。
- ディーラーローン5.9%は比較用の仮定で、三菱販売店の実際の提示金利ではありません。
- 銀行ローンは三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」の2026年7月1日時点の変動金利1.925〜3.250%から、上限3.250%を使います。
- クラウドローン経由の想定は同じ銀行商品の最低1.925%を候補金利として使います。クラウドローンは金融機関そのものではなく、借り手と金融機関をつなぐ比較・マッチングサービスです。最低金利の適用は保証されません。
試算結果は、残価設定が月66,550円・最終回2,342,000円・総利息965,882円・総支払額6,334,982円、ディーラーローン仮定が月103,550円・総利息843,916円・総支払額6,213,016円、銀行上限が月97,073円・総利息455,300円・総支払額5,824,400円、最低金利想定が月93,932円・総利息266,834円・総支払額5,635,934円です。
最低金利想定との差は、残価設定が699,048円、ディーラーローン仮定が577,082円、銀行上限が188,466円です。表示上は1円単位に丸めているため、実契約では初回・最終回の調整があり得ます。
【PR】 金融機関ごとの候補金利を比べたい場合は、クラウドローンでマイカーローンを比較する方法があります。クラウドローンは貸し手ではなく比較・マッチングサービスです。審査結果と適用金利は申込者や金融機関で異なり、最低金利の適用を保証するものではありません。
月額の低さと総支払額を分けて読む
残価設定は最終回2,342,000円を後ろへ置くため、月々は最も低く見えます。しかし5年後に車を所有するなら最終回を支払う必要があり、今回の共通条件では総支払額が最も大きくなります。返却・乗り換えを選ぶ場合は走行距離や車両状態など契約条件も確認してください。
一方、通常ローンは月額が高くても、残価を最後に残しません。金利差は総利息に直結しますが、変動金利は将来変わる可能性があります。実際には審査、借入期間、保証料、繰上返済条件、登録諸費用を含めた見積書で比較してください。
アウトランダーPHEVリコール5865でよくある質問
いいえ。車台番号で個別確認。
対象外車を含む場合がある。
対象なら改善措置を受ける。
修理完了の証明にはならない。
対象リコールの措置は無償。
実施記録と現在状態を別々に確認。
グレードではなく型式・車台番号・個別照会で判定します。
対象・費用・予約・中古車の疑問

Q. GN0Wなら全部対象ですか? A. いいえ。型式に加え、車台番号、製作期間、個別照会で確認します。
Q. 公表された車台番号の範囲内なら必ず対象ですか? A. 必ずとは限りません。国土交通省資料は、範囲内に対象外車が含まれる場合があると注記しています。メーカー検索または正規販売店で確定してください。
Q. ナビが正常なら修理は不要ですか? A. 症状の有無は対象判定ではありません。対象車は対策版ソフトへの書き換えを受けます。
Q. 黒画面になったら再起動すれば終わりですか? A. いいえ。一時的に表示が戻っても改善措置済みとはいえません。安全を確保し、対象照会と入庫予約を進めます。
Q. カメラが出なくてもミラーだけで走ってよいですか? A. 運転者にはミラーと目視による直接確認が必要ですが、十分な視界を確保できない場所で無理に動かすべきではありません。安全な位置で販売店やロードサービスへ相談してください。
Q. 改善措置は有料ですか? A. 対象リコールの改善措置は無償です。リコールと無関係な故障や作業は別扱いになる場合があります。
Q. 中古車は買わない方がよいですか? A. リコール対象だった事実だけで一律に判断する必要はありません。改善措置の実施、現在の動作、整備履歴、保証、車両状態を分けて確認します。
Q. どのグレードがリコール対象ですか? A. 公表資料はグレード別ではなく、型式5LA-GN0Wと車台番号範囲で示しています。グレード名だけでは判定できません。
まとめ|車台番号照合と無償修理を先に済ませる
- 11 車検証
型式と17桁車台番号を確認。
- 22 個別照合
届出番号5865で公式確認。
- 33 予約
対象ならソフト書き換えを予約。
- 44 安全行動
画面不調時は目視とミラーを優先。
- 55 記録保管
実施済み表示と明細を保存。
事故0件でも、対象照会と改善措置を先送りしません。
アウトランダーPHEVのリコール5865は、ナビの制御プログラムにより画面やカメラ映像を表示できない場合がある案件です。対象は13,226台、車台番号GN0W-0500101〜GN0W-0603102、製作期間2024年10月14日〜2026年2月16日。不具合52件、事故0件で、改善措置はナビ制御ソフトの対策版への書き換えです。
今日進める5段階
- 車検証で型式と車台番号を確認する。
- 届出番号5865としてメーカー検索または正規販売店で個別照合する。
- 対象なら改善措置を予約し、症状があれば発生条件を伝える。
- 画面不調時はカメラに頼らずミラーと目視を優先し、無理に動かさない。
- 作業後は実施済み表示と明細を保存する。
現行車のグレードを選ぶ場合も、まず必要定員を決め、その次に18/20インチ、快適装備、価格差の意味を見ます。リコール確認と購入判断を同じ一言で済ませず、個別照合、実車確認、書面確認へ分けることが大切です。
次に読むなら
参照した主な情報源
- 国土交通省「リコールの届出について(三菱 アウトランダーPHEV)」
- 国土交通省「リコール届出一覧表(届出番号5865)」
- 国土交通省「改善箇所説明図」
- 三菱自動車「リコール等対象車両検索」
- 三菱自動車 取扱説明書「マルチアラウンドモニター」
- 三菱自動車「アウトランダーPHEV 主要諸元」
- 三菱自動車「アウトランダーPHEV グレード」
- 三菱UFJ銀行「ローン金利」
- クラウドローン「サービスについて」
※本記事は2026年8月20日時点の公表情報を基にしています。個別車両の対象可否、使用可否、修理内容、所要時間は三菱自動車または正規販売店へ確認してください。
