
新型リーフ B7がついに日本向けに正式発表されました。10月8日、日産が公開した新型リーフ B7の詳細は、EVファンの期待を大きく超える内容でした。受注は10月17日スタート、納車は2026年1月末ごろから順次。最長WLTC 702km(B7 X)という強烈な数字、150kW対応の急速充電(10→80% 約35分)、そして価格は518万8,700円〜。グレードはB7 X / B7 G(&AUTECH特別仕様)という構成です。国内はCHAdeMO、北米はNACS(テスラ規格)、欧州はCCSと地域最適の充電口も明示されました。(日産ニュース)
新型リーフ B7徹底解説の狙い(やさしく・深く・家計目線も)
- 難しい専門用語は都度かみ砕きつつ、なにが新しく/どれだけ使いやすくなったのかを整理
- 「航続702km」の”中身”を電費(Wh/km)や充電性能から読み解く
- 価格・装備・補助金の目線、さらに家計(新NISA・iDeCo・オルカン/S&P500)とのバランスの取り方まで触れます
- ローン検討にはスポンサー:クラウドローンも最後にご案内(最安金利の比較に便利)
新型リーフ B7の要点(日本仕様)
- グレード:B7 X(ベース)/B7 G(上級)/AUTECH特別仕様
- 価格:B7 X 518万8,700円、B7 G 599万9,400円、AUTECH 651万3,100円(メーカー発表)(レスポンス(Response.jp))
- バッテリー:78kWh(可用量約75.1kWh)(EVsmartブログ)
- 航続距離(WLTC):最長702km(B7 X)/B7 Gは公表値近似で〜702km(電費133Wh/km)(webCG)
- 電費(消費電力量):B7 X 約130Wh/km、B7 G 約133Wh/km(WLTC)=実用効率が大幅改善(webCG)
- 急速充電:150kW対応、10→80% 約35分(条件付きデータ)(Electrek)
- 充電口:日本=CHAdeMO(北米=NACS、欧州=CCS)(日産ニュース)
- 運転支援:プロパイロット2.0(B7 Gに設定)、リモートパーキング等の先進装備を設定(www-asia.nissan-cdn.net)
- 寸法:全長4,360×全幅1,810×全高1,550mm(PP2.0装着車は1,565mm)(日産ニュース)
- 受注・納車:10/17受注開始/2026年1月末ごろ納車予定(レスポンス(Response.jp))
新型リーフ B7の航続702km性能を分解
1) 「電費」がモノを言う:130〜133Wh/km
電費とは1km走るのに使う電力量(Wh)。数値が小さいほど省エネ=長く走れる。B7 Xで130Wh/km、B7 Gで133Wh/kmというのは、空力・駆動効率の作り込みが良い証拠です。78kWhの”タンク”にこの効率を掛け合わせれば、WLTCで700km級になる理屈に。(webCG)
2) 新型リーフ B7の78kWh”大容量”+熱マネジメント
新型リーフ B7は先代e+(60kWh)比で容量約1.3倍。単純に容量分だけ伸びただけでなく、効率も底上げ(450km→702km)。さらに新型リーフ B7では冷却・加温が要の充電/航続の安定化がうたわれ、150kW急速も押さえます。10→80% 約35分という「目安」も提示されました(外気温・充電器性能・車両制御の条件あり)。(EVsmartブログ)
3) 日本はCHAdeMO継続
「日本で買うなら充電はCHAdeMO?」――はい、そのとおり。日産の公式発表で日本=CHAdeMO、北米=NACS、欧州=CCSと明記。地域の充電網に合わせて最適化されています。(日産ニュース)
新型リーフ B7の装備と走り:プロパイロット2.0や”EVらしい”操作感
- プロパイロット2.0(B7 G):自動車専用道路でのハンズオフ走行に対応(条件あり)。渋滞時の疲労を大幅低減。リモートパーキングやSOS機能付き緊急停止支援、ドラレコ(前後)など、日本事情に寄り添った安全・快適装備がまとまっています。(www-asia.nissan-cdn.net)
- e-Pedal Step:アクセルオフで強めに減速できる”ワンペダル感覚“。完全停止保持はしない仕様ですが、街中のストップ&ゴーが軽く感じられます。(モグモブログ)
- OTA地図更新:ナビ地図の無線更新に対応(対象車・時期あり)。「車がソフトウェアで進化する」SDVの文脈も徐々に浸透。(www3.nissan.co.jp)
充電・給電の実用性:150kW急速&V2L/V2H
- 急速充電:150kWに対応。25℃・150kW器など条件が揃えば10→80% 約35分、15分で約250km相当の”目安”も(あくまで参考条件)。(webCG)
- V2L/外部給電:合計1,500WのAC出力が可能。アウトドアや停電時の非常用電源に。V2H(家へ給電)も継承。(Owner’s Eye)
新型リーフ B7の価格と補助金・実質負担の肌感
- 新型リーフ B7の車両価格:B7 X 518万8,700円、B7 G 599万9,400円。先代e+ X(約525万円)と比べ、容量↑/航続↑なのに価格は同水準という戦略的プライス。(自動車情報誌「ベストカー」)
- CEV補助金:新型リーフ B7には約89万円相当という報道・解説が散見(制度や要件で変動)。自治体の上乗せも含め、実質負担は430万円前後〜の射程に入る可能性があります(条件要確認)。(EV充電エネチェンジ|電気自動車の充電設備導入台数No.1)
家計にきく「TCO(総保有コスト)」の現実解
電費130Wh/km=0.13kWh/km。たとえば電気代30円/kWhなら1kmあたり約3.9円。
ガソリン車を18km/L・170円/Lで走らせると約9.4円/km。
年1万kmなら差は約55,000円/年。5年で約27.5万円、10年で約55万円の”エネルギー差”。メンテ費用(オイル、ATF等)もBEVは軽めになりやすいので、維持費トータルはさらに有利になりえます。
※上は”モデルケース”の概算。実際は使い方・気温・電力プラン・タイヤなどで変動します。
競合・近接車との立ち位置(ざっくり)
クラス感としては、BYDドルフィンやKONA、モデル3(RWD)の一部領域と重なりつつ、WLTC700km級という航続の”壁越え”で”長距離OKのメインカー”に仕上げてきた印象。CHAdeMO網×国産の安心やPP2.0などの「使い勝手」で選ぶ人が増えそうです。記事・試乗系の評価も概ね好意的(動的質感の底上げ)。(webCG)
詳しい比較については、新型リーフ B7と競合EVの詳細比較もご参照ください。また、EV選びのポイントについては失敗しないEV選び完全ガイドも合わせてお読みください。
公式ソースまとめ(必要十分な一次情報)
- ニュースリリース(日本):新型「日産リーフ」B7を発表(受注・価格・主要諸元)(日産ニュース)
- 価格記事:518万8700円〜/10/17受注開始(Response)(レスポンス(Response.jp))
- 電費・航続:B7 X 130Wh/km/702km(WebCG)(webCG)
- 充電規格:日本=CHAdeMO/北米=NACS/欧州=CCS(日産プレスキット)(日産ニュース)
- 150kW急速・10→80%35分の目安(公式・通信社・業界メディア)(Nippon)
- V2L/V2Hの活用(Owner’s Eye)(Owner’s Eye)
使い方の絵解き(Mermaid)
充電〜おでかけの流れ(自宅+急速をミックス)
flowchart LR classDef k fill:#11233e,stroke:#4dabf7,color:#dbeafe,rx:8,ry:8,stroke-width:2px; user_home[自宅充電\n(夜間電力/200V)]:::k -->|満充電80%目安| daily_trip[日常利用\n通勤/送迎/買い物] daily_trip -->|長距離ドライブ| dc_fast[急速充電\n(150kW/CHAdeMO)] dc_fast -->|10→80% 約35分| highway_use[高速移動\n休憩同期] highway_use -.->|回生/ワンペダル| daily_trip
装備の考え方(X/Gで迷ったら)
mindmap
root((リーフB7))
価格
B7_X[518.9万円]
B7_G[599.9万円]
航続/電費
WLTC_702km[702km(最大)]
denpi[130-133Wh/km]
充電
CHAdeMO[日本=CHAdeMO]
150kW[150kW急速]
先進装備
PP2[プロパイロット2.0/リモパ]
DRV[ドラレコ前後]
使い方
市街地
長距離
非常用給電/V2H
ここが”買い”のポイント(編集部の考察)
- 700km級の航続で”メインカー足りうる”ラインへ。電費130Wh/km台は優秀。寒暖の厳しい日本での使い勝手に直結。(webCG)
- 150kW急速+温度制御で冬の充電も見据えた設計(※条件で充電時間は変動)。(webCG)
- PP2.0やV2L/V2Hなど、日常〜非常時まで”あると助かる”を一気にカバー。(www-asia.nissan-cdn.net)
- 価格レンジが先代e+と同水準。補助金・自治体上乗せ次第で”実質”は一段身近に。(自動車情報誌「ベストカー」)
- 日本=CHAdeMOは賛否が分かれるが、現行インフラとの親和性は高い。北米NACSは現地最適解。(日産ニュース)
家計×EVの現実解:新NISA・iDeCoは”手を付けない”が基本
EVは毎日の生活を豊かにする消費財、一方で新NISA・iDeCoは将来の自分を養う”成長資産”。
- 原則:オルカン(全世界株式)やS&P500は“長期・非課税・自動”で積み上げ続ける。EV購入でここを崩さない。
- 資金繰り:キャッシュが薄くなるくらいなら、低金利ローンで手元資金を厚く維持→市況次第の積立継続性を守るのがセオリー。
- 電気代節約×夜間充電:電力プラン次第でランニング低減。家庭の電力設計(太陽光・蓄電)と組むと災害レジリエンスも上がります。
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迷ったときの「グレード選び」ガイド
- B7 X:価格を抑えつつ最長航続702kmのコア性能を享受。日常メイン+年数回ロングなら十分。(webCG)
- B7 G:PP2.0/快適装備充実。長距離の疲労軽減や先進装備に価値を感じる人向け。冬のロング多め・同乗者多めなら満足度が高い。(www-asia.nissan-cdn.net)
- AUTECH:内外装の質感を上げたい方に。(EVsmartブログ)
競争のゆくえ:国内EVの”正念場”を一歩進める一台
WLTC700km級という”わかりやすい安心感”は購入心理の壁を下げます。動的質感の底上げや効率チューニングも含め、量販EVの成熟を感じさせる出来。充電規格の議論は続くものの、日本ユーザーにとっては“今ここにある選択肢で使いやすいEV”が増えたこと自体が朗報です。(webCG)
写真・動画で雰囲気をつかむ(公式/大手メディア)
- 日産ニュースルーム公式ページ/B-roll(日本仕向け)で外装・走行シーンをチェック。(日産ニュース)
- 通信社・専門メディアの速報・解説(Nippon.com、WebCG、Response等)。価格・装備・充電の要点が素早くまとまっています。(Nippon)
さらに読みたい(外部の良記事/当サイト内関連)
- 外部(代表例)
- 航続と電費の詳細解説(WebCG)(webCG)
- 価格と装備の関係整理(Response)(レスポンス(Response.jp))
- 急速充電・北米NACSとの対比(日産プレスキット)(日産ニュース)
- 当サイト(mo-gmo.com)関連記事
よくある質問(FAQ)
Q1. 新型リーフ B7の”702km”って本当に走るの?
A. 新型リーフ B7のWLTC航続距離は公的な”カタログ基準”。季節・速度・暖房などで実用値は短くなりますが、新型リーフ B7の電費130Wh/km級は実力の裏付け。100→20%の”可用量のみでの実距離”を自分の使い方(都市/高速比率)に当てはめるのがコツ。(webCG)
Q2. CHAdeMOは将来不安じゃない?
A. 国内利用では現行網との親和性が高く実用上の不便は少ないはず。海外ドライブや将来の規格統一を視野に入れるなら北米仕様(NACS)との違いを理解しておくと安心。(日産ニュース)
Q3. 新型リーフ B7は家に充電設備がないけど大丈夫?
A. 新型リーフ B7は月イチ〜週イチの急速充電”まとめ補給”運用も可能。ただし近隣の150kW器の混雑状況を事前に把握しましょう。夜間電力×自宅200Vの”毎日こまめ充電”は新型リーフ B7のバッテリーにも生活にも優しい運用です。(webCG)
まとめ:“次の5年”の国産スタンダードEVに名乗り
- 700km級の航続 × 150kW急速 × PP2.0――「これ一台を家の主力に」の現実味が一段上がりました。
- 価格は先代e+級、実力は明確に上。補助金・上乗せで実質負担も射程圏に。(自動車情報誌「ベストカー」)
- 投資(新NISA・iDeCo)は続ける/車は低金利で――家計の”攻めと守り”を両立しやすい選択肢へ。
受注は10/17から。納車は2026年1月末ごろより順次。検討中の方は、試乗→見積→補助金&金利比較まで一気通貫で。ローン比較はスポンサーのクラウドローンでサクッと下調べを:
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引用・参考:日産ニュースルーム、通信社・専門メディアの一次情報に基づき構成(本文脚注参照)。本文に記載の時間・仕様・価格・補助金は発表時点の情報または報道・解説の値で、実際の注文時は最新の公式情報をご確認ください。






