
新NISA オールカントリー&S&P500を積み立て続けるべき5つの理由
新NISA オールカントリー投資は、ダウ急落のような市場変動時でも安定した資産形成を可能にする最適な選択肢です。本記事では、なぜ新NISAでオールカントリーとS&P500への積み立て投資を継続すべきか、データに基づいて解説します。
「市場は読めない。だからドルコスト平均法(DCA)が最強」——このシンプルな鉄則をもう一度、数字とデータで確認してみましょう。
1. 新NISA オールカントリー投資家が知るべきダウ急落の背景
先週末の米株式市場は、雇用統計の悪化と追加利下げ観測が交錯し、ダウ平均が1日で ▲2.4% 下落する「ドラマチック・セリングオフ」に見舞われました。週明け 8 月 4 日(月)は反発したものの、「乱高下=不安」はしばらく続きそうです。(Reuters)
✔ ポイント
- 短期要因:経済指標・FRB 金利観測
- 長期要因:米大統領選や地政学リスク
- 投資家心理:下落ショック→ “売りたくなる” バイアス
2. 「売りたくなる」心理バイアスを理解する
- 損失回避バイアス:同じ額の損より得の喜びが小さいため、評価損を抱えると行動が過激化。
- 最新性バイアス:直近のニュースを過大評価し “将来も続く” と勘違い。
- 群集心理:SNS やニュースで「暴落」「リセッション」という言葉が飛び交うと、”とりあえず売る” 行動が連鎖。
こうしたバイアスは、市場から撤退 → 反発を取り逃がす という最悪のコンボを生みがちです。
3. 市場は読めない——エビデンスが示す”タイミング投資”の難しさ
行動 | 2004–2023 年 S&P500 年平均リターン* |
フル投資 | +9.8% |
10 日間の”ベストデー”を逃す | +5.6% |
20 日間逃す | +2.5% |
*JPモルガン・アセットの試算。
ベストデーはワーストデー直後に集中──つまり「底」で売ると、ほぼ確実に反発も逃す」という事実です。
ノーベル賞経済学者バートン・マルキール氏も「マーケット・タイミングは”最大の無駄打ち”」と断言しています。(Business Insider)
4. 新NISA オールカントリーでドルコスト平均法(DCA)が最強な3つの理由
- 価格変動を自動で平準化
高値でも安値でも同額を買うため、取得単価が平均化。 - 感情をシステムで封じ込める
積み立て設定=”売買ボタン”から距離を置き、衝動売却を防止。 - 新NISAの非課税メリットと相性抜群
分配金・売却益が非課税。長期運用ほど節税効果は雪だるま式に拡大。
5. 新NISA オールカントリーとS&P500を選ぶべき理由
- 全世界株 or 米国株の超大型インデックス
- 実質的に”市場平均”:銘柄選定リスク=限りなくゼロ
- 信託報酬が極小:eMAXIS Slim シリーズなどは年 0.05〜0.15%台
どちらにせよ “売らない・積み立て続ける” が最大のリターン源泉です。
新NISA オールカントリー投資の具体的な始め方については、新NISA オールカントリー投資入門ガイドも参考にしてください。
6. シミュレーション:積立を止めた vs. 続けた
パターン | 月 3 万円×20 年 | 20 年後評価額 (年 6% 想定) |
20 年間継続 | 720 万円投資 | 1,383 万円 |
10 年目で売却→3 年後再開 | 360 万円投資+停滞 | 1,112 万円 |
10 年目で完全撤退 | 360 万円投資 | 674 万円 |
*複利効果を考慮。「途中で売っただけ」で 3〜7 年分の積立が消えます。
7. どうしても現金が必要?──売らずに”借りる”選択肢
一時的な教育費・車の買い替えなどで「積立口座を崩すかも…」という方は、最低金利ローンを比較できる「クラウドローン」も検討を。
新NISA 資産を手放さずに済むケースがあります。
クラウドローン公式サイト
8. さらに学ぶ:当ブログの関連記事
- 新NISA 月4万円で老後2,000万円問題を解決する方法(内部リンク)
https://mo-gmo.com/new-nisa-4man-yen/ (モグモブログ)
9. まとめ──新NISA オールカントリー投資で「積み立てをやめる」という最大のリスク
- 反発局面を逃す確率が急上昇
- 複利の雪だるまが縮小
- “売却 → 復帰” の2回のタイミングを完璧に当てるのはほぼ不可能
市場は誰にも読めません。ならば”読まない”戦略を徹底しよう。 新NISA × ドルコスト平均法 × オールカントリー / S&P500 の「ほったらかし三種の神器」を信じ、荒波を乗り切りましょう。
さらに詳しい投資戦略については、新NISA オールカントリー vs S&P500 徹底比較でも解説しています。新NISA オールカントリー投資で、着実な資産形成を実現しましょう。
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。