
新NISA オルカン投資にFama-French 3ファクターモデルを活用することで、より深い投資戦略の理解が可能になります。本記事では、新NISA制度下でのオルカン(全世界株式)投資とFama-French理論の実践的な活用方法を解説します。
筆者:もちくん – eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)1本にフルベット中の30代エンジニア。 “市場平均こそ正義” を信仰しつつ、ファクター理論も大好物。
1. 新NISA × Fama-French 3ファクターモデルの基礎知識
1992年、Fama-French 3ファクターモデルが誕生。新NISA オルカン投資にも応用可能な市場βだけで説明し切れなかったリターンの謎に切り込み、
- SMB(Small Minus Big):小型株が大型株を上回る
- HML(High Minus Low):割安株(高B/M)が成長株を上回る
という”追加のご褒美”を特定しました。理論だけでなく、月次データで小型×バリューが年率3〜4%ほど上振れした事実まで提示したのが革命的だったわけです。(Investopedia, ウィキペディア)
2. 新NISAで活用!Fama-French 3ファクターの「小型&バリュー」戦略
- 景気回復初期:放置されていた小型・割安株に資金がドッと流入
- 強気相場中盤:PERが”伸びしろ込み”で評価される成長株より、B/Mが厚いバリュー株に再評価が入る
私の失敗談
2021年春、”小型グロース旋風”に心が揺れ、某ARK ETFをポチりかけました。結果はご存じの通り。その瞬間「オルカン教徒らしく放置が正解」と痛感し、以後マイPFは再びオルカン100%に戻しました。
3. 新NISA オルカンだけでFama-French因子は取れるのか?
- MSCI ACWI全体に占める小型株比率は約14%。(MSCI)
- さらに ACWI バリュー指数も存在し、オルカンには薄く広くサイズ・バリュー因子が混ざっているのが実情。
つまり「新NISA オルカン投資で市場平均に乗るだけで、Fama-French 3ファクターを自然に薄味で摂取」できる――これが私が新NISAでオルカン1本を握り続ける最大理由です。
4. 新NISA × オルカン + Fama-French 3ファクター強化戦略
スタイル | 商品例 | ポイント | 注意点 |
---|---|---|---|
国内小型株ETFを10〜20%混ぜる | TOPIX Small連動ETF | 為替リスクなしでサイズ因子強化 | 流動性△ |
海外小型バリューETFを上乗せ | iShares ISV/AVUV 等 | 三因子を濃縮 | 為替+経費率 |
バリュー指数ETFへ乗り換え | VTV, IUSV 等 | シンプル置き換え | グロース置き去りのリスク |
5. 新NISA × Fama-French 3ファクター戦略の注意点
- 売却=非課税枠の消滅:短期売買で因子を追うと”枠”をムダに。
- ボラティリティの正体を腹落ちさせる:小型株の▲50%ドローダウンは珍しくない。
- 現金クッション or 低金利ローンで備える:
- 緊急資金→現金
- 超短期の資金繰り→最低金利比較サイト クラウドローン が味方
6. 結論:新NISA オルカン投資とFama-French理論の融合
- Fama-French 3ファクターモデルは「小型&バリューは平均で勝つ」を科学的に証明した歴史的理論。
- でも私は新NISA オルカン投資で”市場全体を安く丸ごと”を最適解と信じ、オルカン1本に全集中。
- Fama-French因子に惹かれるあなたは”スパイスは総資産の2割まで”を合言葉にどうぞ。
さらに詳しい新NISA オルカン投資の完全ガイドや、Fama-French 3ファクター実践マニュアルもご参照ください。
最後に
「下がった?むしろバーゲンセールだ!」と笑えるメンタルが投資の最強ファクター。新NISA オルカン投資にFama-French 3ファクターの知識を加えることで、より深い投資理解が可能になります。この記事が、あなたの新NISAライフを一歩ラクにできたら嬉しいです😊