XC40 Ultra B3とB4 AWD Selectionの違いは、FFとAWDだけではありません。2027年モデルの公式諸元を並べると、最高出力は163PSと197PS、最大トルクは265Nmと300Nm、車両重量は1,660kgと1,750kgです。タイヤは18インチと19インチ、電動パノラマ・ガラス・サンルーフはB3が21万円のオプション、B4 AWD Selectionが標準装備となります。
数字を一つずつ見るだけでは、実際の選び方までは分かりません。B4はB3より90kg重いものの、出力重量比は約14.6%高く、トルク重量比も約7.4%上回ります。しかも最大トルクが続く範囲は、B3の1,500〜4,000rpmに対してB4が1,500〜4,500rpmです。共通の7速DCTを使うため、走りの差はギア段数ではなく、エンジン設定、トルクの太さ、AWD、重量をまとめて読む必要があります。
一方、装備の共通部分は多めです。Ultra B3にも、本革シート、前後シートヒーター、ステアリングホイール・ヒーター、harman/kardonの13スピーカー、ピクセルLED、360度ビューカメラ、Pilot Assistが備わります。「安全装備が欲しいからB4」という選び方ではなく、AWD、動力性能、19インチ、サンルーフを一体で必要とするかが分かれ目です。
この記事は、ボルボ・カー・ジャパンが2026年5月に公開した2027年モデルのXC40諸元&価格表を基準にしています。価格、装備、諸元は変更される場合があるため、注文時は最新の見積書と仕様表も確認してください。
最初に結論
- Ultra B3が向く人: 舗装路と市街地が中心で、上級装備は欲しいものの、AWDと19インチまでは必要としない人です。
- Ultra B4 AWD Selectionが向く人: 雪、濡れた坂、積載時の高速移動が多く、AWD、197PS、19インチ、サンルーフをまとめて選びたい人です。
- 先にPlus B3も見るべき人: 本革、後席ヒーター、ピクセルLED、13スピーカーが必須ではなく、日常装備を重視する人です。
- 慎重にしたほうがいい人: 「最上級だから」「AWDなら冬道で必ず安全だから」という理由だけでB4へ決めようとしている人です。
XC40全4グレードの違いを一覧で確認
EssentialからPlusは50万円、PlusからUltraは40万円、Ultra B3からB4 AWD Selectionは50万円。最後の50万円だけは駆動方式と動力性能も変わります。
まず、XC40の2027年モデルは、Essential B3、Plus B3、Ultra B3、特別仕様車Ultra B4 AWD Selectionの4グレードです。最初の3台は163PS・265NmのB3と前輪駆動を共有し、装備を段階的に増やします。一方、B4 AWD Selectionだけが197PS・300Nmと電子制御AWDを採用します。

| 比較項目 | Essential B3 | Plus B3 | Ultra B3 | Ultra B4 AWD Selection |
|---|---|---|---|---|
| 車両本体価格 | 509万円 | 559万円 | 599万円 | 649万円 |
| 駆動方式 | 前2輪駆動 | 前2輪駆動 | 前2輪駆動 | 電子制御AWD |
| 最高出力 | 163PS | 163PS | 163PS | 197PS |
| 最大トルク | 265Nm | 265Nm | 265Nm | 300Nm |
| 車両重量 | 1,660kg | 1,660kg | 1,660kg | 1,750kg |
| WLTCモード燃費 | 14.8km/L | 14.8km/L | 14.8km/L | 14.2km/L |
| タイヤ | 235/60R17 | 235/55R18 | 235/55R18 | 235/50R19 |
| シート | テキスタイル・コンビネーション | テキスタイル・コンビネーション | 本革 | 本革 |
| フロントパワーシート | なし | 運転席・助手席 | 運転席・助手席 | 運転席・助手席 |
| シートヒーター | なし | クライメート・パッケージ | 前席・後席に標準 | 前席・後席に標準 |
| オーディオ | 8スピーカー | 8スピーカー 13スピーカーはオプション | harman/kardon 13スピーカー | harman/kardon 13スピーカー |
| ヘッドライト | LED | LED | ピクセルLED | ピクセルLED |
| サンルーフ | 設定なし | 21万円のオプション | 21万円のオプション | 標準 |
| 向く人 | 価格と基本装備を優先 | 日常装備を充実 | 上級内装と快適性を重視 | 上級装備にAWDと余裕を追加 |
安全・運転支援の基本部分は、4グレードで大きく削られていません。Pilot Assist、全車速追従機能付きACC、BLIS、CTA、360度ビューカメラなどは共通です。価格が上がるほど安全になるという単純な並びではなく、シート、照明、音響、快適装備、駆動方式が段階的に変わります。
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金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
Essential B3とPlus B3は装備を必要な分だけ足す選択
Essential B3は509万円で、17インチタイヤとテキスタイル・コンビネーションシートを備えます。パワーシート、フロントシートヒーター、ワイヤレス・スマートフォン・チャージ、パワーテールゲート、エアピュリファイヤーは省かれます。XC40のボディ、安全・運転支援、B3パワートレーンを優先し、快適装備は必要最小限でよい人向けです。
次に、Plus B3はEssentialより50万円高く、18インチ、運転席・助手席パワーシート、ワイヤレス充電、パワーテールゲート、エアピュリファイヤーなどを追加します。さらに、8万円のクライメート・パッケージでステアリング、前席、後席のヒーターを加えられ、13スピーカーやサンルーフも個別に選べます。
Plusは、Ultraまで上げずに日々の利便性を整えるグレードです。本革やピクセルLEDを求めないなら、Ultra B3との40万円差を用品や冬用タイヤへ回す考え方もあります。
Ultra B3とB4 AWD Selectionは上級装備を共通化した走りの選択
さらに、Ultra B3になると、本革、前後シートヒーター、ステアリングホイール・ヒーター、harman/kardonの13スピーカー、ドリフト・ウッド・パネル、クリスタル・シフトノブ、ピクセルLED、ダークティンテッド・ガラスが標準になります。
B4 AWD Selectionも、これらのUltra装備をほぼ共通で備えます。そのうえでB4エンジン、電子制御AWD、19インチタイヤ、電動パノラマ・ガラス・サンルーフを組み合わせた特別仕様車です。安全や内装のためにB4を選ぶというより、Ultraの上級装備を保ったまま駆動方式と動力性能を変える選択と考えると、比較の焦点が定まります。
同じボルボでグレード構成を広く見たい場合は、XC60 Plus B5 AWD SelectionとUltraの違いも参考になります。XC60でも、装備名の上下より、パワートレインと日常装備を切り分けると候補を整理しやすくなります。
50万円、40万円、50万円の価格段差を何に払うか
EssentialからPlusの50万円は、日々触れるパワーシート、パワーテールゲート、空調・収納まわりの利便性が中心です。PlusからUltraの40万円は、本革、前後ヒーター、13スピーカー、ピクセルLED、上級内装など、快適性と質感へ振られています。Ultra B3からB4 AWD Selectionの50万円は、AWD、34PS・35Nm、19インチ、サンルーフ標準への支払いです。
この3段階は性格が違います。毎日の操作を楽にしたいならPlus、内装と快適装備をまとめたいならUltra、路面条件と走りの余裕まで変えたいならB4 AWD Selectionが候補になります。
Ultra B3とB4 AWD Selectionの全スペック比較
両車とも1,968ccターボ、48Vモーター、7G-DCT、53Lタンク。B3へサンルーフを付けると1,690kgになります。
ここからは、Ultra B3とUltra B4 AWD Selectionの公式諸元をまとめて確認します。共通点が多いからこそ、変わる行だけを抜き出すのではなく、同じ行も含めて全体を見ることが大切です。
| 主要諸元 | XC40 Ultra B3 | XC40 Ultra B4 AWD Selection |
|---|---|---|
| 車両本体価格 | 599万円 | 649万円 |
| 全長×全幅×全高 | 4,440×1,875×1,655mm | |
| ホイールベース | 2,700mm | |
| トレッド 前/後 | 1,600/1,625mm | |
| 最低地上高 | 210mm | |
| 車両重量 | 1,660kg サンルーフ装着車は1,690kg | 1,750kg |
| 車両総重量 | 1,935kg サンルーフ装着車は1,965kg | 2,025kg |
| 乗車定員 | 5名 | |
| 最小回転半径 | 5.7m | |
| エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC 16バルブ・ターボ+電気モーター | |
| エンジン型式 | B420T4 | B420T5 |
| 総排気量 | 1,968cc | |
| 最高出力 | 120kW(163PS)/4,750〜5,250rpm | 145kW(197PS)/4,750〜5,250rpm |
| 最大トルク | 265Nm/1,500〜4,000rpm | 300Nm/1,500〜4,500rpm |
| 48Vモーター型式/種類 | 3303/交流同期電動機 | |
| 48Vモーター定格出力 | 6.1kW | |
| 48Vモーター最高出力 | 8.5kW(約11.6PS)/3,000〜8,000rpm | |
| 駆動用バッテリー | リチウムイオン電池 | |
| トランスミッション | 電子制御前進7速A/T(7G-DCT)ギアトロニック | |
| 変速比 1〜7速 | 3.529/2.810/1.395/1.043/1.105/0.851/0.725 | |
| 駆動方式 | 前2輪駆動 | 電子制御AWD |
| 前/後サスペンション | マクファーソンストラット/マルチリンク | |
| 主ブレーキ | 4輪ディスクブレーキ | |
| 使用燃料/タンク容量 | 無鉛プレミアム/53L | |
| WLTCモード燃費 | 14.8km/L | 14.2km/L |
| 市街地モード | 10.8km/L | 10.6km/L |
| 郊外モード | 15.3km/L | 14.4km/L |
| 高速道路モード | 17.1km/L | 16.5km/L |
| タイヤ | 235/55R18 | 235/50R19 |
| ホイール | 7.5J×18アルミ | 7.5J×19アルミ |
| サンルーフ | 21万円のメーカーオプション | 標準装備 |
ボディ寸法と取り回しは同じ
全長4,440mm、全幅1,875mm、全高1,655mm、ホイールベース2,700mmは共通です。最小回転半径も5.7mなので、車庫へ入るか、狭い交差点で切り返しが必要かという幾何学的な条件は変わりません。B4を選んだからボディが大きくなるわけではありません。
最低地上高も210mmで共通です。雪道や未舗装路では余裕を持たせやすい数値ですが、バンパー形状、わだち、積雪の硬さまで保証するものではありません。駐車場に輪止めや急なスロープがあるなら、カタログ値だけでなく実車でも確認します。
一方、違うのは重量です。標準状態のUltra B3は1,660kg、B4 AWD Selectionは1,750kgで90kg差があります。大人一人と荷物に近い差なので、加速、減速、曲がり始め、段差を越えた後の揺れに影響する可能性があります。ただし、タイヤも異なるため、重量だけを原因にせず、同じ道で乗り比べる必要があります。
エンジン、48Vモーター、7G-DCTの共通点と違い
両車は1,968ccの直列4気筒ターボ、48Vモーター、7G-DCTを共有します。48Vモーターの最高出力も8.5kW(約11.6PS)で同じです。公式資料はパワートレーン全体のシステム出力を示していないため、エンジンの163PSまたは197PSへモーターの約11.6PSを単純に足してはいけません。
また、変速比も1速から7速まで同じです。つまり、B4のほうが速そうだから低いギア比を使っている、という説明は当てはまりません。エンジン出力、最大トルク、トルクが続く回転域、AWD、重量が違いを作ります。
最高出力の発生域は両車とも4,750〜5,250rpmです。最大トルクは1,500rpmから立ち上がり、B3が4,000rpmまで、B4が4,500rpmまで続きます。B4はトルクの量が35Nm大きいだけでなく、太いトルクを保つ上限が500rpm高い点にも注目できます。
WLTC燃費と53Lタンクをどう読むか
WLTCモード燃費はB3が14.8km/L、B4が14.2km/Lです。差は0.6km/L、割合では約4.1%。AWDと90kgの重量増がありながら、この差に収まっています。
モード別では、市街地が10.8対10.6km/L、郊外が15.3対14.4km/L、高速道路が17.1対16.5km/Lです。市街地差は0.2km/Lと小さく、郊外では0.9km/Lへ広がります。どの場面を多く走るかで、カタログ差の受け止め方は変わります。
例えば、53LタンクへWLTC総合値を単純に掛けると、計算上はB3が約784km、B4が約753kmです。差は約32kmですが、実際の航続は渋滞、気温、エアコン、積載、タイヤ空気圧、運転方法で変化します。そのため、給油間隔を断定する数字ではなく、同条件で差を見るための目安として扱います。
数値は同じ条件で比べる
Ultra B3へサンルーフを付けると、公式注記により車両重量は30kg増えて1,690kgになります。その場合、B4 AWD Selectionとの重量差は90kgではなく60kgです。サンルーフが必須の人は、標準B3とB4ではなく、サンルーフ装着B3とB4を比べます。
タイヤ、燃料、乗員数もそろえます。試乗車のB3が一人乗車、B4が家族同乗では比較になりません。できれば同じ日、同じ経路、近い空気圧と積載条件で確認してください。
163PSと197PSの差を車重・トルク・AWDまで組み合わせて読む
B4が約14.6%高く、90kgの重量増を含めても加速余力は上です。
B4が約7.4%高く、最大トルクの上限回転も500rpm広がります。
市街地や段差では、軽さと厚いタイヤが穏やかさにつながる可能性があります。
197PS、300Nm、AWDの組み合わせを使う生活なら差が意味を持ちます。
走行感は公式諸元からの見立てです。同じ日、同じ経路、近い乗車・積載条件で実車を比較してください。
最高出力だけなら、B4はB3より34PS大きく、約20.9%の上積みです。ただし車重も約5.4%増えます。そこで、1トンあたりの出力とトルクへ換算すると、重量増を含めた差が見えてきます。

| 複合指標 | Ultra B3 | Ultra B4 AWD Selection | 差の読み方 |
|---|---|---|---|
| 出力重量比 | 約98.2PS/t | 約112.6PS/t | B4が約14.6%高い |
| トルク重量比 | 約159.6Nm/t | 約171.4Nm/t | B4が約7.4%高い |
| 最大トルク発生域 | 1,500〜4,000rpm | 1,500〜4,500rpm | B4が500rpm広い |
| 標準車の重量差 | 基準 | +90kg | 大人一人+荷物に近い |
| サンルーフ付きB3との重量差 | 1,690kg | 1,750kg | 差は60kg |
出力重量比ではB4が重量増を上回る
B4は重いので、197PSのすべてが軽快さへ変わるわけではありません。それでも出力重量比は約112.6PS/tで、B3の約98.2PS/tを上回ります。重量増を差し引いても、加速余力はB4が明確に高い計算です。
諸元からの見立てでは、高速道路への合流、登り坂、乗員と荷物を載せた状態の再加速では、B4のほうがアクセルを深く踏まずに速度を乗せやすいと考えられます。B3も日常域で不足すると決まった数値ではありませんが、多人数・積載・高速移動が重なるほどB4の余裕を感じやすくなりそうです。※推測です
B3の強みは、90kg軽いことと18インチタイヤです。市街地の右左折、狭い道での速度調整、段差を越える場面では、最高出力より車重とタイヤの影響を感じることがあります。諸元からの見立てでは、乾いた舗装路を一人か二人で走る場面なら、B3のほうが軽やかで穏やかに感じられる可能性があります。※推測です
最大トルクの発生域と共通ギア比が中間加速を分ける
最大トルクはB3が265Nm、B4が300Nmです。車重で割ってもB4が約7.4%高いため、35Nmの上積みは重量増で消えません。さらにB4は最大トルクを4,500rpmまで保ち、B3より500rpm広い設定です。
1,500rpmから最大トルクが出る点は共通なので、どちらも低回転から力を使いやすい設計です。差が出やすいのは、発進できるかどうかより、速度が乗った後にもう一段加速する場面でしょう。共通の7G-DCTが同じギアを選んだとき、B4はより太いトルクを広い範囲で使えます。
諸元からの見立てでは、B4は派手なスポーツSUVというより、追い越しや登坂で余力を残しやすい性格です。B3はアクセルを踏み増す場面が増えるかもしれませんが、軽い車重との組み合わせで市街地の反応が鈍いとは限りません。※推測です
駆動方式と出力を生活条件へ置き換える考え方は、レヴォーグ レイバックS:HEVと1.8ターボの違いでも使えます。カタログ上の大きい数字ではなく、乗員、荷物、坂、高速、雪の頻度へ落とすのがポイントです。
AWDと19インチは加速以外の意味も持つ
B4 AWD Selectionの電子制御AWDは、雨、雪、砂利、濡れた坂などで駆動力を四輪へ配れる点が特徴です。ただし、AWDはタイヤのグリップそのものを増やしたり、制動距離を必ず短くしたりする装備ではありません。冬は4本の適切な冬用タイヤ、速度、車間距離が別に必要です。
タイヤ幅はどちらも235mmですが、扁平率はB3が55、B4が50です。計算上のサイドウォール高は約129.3mmと約117.5mmで、B4が約11.8mm低くなります。ホイールが1インチ大きく、タイヤのたわみが少ない組み合わせです。
諸元からの見立てでは、19インチはステアリング操作へ反応しやすい一方、荒れた路面の角を拾いやすく、交換費用や冬用ホイールの選択肢にも影響しそうです。18インチは見た目の迫力で譲っても、段差での当たりやタイヤ選びでは有利になる可能性があります。タイヤ銘柄と空気圧でも印象は変わるため、サイズだけで断定はできません。※推測です
諸元からの見立てと試乗事実を混ぜない
この記事の走行感に関する記述は、公式諸元から組み立てた見立てです。実車の乗り心地、DCTの変速感、エンジン音、ステアリングの重さを確認した試乗記ではありません。
販売店では、B3とB4を同じ日に連続して試します。市街地の停止直前、右左折後の再加速、登り坂、高速道路への合流、荒れた舗装を同じ順番で通ると、重量、出力、駆動方式、タイヤを組み合わせた違いを確認しやすくなります。
装備差と50万円の意味、Ultra B3にサンルーフを付ける場合も比較
13スピーカー、ピクセルLED、360度ビューも両車に備わります。
パノラマ・ガラス・サンルーフも標準装備になります。
B4との差は29万円・60kg。サンルーフ必須ならこの条件で比べます。
B4 Selectionの在庫と同じ日に照会し、必要な時期に間に合うかも確認します。
使わないサンルーフや望まない19インチは、自分にとっての価値へ足しません。欲しい装備だけで差額を判断します。
Ultra B3とB4 AWD Selectionの価格差は50万円です。ただし、B4は単にエンジン出力を上げたグレードではありません。AWD、19インチ、サンルーフをひとまとめにした仕様なので、自分が欲しい装備だけを抜き出して比較します。
安全装備とUltraの快適装備は共通
Pilot Assist、全車速追従機能付きACC、BLIS、CTA、衝突回避・被害軽減ブレーキ、360度ビューカメラといった主要な安全・運転支援装備は、Ultra B3とB4 AWD Selectionで共通です。B3を選ぶと安全装備を大きく削る、という関係ではありません。
本革シート、前席と後席のシートヒーター、ステアリングホイールヒーター、13スピーカーのHarman Kardonプレミアムサウンド、ピクセルLEDヘッドライト、オレフォス社製クリスタルシフトノブも両車に備わります。内装の質感と快適装備が目的なら、Ultra B3でも中核部分を得られます。
B4の50万円はAWD・34PS・35Nm・19インチ・サンルーフ
B4 AWD Selectionで増える主な内容は、電子制御AWD、34PSと35Nmの上積み、19インチホイール、パノラマ・ガラス・サンルーフです。雪道や濡れた坂が多い、高速道路で多人数乗車が多い、サンルーフが欲しい、19インチの外観も好みという人なら、複数の希望を一度に満たせます。
反対に、乾いた舗装路と市街地が中心で、サンルーフも19インチも不要なら、50万円の中に使わない装備が増えます。つまり、B4の出力重量比は高くても、その余裕を使う場面が日常にあるかまで考える必要があります。
サンルーフ付きUltra B3なら差は29万円・60kg
Ultra B3のパノラマ・ガラス・サンルーフは21万円のメーカーオプションです。追加すると車両本体価格は620万円になり、B4 AWD Selectionとの差は50万円から29万円へ縮まります。車重も30kg増えて1,690kgとなり、B4との差は90kgから60kgになります。
サンルーフが必須なら、599万円・1,660kgの標準B3と649万円・1,750kgのB4だけを比べると判断を誤ります。比較対象は620万円・1,690kgのサンルーフ付きB3です。29万円でAWD、34PS、35Nm、19インチを追加する価値があるか、という問いへ変わります。
B3のサンルーフ装着車はメーカー受注生産で、公式資料では納期が通常4〜6か月と案内されています。在庫状況や受注時期で変わるため、B4 Selectionの在庫車と同じ日に確認してください。
欲しくない装備まで差額に含めない
装備の金額を足し算するだけでは、価値は決まりません。サンルーフを使わない人にとって標準装備は価格上の利点にならず、19インチを望まない人にはタイヤ費用や乗り心地の確認事項が増えます。欲しい装備、許容できる装備、避けたい装備の3つへ分けると、50万円または29万円の意味が見えます。
XC40 Ultra B3とB4 AWD Selectionの違い、どっちを選ぶべきか
診断は試乗の順番を決める入口です。B3とB4を同じ日、同じ経路で乗り比べてください。
XC40 Ultra B3とB4 AWD Selectionの違いを数字で確認したら、普段の使い方へ戻します。次の4問は結論ではなく、どちらから試乗するかを決めるための入口です。

| 読者タイプ | 先に試す候補 | 確認する理由 |
|---|---|---|
| 市街地と舗装路が中心 | Ultra B3 | 90kg軽い車重と18インチで、日常域の扱いやすさを確認 |
| 雪・濡れた坂・高速移動が多い | B4 AWD Selection | AWD、197PS、300Nmを使う場面が生活にある |
| サンルーフは必須、AWDは不要 | サンルーフ付きUltra B3 | 620万円・1,690kgの条件でB4との差を確認 |
| 本革や13スピーカーも不要 | Plus B3 | 日常装備を残し、価格を559万円へ抑えられる |
| 最上級やAWDという名称だけで選びたい | いったん保留 | 冬用タイヤ、19インチ費用、使わない装備を先に確認 |
30秒診断、まず4問で試乗の順番を決める
- 積雪路、凍結路、濡れた急坂を走る頻度が高く、AWDを優先したいか。
- 多人数乗車、荷物、高速道路、登り坂が重なり、再加速の余裕を求めるか。
- パノラマ・ガラス・サンルーフを必須装備にしているか。
- 19インチの外観と応答を優先し、タイヤ費用や段差での違いも受け入れられるか。
1か2が「はい」ならB4 AWD Selectionから試します。3だけが「はい」でAWDを必要としないなら、サンルーフ付きUltra B3も同じ日に比較します。すべて「いいえ」ならUltra B3を基準にし、本革や13スピーカーも不要ならPlus B3まで戻ります。
同じ日・同じ経路で確認する
試乗はB3とB4の順番をそろえます。駐車場から出る低速域、信号からの発進、40〜60km/hの再加速、坂道、荒れた舗装、後席の揺れを同じ条件で見ます。B4だけ長い試乗、B3だけ短い市街地という比べ方では、グレード差より経路差が大きくなります。
家族も運転するなら、最も運転頻度の高い人が両方へ乗ります。360度ビュー、Pilot Assist、センターディスプレイ、シート位置を自分で操作し、装備があることではなく、迷わず使えることを確認してください。
見積書と注文書に残す10項目
- 試乗車のモデル年、グレード、タイヤ銘柄、メーカーオプション。
- Ultra B3標準車とサンルーフ装着車の車重・納期。
- Ultra B3とB4 AWD Selectionの乗り出し総額。
- 18インチと19インチの同等銘柄での交換タイヤ概算。
- 純正または適合する冬用ホイール、タイヤ、保管、交換工賃。
- サンルーフのシェード、チルト、排水部、保証、清掃方法。
- Pilot Assist、ACC、BLIS、CTA、360度ビューの作動条件と解除方法。
- Google Apps and Servicesの5年無償期間後の扱い。
- 希望色・内装の在庫、特別注文の受注期限、通常4〜6か月という納期目安。
- 下取り、用品、メンテナンス、登録、税、保険を分けた見積書。
口頭で「付いている」「間に合う」と聞くだけでなく、見積書と注文書の型式、モデル年、装備欄へ残します。特別仕様車は名称が似た通常モデルと混ざりやすいため、「Ultra B4 AWD Selection」であることも確認します。
冬用タイヤとメーカーオプション納期も確認
AWDを選んでも、冬用タイヤは別に必要です。4本同時に適合サイズを選び、製造年、摩耗、空気圧を管理します。B4の19インチ冬タイヤが高い場合、適合するインチダウン可否を販売店へ確認してください。
B3のサンルーフはメーカーオプションです。納車時期が重要なら、B3へ追加する案とB4 Selectionの在庫車を同じ時点で照会します。装備差だけでなく、必要な時期に受け取れるかも選択条件です。
支払い方法はグレードを決めてから比べる
B4 AWD Selectionの車両本体649万円だけの概算。オプション、用品、税、保険、登録、整備、売却額は含みません。年7%運用は保証されず、元本割れや税負担があります。
2026年5月時点の車両本体価格は、Ultra B3が599万円、サンルーフ付きなら620万円、Ultra B4 AWD Selectionが649万円です。ここへ用品、登録、税、保険、メンテナンス、冬用タイヤなどが加わります。
まず車両条件を固定する
先に駆動方式、サンルーフ、タイヤ、色、用品を決め、同じ完成条件の見積もりを作ります。グレードと支払い方法を同時に変えると、車の差なのか、金利の差なのか分かりにくくなります。
B3が安い、B4が高いという一行で終わらせず、AWD、34PS・35Nm、19インチ、サンルーフ標準を使う頻度と照らします。不要ならB3でもUltra装備の核は残ります。
現金一括と低金利候補を同じ財布で見る
一例として、B4 AWD Selectionの車両本体649万円だけを、現金一括と年2.0%・60回の元利均等返済で比べます。年2.0%なら月返済は約11万3,755円、60回総額は約682万5,310円です。
649万円を年7%で運用できると仮定し、毎月の返済を同じ運用口座から取り崩す単純計算では、5年後の口座残は約105万6,326円になります。ただし年7%は保証されず、元本割れ、税、手数料があります。車の売却額、保険、登録諸費用、用品、整備も含みません。借入が必ず有利という結論ではありません。
購入するグレードと総額が固まり、低金利の車ローン候補を同じ条件で比較したい場合は、スポンサーの クラウドローン のような比較サービスも選択肢になります。提示金利、手数料、返済期間、繰上返済条件、審査条件をそろえて確認してください。
運用益は保証されない
この試算は、支払い方法の構造を見るための例です。実際には最終見積額と提示金利を入れ直し、生活防衛資金を減らしすぎないか、毎月返済を収入だけでも続けられるかを先に確認します。
投資は相場が悪い時期でも返済のために取り崩す可能性があります。金利は確定負担ですが、運用リターンは不確実です。現金、借入、頭金の組み合わせは、期待利回りだけでなく家計の耐久力で決めます。
XC40 B3とB4 AWD SelectionのFAQ
出力重量比は約14.6%、トルク重量比は約7.4%B4が上です。
公式のシステム出力はなく、発生回転も違うため単純加算しません。
Pilot Assist、ACC、BLIS、CTA、360度ビューなどを備えます。
不要にはなりません。適切な冬用タイヤ4本、速度、車間距離が必要です。
価格と仕様は変更される場合があります。契約時点の公式資料、見積書、注文書を優先してください。
スペックと装備

Ultra B3とB4 AWD Selectionの価格差はいくらですか
車両本体価格はUltra B3が599万円、B4 AWD Selectionが649万円で、差は50万円です。Ultra B3へ21万円のサンルーフを付ける比較では、差は29万円になります。価格は2026年5月現在の2027年モデル公式資料に基づきます。
B4は90kg重くても明確に力強いですか
出力重量比はB3が約98.2PS/t、B4が約112.6PS/tで、B4が約14.6%高い計算です。トルク重量比も約7.4%上回ります。重量増で性能差が消えるわけではありませんが、実際の体感はDCT制御、タイヤ、乗員、路面で変わります。
48Vモーターを足すと合計何PSですか
公式資料はエンジン出力とモーター出力を個別に示していますが、システム最高出力は示していません。発生回転数も異なるため、163PSまたは197PSへモーターの約11.6PSを単純に足しません。
Ultra B3にも主要な安全・運転支援がありますか
あります。Pilot Assist、全車速追従機能付きACC、BLIS、CTA、360度ビューカメラ、衝突回避・被害軽減ブレーキなどは両Ultraで共通です。これらは自動運転ではなく、ドライバーの監視と操作を前提に使います。
使い方と維持
AWDなら冬用タイヤは不要ですか
不要にはなりません。AWDは駆動力を四輪へ伝える仕組みですが、停止距離を短くする保証ではありません。雪道では適切な冬用タイヤ、速度、車間距離、道路状況の判断が必要です。
18インチと19インチでは何を比べますか
乗り心地、操舵応答、タイヤノイズ、交換タイヤ価格、冬用ホイールの選択肢を比べます。B3は235/55R18、B4は235/50R19です。見た目だけでなく、同じ経路で段差と後席の揺れを確認してください。
Ultra B3へサンルーフを付けると何が変わりますか
オプション価格21万円が加わり、車両重量と総重量が30kg増えます。車両本体は620万円、車重は1,690kgとなり、B4 AWD Selectionとの差は29万円・60kgです。メーカー受注生産となり、納期が通常4〜6か月かかる場合があります。
B3とB4は燃料が違いますか
どちらも無鉛プレミアムで、燃料タンクは53Lです。WLTCモード燃費はB3が14.8km/L、B4が14.2km/Lです。
最後はどちらを選べばよいですか
舗装路と市街地が中心で、AWD、19インチ、サンルーフを必須としないならUltra B3を先に試します。雪、濡れた坂、高速、多人数乗車が多く、サンルーフも欲しいならB4 AWD Selectionから確認します。本革や13スピーカーが不要なら、Plus B3まで戻って比較してください。
最後は生活条件で決める
最後に、XC40のグレード差は、上位ほど無条件に優れるという並びではありません。EssentialとPlusは必要装備の量、Ultra B3とB4 AWD Selectionは駆動方式と動力性能の選択です。XC40 Ultra B3とB4 AWD Selectionの違いを、毎日の道、乗員、荷物、冬の頻度、欲しい装備へ置き換え、同じ条件で比べると答えが見えます。
次に読むなら
参照した主な情報源
- ボルボXC40 2027年モデル 諸元&価格表
- ボルボXC40に特別仕様車「XC40 Ultra B4 AWD Selection」が登場(2026年5月7日)
- ボルボXC40 ラインナップ・主要諸元
- Volvo Support XC40 寸法
価格、装備、諸元は予告なく変更される場合があります。契約前に最新の公式資料、見積書、注文書を確認してください。
