フォルクスワーゲンは2026年10月19日、ドイツで新型電気SUV「ID. Cross」の37kWhバッテリー仕様の先行販売を始めると発表しました。37kWh版は、85kW(116PS)または99kW(135PS)の電動パワートレーンと組み合わせられ、Trend・Life・Styleの3つの装備ラインから選べます。この記事では「ID. Cross 37kWhの違い」を、公式諸元と使い方から整理します。
ただし、今回確認できた価格・航続距離・装備・技術データはドイツ市場の情報です。日本導入、日本価格、日本仕様のグレード構成は確認できません。この記事では、国内で発売された車のように扱わず、公式に分かっている仕様から「37kWh版がどんな使い方に向くのか」を整理します。
最初に結論
- 37kWh版が向く人: 日々の移動が都市部と通勤中心で、1回の充電で必要な距離を絞り込める人。
- 52kWh版が向く人: 高速道路や週末の遠出が多く、充電場所を選ぶ余裕と航続距離を優先したい人。
- 慎重にしたほうがいい人: 日本発売や日本仕様が決まったと受け取っている人。現時点ではドイツ市場の発表であり、国内注文の根拠にはなりません。
ID. Cross 37kWh版で何が発表されたか
52kWh仕様に続き、正味37kWhのリン酸鉄系バッテリーを搭載する仕様が加わりました。
37kWh仕様のWLTP航続距離は、グレードにより最大324kmです。
85kW(116PS)と99kW(135PS)の出力が発表されています。
今回確認できた価格・装備・諸元はドイツ市場向けで、日本の発売時期や仕様は未発表です。
出典はVolkswagen Newsroomの2026年10月19日発表。日本仕様の確定情報へ置き換えないでください。
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37kWh版の発表と国内境界

今回の発表の中心は、従来から案内されていた52kWh版に、37kWhの小容量バッテリーを追加することです。37kWh版のWLTP複合航続距離は最大324km、DC急速充電は10〜80%を約23分で行えるとされています。発表資料では最大DC充電出力を90kWと表記していますが、ドイツ公式技術データでは最大88kWと記載されているため、記事では技術データの88kWを基準にし、発表資料の90kWは丸めた表現として扱います。
ドイツ価格を日本価格へ換算しない
価格は、ドイツでID. Cross Trend(85kW)が27,995ユーロからです。この数字を日本円へ単純換算して日本価格のように見せることはできません。輸送、税、装備、認証、販売条件が異なるうえ、日本導入自体が未発表だからです。
37kWh版の狙いは、電池容量を小さくして車両の使い方を都市・通勤寄りに絞ることです。電池が小さくても、全長4,153mmの車体、最大1,345Lの荷室、10〜80%約23分の急速充電は大きく変わりません。毎日の走行距離が短い人には、52kWhの余裕を持て余さずに済む選択肢になり得ます。ここから先の「合理的」という評価は、公式数値を組み合わせた筆者の見立てです。※推測です
37kWhと52kWhの公式スペックを比較する
WLTPはグレード別の公式範囲。実走行は速度、気温、空調、積載、タイヤ、充電状態で変わります。
公式表でまず比較する項目
フォルクスワーゲンのドイツ公式技術データを、電池・動力・車体・荷室・充電に分けて整理します。数値は仕様や装備で変わる範囲を含み、WLTP値は実際の走行距離を保証するものではありません。ここがID. Cross 37kWhの違いを、電池容量だけでなく実用性まで確認する箇所です。
| 項目 | 37kWh版 | 52kWh版 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| バッテリーエネルギー量(正味) | 37kWh | 52kWh | 37kWhはLi-Fe-P、52kWhはLi-Ni-Co-Mnと公式技術データに記載 |
| 複合WLTP航続距離 | Trend 305〜324km、Life 272〜313km、Style 270〜312km | Life 361〜427km、Style 358〜425km | 同じ電池容量でも出力・装備・タイヤ等で幅がある |
| 電動モーター出力 | Trend 85kW(116PS)、Life/Style 99kW(135PS) | Life/Style 155kW(211PS) | 公式データ上の装備ライン別組み合わせ。注文時の構成確認が必要 |
| 0-100km/h | Trend 11.0秒、Life/Style 9.9秒 | Life/Style 7.1秒 | 発進加速の公式値 |
| 最高速度 | 160km/h | 160km/h | 電池容量だけで最高速は変わらない |
| 充電・AC | 11kWで0〜100%約4時間 | 11kWで0〜100%約5時間30分 | 自宅や目的地での普通充電の目安 |
| 最大DC充電出力 | 88kW(発表資料は90kW表記) | 105kW | 技術データと発表資料で丸め方が違う |
| DC 10〜80% | 約23分 | 約24分 | 最大出力を受けられる充電器・温度などの条件付き |
| 10分間のDC充電で増える航続距離 | 約105〜107km | 約109km | 公式技術データの目安 |
| 全長×全幅×全高 | 4,153×1,794×1,581mm | 同じ | ミラーを含む全幅は2,000mm |
| ホイールベース | 2,597mm | 同じ | 前後席の空間を考える基礎寸法 |
| 最小空車重量 | Trend 1,616kg、Life/Style 37kWh 1,616kg | Life/Style 1,632kg | 装備と出力で変わる |
| 荷室容量 | 475L、最大1,345L | 同じ | 床下102Lを含む。フランクは最大25L |
| 牽引能力 | ブレーキ付き750kg | 99kW仕様750kg、155kW仕様1,200kg | 12%勾配時。仕様によって差がある |
| 最大トルク | 公式技術データで確認できず | 公式技術データで確認できず | 確定値を補わない |
| 駆動方式 | 今回確認した公式データでは明記を確認できず | 同左 | 前後モーターの有無を日本仕様へ推定しない |
| タイヤサイズ | 今回確認した公式技術データでは明記を確認できず | 同左 | 銘柄・幅・扁平率は注文仕様で確認する |
| 乗車定員 | 今回確認した対象ページでは明記を確認できず | 同左 | 日本仕様の認証値として置き換えない |
37kWhと52kWhで共通する車体・実用性
表からまず分かるのは、37kWh版が「車体全体を小さくした廉価版」ではないことです。全長、ホイールベース、荷室容量は52kWh版と共通で、変わるのは主に電池、出力、航続距離、充電システム、重量、牽引能力です。
数値が揃わない項目は未確認とする
一方、最大トルク、駆動方式、タイヤサイズ、乗車定員が今回確認した公式ページだけでは揃いません。電気自動車の走りや航続距離を判断するうえで重要な項目なので、分からないまま他車の数値を当てはめないことが大切です。
諸元から読む走りは最高出力だけで決まらない
- 1出力・加速
85kWは11.0秒、99kWは9.9秒、155kWは7.1秒。公表値から動力差の大枠を確認します。
- 2車重・トルク
グレード別の最小重量は確認できますが、最大トルクと発生条件は公式技術データで確認できません。
- 3変速機・駆動
1速自動変速機EQ290-1Pは確認できますが、正確な駆動方式は技術データで明示されていません。
- 4タイヤ・路面
正確なタイヤサイズは未確認。タイヤ幅、扁平率、銘柄、車重が乗り心地と電費へ影響します。
出力と加速から乗り味を推定する説明は※推測です。実車の発進、再加速、段差、雨天で確認してください。
85kW・99kW・155kWの加速差

37kWh版は、Trendが85kW、LifeとStyleが99kWです。52kWh版のLifeとStyleには155kW仕様が掲載されています。0-100km/h加速は、Trendが11.0秒、37kWhのLife/Styleが9.9秒、52kWhの155kW仕様が7.1秒です。高速道路の合流や追い越しでは、出力差が操作の余裕として表れやすいでしょう。
車重・トルク・変速機を組み合わせて読む
ただし、走りを最高出力だけで決めることはできません。最小空車重量は37kWhの主要仕様で1,616kg、52kWhの155kW仕様で1,632kgです。大きな差ではないため、155kW仕様は出力の増加が加速に反映されやすい一方、電池や装備による重量増、タイヤ、駆動方式、電動モーターのトルクの出方を確認しなければ乗り味を確定できません。
駆動方式とタイヤは試乗で確認する
変速機は1速オートマチックです。変速の段付きより、アクセル操作に対するモーターの応答とタイヤの接地感が印象を左右する構成と考えられます。ただし、最大トルク値と駆動方式は未確認です。ここでの「37kWh版は都市部で扱いやすい可能性がある」「155kW仕様は高速合流の余裕を取りやすい」という記述は、公開された出力・加速・重量・1速減速機からの見立てです。※推測です
日本で電気SUVを比較する場合は、同じメーカーの別車種との出力だけでなく、電池容量、車重、タイヤ、充電拠点まで確認すると判断しやすくなります。たとえば、すでに公開したフォルクスワーゲン ID. Tiguanの公式スペックとグレード比較でも、電池と駆動方式を分けて見る構成にしています。
4,153mmの車体と475Lの荷室は日常でどう効くか
全長4,153mm、全幅1,794mm、全高1,581mm。ミラー展開時の幅は2,000mmです。
通常475L、後席格納時は最大1,345L。床長は後席使用時698mm、格納時1,431mmです。
床下102L、フロントトランク25L。充電ケーブルや汚したくない物の置き場として考えられます。
仕様によりブレーキ付き750kgまたは1,200kg。小型トレーラー利用者は出力・仕様別の条件確認が必要です。
床下容量を小物置きに使えるという生活上の読み替えは※推測です。開口幅、段差、床の使い勝手は実車で確認します。
外寸とホイールベースを駐車へ当てはめる
全長4,153mm、全幅1,794mm、全高1,581mm、ホイールベース2,597mmという寸法は、都市部の駐車や狭い道を意識しやすいサイズです。ミラーを含む全幅は2,000mmなので、立体駐車場や機械式駐車場を使う人は、車体幅だけでなくミラーを開いた状態の収まりを確認する必要があります。
荷室・床下・フランクの使い分け
荷室は通常475L、後席を倒した最大値が1,345Lです。床下には最大102Lの収納があり、充電ケーブルや小物を分けて置けます。フランクは最大25Lなので、日常の買い物や小さな荷物の置き場には便利ですが、家族旅行の大きな荷物をすべて解決する容量ではありません。
牽引条件は出力仕様と一緒に確認する
牽引能力は、ブレーキ付き750kgが37kWhのTrendと99kW仕様に、1,200kgが155kW仕様に示されています。キャンピングトレーラーやボートを想定する場合は、出力仕様、ブレーキ付き区分、勾配条件、ヒッチメンバーの設定を一緒に確認してください。
寸法や荷室容量は日本の駐車環境にも翻訳しやすい情報です。ただし、後席の実寸、荷室開口幅、床の段差、フランクの形状は数値表だけでは分かりません。日本導入が決まった場合は、展示車でベビーカー、スーツケース、充電ケーブルを実際に積む確認が必要です。
37kWhの充電は通勤向け、52kWhは移動の余裕を取りやすい
- 1自宅AC
37kWhは11kWで0〜100%約4時間。52kWhは同条件で約5時間30分です。
- 2急速充電
37kWhは最大88kWで10〜80%約23分、52kWhは最大105kWで約24分です。
- 3通勤・買い物
日々の走行距離が短く自宅充電できるなら、37kWhでも充電回数を管理しやすい可能性があります。
- 4遠出・余裕
WLTP最大427kmの52kWhは、充電地点を選ぶ余裕を取りやすい構成です。
用途別の向き不向きは※推測です。実際の電費、冬季航続、充電器の混雑と出力低下を確認してください。
AC・DC充電の公式値

37kWh版は11kWのAC普通充電で0〜100%が約4時間、最大DC充電出力が88kW、10〜80%が約23分です。52kWh版はACで約5時間30分、最大DCが105kW、10〜80%が約24分です。電池容量が大きい52kWh版のほうが満充電まで長い一方、急速充電の10〜80%はほぼ同じ時間に収まります。
通勤と遠出で変わる充電余裕
この差は、通勤中心の人には37kWh版の使いやすさにつながります。自宅や職場で毎日充電でき、片道の移動距離が短ければ、容量を使い切らずに済むからです。反対に、冬の高速道路、空調を使う長距離、充電器の少ない地域では、52kWh版の航続距離が充電計画の余裕になります。WLTP値は気温、速度、空調、積載、タイヤ、電池温度で変わるため、カタログ最大値をそのまま予定距離に置き換えないでください。
WLTPと実走行を混同しない
10分間のDC充電で増える航続距離は、技術データ上で37kWhが約105〜107km、52kWhが約109kmです。差は小さく見えますが、到着時の残量、充電器の混雑、充電曲線によって実際の待ち時間は変わります。急速充電の最大値だけでなく、自宅充電の有無と遠出の頻度を先に決めるべきです。
給油を前提にしない動力の選び方を比較するなら、新型キックスのe-POWER・e-4ORCE・ROCK CREEK比較も、電池EVとは異なる充電・給油の判断軸を確認できます。
Trend・Life・Styleの違いは電池と装備を分けて見る
ドイツ価格はTrend 37kWh・85kWで27,995ユーロから。日本価格、標準・オプション区分、組み合わせは未発表です。
3グレードの動力と電池
ドイツ公式発表では、37kWh版にTrend、Life、Styleの3つの装備ラインが用意されます。Trendは85kW(116PS)、LifeとStyleは99kW(135PS)が公式技術データに掲載され、52kWhのLife/Styleには155kW(211PS)仕様が示されています。公式の組み合わせは販売時点で変わる可能性があるため、以下は発表済み情報を読者向けに翻訳した表です。
| 装備ライン・仕様 | 公式に確認できる動力 | 確認できる主な装備・性能 | 価格差の意味 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| Trend・37kWh | 85kW(116PS)、0-100km/h 11.0秒 | 前後パークディスタンスコントロール、App Connect、LEDライト、10.2インチDigital Cockpit Pro、12.9インチ中央ディスプレイ | ドイツの先行販売価格は27,995ユーロから。Life/Styleとの差額は対象ページで確認できず | 都市通勤、標準装備を絞って使う人 |
| Life・37kWhまたは52kWh | 99kW(135PS)または52kWhの155kW仕様が技術データに掲載 | Trendより快適・技術装備を広げる中間的な位置づけ。正確な標準/オプション区分は要確認 | 車両価格と装備差を見積書で確認する段階 | 航続・快適装備のバランスを取りたい人 |
| Style・37kWhまたは52kWh | 99kW(135PS)または52kWhの155kW仕様が技術データに掲載 | Connected Travel Assist、Harman Kardon、パノラマルーフ、12ウェイ電動マッサージシートなどは仕様により選択可能 | 高価な装備が標準かオプションかを確認し、欲しい機能だけを選ぶ | 長距離、快適装備、上位の走りを重視する人 |
装備差を日常の操作へ読み替える
Trendの標準装備には、前後の駐車距離センサーとスマートフォン連携のApp Connectが含まれます。狭い駐車場ではセンサーが助けになりますが、カメラ映像の範囲や自動駐車の有無までは、この発表だけで確定できません。
日本仕様の標準装備は未確認
LifeとStyleには、より上位の快適・運転支援装備が用意されます。Connected Travel Assistはネットワーク情報を使う予測型の運転支援として説明されていますが、日本で使える地図データや機能範囲は未確認です。Harman Kardon、パノラマルーフ、マッサージ機能付き12ウェイシートも、グレード標準なのかオプションなのかを日本仕様へ置き換えないでください。
ID. Crossのどの仕様を選ぶべきか
自宅充電があり、近距離の通勤・買い物が中心で、基本装備を優先する人向けです。
小容量のまま出力と装備のバランスを取りたい人向け。ただし日本での組み合わせは未確認です。
冬や遠出で充電計画の余裕を取りたい人、または155kWの加速を重視する人向けです。
電池容量よりもシート、照明、音響、ルーフなど日々触れる装備へ差額を配分したい人向けです。
各仕様が誰に合うかという評価は、公開諸元と装備情報からの※推測です。日本仕様の価格表で再判定します。
用途別にまず候補を分ける

| 読者タイプ | まず見る仕様 | 理由 | 判断を保留する条件 |
|---|---|---|---|
| 片道の通勤が短く、毎日充電できる | 37kWh・TrendまたはLife | 車体と荷室を保ちながら、必要以上の電池を積まない考え方ができる | 自宅や職場で充電できない、冬に長距離を走る |
| 週末に高速道路をよく使う | 52kWh・Life/Style | 航続距離361〜427kmの公式値があり、移動の余裕を持ちやすい | 日本仕様の充電出力、タイヤ、価格が未確認 |
| 合流や牽引の余裕を重視する | 52kWh・155kW仕様 | 0-100km/h 7.1秒、ブレーキ付き牽引1,200kgの組み合わせが示される | 駆動方式、最大トルク、ヒッチ設定の詳細が未確認 |
| 装備を優先する | LifeまたはStyle | 運転支援、音響、パノラマルーフ、電動シートを必要な順に選べる | 標準装備とオプションの境界が分からない |
| 日本で今すぐ購入したい | 現時点では待つ | 今回の公式情報はドイツ市場向けで、日本導入が発表されていない | 日本法人の発売・認証・価格・保証が出るまで判断できない |
電池容量と用途から候補を絞る
37kWhと52kWhの差は、電池容量だけではありません。37kWh版でも99kW仕様を選べる一方、52kWh版には155kW仕様が設定され、加速と牽引能力が変わります。したがって「小さい電池か大きい電池か」だけでなく、通勤距離、高速道路、充電環境、荷物、牽引の有無を順番に確認するのが現実的です。
日本導入前に販売店へ確認したい10項目
- 11〜3 動力
導入時期、37/52kWh、85/99/155kW、駆動方式とグレードの組み合わせ。
- 24〜5 諸元
車重、最大トルク、前後重量配分、グレード別のタイヤ・ホイールサイズ。
- 36〜7 充電
日本での航続距離表記、急速充電条件、自宅充電器、ケーブル、車外給電の有無。
- 48〜10 装備と保証
けん引、運転支援、シート、音響、パノラマルーフ、保証、ソフト更新、Digital Key。
欧州発表の10項目を日本仕様へ置き換えるまで、価格や標準装備を断定しません。
発売・動力・諸元を確認する
日本で正式導入される場合は、次の質問を販売店やメーカーに確認してください。ドイツ仕様の数値を日本仕様へ写すためのチェックリストです。
- 日本での発売時期、受注開始日、納車時期はいつか。
- 日本仕様に37kWhと52kWhの両方が設定されるか。
- 85kW、99kW、155kWのどの出力が選べるか。
- 前輪駆動、後輪駆動、四輪駆動のどれか。駆動方式の変更はあるか。
- 最大トルク、発生条件、0-100km/hの日本仕様値は何か。
充電・装備・保証を確認する
- タイヤサイズ、銘柄、冬用タイヤの推奨設定は何か。
- AC普通充電とDC急速充電の日本仕様出力、充電規格、充電カード対応はどうなるか。
- Connected Travel Assist、App Connect、Harman Kardon、パノラマルーフ、電動シートの標準/オプション区分は何か。
- バッテリー保証、容量保証、ソフトウェア更新、遠隔機能の対象範囲はどうなるか。
- 牽引装置、PowerSocket、荷室床下収納、フランクの日本仕様と車検上の扱いはどうか。
この10項目が揃わないうちは、ドイツの価格や航続距離から日本での総額や実走行距離を推定しないほうが安全です。日本向けの一次情報が出た時点で、諸元表とグレード表を更新する必要があります。
資金計画はドイツ価格と日本の試算を混ぜない
残価設定ローンは月々60,923円に加えて最終回1,800,000円を支払い、車を所有する条件です。クラウドローン経由の1.90%は比較候補銀行の最低金利が適用された想定です。以下は借入額4,500,000円、頭金なし、60回、残価1,800,000円などを置いた比較用の仮定です。※推測です。クラウドローン想定との差は残価設定ローン734,694円、ディーラーローン486,618円、銀行ローン71,095円の節約想定です。実際の審査、適用金利、借入可能額、税・保険・登録費・手数料は含みません。
ドイツ価格と比較用仮定を分ける

日本価格は発表されていません。ここではID. Crossの価格を断定せず、4方式の計算条件をそろえるための仮定を置きます。4方式は同じ比較用車両・仮定グレードを対象に、同じ車両価格4,500,000円、同じ頭金0円、同じ60回払いで並べた比較シナリオです。ID. Crossの日本価格や実在グレードを示すものではありません。残価設定の最終回は1,800,000円としました。年利は、残価設定ローン5.9%、ディーラーローン5.9%、銀行ローン2.5%、クラウドローン経由で比較候補の銀行最低金利が適用された想定1.9%です。これは日本仕様の価格でも、誰にでも適用される金利でもありません。※推測です
| 方式 | 年利 | 返済期間 | クラウドローン想定との金利差 | 月々返済 | 最終回支払・残価 | 総利息 | 総支払額 | クラウドローン想定との差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 残価設定ローン | 5.9% | 60回 | 4.0ポイント | 60,923円 | 1,800,000円 | 955,387円 | 5,455,387円 | 734,694円高い想定 |
| ディーラーローン | 5.9% | 60回 | 4.0ポイント | 86,789円 | 0円 | 707,311円 | 5,207,311円 | 486,618円高い想定 |
| 銀行ローン | 2.5% | 60回 | 0.6ポイント | 79,863円 | 0円 | 291,788円 | 4,791,788円 | 71,095円高い想定 |
| クラウドローン経由(比較候補の銀行最低金利が適用された想定) | 1.9% | 60回 | 0ポイント | 78,678円 | 0円 | 220,693円 | 4,720,693円 | 0円 |
表の数値と残価の読み方
表中の月々返済額、総利息、総支払額も、上記条件を置いた比較用の数値です。※推測です
最終回を含む総支払額で比較する
この仮定だけで見ると、クラウドローン想定は残価設定ローンより734,694円、ディーラーローンより486,618円、通常の銀行ローンより71,095円、総支払額が少ない計算です。ただし、残価設定ローンは月々の支払いが小さく見える代わりに最終回1,800,000円を含みます。車両価格、金利、審査、手数料、税・保険・登録費を変えれば結果も変わります。
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筆者の見立て:37kWhは用途を限定できる人向けの合理的な小容量版
- 1確定
37kWhと52kWh、3グレード、WLTP航続距離、充電時間、ドイツ価格は公式情報で確認できます。
- 2条件付き
37kWhは充電時間が短くても、遠出の充電地点を選びにくくなる可能性があります。
- 3未確認
日本価格、車重、最大トルク、駆動方式、正確なタイヤサイズ、乗り心地は確定していません。
- 4選び方
自宅充電の有無、1日の距離、冬の遠出、快適装備のどれへ差額を配分するかを決めます。
37kWhが合理的かどうかという評価は、公開情報を生活条件へ当てはめた※推測です。
確定情報と37kWhの合理性
ID. Cross 37kWhの価値は、単に価格を下げることではありません。全長4,153mm、475Lの荷室、10〜80%約23分の急速充電を保ちながら、通勤や都市部の利用に必要な電池量へ絞りやすい点にあります。毎日走る距離と充電場所が決まっている人なら、52kWhを選ばない合理性はあります。※推測です
52kWhが有利になる条件
一方、冬の高速走行、週末の長距離、牽引、充電器の少ない地域を含めると、52kWhと155kW仕様の余裕が効く可能性があります。37kWh版を選ぶ判断は、最大航続距離の数字よりも、「帰宅時に何%残したいか」「途中充電を何回許容できるか」で決めるべきです。※推測です
日本導入発表後に再確認する項目
現時点の結論は、日本で今すぐ注文する車ではありません。ドイツで始まった小容量電気SUVの選択肢を読む段階です。日本導入が発表されたら、駆動方式、タイヤ、最大トルク、保証、充電規格、標準装備を再確認し、今回のドイツ仕様表を日本仕様へ置き換えてください。
よくある質問
今回確認できた公式発表はドイツ市場向けで、日本の発売時期は未発表です。
グレードによりWLTP 270〜324km。日本の実走行距離ではありません。
グレードによりWLTP 358〜427km。気温や速度で変わります。
最大トルク、正確な駆動方式、タイヤサイズ、乗車定員の詳細は確認できていません。
ドイツ向けの公式情報と、日本仕様の販売情報を混同しないことが大切です。
ID. Cross 37kWhは日本で買えますか?

今回確認した公式発表はドイツ市場向けです。日本での発売時期、価格、認証、販売グレードは確認できないため、現時点で日本国内の購入候補とは断定できません。日本でID. Cross 37kWhの違いを比較できるのは、国内仕様が発表されてからです。
37kWh版の航続距離は何kmですか?
ドイツ公式技術データでは、37kWhの複合WLTP航続距離はTrendが305〜324km、Lifeが272〜313km、Styleが270〜312kmです。装備、出力、タイヤ、試験条件で幅があり、実走行距離ではありません。
52kWh版のほうが充電に時間がかかりますか?
11kWのAC普通充電は37kWhが約4時間、52kWhが約5時間30分です。DC急速充電の10〜80%は37kWhが約23分、52kWhが約24分で、公式値では大きな差になっていません。
Trend・Life・Styleの価格差は分かりますか?
今回確認した資料では、Trendの37kWh・85kW仕様が27,995ユーロからと示されています。LifeとStyleの価格、装備の標準/オプション区分は対象ページだけでは揃わないため、ドイツのコンフィギュレーターでの確認が必要です。
最大トルクや駆動方式は?
今回確認した公式技術データの対象ページでは、最大トルク、駆動方式、正確なタイヤサイズを確認できませんでした。分からない値を他のID.モデルから補うことは避け、日本仕様が発表された時点で確認します。
次に読むなら
参照した主な情報源
- Affordable and versatile: ID. Cross can now be ordered with a 37 kWh battery | Volkswagen Newsroom — 37kWh版の先行販売、出力、航続距離、急速充電、ドイツ価格、装備説明。
- Der neue ID. Cross | Volkswagen Deutschland — ドイツ公式モデルページ。荷室、フランク、牽引、航続距離、充電の概要。
- ID. Cross technische Daten | Volkswagen Deutschland — 寸法、重量、電池、充電、性能、消費電力、航続距離の公式技術データ。
- Successful market launch of the Electric Urban Car Family | Volkswagen Newsroom — ID. Crossのモデル展開と電気都市車ファミリーに関する公式発表。
※価格・航続距離・装備・充電時間は発表時点のドイツ市場向け公式情報です。日本仕様の発売、価格、認証、装備、保証は別途確認してください。
