三菱自動車は2026年5月29日、新型クロスカントリーSUVの車名を「パジェロ」に決め、2026年秋に世界初公開すると発表しました。日本仕様は2019年に生産終了していたため、国内では7年ぶりの復活です。
ただし、この記事で最初に押さえたいのは、パジェロが「もう買える車」ではないことです。2026年5月31日時点で、三菱が明らかにしているのは、車名、世界初公開時期、国内での復活、トライトンのラダーフレームをベースに改良すること、キャビンや前後サスペンションを専用開発することなどです。国内発売日、グレード、パワートレーン、サイズ、燃費、受注方法はまだ公式に出ていません。
一方、トヨタのランドクルーザーFJは2026年5月14日に発売済みです。2.7Lガソリン、5人乗り、パートタイム4WD、6 Super ECT、最小回転半径5.5mなど、買う前に確認できる条件がかなり出ています。つまり、今回の比較は「どちらが上か」ではなく、「今分かっている情報の量が違う2台を、どう候補に置くか」という話です。
最初に結論
- パジェロを待つべき人: 三菱の本格SUV復活に惹かれ、スペック公開まで待てる人。トライトン由来の骨格と専用開発の乗り味を確認してから決めたい人です。
- ランドクルーザーFJを先に見るべき人: 発売済みの条件で商談を進めたい人。サイズ、エンジン、装備、試乗や納期の確認を早く始めたい人です。
- 慎重にしたほうがいい人: 復活の話題性だけで予約や商談に走りたい人。パジェロは未発表項目が多く、FJも本格SUVらしい保管・タイヤ・日常性の確認が必要です。
この記事では、パジェロ復活の公式情報を整理したうえで、ランドクルーザーFJとの違い、どっちを選ぶべきか、販売店で聞く質問、所有前チェックまでをまとめます。後半では、車を決めた後に支払い条件をどう見るかも短く触れますが、主役はあくまで「本格SUVの選び方」です。
パジェロ復活でまず分かったこと
新型クロスカントリーSUVの車名がパジェロになり、国内では7年ぶりの復活と発表されています。
ラダーフレームをベースに、キャビンや前後サスペンションなどを専用開発する方針です。
国内仕様のグレード、パワートレーン、燃費、受注方法は公式発表を待って確認します。
パジェロは期待枠として強い一方、購入判断に必要な条件はまだそろっていません。
三菱の発表で確定した一番大きな事実は、新型クロスカントリーSUVの車名が「パジェロ」になること、そして2026年秋に世界初公開されることです。国内向けパジェロは2019年に生産終了していたため、三菱自身も国内7年ぶりの復活と説明しています。
購入前に支払い計画を確認
金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
三菱が公式に出した確定情報
三菱は、パジェロを1982年に初代が発売されたクロスカントリーSUVと位置づけています。4世代にわたり世界170以上の国と地域で累計325万台以上を販売し、ダカールラリーでは1983年から参戦して通算12勝を挙げた、と公式発表で説明しています。
今回の新型パジェロについて、三菱が明確に書いているのは、トライトンのラダーフレームをベースに改良すること、キャビンや前後サスペンションなどを専用開発することです。狙いは、悪路走破性だけでなく、上質で快適な乗り心地も実現すること。さらに、三菱の冒険心と挑戦心を象徴する新たなフラッグシップモデルとして開発を進めている、としています。
筆者の見立てでは、この発表は単なる懐かしモデルの名前復活ではありません。三菱が中長期ビジョンの中で「尖った商品・ブランドの強化」を掲げ、オフロード商品群に力を入れる流れの中で出してきたニュースです。つまり、パジェロは三菱ブランドの顔を作り直す役割を背負っている可能性があります。
根拠として見たいポイント
根拠として強いのは、同日に出た三菱の新中長期ビジョンです。そこでは、三菱らしさを体現するパジェロを今年度中に投入し、将来に向けたシリーズ展開を図ること、強みを発揮できるアセアン商品群とオフロード商品群に経営資源を集中することが示されています。単発の復刻ではなく、今後のブランド戦略の中心に置く意図が読み取れます。
まだ分からないことも多い
一方で、未発表のまま残っている項目もかなりあります。国内発売日、国内仕様のグレード、パワートレーン、駆動方式の詳細、燃費、サイズ、定員、先進安全装備、受注方法、試乗開始時期は、公式発表だけではまだ判断できません。
ここを曖昧にしたまま「ランクルFJより良い」「待つべき」と言い切るのは危険です。パジェロの名前には強い期待がありますが、買う側に必要なのは期待値ではなく、自分の生活に合う具体条件です。
条件が出るまで決めないほうがいい項目
特に決め打ちしないほうがいいのは、日常の取り回し、燃費、乗り心地、家族の乗降性、保管場所、タイヤや盗難対策です。本格SUVは、見た目や悪路性能だけでなく、普段の駐車場、狭い道、買い物、子どもの乗り降り、冬タイヤの保管まで効いてきます。スペック公開後に実車で確認すべき項目が多い車だと考えておきましょう。
パジェロとランドクルーザーFJは何が違うのか
| 見る点 | 新型パジェロ | ランドクルーザーFJ | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 状態 | 2026年秋に世界初公開予定 | 2026年5月14日に発売済み | 待つ候補か、今進める候補かを分ける |
| 骨格 | トライトンのラダーフレームをベースに改良 | ランクル伝統のラダーフレーム構造 | 構造名だけでなく乗り味を見る |
| 開発の方向 | キャビンや前後サスペンションなどを専用開発 | 信頼性・耐久性・悪路走破性と扱いやすさを両立 | 悪路性能と日常性のバランスを見る |
| パワートレーン | 未発表 | 2.7Lガソリン、6 Super ECT | 燃費と走りの性格を確認する |
| サイズ | 未発表 | 全長4,575mm、全幅1,855mm、全高1,960mm | 駐車場と取り回しに直結する |
パジェロが劣るという話ではなく、まだ埋めてはいけない空欄が多いという見方です。
パジェロ復活の比較相手として、今いちばん分かりやすいのがランドクルーザーFJです。理由は、FJもラダーフレームを持つ本格SUVであり、ランクルの中では扱いやすいサイズを狙ったモデルだからです。
分かっていることと未発表のこと
比較では、パジェロ側の未発表項目を無理に埋めないことが大事です。2026年5月31日時点での見方は、次のように分けるのが安全です。
| 比較軸 | 新型パジェロ | ランドクルーザーFJ | 読者が見るポイント |
|---|---|---|---|
| 状態 | 2026年秋に世界初公開予定 | 2026年5月14日に発売済み | 今すぐ商談できるか、待てるか |
| 骨格 | トライトンのラダーフレームをベースに改良 | ランクル伝統のラダーフレーム構造 | 骨格だけでなく乗り味を確認 |
| 開発の方向 | キャビンや前後サスペンションなどを専用開発 | 信頼性・耐久性・悪路走破性と扱いやすさを両立 | 悪路性能と日常性のバランス |
| パワートレーン | 未発表 | 2.7Lガソリン、6 Super ECT | 燃費と走りの性格 |
| サイズ | 未発表 | 全長4,575mm、全幅1,855mm、全高1,960mm | 駐車場と取り回し |
| 選びやすさ | 情報待ち | 販売店で具体条件を確認しやすい | 期待で待つか、条件で進めるか |
この表で見えるのは、パジェロが弱いということではありません。むしろ、まだ公開前だからこそ、期待と不確定要素が同時にあるということです。FJは発売済みなので、車両条件をもとに現実的な相談ができます。パジェロは、発表を待ってから一気に判断材料が増えるタイプです。
ラダーフレームSUVとしての共通点
両車に共通しているのは、本格SUVとしての骨格を重視していることです。ラダーフレームは、悪路や積載、耐久性の文脈で語られやすい構造です。三菱はトライトンのラダーフレームをベースに改良すると説明し、トヨタはFJでランクル伝統のラダーフレーム構造を採用したと説明しています。
ただし、ラダーフレームだから全部同じ、という見方は粗いです。ホイールベース、サスペンション、タイヤ、重量、エンジン、ステアリング、視界、シート、遮音、運転支援で印象は変わります。街中で扱いやすいか、家族が酔いにくいか、長距離で疲れにくいかは、構造名だけでは分かりません。
構造名よりも試乗で見たいこと
試乗できる段階になったら、段差を越えたときの揺れ、駐車場での切り返し、後席の乗り心地、前方の見切り、バック時の視界、アクセルの扱いやすさを見てください。悪路性能を売りにする車ほど、日常での細かい疲れを見落とすと後悔しやすいです。
パジェロはトライトン由来、FJはランクルの入口
パジェロは、三菱がすでに展開しているトライトンの骨格を活用しつつ、SUVとして専用開発を入れる方向です。ここから筆者が読むのは、単なるピックアップ派生ではなく、三菱の本格SUVとして乗り味を作り込もうとしている可能性です。
ランドクルーザーFJは、ランクル300、70、250に続く新しい選択肢として登場しました。トヨタは「もっと多くのお客様にもっと気軽にランクルを楽しんでいただきたい」という思いから開発したと説明しています。つまり、FJはランクルらしさを保ちながら、日常でも扱いやすくする入口のような立ち位置です。
上振れと下振れ
パジェロの上振れ要因は、三菱がブランドの象徴として本気で仕上げてくる可能性です。トライトン由来の強い骨格と専用開発がうまくかみ合えば、悪路性能と快適性を両立した魅力的な本格SUVになるかもしれません。
下振れ要因は、未発表項目の多さです。サイズが大きい、燃費が重い、価格帯が想像より上、納期が長い、グレード構成が限られる、という可能性はまだ消えていません。ここは期待で埋めず、公式発表を待つべきです。
どっちを選ぶべきか
- 1パジェロを待つ
専用開発の乗り味や新型の方向性が出るまで、公式発表と販売店案内を追います。
- 2FJを先に見る
発売済みのサイズ、装備、試乗、納期、用品、保管条件から商談を進めやすい候補です。
- 3両方とも慎重
本格SUVの魅力より、駐車場、後席、燃費、タイヤの負担が勝たないかを先に見ます。
- 4一度止まる
未発表情報が多い段階では、質問リストを作って条件公開を待つほうが安全です。
今決めるのは勝ち負けではなく、候補に残す順番と確認するタイミングです。
結論を急ぐなら、今は「パジェロを買うか、FJを買うか」ではなく、「待つ候補にするか、発売済み候補を先に進めるか」で分けるのが現実的です。
30秒診断
次のどれに近いかで、今の動き方はかなり変わります。
| 読者タイプ | 今の候補 | 理由 | 次にすること |
|---|---|---|---|
| 三菱らしさやパジェロの復活に強く惹かれる | パジェロを待つ | 専用開発の乗り味や新型の方向性を見たいから | 公式発表と販売店案内を待つ |
| 発売済み条件で早く具体化したい | ランドクルーザーFJを先に見る | サイズ、装備、商談条件を確認しやすいから | 試乗、納期、用品、保管条件を確認 |
| 家族の乗り降りや街乗りが中心 | 両方とも慎重 | 本格SUVの魅力より日常ストレスが勝つ可能性があるから | 駐車場、後席、燃費、タイヤを先に見る |
| 話題性で先に動きたい | 一度止まる | 未発表情報が多い状態で決めると後悔しやすいから | 質問リストを作って条件公開を待つ |
パジェロを選ぶべき人
パジェロを待つ価値があるのは、三菱の4WDやラリー由来の世界観に強く惹かれる人です。トライトン由来のラダーフレーム、専用キャビン、専用サスペンションという言葉にピンと来るなら、スペック公開を待つ楽しさがあります。
もう一つは、今すぐ乗り換える必要がない人です。車検まで余裕がある、今の車に大きな不満がない、秋の世界初公開を見てから判断できる。こういう人は、パジェロを候補に置いて待つほうが納得感を得やすいです。
筆者の見立てでは、パジェロは「待てる人ほど楽しめる」車になりそうです。情報が出るたびに、サイズ、エンジン、装備、デザイン、発売時期を確認し、自分の用途に合うかを少しずつ詰めるタイプのニュースです。
ランドクルーザーFJを選ぶべき人
ランドクルーザーFJを先に見るべきなのは、具体条件で動きたい人です。FJは発売済みで、トヨタ公式発表では2.7Lガソリン、5人乗り、全長4,575mm、全幅1,855mm、全高1,960mm、最小回転半径5.5m、WLTCモード燃費8.7km/Lなどが確認できます。
買う前に販売店で納期、試乗、用品、保険、保管場所、ランクル250との違いを確認しやすいのは大きな強みです。話題性で待つより、今ある情報で家族や駐車場に合うか見たい人には、FJのほうが検討を進めやすいでしょう。
慎重にしたほうがいい人
慎重にしたほうがいいのは、パジェロ復活やランクルFJの名前だけで高揚している人です。本格SUVは、買う前の気分が強いほど、買った後の日常条件を軽く見がちです。
先に確認する条件
確認したいのは、駐車場の幅と高さ、家族の乗降性、年間走行距離、冬タイヤの保管、盗難対策、任意保険、タイヤ交換、洗車環境です。山道やキャンプに行く日より、通勤、買い物、送迎、雨の日の乗り降りのほうが回数は多いかもしれません。
発売前に販売店で聞く質問10個
| 対象 | 聞くこと | 見る理由 |
|---|---|---|
| パジェロ | 国内仕様の発表時期、商談開始、グレード、パワートレーン、展示・試乗車 | 未発表項目を公式情報で追えるようにする |
| パジェロ | トライトンとの違いを販売店でどこまで説明できるか | 骨格の共通点とSUV専用開発の違いを分ける |
| ランドクルーザーFJ | 納期、受注状況、ランクル250や70との日常使いの違い | 発売済み条件で現実的に進められるかを見る |
| ランドクルーザーFJ | 試乗で見る道路、標準装備と販売店装着オプションの境目 | カタログだけでは分からない扱いやすさを確認する |
| 共通 | 盗難対策、保険、タイヤ、点検、保管場所 | 車両以外にかかる負担を契約前に見える化する |
販売店で聞く目的は、早く決めることではなく、未定と確定を分けて記録することです。
公式発表だけでは分からないことは、販売店に聞く質問へ落とし込むと実用的です。パジェロはまだ聞いても答えが出ない項目もありますが、質問の形にしておくと、情報公開後に動きやすくなります。
パジェロについて聞く質問
- 国内仕様の発表時期はいつごろ案内されそうですか。
- 商談開始や先行案内の予定はありますか。
- グレードやパワートレーンの情報は、どの公式ページで確認できますか。
- 試乗車や展示車が入る見込みはありますか。
- トライトンとの違いを、販売店ではどこまで説明できますか。
この5つは、まだ答えが出ない可能性があります。それでも聞く価値はあります。答えが「未定」なら、未定のまま記録しておけば、SNSの噂や非公式情報に振り回されにくくなります。
予約や商談開始は焦らない
発売前の人気車では、早く動いた人が得をするように見えることがあります。ただ、条件が分からないまま予約や手付けのような話に進む場合は、キャンセル条件、注文確定のタイミング、仕様変更の扱いを必ず確認してください。
ランドクルーザーFJについて聞く質問
- 納期や受注状況はどうなっていますか。
- ランクル250や70と比べたとき、日常使いでの違いは何ですか。
- 試乗で確認すべき道路や駐車場の動きはありますか。
- 標準装備と販売店装着オプションの境目はどこですか。
- 盗難対策、保険、タイヤ、点検で事前に見ておくことは何ですか。
FJは発売済みなので、販売店で具体的な話をしやすいはずです。特に、全高1,960mmという高さ、全幅1,855mmという幅、パートタイム4WD、2.7Lガソリンの使い方は、カタログより実車で見たほうが理解しやすいです。
両方に共通する質問
両方に共通して聞きたいのは、保管場所と保険です。本格SUVは車両そのものだけでなく、タイヤ、盗難対策、冬装備、洗車、メンテナンスの負担が見えにくいことがあります。
見積もり前に決める条件
販売店へ行く前に、自宅駐車場のサイズ、月極駐車場の高さ制限、年間走行距離、家族構成、使いたいアウトドア用品、冬タイヤの置き場をメモしておくと話が早くなります。これがないと、車両の魅力だけで話が進み、生活との相性を確認しにくくなります。
本格SUVを買う前の所有前チェックリスト
全長、全幅、全高に加えて、隣の車との距離、雨の日の荷物、バックのしやすさを見ます。
床の高さ、サイドステップ、手すり、後席の乗り降りを子どもや高齢の家族目線で確認します。
通勤、買い物、送迎、狭い住宅街で疲れないかを、悪路性能とは別に見ます。
冬タイヤの置き場、洗車環境、車両保険、アウトドアで傷が付いた場合の修理方針まで考えます。
欲しい理由が強いほど、普段の小さな不便を先に見ておくと納得して選びやすくなります。
パジェロもランドクルーザーFJも、本格SUVとしての魅力が強い車です。ただし、魅力が強い車ほど「所有前チェック」を先にやっておく価値があります。
駐車場と取り回し
まず見るのは駐車場です。FJは全長4,575mm、全幅1,855mm、全高1,960mmです。パジェロの新型サイズはまだ未発表ですが、トライトン由来の骨格を使う本格SUVとして考えるなら、コンパクトカー感覚では見ないほうが安全です。
確認するのは、枠に入るかだけではありません。ドアを開けられるか、後席に人が乗り降りできるか、バックで入れやすいか、隣の車との距離はどうか、雨の日に荷物を積めるか。ここまで見ると、実際の生活に合うかが分かります。
ドア開閉と家族の乗降
本格SUVは床が高くなりやすく、子どもや高齢の家族の乗り降りに差が出ます。サイドステップがあるか、手すりを持ちやすいか、荷室へ重い物を入れやすいかも見てください。カタログの悪路性能より、毎日の乗降のほうが不満になりやすいことがあります。
悪路性能より先に日常用途を見る
悪路性能は本格SUVの魅力です。ただ、実際に未舗装路や雪道へ頻繁に行く人と、年に数回のアウトドアで使う人では、必要な性能が違います。
筆者は、本格SUVを選ぶときほど「使う日の最高値」だけでなく「使わない日の普通さ」を見たほうがいいと思っています。買い物、通勤、送迎、病院、スーパー、狭い住宅街で疲れないか。そこを満たしたうえで悪路性能があるなら、満足度は高くなります。
保険・保管・消耗品を先に確認する
本格SUVで見落としやすいのが、タイヤ、保険、盗難対策、洗車、冬装備です。タイヤは大きくなりやすく、交換や保管の負担もあります。タイヤ側の安全確認を深掘りしたい人は、ピレリ Cyber Tyreの記事も参考になります。車両保険を付けるかどうか、盗難対策をどうするかも考える必要があります。
確認項目
冬タイヤを持つなら置き場所がありますか。自宅の洗車スペースで屋根まで洗えますか。任意保険の車両保険は付けますか。アウトドアで傷が付いた場合の修理方針はどうしますか。こうした質問に答えられると、車選びが急に現実的になります。
支払い条件は比較と確認項目を見た後に整理する
年7%運用は保証ではありません。投資は元本割れの可能性があり、NISA口座でなければ利益に税金がかかる場合もあります。
ここまで見て、ようやく支払い条件の話です。パジェロとランドクルーザーFJを比べるとき、先に支払い方から入ると、車の本題がぼやけます。まず用途、サイズ、装備、販売店確認を見て、その後で支払い条件を並べる順番が安全です。
車種を決める前に支払いを主役にしない
パジェロはまだ国内仕様の車両条件が未発表です。したがって、パジェロの具体的な返済額をここで置くのは避けます。FJは発売済みですが、この記事の主役はFJ単体の購入計算ではありません。ここでは、車を買うときに共通する「同じ財布で見る」考え方だけ整理します。
400万円の車を現金一括で買うと、その時点で手元資金が400万円減ります。仮に400万円を年2.0%のローンで5年借りると、毎月返済は約7.0万円、総利息は約20.7万円です。
同じ400万円を手元に残し、オルカンなどの長期分散投資で年7%運用できたと仮定しても、返済は別財布から出してはいけません。毎月返済額を同じ運用口座から取り崩す単純計算では、5年後の運用口座残高は約65.1万円です。
これは、ローンのほうが必ず得という意味ではありません。年7%は保証ではなく、投資は元本割れの可能性があります。返済のために相場が悪い時期でも取り崩すリスクがあります。NISA口座でなければ利益に税金もかかります。だからこそ、金利が高いローンではなく、まず低金利候補を比較する意味があります。
クラウドローン導線は後半で見る
車を決める前にローンだけを比べても、良い判断にはなりません。けれど、車種候補と所有条件が見えた後なら、低金利候補を先に比べる価値があります。
車のローン候補を比較したい場合は、スポンサーの クラウドローン のような比較サービスも選択肢になります。
クラウドローンを使う場合も、見るべきものはサービス名ではなく条件です。金利、返済期間、総返済額、手数料、繰上返済、審査条件を確認してください。特に本格SUVは、車両以外にも保険、タイヤ、盗難対策、用品、メンテナンスが出ます。毎月返済だけでなく、所有中の余白まで残せるかが大切です。
同じ財布で見る理由
「投資しながらローンを返す」という話は、返済を別の収入から出す前提にすると実態より良く見えます。今回のように同じ400万円の口座から毎月返済を取り崩すと、5年後に残るのは約65.1万円という見方になります。ここまで条件をそろえると、低金利候補を比べる意味と、無理な借入を避けるべき理由の両方が見えます。
よくある疑問
2026年5月31日時点では、国内仕様の価格、グレード、国内発売時期は確認できません。
トライトン由来の骨格は発表済みですが、全長、全幅、全高、ホイールベースは今後の確認項目です。
ランドクルーザーFJはサイズや2.7Lガソリンなど、販売店で具体的に確認しやすい候補です。
先行案内が出ても、キャンセル条件、仕様確定の時期、納期、支払い条件を聞いてから判断します。
未発表の空欄は、予想で埋めるより公式発表と販売店確認に残しておくほうが安全です。
新型パジェロの価格は分かっていますか?
2026年5月31日時点では、三菱公式発表で国内仕様の価格は確認できません。世界初公開が2026年秋予定とされている段階なので、価格、グレード、国内発売時期は今後の公式発表を待つ必要があります。
パジェロはランドクルーザーFJより大きくなりますか?
新型パジェロのサイズはまだ公式に出ていません。トライトンのラダーフレームをベースに改良することは発表されていますが、最終的な全長、全幅、全高、ホイールベースは未発表です。FJは公式発表で全長4,575mm、全幅1,855mm、全高1,960mmが確認できます。
ランドクルーザーFJはランクル250と何が違いますか?
トヨタはFJを、ランクル300、70、250に加わる新シリーズとして説明しています。FJは扱いやすいサイズと楽しさを意識したモデルで、全長や全幅は250より抑えられています。より詳しいランクル系の読み分けは、ランクル購入・維持費まとめも参考になります。
発売前に予約してもいいですか?
予約や先行案内が出た場合でも、キャンセル条件、仕様確定のタイミング、グレード選択、納期、支払い条件を確認してから判断してください。特にパジェロは未発表項目が多いので、話題性だけで急がないほうが安全です。
筆者の見立て
冒険心と挑戦心を象徴するフラッグシップとして、三菱らしさを前面に出す動きに見えます。
歴代モデルやラリーの記憶があるからこそ、実車の乗り味、日常性、安全装備、価格帯を見たいところです。
待てるならパジェロの続報を残し、今進めたいならFJを実車で確認するのが現実的です。
名前の熱量で契約するのではなく、条件が出たときに判断できる準備をしておくことが大切です。
パジェロ復活は、三菱にとってかなり大きな意味を持つニュースだと思います。単なる車名復活ではなく、中長期ビジョンで示した「尖った商品・ブランドの強化」を象徴するモデルとして出てきたからです。
三菱の本格SUV回帰として読む
三菱はパジェロについて、冒険心と挑戦心を象徴する新たなフラッグシップモデルと表現しています。この言葉は強いです。今の市場では、SUVという名前の車は多いですが、本格的な骨格や悪路性能まで持つ車は限られます。そこへパジェロの名前を戻すのは、三菱が「自分たちらしさ」をもう一度前面に出す動きに見えます。
一方で、名前の強さは期待値を上げます。初代から4代目までの記憶、ダカールラリー、パジェロミニやパジェロイオの記憶まで背負うため、ユーザーは厳しく見ます。だからこそ、実車の乗り味、日常性、安全装備、価格帯、納期が出たときに、本当に今の生活へ合うかを冷静に見る必要があります。
今日決めるのは候補の置き方
今の段階での結論は、パジェロを待つ人と、ランドクルーザーFJを先に見る人を分けることです。パジェロは期待枠。FJは具体条件で確認できる枠。どちらも本格SUVですが、今手元にある情報の質が違います。
筆者なら、今すぐ買い替えが必要な人にはFJや他の発売済みSUVを先に見ます。買い替えまで半年以上ある人、三菱らしい本格SUVに強い関心がある人には、パジェロの秋公開を待つ選択肢を残します。大事なのは、名前の熱量で契約することではなく、条件が出たときに判断できる準備をしておくことです。
優劣ではなく時間軸で分ける
パジェロとランドクルーザーFJは、優劣で見るより時間軸で見るほうが分かりやすいです。待てるならパジェロの続報を見る。今進めたいならFJを実車で確認する。どちらにしても、販売店で聞く質問と所有前チェックを持っていけば、ニュースの勢いだけで決める失敗はかなり減らせます。
次に読むなら
参照した主な情報源
- 三菱自動車「三菱自動車、新型クロスカントリーSUV『パジェロ』を2026年秋に世界初公開」 https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsroom/newsrelease/2026/20260529_2.html
- 三菱自動車「三菱自動車、2030年代に向けた新中長期ビジョンを発表」 https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsroom/newsrelease/2026/20260529_1.html
- トヨタ自動車「ランドクルーザー、新型車“FJ”シリーズを発売」 https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/44331089.html
- 三菱自動車「新型パジェロ ティザーサイト」 https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/pajero/teaser/
