MINIカントリーマン S ALL4 SELECT(セレクト)が、2026年7月13日に日本のラインアップへ加わりました。名前にはSELECTが付きますが、別の小排気量エンジンへ置き換えたモデルではありません。通常のS ALL4と同じ2.0L直列4気筒ターボ、48Vマイルドハイブリッド、4輪駆動のALL4を組み合わせています。
では、何を選び直したモデルなのでしょうか。大きな分岐は、17インチを基本にした足元、Classic TRIMを軸にした仕様、そして内外装の選択幅です。一方、運転支援や駐車支援、ヘッドアップディスプレイなど、毎日の安全と使いやすさに関わる機能は公式の装備表で全車共通標準装備として示されています。
この記事では、MINI公式の2026年7月13日版「メーカー希望小売価格/標準装備/オプション装備/主要諸元」と商品ページを基準に、S ALL4 SELECTとS ALL4の共通点と違いを分けます。展示車に付いたオプションを標準装備と思い込まないための、販売店での質問と試乗チェックも用意しました。
最初に結論
- S ALL4 SELECTを選びやすい人: 2.0Lターボ、48Vマイルドハイブリッド、ALL4、共通の運転支援を優先し、Classic TRIMと17インチの組み合わせで十分な人です。
- 通常のS ALL4を選びやすい人: 18インチの足元やFavoured/JCW TRIMなど、内外装と走りの演出を先に選びたい人です。
- 両車に共通すること: エンジン、モーター、7速DCT、ALL4は共通です。SELECTを「走行性能を落とした別仕様」と決めつける必要はありません。
- 慎重にしたほうがいい人: 17インチ車の見た目と乗り味を試していない人、展示車の装備が見積車にも全部付くと思っている人、ALL4だけで冬道対策が完成すると考えている人です。
MINIカントリーマン S ALL4 SELECTは何が新しい?
納車は9月以降の予定で、個別の日程は販売店確認です。
エンジン150kW(204PS)とモーター15kW(20PS)を組み合わせます。
通常S ALL4と同じ変速機と4輪駆動を採用します。
SELECTは別の小排気量モデルではなく、S ALL4の装備選択を整理した一台です。
まず、2026年7月13日に発表された内容と、以前から販売されているS ALL4の内容を分けます。ニュースの新しさは「S ALL4というパワートレインが初めて登場した」ことではなく、そのS ALL4にSELECTという選択肢が増えたことです。

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2026年7月13日追加の要点
Car Watchの発表記事によると、S ALL4 SELECTは2026年7月13日に発売され、納車は同年9月以降が予定されています。MINI公式の商品ページと価格一覧にも、S ALL4 SELECTが追加されています。
ここで「9月以降」は、すべての注文が同じ日に納車されるという意味ではありません。色、ルーフ、ホイール、メーカーオプション、販売店が確保する車両、生産と輸送の状況で個別の時期は変わり得ます。契約前には、希望仕様の車両が国内在庫なのか、生産待ちなのか、登録見込みまで回答できるのかを分けて確認する必要があります。
筆者は、発売日の速報よりも、同日に公式の装備・価格表が更新されたことを重く見ます。ニュース記事の短い説明だけでは「厳選された装備」の具体像が曖昧ですが、公式表なら全車共通、TRIM別、オプションの境界を確認できるからです。
走りの核は通常S ALL4と同じ
MINI公式の商品ページでは、S ALL4 SELECTとS ALL4に同じパワートレイン値が記載されています。エンジンは1,998ccの直列4気筒DOHCガソリンで、最高出力150kW(204PS)/5,000rpm、最大トルク320Nm/1,500〜4,000rpm。モーターは最高出力15kW(20PS)/5,500rpm、最大トルク55Nm/0〜2,000rpmです。
| 確認項目 | S ALL4 SELECT | S ALL4 |
|---|---|---|
| エンジン | 1,998cc 直列4気筒ターボ | 1,998cc 直列4気筒ターボ |
| エンジン出力 | 150kW(204PS)・320Nm | 150kW(204PS)・320Nm |
| 48Vモーター | 15kW(20PS)・55Nm | 15kW(20PS)・55Nm |
| 変速機 | 7速DCT | 7速DCT |
| 駆動方式 | ALL4 | ALL4 |
数値が同じでも、タイヤ、ホイール、TRIMに伴う装備、車両のオプション構成で体感は変わります。しかし、少なくとも公式諸元からは、SELECTだけ出力を下げたとは読めません。「必要な走行性能を残し、選択する装備を整理した」という理解から始めるのが正確です。
確定情報と個別確認を分ける
発売日、パワートレイン、全車共通装備は公式資料で確認できます。一方、希望色の在庫、納期、展示車と見積車の装備一致、選べるタイヤ銘柄は個別確認です。この二つを混ぜないだけで、商談中の行き違いをかなり減らせます。
S ALL4 SELECTとS ALL4の違いを比較
展示車の追加装備は、見積車の標準装備と分けて確認します。
違いを見るときは、「SELECTに何がないか」だけを探すより、最初に両車の共通土台を確認したほうが判断しやすくなります。日常で頻繁に使う機能が共通なら、残る分岐をホイールやTRIMへ絞れるためです。
安全・日常機能は共通装備が厚い
2026年7月13日版のMINI公式装備表は、次のような機能を「全車共通標準装備」として挙げています。
- ドライビング・アシスタント・プラス
- ステアリング&レーン・コントロール・アシスト
- ACC(ストップ&ゴー機能付き)
- レーン・キーピング・アシスト
- 前車接近警告、衝突回避・被害軽減ブレーキ
- パーキング・アシスタント・プラス
- サラウンドビュー、パノラマビュー、リバースアシスト
- コンフォートアクセス、オートマチック・テールゲート
- ヘッドアップディスプレイ
- ステアリングヒーター、前席シートヒーター
- ワイヤレスチャージング、Apple CarPlay/Android Auto
- MINIナビゲーション、デジタルキー/デジタルキー・プラス
これは重要な共通点です。SELECTという名前から、ACCや駐車支援まで大きく省いた仕様を想像する必要はありません。ただし、運転支援は完全自動運転ではなく、路面、天候、認識条件によって作動しない場合があります。ドライバーが周囲を確認し、安全操作を続ける前提は変わりません。
筆者は、S ALL4 SELECTの価値は「装備が少ないこと」ではなく、「日常の核を残したまま、意匠と選択幅を整理したこと」にあると見ます。豪華装備の数だけでなく、毎日使う支援機能が自分の基準を満たすかで評価したいところです。
17インチと18インチ、選べるTRIMが主な分岐
公式表では、Classic TRIMのS ALL4 SELECTに17インチ・プロファイル・スポーク・グレーが組み合わされます。通常のS ALL4はClassic TRIMで18インチ・アステロイド・スポークが基本です。また通常S ALL4は、Classicに加えてFavoured TRIMやJohn Cooper Works TRIMの選択肢があります。
| 比較軸 | S ALL4 SELECT | S ALL4 | 確認すること |
|---|---|---|---|
| パワートレイン | 2.0L+48V MHEV | 2.0L+48V MHEV | 共通 |
| 駆動方式 | ALL4 | ALL4 | 共通 |
| 基本TRIM | Classic | Classic、Favoured、JCW | 欲しい内外装を先に決める |
| 標準ホイール | 17インチ | 18インチ(Classic) | 見た目と乗り味を実車確認 |
| 共通安全・快適機能 | 全車共通装備を搭載 | 全車共通装備を搭載 | 展示車の追加装備と分ける |
17インチは数字だけを見て下位と決めつけられません。一般に同じ車種でタイヤのサイドウォールが厚くなれば段差の当たりが穏やかになる可能性がありますが、実際の乗り心地はタイヤ銘柄、空気圧、サスペンション、路面、速度でも変わります。反対に、18インチの見た目や操舵時の感触を好む人もいます。
通常S ALL4を選ぶ理由も「大きいホイールだから」だけでは足りません。FavouredやJCWのシート、色、ステアリング、ルーフ、内装表現を含めた完成形が欲しいなら、最初から通常S ALL4のTRIMを選ぶほうが話は明快です。
オプション車は同じ名前でも総仕様が変わる
公式表には、パノラマガラスサンルーフやホイールなどのオプション設定があります。展示車や在庫車にオプションが付いていれば、同じ「S ALL4 SELECT」という車名でも見た目と装備は変わります。見積書では、標準装備、メーカーオプション、ディーラー装着品を別欄で確認してください。
ALL4と48Vマイルドハイブリッドをどう見る?
48Vは外部充電型ではなく、ALL4も冬道の安全を保証する装置ではありません。
S ALL4 SELECTを選ぶ理由は、ホイールだけではありません。S ALL4に共通する2.0Lターボ、48Vマイルドハイブリッド、ALL4が、自分の走る場所と使い方に合うかが先です。

ALL4は必要なときに駆動力を配分
MINI公式はALL4について、すべてのホイールに動的にパワーを配分し、トラクション低下を検知すると必要に応じてパワーをシフトする仕組みと説明しています。舗装路でも、濡れた路面や凍結した路面でも、安定性とコントロールを支えることが狙いです。
ただし、ALL4は滑る路面で物理法則を消す装置ではありません。加速時に駆動力を伝えやすくても、止まるときはタイヤのグリップと速度、路面状態が大きく影響します。降雪地域なら適切な冬用タイヤを用意し、制動距離を長く見積もる必要があります。
4WD車の装備を「悪路に強そう」という印象だけで選ばず、街乗りと荒れた路面で必要なものを分けたい人は、ディフェンダーの街乗り/悪路装備の選び方も参考になります。車格は異なりますが、使わない装備まで一括で評価しないという考え方は共通です。
筆者は、ALL4の価値が出やすいのは「雪山へ行く人だけ」ではないと見ます。雨の日の高速道路、勾配のある駐車場、郊外の曲がりくねった道など、日常とレジャーが重なる使い方で安心材料になります。一方、都市部の短距離中心で雪道を避けられるなら、カントリーマンCやDを含めて比較する余地があります。
48Vは発進・加速補助と回生が役割
48Vマイルドハイブリッドは、減速時のエネルギーを回収してバッテリーへ充電し、その電力で小型モーターがエンジンを補助する仕組みです。発進や加速を滑らかにし、燃料消費やCO2排出の低減へ寄与することが公式に説明されています。
ここで「ハイブリッド」という言葉だけを見て、外部から充電して長い距離をモーターだけで走る車だと思わないことが大切です。S ALL4 SELECTはBEVでもPHEVでもありません。日常では、充電器につなぐ操作を増やさず、エンジン車の発進・加速を電気で補う仕組みとして理解すると分かりやすいでしょう。
同じ48Vでも車種ごとに役割と車体が違います。セダンとワゴンの使い分けまで含めて見たい場合は、新型CLAの48Vハイブリッドとボディ選びも比較材料になります。
燃費値は使用条件で変わる
MINI公式商品ページはS ALL4のWLTCモード燃費を13.1km/Lとし、市街地9.1km/L、郊外13.5km/L、高速道路15.8km/Lと示しています。試験条件の数値であり、気象、渋滞、急加速、エアコン、積載、タイヤなどで実際の値は変わります。購入前には、自分の走行割合に近いモードを見てください。
S ALL4 SELECTとS ALL4はどっちを選ぶべきか
Classicと17インチで満足し、共通安全装備を重視する人です。
Favoured/JCWを含む完成形を新車時に選びたい人です。
17インチの乗り味、車庫、オプションが曖昧なら急ぎません。
パワートレインは共通です。違いが毎日の満足に効くかを試乗で確かめます。
ここまでの共通点と相違点を、読者タイプへ置き換えます。車両本体の差だけで決めるのではなく、パワートレイン、TRIM、ホイール、毎日の利用条件の順に絞ると迷いにくくなります。
S ALL4 SELECTを選びやすい人
次の条件が多く当てはまるなら、S ALL4 SELECTから商談を始めやすいでしょう。
- 2.0LターボとALL4を優先したい
- 48Vマイルドハイブリッドの発進補助を取り入れたい
- Classic TRIMの内外装で満足できる
- 17インチの見た目を好む、または実車で違和感がない
- ACC、レーン支援、サラウンドビュー、HUDなどの共通装備を重視する
- 内外装の細かなカスタマイズより、必要な核を明確にしたい
特に、通常S ALL4の走行性能は欲しいが、大径ホイールや上位TRIMを必須としない人には筋の通った選択です。SELECTという名称に引っ張られず、欲しい機能が共通装備に入っているかを照合してください。
通常S ALL4を選びやすい人
次の条件が多いなら、通常S ALL4を先に見たほうが納得しやすくなります。
- 18インチの外観と走行感を実車で気に入った
- Favoured TRIMやJCW TRIMの内装、シート、ステアリングが欲しい
- ボディとルーフ、ホイールを含めた完成形を細かく選びたい
- 後から部品を交換するより、新車注文時に希望仕様を固めたい
- SELECTにオプションを足した結果と、通常S ALL4の見積もりを比較したい
通常S ALL4は、SELECTより単純に「速い」から選ぶ車ではありません。公式諸元上のエンジンとモーターは共通です。意匠、TRIM、ホイール、選択できる装備を含めて、自分が欲しい完成形へ近いかが理由になります。
どちらも急がず再確認したい人
17インチのS ALL4 SELECTを一度も見ていない人、展示車に付いた装備の内訳を確認していない人、駐車場の幅や高さを測っていない人は、発表直後に結論を急がないほうが安全です。
カントリーマンは現行世代でSUVらしい存在感と室内空間を強めています。「MINI」という名称から小さな車を想像すると、車庫入れや後席ドアの開き方で印象が変わるかもしれません。全長だけでなく、全幅、ミラーを含む感覚、最小回転半径、普段使う立体駐車場の条件を実車で確認してください。
| 読者タイプ | 先に見るモデル | 最後の確認 |
|---|---|---|
| 走りの核と共通安全装備を優先 | S ALL4 SELECT | 17インチとClassicで満足できるか |
| 内外装とTRIMの完成形を優先 | S ALL4 | 欲しい装備を見積書に固定できたか |
| 市街地中心でALL4の必要性が未確定 | C/Dも含めて比較 | 走る地域と年間走行距離 |
| 外部充電や電動走行を重視 | E/SE ALL4も比較 | 充電環境と航続条件 |
30秒診断
最初に「2.0L+ALL4が必要か」を決めます。次に「Classic+17インチで満足できるか」を見ます。満足できるならSELECT、Favoured/JCWや18インチを選びたいなら通常S ALL4へ進みます。最後に、展示車と見積車の装備が一致しているかを確認します。この順番なら、名前や金額だけで車を選ぶのを避けられます。
販売店と試乗で確認したい10項目
「同じ車です」ではなく、見積車と試乗車の違いを記録します。
公式表は共通装備と選択肢を示しますが、自分が買う一台の仕様までは決めてくれません。販売店では、車名だけでなくオプションコードと納期条件まで落とし込みます。

見積書で確認する5項目
- モデル名: S ALL4 SELECTか、通常S ALL4か。見積書の正式表記で確認します。
- TRIM: Classic、Favoured、JCWのどれか。SELECTで選べる範囲と通常S ALL4の範囲を分けます。
- ホイール: 標準サイズと、選んだオプションサイズ。タイヤ銘柄は入荷車両で変わる可能性も確認します。
- 追加装備: メーカーオプション、パッケージ、ディーラー装着品を別々に記載してもらいます。
- 納車見込み: 国内在庫、生産待ち、輸送中のどれか。予定と確定を分け、回答日も残します。
「この展示車と同じですか」だけでは不十分です。展示車にはサンルーフや別ホイール、上位TRIM相当の装備が付いている場合があります。見積書の仕様コードと展示車の仕様書を並べると、見た目の印象に引っ張られにくくなります。
実車で確認する5項目
- 段差での乗り味: 17インチと18インチを、できれば同じような道路と速度で比べます。
- ロードノイズ: 荒れた舗装、高速道路に近い速度域、後席での会話を確認します。
- 駐車支援の見え方: サラウンドビュー、パノラマビュー、警告音を自宅の駐車場に近い環境で試します。
- 後席と荷室: チャイルドシート、乗員の身長、荷物、リアシートの調節を自分の利用場面に置き換えます。
- 雨天・冬の準備: 冬用タイヤの適合サイズ、保管場所、交換時期、ALL4の説明を販売店に聞きます。
筆者が特に重視したいのは6番と10番です。ホイール径は写真で比較できますが、段差の当たり、タイヤの入手性、冬用セットの選びやすさは、所有してから繰り返し効いてきます。
| 確認先 | 質問 | 残すもの |
|---|---|---|
| 見積担当 | 標準・メーカーOP・販売店装着品を分けてください | 明細付き見積書 |
| 在庫担当 | 国内在庫、生産待ち、輸送中のどれですか | 回答日と予定時期 |
| 試乗担当 | 17インチ車と18インチ車を同条件で試せますか | 試乗車の仕様表 |
| サービス担当 | 冬用タイヤと点検の推奨条件は何ですか | 適合サイズと相談先 |
口頭回答は日付と条件を残す
納期や在庫は変わります。「大丈夫です」という口頭回答だけでなく、何が、いつ時点で、どの条件なら大丈夫なのかを見積書やメールに残してください。あとで仕様変更が必要になったときも、比較の起点が分かります。
資金計画は車両本体だけで決めない
将来の売却額は断定せず、契約前に確認できる条件を先に整えます。
ここまでで、走行性能、共通装備、ホイール、TRIM、試乗項目を確認しました。そのうえで初めて、S ALL4 SELECTと通常S ALL4の支払い条件を同じ土俵にそろえます。
同じ条件の見積書にそろえる
2026年7月13日版のMINI公式表では、S ALL4 SELECTのメーカー希望小売価格は553万円、通常S ALL4は592万円です。車両本体では39万円の差があります。ただし、SELECTへ希望するオプションを足した見積もりと、通常S ALL4の標準仕様を比べなければ、実際の差は分かりません。
次の項目をそろえて比較してください。
- ボディとルーフの色
- TRIMとシート
- ホイールとタイヤ
- パノラマガラスサンルーフなどのメーカーオプション
- ディーラー装着品
- メンテナンスパック
- 冬用タイヤと保管
- 登録諸費用とリサイクル料金
SELECTに必要な装備を追加したら通常S ALL4へ近づく場合もあれば、Classic+17インチのままで希望を満たし、差を保てる場合もあります。「安いモデル」と「高いモデル」を比べるのではなく、「自分が買う仕様同士」を比べることが大切です。
ローンは金利だけでなく総返済額を見る
ローンを使う場合は、同じ頭金、期間、ボーナス払い、返済回数にそろえます。月額だけを下げるために期間を延ばすと、総返済額は増えることがあります。繰上返済の手数料、所有権、残価設定の返却条件、走行距離や車両状態の条件も確認してください。
比較の順番は、まず無理なく支払える上限を決め、次に必要装備を固定し、その後に利用できるローン候補を並べる形が分かりやすいでしょう。先に月額だけを決めると、TRIMやオプションの判断が後回しになります。
比較サービスは候補を広げる道具
比較サービスは、契約を自動で正解にするものではありません。提示された金利、事務手数料、期間、総返済額、繰上返済条件を、ディーラーローンや取引銀行の条件と同じ日付で比べるために使います。
MINIカントリーマンのローン候補を同じ条件で比べたい場合は、スポンサーの クラウドローン のような比較サービスも選択肢になります。
今回の記事では将来の売却額を数値化していません。S ALL4 SELECTは追加直後で固有の中古流通実績がなく、通常S ALL4や先代の残価をそのまま当てると、世代、装備、走行距離の差を隠してしまうためです。買う時点で確認できる見積条件を先に整えます。
S ALL4 SELECTから見えるMINIの狙い
S ALL4らしい走行の土台はSELECTにも共通します。
内外装と足元を絞り、必要な人へ分かりやすくします。
選択肢が増えたぶん、展示車との違いを確認します。
SELECTが常に正解ではなく、Favoured/JCWが必要なら通常S ALL4を選びます。
ここからは公式発表を土台にした筆者の考察です。販売目標や在庫計画は公表資料から断定せず、商品構成から読める範囲に限定します。

走行性能と安全機能を残して入口を広げた
S ALL4 SELECTは、1.5LのC SELECTへ置き換えたものではありません。2.0Lターボ、48Vモーター、ALL4というSの走りを残し、Classic TRIMと17インチを軸にしています。さらに、運転支援と駐車支援を含む全車共通装備も維持します。
筆者は、これを「機能を削った廉価版」より、「S ALL4の核を選びやすくした仕様」と見ます。プレミアムSUVでは、外観と内装の演出を積み上げるほど車両の魅力は高まりますが、すべての人が同じ演出を必要とするわけではありません。走る地域と家族の使い方に必要な部分だけを先に取れる選択肢には意味があります。
一方、通常S ALL4の価値も薄れません。FavouredやJCWの表現がMINIを選ぶ理由なら、SELECTへ後から部品を足すより、新車時に希望TRIMを選ぶほうが仕様の整合を取りやすいからです。
選択肢が増えたぶん商談確認が重要
現在のカントリーマンには、C SELECT、C、D、S ALL4 SELECT、S ALL4、JCW、さらに電気自動車のEやSE ALL4があります。単純な価格順では、ガソリン、ディーゼル、MHEV、BEV、前輪駆動、ALL4という用途の違いが見えません。
年間走行距離が長く高速道路中心ならDを比較したい人もいるでしょう。外部充電環境があり電動走行を優先するならE/SE ALL4も候補です。2.0Lの応答とALL4を優先しつつ、意匠をClassicへ絞る人にS ALL4 SELECTが入ります。
この並びは「高いほど自分に合う」という選び方を崩します。販売店では予算帯から一台を出してもらうだけでなく、パワートレインと駆動方式から候補を二つか三つに絞り、それぞれの見積もりを作ってもらうほうが比較しやすくなります。
SELECTが常に正解ではない
SELECTの条件に合わせるため、欲しかったFavoured/JCWの内装や18インチを諦めるなら、満足度が下がる可能性があります。反対に、通常S ALL4を選んでも、選んだ装備を使わずタイヤ交換だけが負担になるなら過剰かもしれません。どちらが上かではなく、買った後に繰り返し使うものが何かで決めます。
MINIカントリーマン S ALL4 SELECTのFAQ
エンジンとモーターの公式諸元は通常S ALL4と共通です。
主要な運転・駐車支援は全車共通標準装備に含まれます。
冬用タイヤ、速度、車間距離の管理は別に必要です。
減速回生を使うマイルドハイブリッドで、充電操作は不要です。
ホイール変更と納期は組み合わせで変わるため、最新見積もりで確認します。
S ALL4 SELECTは通常S ALL4より走行性能が低いですか?
MINI公式商品ページに記載されたエンジン、モーター、最大トルク、ALL4は共通です。したがって、公式諸元だけを根拠にSELECTの出力が低いとはいえません。ただし、17インチと18インチ、TRIM、オプション、タイヤによって操舵感や乗り心地の体感は変わるため、実車比較が必要です。
SELECTでは安全装備が減りますか?
2026年7月13日版の装備表では、ドライビング・アシスタント・プラス、パーキング・アシスタント・プラス、HUD、前席シートヒーターなどが全車共通標準装備です。ただし、追加パッケージやTRIM別装備まで全車共通という意味ではありません。見積車の仕様書で最終確認してください。
17インチから18インチへ変更できますか?
公式装備・価格表にはホイールのオプション設定がありますが、選べる組み合わせはモデル、TRIM、生産時期で確認が必要です。販売店に、S ALL4 SELECTで注文できる18インチの品番、タイヤサイズ、追加条件、納期を聞いてください。交換後の保安基準適合や空気圧監視も正規店へ確認します。
ALL4なら冬用タイヤは不要ですか?
不要にはなりません。ALL4は駆動力配分を助けますが、制動と旋回はタイヤと路面の影響を強く受けます。降雪・凍結環境では、地域と使用条件に合う冬用タイヤを用意し、速度と車間距離を調整してください。
48Vマイルドハイブリッドは外部充電が必要ですか?
通常の使い方で外部充電器につなぐ仕組みではありません。減速時のエネルギーを回収し、小型モーターがエンジンを補助します。BEVやPHEVのような長いモーター走行、充電口からの充電を前提としたシステムとは分けて考えます。
9月になれば必ず納車されますか?
発表では納車は2026年9月以降の予定です。個別の確定日ではありません。希望色、オプション、販売店の確保状況、生産、輸送、登録で時期は変わり得るため、見積もり時点の回答日と条件を残してください。
次に読むなら
参照した主な情報源
- MINI Countryman|MINI Japan(パワートレイン、ALL4、燃費、商品説明。2026年7月13日確認)
- MINI COUNTRYMAN メーカー希望小売価格/標準装備/オプション装備/主要諸元(2026年7月13日版)
- MINI MODEL 価格一覧|MINI Japan(国内ラインアップ。2026年7月13日確認)
- MINI COUNTRYMAN C SELECT、C、S ALL4に48Vマイルド・ハイブリッド・システムを搭載|BMW Group PressClub Japan(2026年3月3日)
- MINI、4WDの48Vマイルドハイブリッドモデル「カントリーマン S ALL4 SELECT」|Car Watch(2026年7月13日)
※本記事は2026年7月13日時点の国内公式情報を基準にしています。装備、オプション、納期、販売店が提示する条件は変更される場合があるため、契約前に最新の仕様書と見積書をご確認ください。
