ダイハツは2026年7月29日、ムーヴ キャンバスを一部改良して発売しました。ムーヴキャンバス2026改良の中心は、エンジンを変えたことではありません。スマートアシストは、横断する自転車や交差点の車両・歩行者を検知対象へ加えました。7インチTFTメーター、追加色、外観と室内の世界観を交差させた特別仕様車「インテリアセレクション」も要点です。
選択肢は、ストライプスとセオリーの2スタイル、それぞれにX・G・Gターボがあり、さらにGとGターボにはインテリアセレクションがあります。2WDと4WDまで含めると迷いやすいですが、判断順は「外観」「必要装備」「自然吸気かターボか」「2WDか4WD」「内装色」の5段階に分けられます。
この記事では、2026年改良後の公式価格、主要装備一覧、主要諸元表を突き合わせます。価格、寸法、室内、車重、出力、トルク、CVT、駆動方式、燃費、足まわり、タイヤまで、実用上必要な項目をできる限り一覧化します。試乗していない感覚を事実のようには書かず、走りについては出力・トルク・車重・変速比・駆動方式・タイヤを組み合わせた「公式諸元からの見立て」として説明します。
最初に結論
- Gを選ぶべき人:街乗り中心でも、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド、LED灯火、前席シートヒーターなど、毎日使う快適・安全装備を落としたくない人です。
- Gターボを選ぶべき人:高速道路、長い坂、多人数乗車が多く、64PS・100N・mのターボと全車速追従ACC、LKCに差額を払う意味がある人です。
- インテリアセレクションを選ぶべき人:ストライプスの外観に落ち着いたセオリー系内装、またはセオリーの外観に明るいストライプス系内装を合わせたい人です。動力性能はベースのG/Gターボと同じです。
- 慎重にしたほうがいい人:装備より購入額を優先するのにG以上を選ぶ人、GにもACC/LKCがあると思っている人、4WDだけで冬道の備えが完了すると考える人です。
ムーヴキャンバス2026改良で何が変わったか
- 1交差する自転車
衝突回避支援ブレーキの検知対象を追加。
- 2右折時の対向車
交差点での見落としを補助する対象を拡大。
- 3横断歩行者
右左折時に反対方向から横断する歩行者も検知対象に追加。
- 47インチTFT
アクティブマルチインフォメーションメーターとデジタル速度表示を採用。
スマートアシストは運転を代行する機能ではありません。天候や速度などの作動条件を取扱説明書で確認してください。
ダイハツの2026年7月29日ニュースリリースによると、改良はスマートアシスト、メーター、ボディカラー、特別仕様車の4本柱です。発売日も発表日と同じ7月29日で、記事公開時点ではすでに現行仕様として販売されています。

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横断自転車と交差点の検知を追加
衝突警報機能と衝突回避支援ブレーキ機能では、前方の車両と歩行者に加え、横断する自転車を検知対象へ追加しました。交差点では、右折時の対向車線の車両と、右左折時に対向方向から横断してくる歩行者も検知対象です。
これは「交差点の事故を必ず防ぐ」機能ではありません。ダイハツは、路面、天候、カメラやセンサーの状態、急カーブ、勾配などにより作動しない場合や作動が遅れる場合があると明記しています。今回の改良は見落としやすい対象を支援範囲へ加えたものですが、運転者が目視確認とブレーキ操作を続ける前提は変わりません。
GとGターボには、対向車や先行車を避けてハイビームの一部を遮光するADBと、約90km/h以下で交差点側を照らすサイドビューランプも標準装備されます。夜間の市街地を走る機会が多いなら、単なる「ライトがLEDかどうか」より、照らし方まで含めてXとの差を見るべきです。
7インチTFTメーターと新色・特別仕様車
GとGターボには、7インチTFTマルチインフォメーションディスプレイとデジタルスピードメーターを組み合わせたアクティブ マルチ インフォメーションメーターを採用しました。タコメーター、瞬間・平均燃費、航続可能距離、メンテナンス情報、スマートアシストの作動情報などをまとめて確認できます。
同時にボディカラーを追加し、ストライプスとセオリーそれぞれの外観に、もう一方の内装の世界観を合わせるインテリアセレクションを設定しました。パワートレインを強化した特別仕様ではなく、日々目に触れる色と素材の選択肢を増やしたモデルです。
今回の発表はムーヴも同時に改良していますが、この記事の対象はムーヴ キャンバスです。全高や室内設計、グレード構成が異なるため、ムーヴの使い勝手を確認したい場合は、既存の新型ムーヴのスライドドアと実用性の記事を別に確認してください。
インテリアセレクションと標準車の違い
落ち着いたセオリー系内装を組み合わせられます。
明るいストライプス系内装を組み合わせられます。
ストライプスは標準G系比+22,000円、セオリーは+11,000円。
Urban GraceとRetro Popはディーラーオプションで、標準装備ではありません。
内装色は写真の印象だけでなく、実車で汚れの見え方、光の反射、シート表皮の触感まで確認すると選びやすくなります。
インテリアセレクションは、GとGターボをベースにした特別仕様車です。ストライプスではGが182万6,000円、Gターボが195万8,000円。セオリーではGが181万5,000円、Gターボが194万7,000円からです。いずれも2WDのメーカー希望小売価格で、登録費用や用品は含みません。
ストライプスはセオリーの室内色を選べる
ストライプスは、白いルーフとボディカラーを組み合わせる外観が中心です。標準車の室内はホワイトのインパネ/ドアトリムとライトグレーのシートで、明るく軽快に見せます。
ストライプスのインテリアセレクションは、この外観にセオリー側の落ち着いた室内色を合わせます。ベース車との差はG、Gターボとも2万2,000円です。動力性能、安全支援、燃費はベース車と同じなので、この差額は「外はストライプスが好きだが、白い室内より落ち着いた色がよい」という希望へ払うものです。
セオリーはストライプスの室内色を選べる
セオリーは単色ボディとメッキ加飾を中心に、落ち着いた外観へ寄せたスタイルです。標準車はブラウン系のインパネ/ドアトリムとネイビーのシートを組み合わせます。
セオリーのインテリアセレクションは、セオリーの外観にストライプス側の明るい室内色を合わせます。ベース車との差はG、Gターボとも1万1,000円です。外観の落ち着きと室内の明るさを両立したい人には小さな追加負担ですが、標準セオリーの室内色が好みなら付ける必要はありません。
専用用品は車両標準装備と分けて考える
公式のインテリアセレクション特設ページには、ストライプス向け「アーバングレイスプラン」とセオリー向け「レトロポッププラン」も掲載されています。ただし、これらはディーラーオプションです。
アーバングレイスプランにはメッキのエンブレムやガーニッシュ、本革巻シフトノブ、本革風シートカバーなどが含まれます。レトロポッププランにはメッキのエンブレム、ガンメタリックのロアガーニッシュ、セラミックグリーンのマーブル調インテリアパネルなどがあります。インテリアセレクションの車両価格だけで全用品が付くわけではないため、見積書では「特別仕様車の差額」と「用品プランの価格」を分けてもらってください。
全グレードの価格差と向く人
価格は2026年7月29日時点のメーカー希望小売価格。登録費用、保険、税金、用品は別です。
以下は2026年8月1日に確認したダイハツ公式グレード・価格ページのメーカー希望小売価格です。ストライプスとセオリーの標準X・G・Gターボは同額で、インテリアセレクションだけスタイルごとに価格が異なります。

| スタイル・グレード | 2WD | 4WD | エンジン/主な実質差 | 価格差の意味 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|---|
| ストライプスX | 1,644,500円 | 1,771,000円 | 自然吸気、足踏式駐車ブレーキ、基本装備中心 | 最小予算で外観とスライドドアを得る | 街乗り中心、装備を絞れる人 |
| ストライプスG | 1,804,000円 | 1,930,500円 | 自然吸気、電動駐車ブレーキ、ブレーキホールド、LED、快適装備 | Xより159,500円で日常装備を厚くする | バランス重視 |
| ストライプスG“インテリアセレクション” | 1,826,000円 | 1,952,500円 | Gと同じ走行系、セオリー系の室内色 | Gより22,000円で内装の世界観を変更 | 明るい外観と落ち着いた室内がほしい人 |
| ストライプスGターボ | 1,936,000円 | 2,062,500円 | ターボ、D-CVT、ACC、LKC | Gより132,000円で余力と高速支援を追加 | 高速・坂道・多人数が多い人 |
| ストライプスGターボ“インテリアセレクション” | 1,958,000円 | 2,084,500円 | Gターボと同じ走行系、セオリー系の室内色 | Gターボより22,000円で内装を変更 | 余力と落ち着いた室内を両立したい人 |
| セオリーX | 1,644,500円 | 1,771,000円 | 自然吸気、足踏式駐車ブレーキ、基本装備中心 | 最小予算で単色の落ち着いた外観を得る | 装備を絞りたい人 |
| セオリーG | 1,804,000円 | 1,930,500円 | 自然吸気、電動駐車ブレーキ、ブレーキホールド、LED、快適装備 | Xより159,500円で日常装備を厚くする | 落ち着いた外観と快適性重視 |
| セオリーG“インテリアセレクション” | 1,815,000円 | 1,941,500円 | Gと同じ走行系、ストライプス系の室内色 | Gより11,000円で室内を明るくする | 単色外観と明るい室内がほしい人 |
| セオリーGターボ | 1,936,000円 | 2,062,500円 | ターボ、D-CVT、ACC、LKC | Gより132,000円で余力と高速支援を追加 | 長距離・登坂が多い人 |
| セオリーGターボ“インテリアセレクション” | 1,947,000円 | 2,073,500円 | Gターボと同じ走行系、ストライプス系の室内色 | Gターボより11,000円で室内を明るくする | 走りと内装の両方を選びたい人 |
X・G・Gターボの実質差
XからGへの15万9,500円は、見た目だけの差ではありません。Gでは電動パーキングブレーキとオートブレーキホールド、フルLEDヘッドランプ、LEDフォグランプが増えます。さらにADB、サイドビューランプ、7インチTFTメーター、ホッとカップホルダー、前席シートヒーターも付きます。停車・夜間・冬場に繰り返し使う装備です。
GからGターボへの13万2,000円は、52PS・60N・mの自然吸気から64PS・100N・mのターボへ変わるだけではありません。D-CVT、全車速追従ACC、約60km/h以上でACC作動中に車線中央付近の走行を支援するLKCも加わります。高速道路をほぼ使わないならGで十分ですが、月に何度も使うなら差額を回収するのは燃料代ではなく、加速の余裕と運転負荷の軽減です。
Xは安いだけの選択ではありません。2WDのXは870kgで、Gより10kg、Gターボより30kg軽く、WLTC燃費もGと同じ22.9km/Lです。電動駐車ブレーキ、LED、暖房装備、ACC/LKCを必要としない人には、機能を整理した合理的な入口になります。
2WD・4WDとインテリアセレクションの価格差
4WDは全グレードで2WDより12万6,500円高です。全高は20mm、最低地上高は15mm、車重は50kg増えます。WLTC燃費は自然吸気で22.9km/Lから21.2km/L、ターボで22.5km/Lから20.6km/Lへ下がります。
この差額は、雪道や滑りやすい路面で4輪へ駆動力を配る機構と、最低地上高の余裕へ払うものです。ただし4WDでも止まる力はタイヤと路面に左右されます。降雪地域では、4WDの有無とスタッドレスタイヤの準備を別々に判断してください。
インテリアセレクションの差額は1万1,000〜2万2,000円で、4WDやターボの差より小さい一方、乗るたびに目に入る部分です。動力性能を変える装備ではないため、「好みなら選ぶ、好みでなければ標準車」という単純な判断で構いません。
主要諸元をできる限り一覧で確認
数値はダイハツ公式主要諸元表によります。装備、乗員、道路、気象条件で実際の性能や燃費は変わります。
以下は改良後のムーヴ キャンバス主要諸元表に基づきます。インテリアセレクションはベースのG/Gターボと同じ主要諸元です。充電性能とEV航続距離はガソリン車のため対象外で、代わりに燃費と燃料タンクを掲載します。
ボディ・室内・取り回し
| 項目 | 2WD | 4WD |
|---|---|---|
| 価格帯 | 1,644,500〜1,958,000円 | 1,771,000〜2,084,500円 |
| 全長×全幅×全高 | 3,395×1,475×1,655mm | 3,395×1,475×1,675mm |
| 室内長×室内幅×室内高 | 2,180×1,345×1,275mm | 2,180×1,345×1,275mm |
| ホイールベース | 2,460mm | 2,460mm |
| トレッド 前/後 | 1,300/1,295mm | 1,295/1,265mm |
| 最低地上高 | 150mm | 165mm |
| 車両重量 Gターボ/G/X | 900/880/870kg | 950/930/920kg |
| 乗車定員 | 4名 | 4名 |
| 最小回転半径 | 4.4m | 4.4m |
全長と全幅は軽自動車枠いっぱいですが、全高は2WDで1,655mmです。一般的な機械式駐車場の高さ制限には収まらない場合があるため、自宅だけでなく、よく使う商業施設や職場の制限も確認してください。
室内長2,180mm、後席左右240mmロングスライド、両側スライドドアの組み合わせは、後席乗降と荷物の置き方を調整しやすくします。一方、乗車定員は4名で、後席を荷物優先へ動かせば乗員の足元や荷室との交換になります。数字上の室内長だけでなく、チャイルドシート、ベビーカー、買い物かごを持参した想定で実車確認するのが確実です。
ホイールベース2,460mmは室内の前後長を稼ぐ一方、最小回転半径は4.4mに抑えられています。狭い駐車場では小回りの数値が助けになりますが、四角いボディの角、スライドドアを開けた時の周囲、バックドア後方の余白は別に必要です。
最低地上高と車重は駆動方式で変わります。4WDは路面との余裕が15mm増える代わりに50kg重くなります。これは大人1人に近い重量差で、発進や燃費に影響するため、雪道をほとんど走らない地域では2WDの軽さも実用品質です。
エンジン・CVT・駆動方式
| 項目 | Gターボ | G / X |
|---|---|---|
| エンジン型式・種類 | KF型 水冷直列3気筒DOHCインタークーラーターボ | KF型 水冷直列3気筒DOHC自然吸気 |
| 総排気量 | 658cc | 658cc |
| 内径×行程 | 63.0×70.4mm | 63.0×70.4mm |
| 圧縮比 | 9.0 | 11.5 |
| 最高出力 | 47kW(64PS)/6,400rpm | 38kW(52PS)/6,900rpm |
| 最大トルク | 100N・m(10.2kgf・m)/3,600rpm | 60N・m(6.1kgf・m)/3,600rpm |
| 燃料・タンク | 無鉛レギュラーガソリン・30L | 無鉛レギュラーガソリン・30L |
| 変速機 | D-CVT(ロックアップ機構付) | CVT(ロックアップ機構付) |
| 前進変速比 | 3.316〜0.501 | 3.327〜0.628 |
| 後退変速比 | 5.665〜2.540 | 2.230 |
| 最終減速比 2WD/4WD | 5.444/5.444 | 4.523/4.800 |
| 駆動方式 | FFまたはフルタイム4WD | FFまたはフルタイム4WD |
排気量、ボア×ストローク、最大トルク発生回転数は共通ですが、過給の有無で出力とトルクが変わります。ターボは最高出力が12PS、最大トルクが40N・m大きく、最大トルクは自然吸気の約1.67倍です。車重増は20〜30kgなので、動力の余裕は重量増を上回る方向です。
ただし、自然吸気が常に不足するという意味ではありません。街中の低速移動で急加速を求めなければ、870〜930kgの車体とCVTで目的を果たせます。ターボの価値が出やすいのは、高速合流、長い登坂、4人乗車、荷物が多い場面です。
変速比も同じではありません。ターボのD-CVTはベルトとギアを使い分ける構成で、前進の変速幅が広く、公式も発進加速の滑らかさ向上を案内しています。最終減速比まで含めた制御は単純な馬力比較より走り方へ影響するため、GとGターボは試乗で同じ坂道と合流を試すのが有効です。
燃費・足まわり・タイヤ
| 項目 | 2WD Gターボ | 2WD G/X | 4WD Gターボ | 4WD G/X |
|---|---|---|---|---|
| WLTC総合燃費 | 22.5km/L | 22.9km/L | 20.6km/L | 21.2km/L |
| 市街地モード | 20.0km/L | 20.2km/L | 18.2km/L | 19.0km/L |
| 郊外モード | 23.7km/L | 24.2km/L | 21.7km/L | 22.3km/L |
| 高速道路モード | 22.9km/L | 23.4km/L | 21.1km/L | 21.6km/L |
| 前サスペンション | マクファーソン・ストラット式コイルスプリング | 同左 | 同左 | 同左 |
| 後サスペンション | トーションビーム式コイルスプリング | 同左 | 3リンク式コイルスプリング | 同左 |
| 前ブレーキ | ベンチレーテッドディスク | 同左 | 同左 | 同左 |
| 後ブレーキ | リーディング・トレーリング | 同左 | 同左 | 同左 |
| タイヤ | 155/65R14 75S | 同左 | 同左 | 同左 |
燃費差は、2WDでは自然吸気とターボで0.4km/L、4WDでは0.6km/Lです。カタログ値だけなら自然吸気が有利ですが、登坂や多人数乗車でアクセルを深く踏む頻度が高ければ実燃費差は使い方で変わります。30Lタンクは全車共通なので、給油間隔は燃費と走行環境で決まります。
2WDと4WDでは後サスペンション形式が異なり、車重も50kg違います。公式はDNGAプラットフォームと車種専用チューニングによる穏やかな動き、乗り心地、操縦安定性を説明していますが、2WDと4WDが同じ感触とは限りません。購入候補の駆動方式そのものを試乗してください。
タイヤは全車155/65R14 75Sで共通です。大径・低偏平タイヤで見た目や応答性を競う構成ではなく、乗り心地、交換時の選択肢、日常速度域の扱いやすさを重視した設定と読めます。これはタイヤサイズと車重、車両の用途を組み合わせた筆者の分析です。
出力・トルク・車重・D-CVTから走りを読む
- 1出力
NA 52PSに対しターボ64PS。高速域の余力に効く。
- 2トルク
60N・mに対し100N・m。発進後の加速や坂道で差が出やすい。
- 3車重
ターボ化は+20〜30kg、4WD化は+50kg。力の増加と同時に見る。
- 4変速機
ターボのD-CVTは高速側で伝達効率を狙う機構。
- 5駆動方式
FFは軽さ、4WDは滑りやすい路面の発進安定を優先。
- 6タイヤ
全車155/65R14で、外径や扁平率による大きな性格差は作らない。
坂道発進、40〜60km/hの再加速、高速合流、複数乗車を同じ試乗コースで比べると、必要な余力を判断しやすくなります。
ここからは試乗記ではなく、発表済みの公式諸元を組み合わせた分析です。単一の64PSや22.9km/Lだけで優劣を決めず、どの場面で差が出るかを見ます。

街中中心なら自然吸気の軽さが効く
自然吸気のG/Xは52PS・60N・mで、2WDなら870〜880kgです。最小回転半径4.4m、155/65R14タイヤ、CVTとの組み合わせは、狭い道、買い物、送迎、短距離移動で急な操作を求めない使い方に合います。
最大トルク60N・mは3,600rpmで発生するため、低回転から大排気量車のように強く押し出す設定ではありません。一方、車重はターボより20〜30kg軽く、WLTC燃費もわずかに良好です。乗員1〜2人の街乗りが中心なら、Gを選び、快適装備を確保しつつ自然吸気の軽さを使う選び方が堅実です。
Xも同じ自然吸気ですが、足踏式駐車ブレーキや灯火・暖房装備などがGと異なります。エンジンだけでXとGを選ばず、日々の停車、夜間、冬場の操作回数まで含めて15万9,500円を評価してください。
高速・坂道・多人数ならターボが効く
Gターボは64PS・100N・mで、自然吸気より最大トルクが40N・m大きい一方、車重増は20kgです。4WDでも差は30kgです。4人乗車や荷物で総重量が増えた時、長い上り坂や高速合流でアクセル開度を抑えやすいのはターボ側と考えられます。これは出力・トルク・車重からの見立てです。
D-CVTの広い変速比と最終減速比5.444も、ターボのトルクを発進から巡航まで使う要素です。さらにACCとLKCがGターボだけに標準装備されるため、長距離では動力余裕と支援機能を同時に得られます。
反面、2WDで0.4km/L、4WDで0.6km/LだけWLTC燃費が下がり、車両価格もGより13万2,000円上がります。高速を年に数回しか使わず、坂道も少ないなら、その差額を使う時間は限られます。
4WDと14インチタイヤの実用上の意味
4WDは50kg重く、燃費も下がりますが、滑りやすい路面で駆動力を4輪へ配る余地があります。最低地上高が165mmへ上がる点も、積雪や荒れた入口で下回りの余裕になります。ただし、4WDは旋回や制動の限界を消す装置ではありません。
全車共通の155/65R14タイヤは、4WDだけ特別に太くなりません。雪国では適切な冬タイヤ、空気圧、残り溝、路面に応じた速度が必要です。2WDと4WDを選ぶ際は、年間の降雪日数、除雪状況、坂道、保管場所、冬タイヤの費用を販売店へ伝えてください。
GとGターボのどっちを選ぶべきか
平地と短距離が多く、ACCやLKCを使う機会が少ないなら費用を抑えやすい。
100N・m、D-CVT、ACC、LKCの組み合わせに132,000円の意味が出やすい。
エンジン選びとは別に、路面条件へ126,500円を払うか考える。
走行条件と必要装備を決めてから、Interior Selectionの色合わせを選ぶ。
Gターボの差額は速さだけでなく、運転支援と高速域の余力をまとめた費用として評価します。
グレード選びは、外観のストライプス/セオリーより先に、使い方でG/Gターボを決めると整理しやすくなります。内装色はその後でインテリアセレクションを足します。
30秒診断
| 質問 | はいの場合 | いいえの場合 |
|---|---|---|
| 高速道路を月2回以上使う | Gターボを優先 | 次の質問へ |
| 長い坂、4人乗車、重い荷物が多い | Gターボを優先 | 次の質問へ |
| ACC/LKCを実車で試して使いたい | Gターボを優先 | Gを基準にする |
| 電動駐車ブレーキ、LED、シートヒーターが必要 | GまたはGターボ | Xも候補 |
| 外観と反対側の内装色がほしい | インテリアセレクション | 標準車 |
| 積雪・凍結・未舗装の入口が多い | 4WDと冬タイヤを検討 | 2WDを基準にする |
同じ軽自動車でNA/ターボと安全装備の差をさらに比較したい場合は、日産デイズ2026年改良のX・ハイウェイスター・ターボ比較も判断材料になります。メーカーが違っても、「高速利用が差額に見合うか」という考え方は共通です。
販売店で確認する8項目
- 見積車は2026年7月29日改良後の仕様か。
- スマートアシストの追加検知対象と作動限界を実車説明で確認できるか。
- GとGターボを同じ坂道・合流で試乗できるか。
- ACC/LKCはどの速度・道路・天候で使えないか。
- チャイルドシート、ベビーカー、買い物かごを置いた時の後席と荷室は足りるか。
- インテリアセレクションの室内色を実車または色見本で確認できるか。
- 専用用品プランを外した車両価格と、用品を加えた総額を分けて出せるか。
- 2WD/4WD、冬タイヤ、保管場所を含む総見積もりを同条件で比較できるか。
この8項目を確認すれば、カタログの装備名を眺めるだけでなく、自分の生活で差額を使う場面が見えます。特にインテリアセレクションは、画像の色が画面によって変わるため、実物確認の価値が高い選択肢です。
同じ条件で4つの支払い方を比較
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比較条件と金利出典
- 残価設定ローンは、ダイハツ販売会社が2026年4月時点で掲載するワンダフルクレジットの実質年率4.9%を使用します。
- 最終回残価54万7,800円は車両価格の30%を置いた比較用の仮定で、ダイハツまたは販売会社の保証残価ではありません。※推測です
- ディーラー一般ローンの年5.90%は、公表標準金利を確認できなかったため、比較用に置いた仮定です。実際の見積金利ではありません。※推測です
- 銀行ローンは、三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」の借入200万円以下に対する公表年3.25%変動を使用します。
- クラウドローン経由は、運営会社公式ページに掲載される取扱レンジ下限の年1.20%が適用された想定です。最低金利の適用を保証しません。
| 方式 | 年利 | 返済期間 | クラウドローン想定との金利差 | 月々返済 | 最終回支払・残価 | 総利息 | 総支払額 | クラウドローン想定との差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 残価設定ローン | 4.90% | 59回+最終回 | +3.70ポイント | 約20,464円×59回 | 547,800円 | 約255,184円 | 約1,755,184円 | +208,984円 |
| ディーラー一般ローン(仮定) | 5.90% | 60回 | +4.70ポイント | 約28,930円×60回 | 0円 | 約235,770円 | 約1,735,770円 | +189,570円 |
| 銀行ローン | 3.25%変動 | 60回 | +2.05ポイント | 約27,120円×60回 | 0円 | 約127,200円 | 約1,627,200円 | +81,000円 |
| クラウドローン経由(比較候補の銀行最低金利が適用された想定) | 1.20% | 60回 | 0.00ポイント | 約25,770円×60回 | 0円 | 約46,200円 | 約1,546,200円 | 0円 |
月額・最終回・総利息を分けて読む
表の総支払額は借入150万円に対する返済合計で、頭金32万6,000円は別です。表示した月額は円単位へ丸めているため、単純な掛け算と総額に数円〜数十円の差が出る場合があります。
残価設定ローンは通常月が約2万464円と小さい一方、最後に54万7,800円を支払い、車両を所有する前提です。クラウドローン最低金利想定より20万8,984円多い試算です。返却や乗り換えを選ぶ場合は、走行距離、車両状態、期限、再クレジットの条件が別にあります。
ディーラーローン仮定は18万9,570円、銀行ローンは8万1,000円、クラウドローン想定より総支払額が多い結果です。4方式を同じ60か月へそろえているため、ここでは返済期間差の影響はありません。ただし、残価設定だけは元金の一部を最終回まで据え置くため、その部分に長く利息がかかります。
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最低金利は審査結果ではない
年1.20%は比較用に置いた掲載レンジ下限で、申込者全員の金利ではありません。銀行の年3.25%も借入時点の金利が適用され、変動する可能性があります。残価設定の4.9%も販売会社、時期、キャンペーン、支払回数によって同じとは限りません。
最終判断では、車両価格、頭金、借入元金、実質年率、支払回数、最終回支払、保証料、手数料、総支払額を1枚の表へ転記してください。条件を途中で変えると比較になりません。
よくある質問
基本のスマートアシストは全車に関係しますが、ACCとLKCはGターボで確認します。
機能の上位版ではなく、外観と内装の組み合わせを変える仕様です。
WLTCの2WD差は0.4km/Lで、用途と走り方も合わせて考えます。
必須ではありません。雪道の発進と、坂道や高速の余力を別々に判断します。
装備の標準・オプション設定や納期は、契約する車台番号と見積書で販売店へ確認してください。
インテリアセレクションは速くなりますか
速くなる特別仕様車ではありません。Gベースは52PS・60N・mの自然吸気、Gターボベースは64PS・100N・mのターボで、それぞれ標準G/Gターボと同じです。違いの中心は、ストライプスとセオリーの室内色を交差させる点です。
GにもACCとLKCはありますか
全車速追従ACCとLKCはGターボに標準装備です。Gには電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド、ADB、サイドビューランプなどがありますが、ACC/LKCを重視する場合はGターボを確認してください。
2026年改良でエンジン出力は変わりましたか
公式主要諸元では、自然吸気38kW(52PS)・60N・m、ターボ47kW(64PS)・100N・mです。今回の発表は安全検知、メーター、色、特別仕様車が中心で、出力向上は発表されていません。
2WDと4WDは何が違いますか
4WDは12万6,500円高く、全高が20mm、最低地上高が15mm、車重が50kg増えます。後サスペンションは2WDのトーションビーム式に対し3リンク式となり、燃費は下がります。雪道の駆動余裕が必要かを冬タイヤと一緒に判断してください。
ストライプスとセオリーで走りは違いますか
同じグレード・駆動方式なら、主要諸元の出力、トルク、車重、燃費、タイヤは同じです。主な違いは外観と内装の世界観です。用品や選択色を加えた実車では重量や見え方が変わる可能性があるため、最終見積もりと現車を確認してください。
筆者の見立て
坂道、高速、複数乗車の頻度から必要な余力を決めます。
電動パーキング、灯火、ヒーター類を毎日使うかで決めます。
ストライプス、セオリー、Interior Selectionを好みと実車確認で決めます。
公式諸元からの見立ては候補を絞る材料です。最終判断は同じ条件の試乗と正式見積もりで行ってください。
選ぶ順番を三段階に分ける
ムーヴキャンバス2026改良は、速さを競う変更ではなく、交差点での検知対象と日常表示を増やし、外観と内装の組み合わせを細かく選べるようにした改良です。そのため、最も重要な順番は「特別仕様車だから上」ではなく、「自分が毎日使う装備を決め、その後に色を選ぶ」です。

走行条件と内装を順に確認する
街乗り中心ならGが基準です。Xとの差15万9,500円で、停車、夜間、冬場に繰り返し使う装備が増えます。高速、坂道、多人数乗車が多いならGターボです。13万2,000円の差は、100N・mのトルク、D-CVT、ACC/LKCをまとめて買う意味があります。
インテリアセレクションは、ストライプスで2万2,000円、セオリーで1万1,000円です。走行性能へ効かないから不要とは限りません。運転席から毎回見える内装が好みに合うことは、所有満足度へ直接効きます。ただし、専用用品プランを加えると別料金になるため、車両の差額と用品の総額を混ぜないことが大切です。
最終的には、GとGターボ、2WDと4WDを候補の仕様で試乗し、チャイルドシートや荷物を置いた状態、夜間の見え方、駐車場の高さと幅まで確認してください。公式諸元は候補を絞るための土台で、実生活への適合は現車で完成します。
次に読むなら
参照した主な情報源
- ダイハツ|ムーヴ キャンバス、ムーヴを一部改良し、特別仕様車を設定(2026年7月29日)
- ダイハツ|ムーヴ キャンバス グレード・価格(2026年8月1日確認)
- ダイハツ|ムーヴ キャンバス主要諸元表(2026年8月1日確認)
- ダイハツ|ムーヴ キャンバス主要装備一覧表(2026年8月1日確認)
- ダイハツ|ムーヴ キャンバス 性能・安全・燃費(2026年8月1日確認)
- ダイハツ|ムーヴ キャンバス 特別仕様車 インテリアセレクション(2026年8月1日確認)
- 徳島ダイハツ|ワンクレ・ツインの紹介(実質年率4.9%、2026年4月現在の掲載例)
- 三菱UFJ銀行|ネットDEマイカーローン(2026年8月1日確認)
- クラウドローン株式会社|よくある質問(2026年8月1日確認)
