日産は2026年9月21日、米国向け「ローグ ハイブリッド」を発表しました。日産ローグ ハイブリッドは第3世代e-POWERを搭載し、前後2基のモーターで走る電動AWDを全車に採用します。ただし、日本での発売や国内仕様、国内価格は発表されていません。
注目点は、発電を担うエンジンと前後モーターの組み合わせ、米国でのグレード・装備、国内エクストレイルとの違いです。日産の日本語リリースと米国向け公式諸元をもとに、発表済みの内容を整理します。
最初に結論
- 2027年型ローグ ハイブリッドは米国向け。日本での導入・価格・日本仕様は未発表です。
- 日産九州で生産し、米国では2026年秋から順次販売する計画です。
- 1.5Lターボエンジンは発電を担い、前後のモーターが駆動します。システム最高出力は225hpです。
- 車重は約1,844〜1,890kg。走りの印象は実車試乗ではなく、公表値からの見立てです。
- 米国希望小売価格は35,490〜43,490ドル。税・登録料・仕向け地加算額などは別で、円換算はしていません。
- 向いている人:電動AWDの仕組みや米国仕様の違いを知りたい人。
- 慎重に判断したい人:日本での購入時期・価格・装備を前提に車を探している人。
日産ローグ ハイブリッドは米国向け、日本導入は未発表
- 2026年9月21日米国向け新型を発表
第3世代e-POWERを搭載する2027年型。
- 2026年秋SR AWDから発売予定
SR Technology Package装着車が初回。
- 2027年初頭全グレードへ拡大予定
SV・SR・Platinumを順次販売。
- 日本導入・価格とも未発表
九州生産だけでは国内販売を意味しない。
発売時期は日産が発表した計画。今後変更される可能性があります。
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金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
米国では2026年秋から順次発売予定
日産が発表したのは、北米で「Rogue」と呼ぶSUVのハイブリッド仕様です。2027年型として案内され、e-POWERを米国市場へ初めて投入するモデルに位置づけられます。なお、日本語のニュースリリースも「米国向け」と明記しています。

日本仕様・価格は未発表
日本の読者にとって大切なのは、日産九州で生産することと、日本で販売することを分けて読む点です。今回確認できるのは、九州で生産して米国へ輸出する計画です。日本での販売時期、日本仕様、価格は公表されていません。
また、米国の発売は2026年秋の予定で、初回はSR AWDにSR Technology Packageを組み合わせた仕様から始まります。SV、SR、Platinumの全グレードは2027年初頭に販売する計画です。日程は発表時点の予定で、実際の店頭到着時期は今後の案内で確認する必要があります。
日産九州で生産し、第3世代e-POWERを米国に初投入
日産の発表で生産地として公表。
2027年型Rogueとして販売予定。
道路環境と顧客の好みに合わせて専用調整。
国内価格・国内仕様も現時点で未公表。
出典:日産の2026年9月21日発表。
ローグ ハイブリッドは、米国の日産販売を広げる主力SUVとして開発されました。生産は日産九州が担います。日産の発表では、米国の道路環境や顧客の好みに合わせてe-POWERを調整したと説明されています。
一方、ローグのe-POWERは北米向けに調整されています。国内エクストレイルとは、市場ごとに公表された出力や装備を分けて確認します。米国価格は米国のメーカー希望小売価格として読みます。
1.5Lエンジンが発電し、前後モーターがタイヤを駆動する
外部充電口はなく、走行用電池の外部充電性能は公表されていません。
e-POWERの公表諸元と出力
e-POWERでは、エンジンが発電し、前後のモーターが車輪を駆動します。ローグは1.5Lターボの直列3気筒エンジンを発電に使い、前後2基のモーターで四輪を駆動します。出力を比べるときは、メーカー公表のシステム最高出力225hpを基準にします。

| 項目 | 米国向け公式諸元 | 読み方 |
|---|---|---|
| エンジン | ZR15DDTe、1,498cc、直列3気筒、DOHC、ターボ、直噴、圧縮比13.0:1、ボア×ストローク79.7×100.1mm、最高回転数5,200rpm | 発電用。通常走行でエンジンが車輪を機械的に駆動する方式とは異なります |
| エンジン最高出力 | 148hp(約150PS)/5,000rpm | 発電側の出力。モーター出力とは役割が違います |
| エンジン最大トルク | 171lb-ft(約232N·m)/3,600rpm | 発電用エンジンの数値で、タイヤに直接伝わるトルクではありません |
| 前後モーターの種類 | AC同期永久磁石式 | 前後それぞれのモーターが駆動を受け持ちます |
| 前モーター | 202hp(約205PS)/4,400〜8,500rpm、243lb-ft(約329N·m)/0〜4,300rpm | 前輪を駆動。低回転域から最大トルクを発生します |
| 後モーター | 134hp(約136PS)/5,500〜9,600rpm、144lb-ft(約195N·m)/0〜3,000rpm | 後輪を駆動し、電動AWDを構成します |
| システム最高出力 | 225hp(約228PS) | 前後モーターを含むメーカー公表のシステム値。各モーターの出力合計ではありません |
| ハイブリッド電池 | 1.67kWh、リチウムイオン | 外部充電用ではなく、走行中の電力を受け持つ電池です。充電性能の公表値はありません |
| 補機電源 | 12Vバッテリー、DC-DCコンバーター150A | 高電圧の駆動用電池とは別に車載電装を支えます |
| 変速機・最終減速比 | 日産は「変速機なし」と説明。最終減速比は前9.328、後7.282 | 運転者が段を選ぶ変速機ではなく、各モーターの回転を固定比で車輪へ伝えます |
| 駆動方式 | 前後2モーターの電動AWD、全グレード標準 | 前後の駆動力を状況に応じて配分します |
| 走行モード | Standard、Eco、Sport、Off-Road、Snow、Personal | 路面や運転者の好みに応じて設定を選べます |
| 回生ブレーキ | e-Pedalモード(Smooth Stop) | アクセル操作を戻したときの減速を回生に使います |
| 使用燃料 | レギュラーガソリン、燃料タンク14.0米ガロン(約53L) | 外部充電設備ではなく、給油して使うハイブリッドです |
| 燃費見込み | 市街地40/高速道路36/複合38mpg | 日産社内試験による見込み。EPA認定値ではありません |
燃費見込みとシステム出力の読み方
なお、単位は米国公式資料に合わせてhp・lb-ft・inで記し、括弧内にPS・N·m・mm・Lの換算値を併記しました。燃費のmpgは日産社内試験による見込みで、EPAの認定前です。国内WLTCとは測定条件も異なるため、数値を直接比べないでください。
日産は米国向け公式プレスキットで、このe-POWERの熱効率を42%と説明しています。熱効率の高さだけから実際の燃費や給油回数を決めることはできません。車重、タイヤ、気温、速度、渋滞なども燃料消費を左右します。そのため、認定試験の結果や実走行データが公表されるまでは、38mpgを確定燃費として扱わないのが適切です。
前後モーターの出力は合計336hpに見えますが、ローグ全体のシステム最高出力は225hpです。電池や電力変換系の制約もあり、各モーターが最大値を同時に出せるわけではありません。つまり、比較に使う数字は、日産が公表したシステム出力225hpです。
225hpと低速トルク、車重やタイヤから走りを考える
出力や最大トルクだけでは、加速・乗り心地・旋回性能は決められません。
発進応答と重量の関係
前モーターは0rpmから243lb-ft、後モーターは0rpmから144lb-ftを発生します。そのため、公表値から見立てると、低回転域からトルクを出すモーターと前後駆動の組み合わせは、発進時や低速での応答に生きると考えられます。車全体の最高出力は、メーカー公表のシステム値225hpです。
グレードで車重が異なり、前後重量配分も少し変わります。最大積載状態の上限や牽引能力も、使い方を考えるときに確認したい値です。
| 項目 | SV | SR | Platinum |
|---|---|---|---|
| 車両重量 | 4,065lb(約1,844kg) | 4,107lb(約1,863kg) | 4,167lb(約1,890kg) |
| 前後重量配分 | 57:43 | 56:44 | 56:44 |
| 車両総重量上限(GVWR) | 4,641lb(約2,105kg) | 4,641lb(約2,105kg) | 4,641lb(約2,105kg) |
牽引能力は適切な装備をした場合で最大1,500lb(約680kg)、垂直荷重は150lb(約68kg)です。これらは米国仕様の定格値で、日本での牽引可否や法規適合を示すものではありません。
一方、225hpに対して1.8トンを超えるため、低回転からのモーター応答があっても、軽い車のような加速を意味しません。乗員や荷物が増えた状態の加速は、実車の計測や試乗評価が出るまで判断できません。
固定減速比とタイヤの乗り味
日産は「変速機なし」と説明していますが、前後のモーターから車輪へは、それぞれ異なる固定の最終減速比で力を伝えます。変速操作がないことは仕組み上の特徴です。また、発電用エンジンの回転数と車速が常に連動するわけではありませんが、音や振動、アクセルへの応答は実車で確かめる必要があります。
さらに、タイヤはSVが235/60R18のオールシーズン、SRとPlatinumが235/55R19のオールシーズンです。19インチは18インチよりタイヤの側面が薄くなるため、路面の継ぎ目や段差を通るときの感触、タイヤ交換費用を比べる材料になります。乗り心地やロードノイズの実際の差は、ホイールだけで決まらず、タイヤ銘柄やサスペンション調整にも左右されます。
日産は前後モーターのトルク配分を制御して走行安定性や旋回性能を高めると説明しています。ただし、これは滑りやすい路面での安心材料ですが、オールシーズンタイヤの限界を超えて走れるという意味ではありません。降雪地で使うなら、地域の冬用タイヤ規制とタイヤ交換計画を別に確認してください。
全長4.65mの車体に、5人乗車と実用的な荷室を収める
寸法は米国向け公式資料。国内仕様・日本の駐車適合を示すものではありません。
車体外寸と駐車条件
ローグ ハイブリッドは、全長約4.65m、全幅約1.85m、ホイールベース約2.71mの5人乗りSUVです。米国資料のインチ表記をミリに換算した値も含め、寸法と室内・荷室の主要項目を並べます。

| 項目 | 公式値と換算値 | 使い方を読むポイント |
|---|---|---|
| 全長 | 183.1in(約4,651mm) | 駐車場や狭い道では全長だけでなく最小回転径も確認します |
| 全幅 | 72.8in(約1,849mm) | 日本の機械式駐車場や幅の狭い区画に収まるとは限りません |
| 全高 | 67.7in(約1,720mm) | ルーフキャリア装着時は高さが増えます |
| ホイールベース | 106.5in(約2,705mm) | 前後の車軸間距離。後席と直進安定性に関係します |
| 前後トレッド | 前62.6in(約1,590mm)/後62.8in(約1,595mm) | 左右輪の距離。車体の幅や旋回時の姿勢を読む参考値です |
| 最低地上高 | SV 8.4in(約213mm)/SR・Platinum 8.5in(約216mm) | グレード差は約3mm。段差の越えやすさを大きく変える差とは言いにくい値です |
| アプローチ/デパーチャー/ランプブレークオーバー角 | 19.5°/24.1°/18.4° | 前後バンパーや車体中央を路面に当てずに越えられる角度の目安です |
車幅は約1,849mmです。なお、国内で購入を検討する場合、米国仕様の寸法を日本の駐車区画に当てはめ、駐車できると決めつけないでください。車幅制限、ミラーを含む幅、車高制限を実際の駐車場の規約と照らし合わせる必要があります。
また、室内寸法は前席・後席とも頭上、足元、肩まわり、腰まわりの値が公開されています。数値は米国資料のインチをミリに換算して丸めました。サンルーフを付けると頭上寸法が小さくなるため、背の高い人が運転する場合や後席に大人が乗る場合は、装備の有無も見てください。
室内寸法・後席・荷室の見方
| 室内寸法 | 前席 | 2列目 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 頭上空間(ムーンルーフなし/あり) | 約1,039/996mm | 約1,016/980mm | ムーンルーフ装着時は頭上が狭くなります |
| 足元空間 | 約1,054mm | 約919mm | 前席を合わせたうえで、後席の乗員にも座ってもらいたい項目です |
| 腰まわり | 約1,369mm | 約1,349mm | 横方向の余裕を見る目安です |
| 肩まわり | 約1,450mm | 約1,420mm | チャイルドシートや大人3人乗車の余裕を決める一要素です |
具体的には、後席は60対40の分割可倒式で、リクライニングにも対応します。後席を使ったままの荷室長は、スペアタイヤなしで約991mm、装着時で約970mm。前席後端まで倒したときの荷室長は約1,796mmです。荷室幅は約1,234mm、荷室高はスペアタイヤなしで約851mm、装着時で約810mmとなります。スペアタイヤを選ぶと荷室寸法が小さくなるため、長い荷物や大きなスーツケースを積む人は、ディーラーで実車を確認したいところです。
さらに、乗車定員は5人です。日産は後席ドアが約90度まで開く点や、中央席を含む5か所のチャイルドシート固定用LATCHアンカーも紹介しています。子どもを後席に乗せる家庭にとって、開口角度は狭い駐車場での乗せ降ろしに関係します。寸法表だけでは、ドアを全開にできるスペースやチャイルドシートを装着した状態の乗降性までは分かりません。
SV・SR・Platinumは、価格差を装備の使い方で選ぶ
SR Technology Packageを付けるとSRは$41,490となり、Platinumとの差は$2,000です。
グレード別の米国価格と装備差
米国のメーカー希望小売価格はSV AWDが35,490ドル、SR AWDが37,490ドル、Platinum AWDが43,490ドルです。価格差はSVからSRで2,000ドル、SRからPlatinumで6,000ドル、SVからPlatinumで8,000ドルです。税、登録料、ライセンス料、仕向け地加算額は含まれません。以下は米国価格で、日本円価格や国内販売価格ではありません。
| グレード | 米国希望小売価格 | 主な違い | 価格差の意味・向く人 |
|---|---|---|---|
| SV AWD | $35,490 | 18インチタイヤ、布シート、12.3インチ画面。前席ヒーター、ワイヤレスCarPlay/Android Auto、15W Qi2充電器は標準 | 価格を抑えつつ電動AWDと基本装備を求める人に向きます。 |
| SR AWD | $37,490 | SVより$2,000高い。19インチタイヤ、専用外装、キルティング入りレザー調シート。14.3インチ画面をSR Technology Packageで選択可能 | 専用外装やシート、上位のコネクテッド機能を重視する人に向きます。 |
| Platinum AWD | $43,490 | SRより$6,000高い。14.3インチGoogle搭載画面、Bose 10スピーカー、前席ベンチレーション、後席ヒーター、前席メモリー、2台分のQi2充電器など | 上質な座席・音響・後席快適装備を使う人向け。装備を使わないなら、価格差を払う理由を個別に見たいグレード |
なお、すべてのグレードが電動AWDです。SVとSRには12.3インチのタッチスクリーン、ワイヤレスApple CarPlay、ワイヤレスAndroid Auto、前席ヒーター、15W Qi2充電器が備わります。Platinumは14.3インチ画面にGoogle Maps、Google Play、Geminiを組み合わせ、10スピーカーのBoseオーディオと2台分のQi2充電器を追加します。SRでは14.3インチ画面をオプションで選べます。
その一方で、前席はSVが布シート、SRとPlatinumはキルティングなどの加飾を施したレザー調シートです。運転席の8ウェイ電動調整は全車に設定され、Platinumでは運転席メモリーと前席ベンチレーション、後席ヒーターが加わります。複数人で運転を交代するか、後席に家族が乗るかによって、装備差の価値は変わります。
また、タイヤも選択時の差です。SVの18インチに対し、SRとPlatinumは19インチ。サイドウォールの高さは異なりますが、乗り心地や操縦性はタイヤ銘柄や足回りにも左右されるため、カタログのサイズだけで優劣は決められません。SR Technology Packageを付けた場合、合計価格は41,490ドルとなりPlatinumとの差は2,000ドルです。画面やGoogle機能、Bose、後席ヒーターなどを実際に使うかが判断材料です。米国価格表にはSV Premium Packageが2,100ドル、SR Technology Packageが4,000ドルとありますが、公開された価格表だけでは各パッケージの全内容を確認できません。
国内エクストレイルと比べるときは、販売仕様と価格を分けて見る
日米で通貨、税、装備構成、販売条件が異なるため、金額だけを直接比べられません。
国内エクストレイルの価格と販売条件
国内で用途の近い日産車を検討するなら、現行エクストレイルのe-4ORCEが比較候補になります。2026年9月の一部仕様変更後、X e-4ORCEは4,389,000円、G e-4ORCEは4,950,000円です。2WDのXは4,092,000円、Gは4,653,000円、3列シートのX e-4ORCEは4,521,000円。いずれも日産が公表した消費税込みの希望小売価格です。

同じ電動AWDでも市場別の仕様を確認
ローグは第3世代e-POWERを北米向けに調整したモデルです。国内エクストレイルと同じ日産の電動AWD SUVですが、仕向け地に応じて出力、制御、装備、価格が異なります。米国価格を円に換算して国内価格と比べる方法では、装備や税、販売条件の違いを反映できません。
なお、寸法を比べる場合も、ローグは米国仕様の数値として扱う必要があります。国内エクストレイルの乗車定員、シート、荷室、駐車条件が同じとは限りません。
国内X-Trailの用途別グレードを知りたい人は、AUTECH・ROCK CREEK・マルチベッドの装備と使い方の違いも参考になります。コンパクトSUVの電動AWDを比べる場合は、日産キックスのROCK CREEKとUtility Specも、車格と装備の違いを考える材料になります。
日本で今買うならどちら?エクストレイルとローグを選ぶ条件
日本での販売計画が公表されていない。
米国価格からの換算はできない。
装備・認証値・グレード構成は未確認。
後席、荷室、車庫条件を実車で確認。
未発表項目は予想で埋めず、日産の国内発表を待ちます。
国内購入の条件別判断表
| 読者の状況 | 向く選択 | 判断ポイント |
|---|---|---|
| 日本で日産の電動AWD SUVを今買いたい | エクストレイル e-4ORCE | 国内仕様の見積もりと試乗で、後席・荷室・乗り心地を確認する |
| ローグのe-POWERに関心があり、日本仕様を希望する | 国内発表を待つ | 発売時期・価格・装備・認証値はいずれも未発表 |
| 米国仕様の寸法や装備を参考にしたい | 国内仕様の発表後に比較 | 米国値は日本での販売仕様や車庫適合を示さない |
国内発表まで確認したい項目
購入前の確認リストは、(1)日本仕様の正式発表、(2)希望グレードの価格と安全装備、(3)自宅の駐車寸法、(4)後席と荷室を含む試乗の4点です。現時点で国内仕様が条件になる人は、米国仕様の数値だけで購入判断を固めないようにしてください。
今回の発表で分かったことは、米国販売の計画、米国価格、米国仕様の主な装備と諸元、日産九州での生産です。国内価格、日本の販売時期、日本向けのグレード・安全装備、認証値は発表されていません。
そのため、米国価格を円へ換算して日本での販売価格と受け取ったり、国内X-Trailとの装備差がそのまま確定したと思ったりするのは早計です。輸送費、現地の販売税、仕向け地装備、為替、グレード構成が異なるため、米国希望小売価格から国内価格を推測することにも限界があります。
国内でいま日産の電動AWD SUVを検討するなら、仕様が確定しているX-Trailを見積もり、後席、荷室、駐車場、乗り心地を試乗で確かめるのが現実的です。新しいローグの日本導入を待つ場合は、日産の国内ニュースリリースで日本仕様の正式発表が出たかを確認してください。国内向けの発表前に予約や輸入を前提とした判断をする必要はありません。
国内X-Trail G e-4ORCEの購入費を、同じ元金と期間で比べる
総額は頭金999,500円を含みます。残価設定ローンは最終回に2,499,000円を支払って買い取る想定です。クラウドローン想定との差は、ディーラーローンで516,673円、銀行ローンで157,366円、残価設定ローンで810,587円安い試算です。適用金利や契約条件は申込者・金融機関により異なります。
試算条件と公式金利の根拠
米国向けローグには国内の購入価格がありません。そこで資金計画の例は、日本で販売されているエクストレイル G e-4ORCE(2列)を使います。日産の残価設定クレジット公式例にある、特別塗装色を含む車両価格4,999,500円を共通の比較基準にしました。頭金999,500円、借入元金4,000,000円、60回、ボーナス払いなしでそろえています。登録諸費用、保険、任意装備は含めない車両代金ベースの試算です。同じ車種・グレード・価格で比べ、頭金も999,500円でそろえました。

具体的には、残価設定ローンは、日産の公式例に記載された実質年率5.7%と、2026年4〜9月契約分の残価2,499,000円を採用しました。公式例は月間走行距離1,000kmを前提としています。比較条件をそろえるため、表では頭金999,500円、元金4,000,000円、60回、ボーナス払いなしで試算し、車両を買い取るときの最終回支払いも総額に含めています。
一方、通常ローンは元利均等返済です。ディーラーローンの年6.0%は日産フィナンシャルサービスの計算ページにある「平均的な手数料率6%前後」を使った仮定です。銀行ローンの年2.7%は西日本シティ銀行の案内にある300万円・5年の例を参考に、同率で400万円を借りる想定にしました。クラウドローン経由の年1.2%は同サービスの公表金利範囲の下限です。これらは比較用の想定で、審査結果や契約条件によって適用金利は変わります。
5方式の返済額と総支払額
| 方式 | 年利 | 返済期間 | クラウドローン想定との金利差 | 月々返済 | 最終回支払・残価 | 総利息 | 総支払額 | クラウドローン想定との差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 現金一括 | 0% | 一括 | — | なし | なし | 0円 | 4,999,500円 | -123,199円 |
| 残価設定ローン | 5.7% | 60か月 | +4.5ポイント | 約41,276円×59回 | 2,499,000円 | 約934,286円 | 約5,933,786円 | +810,587円 |
| ディーラーローン | 6.0%(仮定) | 60か月 | +4.8ポイント | 約77,331円×60回 | 0円 | 約639,872円 | 約5,639,372円 | +516,673円 |
| 銀行ローン | 2.7%(銀行の5年例) | 60か月 | +1.5ポイント | 約71,343円×60回 | 0円 | 約280,565円 | 約5,280,065円 | +157,366円 |
| クラウドローン比較候補(銀行最低金利の適用想定) | 1.2%(最低金利の仮定) | 60か月 | 0ポイント | 約68,720円×60回 | 0円 | 約123,199円 | 約5,122,699円 | 0円 |
月額と最終回支払を分けて読む
まず、総支払額は頭金999,500円を含みます。月額は1円単位に丸めて表示し、総支払額と利息は丸め前の月額で計算しているため、表示月額を掛け戻すと数円から十数円の差が出ることがあります。マイナスは比較対象の方がクラウドローン想定より安く、プラスは高いことを示します。残価設定ローンは最終回に2,499,000円を払って車を買い取る前提です。返却または乗り換えでは最終回の支払いが不要になる場合がありますが、契約走行距離や車両状態などの条件があり、車は手元に残りません。月々の表示額だけで通常ローンと比べないようにしてください。
その結果、この条件では、年6.0%のディーラーローン仮定と年1.2%の比較候補との総額差は約516,673円です。銀行ローン例との差は約157,366円、残価設定で最後に買い取る場合の差は約810,587円です。残価設定の差額が大きくなるのは、60回払いの後に大きな最終回支払が残るためです。金利差だけでなく、残価と最終回の扱いが総額を左右します。
なお、比較候補の最低金利が申込者にそのまま適用されるとは限りません。クラウドローンは融資元ではなく、複数の銀行ローン候補を比べるマッチングサービスです。提示金利、借入可能額、審査結果は申込者と金融機関によって異なります。
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さらに、年2%で400万円を5年間借りる場合、元利均等返済の月額は約70,111円、利息は約206,662円です。仮に同じ400万円を年7%で運用し、そこから毎月の返済を取り崩すと、5年後の口座残高は約651,048円となる試算があります。これは運用リターンを保証する予測ではありません。年7%は仮定で、投資には元本割れの可能性があり、ローン金利は確定した負担です。NISA口座以外で利益が出れば税金もかかるため、この計算だけで借入や投資を勧めることはできません。
発表済みの数字と、国内で決まっていない点を分けて読む
米国向け公式諸元を掲載。
SV・SR・Platinumの差を整理。
現時点で公表なし。
メーカー試験見込みと実走行を区別。
情報は2026年9月24日時点の公式発表に基づきます。
ローグ ハイブリッドは、日産九州で生産する米国向けの新型車です。発表資料では、第3世代e-POWER、前後2モーターの電動AWD、225hpのシステム出力、米国のグレードと価格が示されました。1.8トン台の車重や19インチタイヤを含むグレード差も、走りと日常の使い勝手を考える材料になります。
一方、日本での導入、価格、日本仕様はまだ公表されていません。米国の燃費見込みも日産社内試験値で、EPA認定値ではありません。今回の発表を国内の購入案内として読むのではなく、米国向けに日産がどのようなe-POWER SUVを用意するかを知るニュースとして受け止めるのが正確です。
次に確認したいのは、実際の米国EPA燃費、各グレードの詳細装備、発売後の試乗評価です。国内展開が発表される場合は、価格、認証値、装備構成、現行エクストレイルとの関係を改めて比べましょう。
参照した主な情報源
- 日産自動車「米国向け新型ローグ ハイブリッドを発表」
- 2027 Nissan Rogue Hybrid Press Kit(米国公式)
- 日産エクストレイル 価格・グレード・諸元表
- 日産「エクストレイル」を一部仕様変更
- エクストレイル残価設定型クレジットの公式例
- 日産フィナンシャルサービス クレジットシミュレーション
- 西日本シティ銀行 NCBアプリ マイカーローン
- クラウドローン公式サービス
- クラウドローン公表金利などの問い合わせ案内
- 日産「Behind the Design of the all-new 2027 Nissan Rogue Hybrid」公式画像・デザイン記事
- 日産「Instant power, no transmission」e-POWER解説
