2026年10月11日、プジョー RCZ VISION(PEUGEOT RCZ VISION)は、パリ・モーターショー2026に向けて公式発表されました。電気駆動の最高出力は500PS、航続距離は最大600km、充電は10〜80%を10分と説明されています。110mmの固体電解質電池、1,000Vアーキテクチャ、HypersquareとSteer-by-Wireを組み合わせた、次世代の車体・操作系を示すコンセプトです。
最初に結論:プジョー RCZ VISIONは、500PS・最大600km・10〜80%を10分という電動技術と、X-by-Wireや新しいi-Cockpitを示すコンセプトです。価格、グレード、量産時期、日本導入は決まっていないため、現時点で購入できる新型車の比較表としては扱えません。
向く人: PEUGEOTの次世代EV技術、操作系、デザインの方向性を先に確認したい人。
慎重にしたほうがいい人: 価格、納期、車重、荷室、充電設備、保証まで確定した車をすぐ選びたい人。
先に大事な点を整理します。RCZ VISIONは、現時点で価格やグレードが決まった量産車ではありません。車両重量、全長・全幅・全高、最大トルク、駆動方式、タイヤ、乗車定員、量産時期、日本導入も公式発表では確認できません。500PSや10分充電を、すぐに日本で買える市販車の確定値として読むことはできない状態です。
この記事では、プジョー RCZ VISIONの公式発表に書かれた数字と、まだ発表されていない項目を分けます。さらに、出力・電池・車重・駆動方式・タイヤがどのように走りと使い勝手を決めるのか、コンセプトからどこまで読めるのかを説明します。PEUGEOTの既存EVであるE-208 GTiの出力・航続・シャシーを確認する記事とは、量産スポーツEVと将来技術を示すコンセプトという違いがあります。
RCZ VISIONは何を発表したのか?
PEUGEOTのFeline Futureと次世代車内体験を示すEVコンセプト。
電気駆動の最高出力は500PS。モーター数、最大トルク、駆動方式は未発表。
最大600km、10〜80%を10分、110mmの固体電解質電池と1,000Vを掲げる。
価格、グレード、量産時期、日本導入は公式発表で確認できない。
2026年10月11日のPEUGEOT公式発表とパリ・モーターショー発表を基準に整理しています。
購入前に支払い計画を確認
金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
発表された事実と購入条件の未確定部分

発表値として確定している範囲
RCZ VISIONが示すのは、単独の最高出力ではありません。PEUGEOTが「Feline Future」と呼ぶデザイン言語、次世代のi-Cockpit、電動パワートレーン、X-by-Wire技術を一つの車体へまとめた将来像です。2026年パリ・モーターショーで、RCZ VISIONはE-T16 CONCEPTなどとともに初公開されます。
公式発表の中心は四つあります。第一に500PSの電気駆動。第二に最大600kmの航続距離。第三に10〜80%を10分で充電する1,000V電気系。第四に、Hypersquareを使うSteer-by-WireとBrake-by-Wireです。これらは、従来のハンドルやペダルをそのまま残しながら電動化するだけでなく、運転者と車の接点そのものを作り替える構想です。
一方で、最高出力は「その車がいつでも500PSをタイヤへ出す」という意味ではありません。電池残量、温度、制御、タイヤの接地、車両重量、モーター構成が分からないからです。とくにコンセプトカーは、量産車の認証値や販売仕様とは別の資料として読む必要があります。
発表内容を購入者の視点に置き換えると、現段階で分かるのは「次のPEUGEOT EVが、長距離性能と操作体験の両方を重視する方向」です。そのため、価格、納期、保守拠点、充電サービスまで含む所有条件は、量産仕様の続報を待たなければ判断できません。
RCZ VISIONの公式主要スペックを一覧で確認
発表値は量産仕様、認証値、販売地域の最終値を意味しません。未発表値は推測で補いません。
公式数値と未発表項目の読み方
| 項目 | 公式発表 | 確認状態 |
|---|---|---|
| 車両区分 | PEUGEOT RCZ VISION/EVコンセプト | 発表済み |
| 最高出力 | 500PS | 発表済み |
| 航続距離 | 最大600km | 発表済み。測定規格・条件は未確認 |
| 充電 | 10〜80%を10分 | 発表済み。充電器出力・曲線は未確認 |
| 電池 | 固体電解質電池、厚さ110mm | 発表済み。容量・重量は未発表 |
| 電気系 | 1,000Vアーキテクチャ | 発表済み |
| プラットフォーム | STLA Oneを基盤とする構想 | 発表済み |
| 消費電力 | 11.5kWh/100km(WLTP複合、確認要) | 公式記載。ただし確定値ではない |
| ホイール | 鍛造アルミ21インチ(前)/22インチ(後) | 発表済み。タイヤサイズは未発表 |
| 乗車定員・荷室 | 4人乗り、後席背もたれ可倒 | 発表済み。荷室容量は未発表 |
| 操作・制動 | Hypersquare、Steer-by-Wire、Brake-by-Wire | 発表済み。量産仕様・冗長性は未確認 |
| 運転支援 | L2++、市街地・道路でオンデマンドのハンズフリー構想 | 発表済み。作動条件・責任分界は未確認 |
| 内装素材 | PELINOVA(革製造の端材を再利用した素材) | 発表済み。量産採用範囲・耐久性は未確認 |
| 最大トルク・駆動方式・変速機 | 記載なし | 未発表 |
| 車重・寸法・タイヤ・荷室容量 | 記載なし | 未発表 |
| 価格・グレード・日本導入 | 記載なし | 未発表 |
さらに、表のなかで実用性に直結するのが、電費、ホイール、乗車定員です。11.5kWh/100kmはWLTP複合サイクルの目標値として公式資料に記載されていますが、「確認要」とされているため、600kmから逆算した確定値ではありません。前21インチ・後22インチの鍛造ホイールは発表されていますが、タイヤ幅や銘柄が分からないので、乗り心地や交換費用までは判断できません。4人乗りと後席可倒は使い方を想像する材料になりますが、荷室容量や開口部の寸法は別途必要です。
また、Hypersquare、X-by-Wire、L2++、PELINOVAは、それぞれ操作、制動、運転支援、素材に関する将来技術です。発表済みという欄は採用の方向性を示すもので、量産車での標準装備、作動条件、耐久性まで確定したという意味ではありません。後の章で、購入・運転の観点から分けて説明します。
まず500PSは、モーターが発生できる最高出力の目安です。エンジン車の排気量のように、出力だけで車の性格を決められる数字ではありません。電気自動車では、モーターの数、前後の出力配分、インバーター、電池の放電能力、制御ソフトが実際の応答を左右します。RCZ VISIONはそれらの詳細をまだ公表していません。
最大600kmという航続距離も、公式に示された上限値として扱います。WLTPなのか別の測定値なのか、ホイールやタイヤの仕様、外気温、高速道路での一定速度がどの条件に含まれるのかは、今回の発表だけでは確認できません。日本での実走距離を予測するには、国内仕様の認証値と電費が必要です。
110mmの固体電解質電池は、電池の厚さに関する発表です。電池容量が何kWhなのか、パック重量がいくらなのか、どのセル方式なのかは、ここからは読み取れません。薄さだけで軽量化や航続を断定するのは避けるべきです。
また、最大トルク、駆動方式、変速機、タイヤ、車重が未発表です。これらは走りと使い勝手を評価するうえで重要な未確認事項です。発表値がない項目に、類似車の数値を当てはめることはしません。
500PSだけでは分からない走り――出力・電池・車重・駆動・タイヤの相互作用から読む
500PSから軽快な走りを断定することはできません。ここでは発表値から確認すべき順序を示します。
500PSを評価するための確認順

RCZ VISIONの走りを考えるとき、500PSだけを見て「猛烈に速い」「軽快に曲がる」と結論づけるのは早すぎます。出力が高くても車体が重ければ、制動や切り返しには別の負担がかかります。逆に、電池を低い位置に置き、前後の駆動力を細かく制御し、タイヤを適切に選べば、同じ出力でも姿勢の作り方は変わります。
電気モーターは低回転から大きな駆動力を出せますが、最大トルクの値と発生範囲が未発表です。単一モーターなのか複数モーターなのか、前輪駆動・後輪駆動・全輪駆動のどれなのかも公式には示されていません。したがって、発進時の蹴り出し、濡れた路面での安定性、コーナー出口での姿勢を断定できません。
ただし、1,000Vの電気系と500PSをセットで掲げていることから、高出力を連続して使うための電力供給と熱管理を重視している方向は読み取れます。これは発表された構成からの見立てです。※推測です
車重が未発表なのも大きなポイントです。大容量の電池や高出力の冷却系は、航続と性能に寄与する一方で、車体重量を増やす可能性があります。重量が増えれば、加速だけでなくブレーキ、タイヤ摩耗、段差での入力、狭い駐車場での取り回しまで影響を受けます。RCZ VISIONがどの程度の軽さを狙っているかは、量産仕様の重量表が出るまで評価できません。
タイヤも同じです。高出力を路面へ伝えるには、グリップの高いタイヤが有利です。しかし、幅や銘柄、ホイール径が変われば、転がり抵抗、乗り心地、雨天性能、交換費用も変わります。タイヤサイズを公表していない現段階では、走りの鋭さと日常性のどちらが強いかは未確認です。
ここまでの整理では、RCZ VISIONは「500PSだから速い車」とだけ見るより、「電池と高電圧系、操作系まで含めて電動車の運転感覚を再設計する車」と読むほうが正確です。実車の車重、駆動方式、タイヤ、試乗結果が揃った時点で、ようやく走りの評価へ進めます。
600kmと10分充電は日常をどう変えるか?――測定条件と充電設備を分けて考える
- 1
電池温度と充電残量を確認する。
- 2
1,000V対応と充電器の最大出力を確認する。
- 3
10〜80%が満充電ではないことを理解する。
- 4
日本の設置場所・決済・課金条件を量産時に確認する。
公式発表は10〜80%を10分と説明していますが、充電曲線や日本の対応設備は未発表です。
10分充電を日常の条件に分解する
航続距離600kmと10〜80%を10分という数字は、長距離EVの不安を減らす方向です。日常の通勤では、毎回10分の急速充電をする必要はありません。自宅や職場で低い出力の充電を済ませ、遠出の途中で短時間だけ補う使い方が現実的になります。
ただし「10分で満充電」とは違います。公式説明は10%から80%までの範囲です。80%を超える充電は、電池保護や充電曲線のため速度が落ちることがあります。出発前に100%まで充電するのか、途中で80%まで補うのかで、必要時間は変わります。
1,000Vアーキテクチャは、同じ電力をより低い電流で扱いやすくする方向の技術です。電流を抑えられれば、ケーブルや接続部の発熱を管理しやすくなりますが、実際に10分で充電できるかは、対応する充電器の出力、電池温度、充電残量、車側の受電制御に左右されます。RCZ VISIONの最大受電出力と充電曲線は、今回の発表で確認できません。
日本で使うなら、充電器の設置場所も見ます。高速道路の急速充電器が1,000Vに対応しているか、同時利用で出力が分かれるか、利用料金が時間課金か従量課金か、カード認証とアプリが何に対応するかを確認しなければなりません。日本導入が決まる前に、10分という数字だけで充電環境を想像するのは危険です。
航続距離も同じです。600kmを市街地中心で使うのか、外気温の低い高速道路で使うのか、乗車人数と荷物が何人分かで結果は変わります。公開時点では、測定規格とタイヤの条件が未確認です。最大値は技術目標として読み、実用距離は続報と試乗で確かめます。
なお、充電性能を量産EVの比較軸で見るなら、BMW iX4の航続・充電・グレード差を整理した記事も参考になります。RCZ VISIONの10分という数字とは測定条件が揃っていないため、各車の公式条件をそろえて読む必要があります。
HypersquareとX-by-Wire――ステアリングとブレーキを電子制御に置き換える意味
手を大きく持ち替えずに操舵する新しい形のステアリング操作。
前輪との機械的な連結をなくし、速度に応じて操舵比を変える構想。
電子制御で制動を調整し、回生ブレーキとの統合を狙う。
市街地・道路でのハンズフリー支援を掲げるが、利用条件は未発表。
公式説明の範囲では、運転支援を自動運転の無人走行と読み替えないことが重要です。
操作系の利点と安全確認
RCZ VISIONのもう一つの主題が、X-by-Wireです。公式説明では、機械的な接続を電子的な信号へ置き換え、操作の精度や車体制御を高める方向が示されています。今回の発表では、HypersquareとSteer-by-Wire、Brake-by-Wireが説明されています。

Hypersquareは、従来の円形ハンドルとは違う形状の操作デバイスです。低速では、手を大きく持ち替えずに旋回できるよう、最大回転を従来のハンドルより少なくする考え方が示されています。狭い交差点や駐車場で何度も手を入れ替えなくてよい可能性がありますが、実際の操舵感、緊急回避、故障時の冗長性は実車での確認が必要です。
Steer-by-Wireは、ハンドルと前輪を機械的に直結せず、電子信号で操舵する仕組みです。公式説明では、速度に応じて操舵比を変え、低速では少ない操作で曲がり、高速では穏やかな入力にする方向が示されています。路面の振動を車内へ伝えにくくする狙いも説明されています。
この構成は、日本の狭い道路との相性を考える材料になります。ただし、最小回転半径、車幅、前後の見切り、バック時のカメラ、電子系が停止した場合の安全設計が未発表です。「少ない操作で曲がる」ことだけで扱いやすさを決められません。
Brake-by-Wireは、ブレーキペダルの操作を電子制御に置き換え、回生ブレーキとの統合を狙います。電気自動車では、アクセルを戻したときの減速と、ブレーキペダルを踏んだときの制動を自然につなげられるかが大切です。RCZ VISIONは精密な制動と回生の統合を掲げていますが、ペダルの反力、制動距離、雪や雨の条件、故障時のバックアップは未確認です。
また、L2++のハンズフリー走行支援も「運転者が不要になる」という意味ではありません。レベル2の運転支援では、運転者が周囲を監視し、必要なときに操作を引き継ぐ前提があります。市街地と道路で使えるとする説明が、どの国・どの道路・どの速度域を意味するかは続報を待つ必要があります。
i-CockpitとPELINOVA素材――運転姿勢・触感・責任ある素材をどう組み合わせるか
新しいPEUGEOT i-Cockpitで、運転情報をどの位置に置くかを示す。
PELINOVAは革製品の端材を再利用した素材として紹介されている。
質感を維持しながら、素材の廃棄を減らす方向を提示する。
座席数、収納、視界、乗降性はコンセプト写真だけでは未確認。
素材の狙いは発表済みですが、量産時の採用範囲や手入れ方法は未発表です。
車内体験を実用性へ置き換える
RCZ VISIONは、数字の競争だけでなく、車内の感じ方も将来像として示します。新しいi-Cockpitは、運転情報の置き方と操作デバイスの組み合わせを変えるための土台です。実際の評価軸は、視線を道路から大きく外さずに必要な情報へ到達できるかどうかです。
Hypersquareを採用するなら、手の位置、メーターの見え方、方向指示やワイパーの操作、乗り降りの動線まで一体で考える必要があります。コンセプトの写真はデザインの方向を示しますが、身長差、手袋をした冬場、チャイルドシートを載せたときの使いやすさは評価できません。
シートには、革製品の製造で出る端材を再利用したPELINOVA素材が紹介されています。公式発表では、未なめしの動物革の端材を使い、革の質感や手触りを保ちながら環境負荷を抑える狙いが説明されています。素材の由来を見える形で示す点は、電池や駆動だけではない次世代車の価値です。
ただし、量産時に全車へ使うのか、部位や市場限定なのか、耐久性や補修方法がどうなるのかは未発表です。素材名が発表されたことと、購入後の維持しやすさが確認できたことは別です。実車のシート表皮、汚れへの強さ、交換部品の供給を販売時に確認します。
グレード差と価格差はどう見るべきか?――単一コンセプトのため比較表はN/Aとする
RCZ VISIONに複数グレードがあるように扱わないことが、現時点での正確な比較です。
発表時点で判断できる差と判断できない差
今回確認したPEUGEOTの公式発表には、RCZ VISIONの複数グレード、価格、オプション価格は示されていません。そのため、GTやGT Premiumのような架空のグレードを作って、装備差や価格差を比較することはできません。

| 区分 | 価格 | 主な違い | 価格差の意味 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| RCZ VISION(単一コンセプト) | 未発表 | 500PS、最大600km、10〜80%10分などの構想値 | N/A。グレード差は発表されていない | 将来のPEUGEOT EV技術を確認したい人 |
| 量産グレード | 未設定 | 名称、標準装備、性能差は未発表 | N/A。正式な価格表の発表を待つ | 購入時期と予算を具体化できる人 |
したがって、現時点の価格差は「いくら追加すれば何が付くか」では判断できません。量産化された場合に確認するのは、電池容量と充電性能の差、モーター数や駆動方式、タイヤ、運転支援、シート、保証です。装備表だけでなく、車重や航続の差まで並べて初めて、上位グレードの対価が見えます。
RCZ VISIONに関心が向くのは、PEUGEOTの次世代デザインや操作系、高出力EVの方向性を早く見たい人です。反対に、価格、荷室、後席、充電設備、納期をすぐに確定したい人は、正式な量産発表まで待つ方が安全です。これはコンセプトカーであり、日本での購入条件が出ていないためです。
量産・日本導入を判断するための確認項目――価格や認証が発表されるまで待つ
- 現在
パリ・モーターショーでコンセプトと技術の方向性を公開。
- 次の発表
量産化、販売地域、価格、グレード、認証値を確認する。
- 日本導入
型式認証、充電規格、保証、サービス体制を確認する。
- 購入判断
実車の車重、タイヤ、荷室、試乗、見積もりを揃えて判断する。
現時点では購入予約や日本価格の比較に進める段階ではありません。
現時点で確認できるのは、パリ・モーターショーでRCZ VISIONが公開されることと、PEUGEOTが次世代の電動技術・車内体験を示したことです。注文開始、量産開始、販売地域、車両価格、納車時期は発表されていません。
日本導入を考えるなら、まず販売計画の確認が必要です。日本で正規販売する場合は、価格だけでなく、型式認証、充電規格、取扱説明書、電池保証、サービス体制、ソフトウェア更新、部品供給がそろわなければなりません。コンセプトの技術が市販車へ採用されても、日本仕様が同じになるとは限りません。
続報で確認する順番は、第一に量産化の明言、第二に販売地域と受注開始時期、第三に認証済みの車重・寸法・電費・航続、第四に充電器の条件、第五に価格・グレード・保証です。500PSだけ先に確定しても、購入者が必要とする情報は埋まりません。
販売店に聞く質問と購入前チェックリスト
日本向けの販売情報が出た場合は、次の項目を見積書や仕様書で確認します。
- 日本仕様の全長・全幅・全高・車両重量と、駐車場への適合。
- バッテリー容量、測定規格、実走を想定した電費と航続距離。
- 10〜80%10分の条件、最大受電出力、対応急速充電器、充電料金。
- 最大トルク、モーター数、駆動方式、タイヤサイズ、冬用タイヤの選択。
- 後席の人数・寸法、荷室容量、チャイルドシートと荷物の積載性。
- Steer-by-Wire、Brake-by-Wire、L2++の利用条件と故障時の安全設計。
- 車両保証、電池保証、整備拠点、部品供給、ソフトウェア更新の範囲。
この7項目が揃うまでは、「500PSだから買い」とも「10分充電だから遠出に十分」とも言えません。発表された技術の方向性を楽しみつつ、購入判断は量産仕様まで保留するのが妥当です。
どっちを選ぶべきか?――RCZ VISIONを待つ人と現行EVを選ぶ人
RCZ VISIONは将来候補として待つ選択、現行EVは確認できる条件で選ぶ選択です。
購入時期別の向き不向き
RCZ VISIONは購入可能な量産車として発表されたものではないため、現時点の選び方は「コンセプトの続報を待つか、いま買えるEVを選ぶか」に分かれます。ここでは、購入時期と確認できる情報量の違いを整理します。性能を直接比べる記事ではありません。

| 読者タイプ | 選択肢 | 向く人 | 慎重にしたほうがいい人 |
|---|---|---|---|
| 技術の方向性を見たい | RCZ VISIONの続報を待つ | Feline Future、X-by-Wire、固体電解質電池の実用化を追いたい人 | 価格・納期・日本導入を今すぐ決めたい人 |
| いま車が必要 | 発売済みの量産EVを選ぶ | 認証値、荷室、保証、充電条件、試乗を確認して契約したい人 | 未発表の500PSや10分充電を市販車の確定値として比べたい人 |
| 将来の買い替え候補を探す | RCZ VISIONと現行車を並行して確認する | 予算と利用環境を決めたうえで、続報が出たときに再比較できる人 | コンセプト写真だけで残価や維持費まで見積もりたい人 |
したがって、発表内容を楽しみながら将来候補として待つ人にはRCZ VISIONが向きます。通勤や長距離移動の予定が決まっている人は、現行EVの公式仕様と実車を先に確認するほうが安全です。量産グレードが発表された時点で、車重、タイヤ、充電条件、保証、価格を同じ表に入れて選び直します。
車の資金計画は発表価格がないため仮想条件で比べる――本体価格と返済方式を混同しない
金利・元本・回数を置いた試算です。残価設定ローンは最終回に残価500万円を支払って所有する想定で、車両返却条件を選ぶ場合は別計算です。クラウドローン想定との差額は、残価設定ローンが約100万円、ディーラーローンが約108万円、銀行ローンが約26万円多い試算です。実際の審査・金利・提案内容は個別に異なります。
同じ仮定で返済方式を比べる
RCZ VISIONの日本価格は発表されていません。以下はRCZ VISIONの購入額を予測する表ではありません。同じ車種・グレード・価格を仮定し、頭金0円で同じ1,000万円を借りた場合に返済方式がどう変わるかを見る例です。借入元本1,000万円、60回払い、ボーナス払いなし、手数料なしとして、金利も比較のために置いた仮定です。
| 方式 | 年利 | 返済期間 | クラウドローン想定との金利差 | 月々返済 | 最終回支払・残価 | 総利息 | 総支払額 | クラウドローン想定との差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 残価設定ローン(試算) | 3.9%(仮定) | 60回 | +2.0ポイント | 約108,107円 | 5,000,000円 | 約1,486,429円 | 約11,486,429円 | 約996,001円増 |
| ディーラーローン(試算) | 5.9%(仮定) | 60回 | +4.0ポイント | 約192,863円 | なし | 約1,571,802円 | 約11,571,802円 | 約1,077,374円増 |
| 銀行ローン(試算) | 2.9%(仮定) | 60回 | +1.0ポイント | 約179,243円 | なし | 約754,572円 | 約10,754,572円 | 約264,144円増 |
| クラウドローン経由(比較候補の銀行最低金利が適用された想定) | 1.9%(仮定) | 60回 | 基準 | 約174,840円 | なし | 約490,428円 | 約10,490,428円 | 基準 |
残価設定ローンは、最終回に残価500万円を支払って所有する仮定です。月々の返済だけを見ると低く見えますが、最終回の支払いを含めると総支払額は変わります。返却や乗り換えを選ぶ場合は、走行距離、傷、査定、精算条件が別に加わるため、上の所有前提の比較と同じ結果にはなりません。
銀行ローンとディーラーローンも、実際には審査、保証料、事務手数料、変動金利、借入期間、団体信用生命保険などの条件が異なる場合があります。1.9%は「クラウドローン経由で銀行ローン候補の最低金利が適用された想定」に過ぎず、RCZ VISIONに適用される金利でも、すべての申込者へ提示される金利でもありません。
【PR】 車の購入資金を比較したい人は、クラウドローンで銀行ローン候補を比較する方法があります。クラウドローンは提携金融機関の提案を比べる比較・マッチングサービスであり、融資元ではありません。審査、提案内容、適用金利、借入可能額、契約条件は個別に異なり、本文の試算金利や最低金利が適用されることを保証しません。
RCZ VISIONのFAQ――日本で買えるか、性能値は確定か、10分充電の意味を確認する
価格・量産時期・日本導入は公式発表で確認できない。
コンセプト発表の最高出力値。量産認証値とは別に扱う。
公式の最大航続値。測定規格や条件の詳細は未確認。
10〜80%の充電時間であり、満充電10分ではない。
L2++の運転支援構想。運転者の監視や責任を不要にする発表ではない。
続報では価格、認証値、充電条件、運転支援の利用地域を優先して確認します。
日本で買えますか?

2026年10月12日時点で、PEUGEOTの公式RCZ VISION発表には日本価格、受注開始、量産時期、日本導入の案内はありません。コンセプトの公開情報として読み、正規販売を前提に予約や見積もりへ進まない方が安全です。
500PSと600kmは量産車の確定値ですか?
公式発表で示されたコンセプトの数値です。量産仕様の認証値、車両重量、タイヤ、測定規格、電池容量が未発表なので、実際の販売車へそのまま適用できるとは限りません。
10分で満充電になりますか?
いいえ。説明されているのは10%から80%までを10分で充電する条件です。100%までの時間、対応充電器、電池温度、充電曲線は確認できません。
Steer-by-Wireなら自動運転ですか?
違います。Steer-by-Wireは操舵機構の方式です。RCZ VISIONが掲げるL2++も運転支援の構想であり、運転者が監視や引き継ぎをしなくてよいという意味ではありません。作動条件や責任分界は続報で確認します。
グレードは何種類ありますか?
今回の公式発表では、複数グレードの名称や価格差は示されていません。単一のコンセプト仕様として扱い、量産グレードの比較は正式な価格表が出てから行います。
次に読むなら
参照した主な情報源
RCZ VISIONの公式発表
- <a href="https://www.media.stellantis.com/fr-fr/peugeot/press/peugeot-rcz-vision-l-emotion-au-coeur-du-futur-de-peugeot" rel="noopener" target="_blank">PEUGEOT RCZ VISION : L’EMOTION AU CŒUR DU FUTUR DE PEUGEOT | Stellantis Media</a>
- <a href="https://www.media.stellantis.com/fr-fr/peugeot/press/mondial-de-l-automobile-2026-peugeot-devoile-deux-premieres-mondiales-et-place-l-emotion-l-elegance-et-le-plaisir-de-conduire-au-coeur-de-son-dispositif" rel="noopener" target="_blank">MONDIAL DE L’AUTOMOBILE 2026:PEUGEOTの公式発表</a>
- <a href="https://www.media.stellantis.com/uploads/fr/attachment/9701/peugeotrczvision_vf_11octobre_def-6acbc276bbe7a.pdf" rel="noopener" target="_blank">PEUGEOT RCZ VISION公式資料(PDF)</a>
- <a href="https://www.media.stellantis.com/fr-fr/peugeot/media-library/press-images/660942?pr=9701" rel="noopener" target="_blank">PEUGEOT RCZ VISION公式画像アルバム</a>
- <a href="https://www.autoflotte.de/mediathek/peugeot-vision-rcz-2610styp-205-fr-16-9-jpg-3915683" rel="noopener" target="_blank">AutoFLOTTE RCZ Vision画像ギャラリー(写真クレジット:Peugeot)</a>
関連する公開記事
- <a href="https://mo-gmo.com/peugeot-e208-gti-gt-power-range-chassis-choice/" rel="noopener" target="_blank">PEUGEOT E-208 GTiの出力・航続・シャシー</a>
- <a href="https://mo-gmo.com/bmw-ix4-40-50-m60-xdrive-range-charging-choice-2026/" rel="noopener" target="_blank">BMW iX4の航続・充電・グレード比較</a>
- <a href="https://mo-gmo.com/vw-id-polo-gti-electric-226ps-range-choice-2026/" rel="noopener" target="_blank">ID. Polo GTIの電動GTI比較</a>
資金比較とPRに関する情報
- <a href="https://corp.crowdloan.jp/service/crowdloan/" rel="noopener" target="_blank">クラウドローン公式サービス説明</a>
- <a href="https://ac.crowdloan.jp/2326yb0bf6n70n33/cl/?bId=7c669cLe" rel="sponsored noopener" target="_blank">クラウドローンの申込導線(PR)</a>
※この記事は2026年10月12日時点で確認できる公式発表をもとにしています。量産仕様、認証値、価格、日本導入、充電設備、運転支援の条件は、今後の公式情報で変わる可能性があります。推測を含む箇所には「※推測です」と記載しています。
