Honda Accessは2026年10月8日、Honda フランツシステム(正式名称はHonda・フランツシステム)について発表しました。両上肢の不自由な方が両足で運転操作できる装置です。2026年7月に一部改良されたFITのマルチビューカメラシステム(MVCS)装備車へ適用を広げます。
今回注目したいのは、装置の基本構造が別のものになったというより、MVCSを含む現行FITの選択肢へ対応範囲が広がったことです。なお、Honda公式サイトで2026年10月現在の適用車種として案内されているのは、FIT e:HEV ZとFIT e:HEV CROSSTARです。
この記事では、Honda・フランツシステムの操作方法、MVCSの役割、e:HEV ZとCROSSTARの公式諸元を整理します。さらに、FFと4WDの違い、販売店で確認したい項目も取り上げます。装置が本人に適合するか、免許や登録に関する個別条件は記事だけで判断しないでください。Honda販売店と関係する専門窓口へ相談してください。
最初に結論
- 変更点:Honda Accessの発表は、2026年7月改良後FITのMVCS装備車へHonda・フランツシステムの適用を拡大する内容です。リコールや無償修理の案内ではありません。
- 対象:現行のHonda公式案内ではFIT e:HEV Zとe:HEV CROSSTAR。FFと4WDを含む型式・装備条件は、注文前に販売店で照合します。
- 選び方:装置の操作適合を最初に確認し、その後に全幅、最低地上高、タイヤ、車重、駆動方式、駐車環境を重ねてグレードを決めます。
- 向く人/慎重にしたほうがいい人:本人の操作適合を実車で試せる人には相談価値があります。一方、身体条件や免許条件を記事だけで決めたい人は、先に専門窓口へ相談します。
Honda・フランツシステムの変更点はMVCS装備車へ適用拡大
2026年7月改良後FITのMVCS装備車へHonda・フランツシステムを適用。
Honda公式の現行案内はe:HEV Zとe:HEV CROSSTAR。
MVCSは周囲確認の補助であり、本人の操作適合や安全を自動的に保証しない。
Honda Access発表とHonda公式サイトの内容を、ニュース・装備・相談条件に分けて整理。
購入前に支払い計画を確認
金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
2026年10月8日の発表で確認できること

Honda Accessの発表は、Honda FIT用フランツシステムの一部改良を伝える内容です。副題で、マルチビューカメラシステム(MVCS)装備車への適用拡大を示しています。
発表で示された対象は、2026年7月に一部改良されたFITのうち、MVCSを装備する車両です。発表資料にはFIT e:HEV ZとFIT e:HEV CROSSTARが示されています。型式の表記はGR3-730、GR4-730、GR6-730、GR8-730です。標準車の主要諸元表で使われる6AA-GR3、6AA-GR4、6AA-GR6、6AA-GR8とは表記の粒度が違います。そのため、注文時には車両の型式・装置の仕様書を一緒に確認します。
これは、対象車の安全不具合を知らせるニュースではありません。今回の記事では、リコール、改善対策、サービスキャンペーンを主題にしません。対象車台番号や無償修理の案内ではなく、Honda フランツシステムの適用範囲と使い勝手を扱います。
MVCSが支える場面と限界
Honda公式の説明では、MVCSは車両の前後左右にあるカメラの映像をコンピューターで解析します。上空から見下ろしたようなグラウンドビューなどをナビ画面に表示する装備です。フランツシステムの操作で両手を使わない場合でも、低速での周囲確認や駐車時の視認を補助する情報になります。
ただし、カメラ映像が表示されることと、周囲の安全が自動的に確保されることは同じではありません。路面の凹凸、画面に映らない位置、天候、夜間、センサーやカメラの汚れ、画面を見るタイミングなどが残ります。MVCSは確認を補助する装備であり、運転者が周囲を確認し続ける必要があります。
ここで確定している事実と、販売店で確かめる条件
Honda Access発表とHonda公式サイトから、適用車種、装置の基本構成、MVCSの説明、システム装着車の参考価格は確認できます。一方で、本人の足の動かし方、靴、シートポジション、装置の細かな設定は個別相談が必要です。納車時の実測重量や持ち込み登録の書類も、販売店で確定します。
「MVCSがあるから運転できる」「CROSSTARのほうが上位だから合う」と短絡せず、実車または支援用の車両で操作を試す順番が重要です。
通常のFITの快適装備と走りの違いを先に確認したい場合は、Z・RS・CROSSTARの装備と走りの比較も参照してください。
FIT e:HEV ZとCROSSTARを公式諸元で比較
標準車の公式諸元。フランツシステム装着車は装置、オプション、持ち込み登録で実測値が変わる。
対象4仕様の主要諸元表
下表は、Honda公式の2026年7月以降のFIT主要諸元とHonda Access発表をもとにしています。Honda・フランツシステムの対象となったe:HEV Zとe:HEV CROSSTARをFF/4WDで並べました。システム装着車参考価格はHonda Access発表の消費税非課税価格です。標準車の車両重量・燃費は、装置やメーカーオプションを付けた完成車の登録実測値とは一致しない場合があります。
| 項目 | e:HEV Z FF | e:HEV Z 4WD | e:HEV CROSSTAR FF | e:HEV CROSSTAR 4WD |
|---|---|---|---|---|
| システム装着車参考価格 | 4,052,000円 | 4,252,000円 | 4,267,000円 | 4,467,000円 |
| 発表資料の適用型式表記 | GR3-730 | GR4-730 | GR6-730 | GR8-730 |
| 標準諸元表の車名・型式 | 6AA-GR3 | 6AA-GR4 | 6AA-GR6 | 6AA-GR8 |
| 駆動方式 | FF | 4WD | FF | 4WD |
| 全長×全幅×全高 | 4,080×1,695×1,540mm | 4,080×1,695×1,565mm | 4,095×1,725×1,570mm | 4,095×1,725×1,570mm |
| ホイールベース | 2,530mm | 2,530mm | 2,530mm | 2,530mm |
| 前後トレッド | 1,485/1,475mm | 1,485/1,475mm | 1,495/1,485mm | 1,495/1,485mm |
| 最低地上高 | 135mm | 150mm | 160mm | 155mm |
| 車両重量(標準車) | 1,200kg | 1,270kg | 1,210kg | 1,280kg |
| メーカーオプション装着時の重量目安 | — | 最大1,280kg | — | 最大1,290kg |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 | 5名 |
| 客室内寸法(長さ×幅×高さ) | 1,955×1,445×1,260mm | 1,955×1,445×1,260mm | 1,955×1,445×1,260mm | 1,955×1,445×1,260mm |
| エンジン | 水冷直列4気筒横置、1.496L | 同左 | 同左 | 同左 |
| エンジン最高出力 | 78kW(106PS)/6,000〜6,400rpm | 同左 | 同左 | 同左 |
| エンジン最大トルク | 127Nm(13.0kgf・m)/4,500〜5,000rpm | 同左 | 同左 | 同左 |
| モーター | H5/交流同期電動機 | 同左 | 同左 | 同左 |
| モーター最高出力 | 90kW(123PS)/3,500〜8,000rpm | 同左 | 同左 | 同左 |
| モーター最大トルク | 253Nm(25.8kgf・m)/0〜3,000rpm | 同左 | 同左 | 同左 |
| 変速機 | 電気式無段変速機 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 動力用主電池 | リチウムイオン電池/48 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 燃料・タンク | 無鉛レギュラーガソリン・40L | 同左 | 同左 | 同左 |
| 最小回転半径 | 4.9m | 4.9m | 4.9m | 4.9m |
| タイヤ | 185/60R15 84H | 185/60R15 84H | 185/60R16 86H | 185/60R16 86H |
| WLTCモード燃費 | 28.4km/L | 24.2km/L | 27.0km/L | 23.3km/L |
寸法・重量・定員の読み方
Zは全幅1,695mm、CROSSTARは1,725mmで、横幅に30mmの差があります。全長もZの4,080mmに対してCROSSTARは4,095mmです。数字だけなら小さな差に見えます。フランツシステムでは足元の操作、シート位置、乗降の動線、ドアを開く場所が関係するため、駐車枠や自宅の車庫で確認したい差です。
全高はZ FFが1,540mm、Z 4WDが1,565mm。CROSSTARはFF/4WDとも1,570mmとして公式主要諸元表に掲載されています。最低地上高は、Zが135/150mm、CROSSTARが160/155mmです。CROSSTAR 4WDはFFより最低地上高が5mm低い一方、Z 4WDはFFより15mm高くなります。全高と最低地上高は同じ数字ではないため、立体駐車場の高さ制限と段差の越えやすさを別々に確認します。
車両重量は、標準車でZが1,200kg/1,270kg、CROSSTARが1,210kg/1,280kgです。Hondaの主要諸元表には、メーカーオプションを組み合わせた場合の最大車両重量も示されています。4WDではZが最大1,280kg、CROSSTARが最大1,290kgという表記です。フランツシステム装着車は持ち込み登録のため、納車時の実測値を販売店に確認してください。
パワートレーンとタイヤの読み方
4仕様とも、エンジンは1.496Lの水冷直列4気筒、モーターは90kW・253Nm、変速機は電気式無段変速機です。グレードを変えても、カタログ上の出力やトルクの数字そのものが増えるわけではありません。
一方、Zは185/60R15、CROSSTARは185/60R16のタイヤを履きます。タイヤサイズの違いは、ホイール径、タイヤのたわみ方、路面から受ける入力、交換時の選択肢に関係します。フランツシステムの足元操作では、ペダルや足置きの位置とタイヤの違いを別々に考えず、試乗で確かめます。
WLTCはZがFF 28.4km/L・4WD 24.2km/Lです。CROSSTARはFF 27.0km/L・4WD 23.3km/Lです。実際の燃費は、短距離、冬季、エアコン、乗員・荷物、速度、路面で変わります。数値は、駆動方式と使い方を比較する基準として使います。
足だけで操作する装置は何が変わるか
- 1左足
前後回転でステアリングペダルを操作する。
- 2右足元
ウインカー、ライト、ワイパーなどを9パターンから選んだスイッチで操作する。
- 3必要に応じて
足用シフトペダル、ブレーキロック、パッシブシートベルトを個別相談する。
- 4納車後
装置の調整、点検、靴・マット、標準ステアリングへの戻し方を販売店に確認する。
装置の価格や仕様は発表資料の参考値。本人の身体条件への適合は実車相談で確認する。
ステアリングとスイッチの操作

Honda公式の説明では、Honda・フランツシステムは左足の前後回転運動でステアリングを操作する足動運転補助装置です。自転車のペダルをこぐように回すとハンドルが左へ、逆に回すと右へ回ります。ステアリングペダルを取り外せば、標準車両と同じようにハンドルを使えると案内されています。
運転時に使うウインカーやライトなどのスイッチは、右足元の足用コンビネーションスイッチへ集約します。Honda公式では、レイアウトを9パターンから選べると説明しています。候補にはウインカーの左右、ワイパー、ウォッシャー、ライト、ホーン、ハザード、Honda SENSING関連のスイッチなどがあります。
確認したいのは、スイッチの数を覚えられるかだけではありません。シートを合わせたときに足が自然に動くかを試します。また、左足の旋回と右足のスイッチ操作を同時に求められたとき、視線が安定するかも確認します。雨天や夜間でも画面と周囲を確認できるかを、本人の操作で試すことです。
追加相談する装備
足用ステアリングペダルユニットと足用コンビネーションスイッチが基本装備です。足用シフトペダル、パッシブシートベルト、フランツシステム用フロアカーペットマットは、Honda Access発表で別途の設定・参考価格が示されています。
| 装備 | Honda Access発表の参考価格 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 足用シフトペダル | 275,000円(消費税非課税) | P・R・D・L・Nの操作方法、右足の可動域、標準セレクトレバーとの連動 |
| パッシブシートベルト | 361,000円(消費税非課税) | ドアを閉めると自動装着する仕組み、後席右席のチャイルドシート制限 |
| フランツシステム用フロアカーペットマット | 19,000円(消費税非課税) | 専用ホルダーでの固定、取付工賃、足元の干渉 |
上記は発表時点の参考価格で、取付工賃、登録に伴う費用、搬送費、個別の調整費などを含みません。ステアリングペダル用の靴は、ユーザー自身が用意する必要があるとHonda公式に記載されています。
操作の適合はスペック表で決まらない
両上肢の不自由な人を対象とする装置であっても、身体の状態や運転経験は人によって異なります。左足の前後回転、右足のスイッチ、ブレーキ、シフト、乗降、視認、疲れ方を一つずつ確認し、必要なら医療・リハビリテーション専門職や運転免許に関する窓口へ相談します。
免許の条件、運転適性、登録の扱い、自治体の助成制度は地域や個別事情で変わるため、この記事の記述を判断の代わりにしないでください。Honda販売店には、実車または支援用車両での確認、装置の設定、納車後の再調整先まで聞きます。
車いすでの乗降やスロープ車も併せて検討する場合は、N-BOXスロープの装備差と選び方で別の確認軸を整理しています。
出力・車重・e:HEV・タイヤを組み合わせて使い勝手を読む
- 11|モーター
90kW・253Nmを0〜3,000rpmで発生する。
- 22|車重
標準車は1,200〜1,280kg。乗員・荷物と4WDの重量増を考える。
- 33|伝達
電気式無段変速機とFF/4WDの組合せが速度域・路面への応答に関係する。
- 44|接地
15/16インチタイヤ、路面、空気圧、残溝まで含めて試乗で確かめる。
数値から走りを読み解く部分は推測です。実際の操作感は本人の試乗と個別調整で確認する。
モーターの低回転トルクと車重
FIT e:HEVのモーターは最大トルク253Nmを0〜3,000rpmで発生します。発進直後からトルクを使えるという意味では、エンジンの最大トルクが出る回転域を待つ必要がない電動機の性格を読み取れます。
しかし、253Nmという数字だけで、発進が必ず軽い、坂道が必ず楽だと断定できません。標準車の重量は1,200〜1,280kg、4WDはFFより重く、乗員・荷物、勾配、路面の摩擦、タイヤの状態が重なります。電気式無段変速機は回転段の切替を意識しにくい構成ですが、ペダル入力の仕方と速度域で感じ方は変わります。
これは、公式出力・トルク・重量・変速機からの読み解きです。実際の操作感については、本人が足で操作したときのペダルの反応、発進時の姿勢、低速での微調整を試乗で確認する必要があります。カタログ値から導いた結論は推測です。
タイヤ・最低地上高・駆動方式の違い
Zは15インチ、CROSSTARは16インチのタイヤです。CROSSTARは全幅が広く、最低地上高もFFで高い一方、4WDでは最低地上高が155mmとなります。段差や荒れた路面での余裕を考えやすい仕様ですが、乗り込みやすさ、足の置き方、駐車枠への収まりは実車の形状で確認します。
4WDは前後輪に駆動力を伝える構成で、雪道や滑りやすい路面での選択肢になります。ただし、タイヤの種類・残溝・空気圧、路面の傾斜、速度、運転操作が安全に関係するため、4WDだけで滑りを解消できるわけではありません。
公式値と試乗で分けるもの
公式表で比較できるのは、出力、トルク、重量、タイヤ、寸法、燃費、型式、駆動方式です。試乗・相談でしか確定しないのは、次の項目です。
- 左足ステアリングペダルを回すときの足首・膝・腰の角度
- 右足用コンビネーションスイッチへの踏み替えと、ウインカー左右の判別
- ブレーキロック、足用シフトペダル、標準セレクトレバーの連動
- MVCSの画面位置、表示の見え方、駐車時の視線移動
- シートを本人に合わせたときの乗降、同乗者、チャイルドシートとの干渉
この分け方をしておくと、公式諸元にない個別条件を、数字から無理に推測せずに済みます。
ZとCROSSTARはどっちを選ぶべきか
価格差はHonda Access発表の参考値。上位グレードほど操作に適合するという意味ではない。
グレード差を価格差だけでなく使い方で見る

Honda Access発表のシステム装着車参考価格は、Z FFが4,052,000円、Z 4WDが4,252,000円、CROSSTAR FFが4,267,000円、CROSSTAR 4WDが4,467,000円です。いずれも消費税非課税の参考価格で、販売店の販売価格、登録・保険・税、装置の取付工賃などは別に確認します。
Z FFとCROSSTAR FFの差は215,000円です。この差を「高いグレードを買う金額」とだけ見ると、全幅30mm、全長15mm、最低地上高、16インチタイヤ、CROSSTAR専用外装・装備など、実際に変わる要素を見落とします。
4仕様の向き不向きを表で確認する
| 仕様 | 主な違い | 向く使い方の目安 | 先に確認すること |
|---|---|---|---|
| e:HEV Z FF | 全幅1,695mm、最低地上高135mm、15インチ、1,200kg | 市街地や駐車場の扱いやすさ、FFで足りる生活環境を優先する人 | 足元装置を付けた状態での乗降とMVCSの見え方 |
| e:HEV Z 4WD | Zの操作環境に4WDを組み合わせ、標準車1,270kg | 雪道、坂道、滑りやすい路面を含めて4WDを選びたい人 | 重量・全高・冬タイヤ・実測値 |
| e:HEV CROSSTAR FF | 全幅1,725mm、最低地上高160mm、16インチ、1,210kg | 段差や荒れた路面、専用外装・装備を重視する人 | 30mm広い車幅、足元と乗降、タイヤの感触 |
| e:HEV CROSSTAR 4WD | CROSSTARの車体・タイヤと4WD、標準車1,280kg | 路面条件とCROSSTARの装備を両方重視する人 | 全幅、価格、重量、4WD時の最低地上高155mm |
この表での「向く使い方」は、公式の出力・重量・寸法・タイヤ・駆動方式を組み合わせた当サイトの整理です。身体への適合や運転のしやすさを保証するものではありません。
価格差の意味は「装置の適合を買う」ことではない
Honda・フランツシステムはZとCROSSTARの両方に対応します。したがって、CROSSTARの価格が高いからフランツシステムの操作に適合する、あるいはZの価格が低いから操作しやすい、という関係ではありません。
先に本人が操作できること、足元に無理がないこと、MVCSや各スイッチを確認できることを確かめます。その後に、駐車場の幅、段差、雪道、乗員・荷物、タイヤ交換、4WDの必要性を重ねてください。
購入相談・免許取得前に販売店へ聞く10項目
免許・身体適合・助成制度は、販売店だけでなく所管窓口や専門職へ分けて相談する。
装置・車両の確認
- MVCS装備車で、Honda Access発表の対象型式に該当するか
- e:HEV Zとe:HEV CROSSTAR、FFと4WDの実車または支援用車両を試せるか
- 左足ステアリングペダルの可動域、靴、足置き、ブレーキ操作を確認できるか
- 右足用コンビネーションスイッチの9パターンを選べるか、試せるか
- 足用シフトペダルが必要か、P・R・D・L・Nの操作を試せるか
- パッシブシートベルトと後席右席のチャイルドシートを組み合わせられるか
- ステアリングペダルを外した場合に標準ステアリングを使えるか、脱着手順は何か
登録・納車後の確認
- 持ち込み登録の時期、必要書類、納車時の実測重量を確認できるか
- 工場での車両製作、装置の取付、支援車両の搬送・講習の費用と日程を確認できるか
- 点検、故障、再調整、代車、装置の靴やマットの交換をどこへ相談するか
試乗で記録すること
販売店で試乗できる場合は、感想を「乗りやすい」の一言で終わらせず、次の順番で記録します。
- シートへ移るとき、ドア・シート・足元に干渉がないか
- 左足でステアリングを回すとき、膝や腰が安定するか
- 右足のスイッチでウインカー、ライト、ワイパーを迷わず選べるか
- 低速発進、停止、後退、狭い場所で足の操作とMVCSの視線が両立するか
- 同乗者、荷物、チャイルドシート、専用マットが足元の動線を塞がないか
装置の適合は、短い説明や動画を見るだけでは分かりません。Honda公式ページの操作動画は2022年6月現在の内容と注記されているため、現在の車両・装置の仕様は販売店で照合します。
FIT フランツシステムの資金計画は4方式を同じ条件で比べる
※推測です。残価設定ローンは最終回1,400,000円を支払って所有する想定で、返却・乗り換えなら条件が変わる。クラウドローン想定は残価設定ローンより218,120円、ディーラーローンより438,172円、銀行ローンより64,017円少ない試算で、3方式との差額を示している。金利・審査・残価・諸費用・返却条件は契約ごとに変わり、最低金利は保証されない。
比較条件と推測の範囲

ここではHonda Access発表のe:HEV Z FFシステム装着車参考価格4,052,000円を元金の基準にし、頭金0円、60回、ボーナスなし、元利均等、諸費用・税・保険・装置の取付工賃を含めない比較を置きます。
残価設定ローンの最終回残価は1,400,000円、年率は残価設定ローン5.90%、ディーラーローン5.90%、銀行ローン2.50%、クラウドローン経由1.90%としました。実際の金利・審査・借入額・残価・返却条件とは異なる比較用の仮定で、以下はすべて推測です。
4方式を同じ元金・期間で比較する
| 方式 | 年利 | 返済期間 | 金利差 | 月々返済 | 最終回支払・残価 | 総利息 | 総支払額 | クラウドローン想定との差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 残価設定ローン | 5.90%(仮定) | 60回 | +4.00pt | 51,147円 | 1,400,000円(仮定) | 416,842円 | 4,468,842円 | +218,120円 |
| ディーラーローン | 5.90%(仮定) | 60回 | +4.00pt | 78,148円 | なし | 636,894円 | 4,688,894円 | +438,172円 |
| 銀行ローン | 2.50%(仮定) | 60回 | +0.60pt | 71,912円 | なし | 262,739円 | 4,314,739円 | +64,017円 |
| クラウドローン経由(比較候補の銀行最低金利が適用された想定) | 1.90%(仮定) | 60回 | 0pt | 70,845円 | なし | 198,722円 | 4,250,722円 | 基準 |
※推測です。頭金0円、返済期間60回、ボーナスなし、諸費用等を含めない元利均等の比較です。残価設定ローンは最終回に残価を支払って所有する想定で、返却・乗り換え・買い取りを選ぶ場合は走行距離、傷、所有権、返却条件が別に関係します。表の金利差と支払差は、同じ元金・期間を置いた計算上の差で、実際の契約条件では変わります。
契約前に変わる項目
クラウドローンは、複数の金融機関を比較・マッチングするサービスです。審査、借入額、適用金利、手数料、利用条件は申込者と金融機関によって変わり、表の1.90%が保証されるわけではありません。
支払い方法を決めるときは、月々の金額だけでなく、フランツシステムの装置価格、納車時の登録費用、保険、点検、タイヤ、装置の再調整まで含めた家計への影響を販売店と金融機関へ確認します。
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この記事の判断を短くまとめる
- 11|操作適合
本人が足用ステアリング、スイッチ、ブレーキ、シフトを操作できるか。
- 22|装備・登録
MVCS、型式、持ち込み登録、納車時の実測条件を確認する。
- 33|生活環境
Z/CROSSTAR、FF/4WD、寸法、重量、タイヤ、駐車場を重ねる。
- 44|支払い
装置と車両の総額、点検、保険、再調整を同じ前提で比べる。
MVCS追加は選択肢を広げるが、運転の可否や本人への適合を自動的に保証するものではない。
先に決める順番
- 本人が足用ステアリング、スイッチ、ブレーキ、シフトを操作できるか
- MVCSを含む装置構成と、対象型式・持ち込み登録の条件が合うか
- Z/CROSSTAR、FF/4WDの寸法、重量、タイヤ、路面、駐車環境が合うか
- 参考価格、装置オプション、登録費用、支払い条件を同じ前提で比べる
迷ったときの結論
MVCS装備車への適用拡大は、現行FITでフランツシステムを検討する人にとって、周囲確認を補助する装備を含めた相談の選択肢を広げるニュースです。
ただし、e:HEV ZとCROSSTARの差は、フランツシステムの適合差ではありません。Zは全幅と15インチタイヤ、CROSSTARは全幅・最低地上高・16インチタイヤ・専用装備、4WDは駆動方式と重量を含めて選びます。最終的には、本人が操作して疲れにくいか、家族や支援者を含めて使えるかを実車で確かめることが先です。
事実と推論の境界
Honda Accessの発表、Honda公式の装置説明、公式諸元表の数値は確認できた事実です。出力・車重・タイヤから走りや取り回しを読み解いた部分、グレードが向く使い方の整理、支払い比較は、条件を明示した推論・試算です。
Honda・フランツシステムとFITのFAQ
公式情報と個別条件を分け、現在の車両仕様を注文前に確認する。
フランツシステム対応FITはどのグレードか

Honda公式サイトでは、2026年10月現在の適用車種としてFIT e:HEV ZとFIT e:HEV CROSSTARを案内しています。FF/4WD、MVCS、装置の細かな仕様は車両型式と注文内容を販売店で確認してください。
MVCSだけ後付けできるか
今回の発表は、2026年7月改良後のMVCS装備車へフランツシステムの適用を拡大する内容です。MVCSやナビ、装置の後付け可否を一律に決めず、メーカーオプション・車両製作・登録条件を販売店へ確認します。
足用シフトペダルやパッシブシートベルトは標準か
足用ステアリングペダルユニットと足用コンビネーションスイッチが基本装備で、足用シフトペダル、パッシブシートベルト、専用フロアマットは別途相談する設定です。価格と取付条件はHonda Accessの発表・販売店見積もりで確認します。
標準ステアリングに戻せるか
Honda公式の説明では、ステアリングペダルを取り外すことで標準車両と同じようにハンドルを使えるとされています。脱着を本人が行えるとは限らないため、実際の作業方法・保管・点検は販売店に確認してください。
価格・登録・身体適合の確認先
価格・装置・納期・持ち込み登録はHonda販売店、免許・運転条件は所管の運転免許窓口、身体条件は医療・リハビリテーション専門職へ分けて相談します。自治体の助成制度や税の扱いも、居住地と個別条件を自治体へ確認してください。
参照した主な公式情報
MVCS装備車への適用拡大、対象型式、システム装着車参考価格。
足用ステアリング、コンビネーションスイッチ、シフト、MVCSの説明。
寸法、重量、出力、燃費、駆動方式、タイヤの標準車データ。
出典ページの更新、装置付き車の実測値、販売店の最新条件は公開後も別途確認する。
出典ごとに確認した範囲
発表資料は適用拡大と価格、Honda公式の装置案内は操作、FITの公式諸元とFAQは標準車の数値を確認するために使いました。装置付き車の実測値、納期、登録、個別適合は、公開情報だけでは確定しません。
- Honda Access「Honda・フランツシステム」を一部改良(2026年10月8日):MVCS装備車への適用拡大、対象型式、システム装着車参考価格、オプション価格、納車・登録に関する説明を確認。
- Honda公式「両上肢の不自由な方へ」:ステアリングペダル、足用コンビネーションスイッチ、シフトペダル、パッシブシートベルト、MVCSの説明を確認。ページの操作動画は2022年6月現在との注記があるため、現行仕様の確定には使わない。
- Honda公式FIT主要諸元PDF:型式、寸法、重量、出力、トルク、変速機、タイヤ、燃費、駆動方式を確認。
- Honda公式FITタイプ一覧:現行e:HEV Z/CROSSTARの価格、WLTC、4WD設定、乗車定員を確認。
- Honda公式FITタイヤ・ホイールFAQ:2026年7月以降のZ/CROSSTARのタイヤサイズを確認。
- Honda公式FIT:現行モデルの案内と価格表示の注意書きを確認。
確認日:2026年10月21日。価格・装備・仕様は変更される場合があるため、注文前に販売店で最新条件を確認してください。
