BMWは2026年7月1日、第5世代となる新型X5と、同じ車体を使う電気自動車「iX5」を発表しました。選択肢はガソリンのX5 40、ディーゼルのX5 40d、プラグインハイブリッド(PHEV)のX5 50eとX5 M60e、電気自動車のiX5 60という5モデルです。
ただし、発表された数値はドイツ向け基本仕様の暫定値です。日本仕様のモデル構成、装備、価格、発売時期は2026年7月21日時点で未発表です。この記事では、確定している公式情報と、そこから読み取れる実用上の違いを分けて整理します。
- 40を選ぶべき人:充電設備を前提にせず、静かさとガソリン直6の回転感を重視する人です ※推測です
- 40dを選ぶべき人:長距離移動が多く、給油の短さと低回転の力強さを重視する人です ※推測です
- 50eまたはiX5が向く人:自宅充電ができ、日常の電動走行を使い切れる人です ※推測です
- M60eを選ぶべき人:費用より速さと高性能装備を優先する人です ※推測です
- 慎重にしたほうがいい人:全幅2,000mm、全長約5mが駐車環境に収まるか確認できていない人です。
新型BMW X5で最初に押さえる発表範囲
車体寸法、重量、荷室、動力性能、WLTP値、充電性能。
導入モデル、発売日、価格、標準装備、認証値、充電規格。
BMW Japanの仕様表と見積もりがそろってから。
海外仕様は候補を絞る材料として使い、日本の確定値として扱わないことが大切です。
購入前に支払い計画を確認
金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
確認できること
新型X5は、内燃機関、PHEV、電気自動車を同じ基本車体で展開します。BMWの日本向け発表資料には5モデルの主要諸元が掲載されていますが、数値の注記は「ドイツ本国仕様」「暫定値」です。

日本で待つこと
日本で同じ5モデルがすべて導入されるとは限らず、右ハンドル車の装備や認証値も変わる可能性があります ※推測です
発表時点の生産開始予定は、X5 40とX5 40dが2026年12月、X5 50eとiX5 60が2027年春、X5 M60eが2027年夏です。したがって、今すぐ日本の販売店で確定見積もりを取れる段階ではありません。
一方、車体の大きさ、パワートレインの構成、荷室容量、ドイツ向け燃費・電費、充電性能は、モデルの性格を比較する材料になります。本記事では公式値をそのまま日本のカタログ値として扱わず、選択肢を絞るための基準として使います。
なお、BMWはSUVを「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)」と呼びます。本記事では検索しやすさを優先してSUVという一般的な表現も併用します。
新型BMW X5はどのモデルを選ぶべきか
充電不要で、ガソリン直6の滑らかさを重視。
高速道路と長距離が多く、低回転の力を重視。
自宅充電ができ、近距離の静かさと遠出を両立。
費用より612hpの性能と装備を優先。
完全な電動走行と充電計画をセットで選ぶ。
全車とも全幅2,000mmのため、動力方式の前に駐車環境を確認します。
5モデルの役割
まずは動力方式よりも、普段の使い方から候補を絞るのが近道です。5モデルの違いを平易にまとめると次のようになります。
| モデル | ひとことで言うと | 海外で確認できる価格差の意味 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| X5 40 xDrive | 直列6気筒ガソリン+48Vの標準型 | ドイツでは40dより4,000ユーロ高い | 静かで滑らかなエンジンフィールと、充電不要の扱いやすさを重視する人 |
| X5 40d xDrive | 直列6気筒ディーゼル+48Vの長距離型 | ドイツでは40より4,000ユーロ安い | 高速道路や長距離が多く、低回転の力と航続の安心を求める人 |
| X5 50e xDrive | 日常を電気で走れるPHEV | 米国では40 xDriveより5,400ドル高い | 自宅充電ができ、近距離の静かさと遠出の自由を両立したい人 |
| X5 M60e xDrive | 612hpの高性能PHEV | 発表時点で公式価格未掲載 | 加速、シャシー装備、存在感を最優先し、重量と費用を許容できる人 |
| iX5 60 xDrive | 141kWh電池を積む完全電動型 | 米国では40 xDriveより7,700ドル高い | 自宅・経路充電を組めて、エンジンを使わない移動を選びたい人 |
価格差は販売地域が違えば税制、標準装備、保証、為替の影響を受けます。ドイツ価格と米国価格を混ぜて優劣を決めることはできません。表の差額は、現地で各モデルがどの位置に置かれているかを理解する参考値であり、日本価格の予測ではありません。
迷ったときの絞り方
迷ったときは、年間走行距離が長く充電できないなら40d、年間走行距離が中程度でエンジンの滑らかさを好むなら40、自宅で毎晩充電できるなら50eまたはiX5という順番で考えると整理できます。M60eは費用対効果よりも、性能そのものに価値を感じる人向けです ※推測です
5モデルの主要スペックを公式値で比較
WLTP値は欧州基準です。日本仕様の数値、装備、価格は国内発表で確認します。
ここではBMWが2026年7月に公表したドイツ向け基本仕様の暫定値を、用途に直結する項目までまとめます。「hp」はBMW資料の表記で、日本で一般的なPSと実質的に同じメートル馬力です。

車体・重量・荷室・けん引能力
| 項目 | X5 40 | X5 40d | X5 50e | X5 M60e | iX5 60 |
|---|---|---|---|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,994×2,000×1,751mm | 4,994×2,000×1,751mm | 4,994×2,000×1,751mm | 4,998×2,000×1,751mm | 4,994×2,000×1,748mm |
| ホイールベース | 3,035mm | 3,035mm | 3,035mm | 3,035mm | 3,035mm |
| 乗車定員 | 5人 | 5人 | 5人 | 5人 | 5人 |
| 荷室容量 | 655〜1,850L | 655〜1,850L | 525〜1,680L | 525〜1,680L | 655〜1,850L |
| 車両重量 | 2,365kg | 2,430kg | 2,640kg | 2,715kg | 2,900kg |
| 車両総重量 | 3,000kg | 3,025kg | 3,300kg | 3,300kg | 3,495kg |
| 最大積載量 | 710kg | 670kg | 735kg | 770kg | 670kg |
| ブレーキ付きけん引/垂直荷重 | 3,000/140kg | 3,000/140kg | 3,300/140kg | 3,300/140kg | 2,700/110kg |
| Cd値 | 0.29 | 0.29 | 0.32 | 0.32 | 0.28 |
全長、全幅、ホイールベースはほぼ共通です。M60eだけ全長が4mm長く、iX5だけ全高が3mm低いものの、駐車場選びに影響するほどの差ではありません。実用上は、全幅2,000mmにドアミラー分が加わることと、3,035mmの長いホイールベースを確認する方が重要です。
荷室は40、40d、iX5が通常655L、後席格納時1,850Lです。PHEVの50eとM60eは床下に機器を収めるため、通常時で130L、最大時で170L小さくなります。人数分の大型スーツケース、ベビーカー、ペットケージなど、普段載せる荷物を販売店で実車確認したい差です。
車両重量は最軽量の40でも2,365kgです。40dは40より65kg重く、50eは40より275kg、M60eは350kg、iX5は535kg重くなります。最大積載量は乗員と荷物の合計に関係するため、車両重量だけを見て「重いモデルほど載せられない」とは限りません。公表値ではM60eが770kgで最も大きく、40dとiX5が670kgです。
けん引能力はPHEVの2モデルが3,300kgで最大、40と40dが3,000kg、iX5が2,700kgです。トレーラーを使う場合は垂直荷重も含め、日本仕様の認可値とヒッチメンバーの条件を別途確認する必要があります。
Cd値は空気抵抗係数で、小さいほど車体形状が空気を受け流しやすい傾向を示します。iX5の0.28が最小ですが、実際の空気抵抗は前面投影面積や速度にも左右されるため、Cd値だけで電費や高速安定性を決めることはできません。
パワートレイン・加速性能
| 項目 | X5 40 | X5 40d | X5 50e | X5 M60e | iX5 60 |
|---|---|---|---|---|---|
| 方式 | 3.0L直6ガソリン+48V | 3.0L直6ディーゼル+48V | 3.0L直6ガソリンPHEV | 3.0L直6ガソリンPHEV | 前後2モーターBEV |
| 駆動方式/変速機 | AWD/8速AT | AWD/8速AT | AWD/8速AT | AWD/8速AT | 電動AWD |
| システム最高出力 | 294kW(400hp) | 230kW(313hp) | 360kW(489hp) | 450kW(612hp) | 425kW(578hp) |
| システム最大トルク | 580Nm | 670Nm | 700Nm | 800Nm | 805Nm |
| エンジン排気量 | 2,998cc | 2,993cc | 2,998cc | 2,998cc | なし |
| エンジン最高出力 | 294kW(400hp)/5,200〜6,500rpm | 210kW(286hp)/4,000rpm、ブースト時+7kW | 230kW(313hp)/5,500rpm | 313kW(426hp)/5,600rpm | なし |
| エンジン最大トルク | 540Nm/1,980〜5,000rpm | 670Nm/1,500〜2,500rpm、ブースト時+20Nm | 450Nm/1,850〜4,700rpm | 540Nm/1,980〜5,400rpm | なし |
| 電動機の出力/トルク | 13kW(18hp)/200Nm | 13kW(18hp)/200Nm | 145kW(197hp)/280Nm | 145kW(197hp)/280Nm | 前183kW・305Nm、後242kW・500Nm |
| 0-100km/h | 5.3秒 | 6.1秒 | 5.0秒 | 4.5秒 | 4.6秒 |
| 最高速度 | 250km/h | 230km/h | 242km/h | 250km/h | 210km/h |
| 電動走行時の最高速度 | — | — | 140km/h | 140km/h | 210km/h |
40と40dの48Vモーターは、ともに13kW(18hp)・200Nmです。発進や変速の谷を補助する役割で、PHEVのように長い距離をモーターだけで走る構成ではありません。40は5,200〜6,500rpmで400hpを発生し、40dは1,500〜2,500rpmで670Nmを発生します。同じ直列6気筒でも、回して力を得る40と、低回転から押し出す40dという違いが数値に表れています。
50eとM60eの電動機は同じ145kW(197hp)・280Nmですが、エンジン出力が50eの313hpに対し、M60eは426hpです。システム合計は単純な足し算にならないものの、最終的には50eの489hp・700Nmに対してM60eは612hp・800Nmとなります。
iX5は後輪側242kW・500Nm、前輪側183kW・305Nmの2モーターです。システム値は425kW(578hp)・805Nmで、トルクは5モデル最大です。前後の個別値を単純に合計すると公表システム値と一致しない部分がありますが、これは同時に最大値を出せる条件や制御が異なるためです。
0-100km/h加速はM60eの4.5秒が最速で、iX5が4.6秒、50eが5.0秒、40が5.3秒、40dが6.1秒です。公道での扱いやすさは加速タイムだけでは決まりませんが、合流や追い越しに十分な余裕が全モデルにあることは読み取れます。
燃料・電力・航続距離・充電・海外価格
| 項目 | X5 40 | X5 40d | X5 50e | X5 M60e | iX5 60 |
|---|---|---|---|---|---|
| WLTP燃料消費率 | 9.2〜8.7L/100km | 7.3〜7.0L/100km | 6.0〜5.2L/100km | 6.2〜5.7L/100km | — |
| WLTP電力消費率 | — | — | 20.7〜18.9kWh/100km | 13.5〜13.1kWh/100km | 23.9〜20.1kWh/100km |
| WLTP CO2排出量 | 208〜197g/km | 193〜185g/km | 136〜118g/km | 141〜129g/km | 0g/km(走行時) |
| 駆動用電池の使用可能容量 | — | — | 未公表 | 未公表 | 141kWh |
| WLTP電動航続距離 | — | — | 86〜102km | 81〜98km | 645〜845km |
| 最大充電出力 | — | — | AC 11kW | AC 11kW | DC 460kW |
| ドイツ公式価格 | 98,800ユーロ | 94,800ユーロ | 未掲載 | 未掲載 | 未掲載 |
| 米国公式価格 | xDriveは72,100ドル | 未設定 | 77,500ドル | 未発表 | 79,800ドル |
WLTPは欧州の試験基準です。日本のWLTCモードとは測定条件が異なり、気温、速度、空調、タイヤ、積載、充電状態でも実用値は変わります。PHEVの燃料消費率は充電を使う前提の試験値なので、充電せずエンジン中心で走った場合の数値とは考えない方が安全です。
50eの電動航続距離は86〜102km、M60eは81〜98kmです。
毎日の移動がこの範囲内で、自宅や職場でこまめに充電できるなら、日常の多くをエンジン停止で走れる可能性があります。反対に充電できないなら、PHEVの重量と小さくなった荷室を負担しながら長所を使い切れない場面が増えます ※推測です
iX5は使用可能容量141kWhという非常に大きな電池を搭載し、WLTP航続距離は645〜845kmです。最大460kWの急速充電は車両側の受け入れ上限であり、常にその出力が続くわけではありません。充電器側の能力、電池温度、残量、充電曲線によって実出力は変わり、日本で対応する充電設備が使えるかも導入時に確認が必要です。
海外価格には地域差があります。ドイツの2026年8月価格表では40dが94,800ユーロ、40が98,800ユーロです。米国では40 xDriveが72,100ドル、50eが77,500ドル、iX5が79,800ドルで、別途1,450ドルの配送費が示されています。日本円への単純換算はせず、日本価格の発表を待つべきです。
全幅2m・車重・荷室から日常の使い勝手を読む
ミラー、門柱、駐車枠、乗降スペースを実測。
狭い交差点では後輪操舵の有無を確認。
PHEVは通常時に130L小さいため実荷物で比較。
駐車設備、リフト、フェリーの重量制限も確認。
後輪操舵は旋回の直径を約0.8m縮めますが、全幅そのものは変わりません。
駐車前に確認する寸法
日本で最初に確認したいのは全幅2,000mmです。一般的な機械式駐車場には全幅1,850mm前後の制限が多く、平置きでも左右の余白が少ない区画があります。車庫証明上入るかだけでなく、ドアを開けて乗り降りできるか、ミラーを畳んだ状態で門柱を通れるかまで実測する必要があります。
全長約4,994mmとホイールベース3,035mmも、狭い交差点や立体駐車場の旋回で効きます。BMWは後輪操舵のインテグレイテッド・アクティブ・ステアリングを用意し、装着時は最小回転円の直径が約0.8m小さくなると説明しています。日本仕様で標準かオプションかは未発表ですが、都市部で使うなら優先して確認したい装備です。
後輪操舵を装着した車両は、低速で後輪を前輪と逆向きに切ることで、数値上の車体サイズから想像するより取り回しやすく感じる可能性があります。ただし、2mの全幅そのものは変わらないため、細い道でのすれ違いや駐車枠の余裕は別問題です ※推測です
荷室と重量
荷室を優先するなら40、40d、iX5が有利です。通常時655Lは家族旅行にも対応しやすい一方、50eとM60eは525Lです。PHEVでも必要十分かどうかは、容量の数字だけでなく、床の高さ、開口部、後席を使ったまま載せる物の形で判断してください。
iX5は最大積載量670kgを確保しながら車両重量2,900kg、車両総重量3,495kgです。乗員や荷物を載せた状態では3.5tに近づきます。日本の駐車設備、リフト、フェリー、タイヤ交換設備などには重量制限があるため、全幅と合わせて確認が必要です。
X5 40と40dはどっちを選ぶべきか
高速・長距離中心なら40d、短中距離とガソリン直6の感触を重視するなら40が基本線です。
数値で見る共通点と差
40は最高出力400hp、最大トルク580Nmで、40dは313hp、670Nmです。最高出力だけなら40が87hp上ですが、40dは90Nm大きいトルクを1,500rpmから発生します。

日常速度ではエンジンを高回転まで回す機会が少ないため、高速道路の登り坂や荷物を積んだ発進では40dの低回転トルクが扱いやすさにつながります ※推測です
40は2,365kgの車体に、広い回転域で出力を伸ばすガソリン直6、8速AT、48Vモーターを組み合わせます。40dより65kg軽く、アクセルを踏み増したときに変速しながら滑らかに回転が上がる、軽快寄りの応答が期待できます。48Vモーターの200Nmは発進直後や変速時のつながりを整える方向に働くと考えられます ※推測です
40dは2,430kgとわずかに重いものの、670Nmを1,500〜2,500rpmで発生します。8速ATが高いギアを保ったまま速度を乗せやすく、巡航時の落ち着きや、トレーラーけん引時の余裕を感じやすい構成です。一方、短距離走行ばかりならディーゼルの排気後処理に適した運転条件を作りにくいため、使用距離も選択材料になります ※推測です
タイヤと価格の確認点
ドイツ仕様の40と40dは、標準で前255/50 R21、後285/45 R21の21インチタイヤを装着します。後輪が30mm太い組み合わせは駆動力を路面に伝えやすい反面、4本同サイズよりローテーションの自由度が小さく、交換費用も確認しておきたい点です。23インチまで選べますが、見た目だけでなく乗り心地、段差への強さ、タイヤ代を含めて決めるべきです。
価格はドイツで40dが40より4,000ユーロ安く設定されています。
日本ではディーゼルの装備が充実したグレードだけ導入される可能性もあり、同じ関係になるとは限りません ※推測です
購入判断は日本仕様の装備表と見積もりが出てから行ってください。
X5 50eとM60eはPHEVでも性格が違う
充電できない使い方では、PHEVの重量と小さい荷室を受け入れる意味が薄くなります。
共通するPHEV部分
50eとM60eは、145kW(197hp)・280Nmの電動機、8速AT、四輪駆動、AC最大11kW充電、荷室525〜1,680Lという基本部分を共有します。違いの中心はエンジン出力とシャシーの設定です。
50eとM60eの使い分け
50eはシステム489hp・700Nm、0-100km/h加速5.0秒です。電動航続距離は86〜102kmで、5モデル中ではM60eより長く設定されています。自宅充電で日常移動をまかないつつ、長距離ではガソリンを給油して走れることが最大の利点です。
50eは40より275kg重い2,640kgですが、電動機の即時トルクと700Nmのシステム値が発進時の重さを補うと考えられます。低速では静かで滑らか、高速では直6エンジンと8速ATが受け持つため、動力源の切り替えが自然なら万能型の性格になります。ただし、連続したコーナーでは重量移動が40より大きく感じられる可能性があります ※推測です
M60eは612hp・800Nm、0-100km/h加速4.5秒です。標準ホイールは22インチで、40系の標準21インチより大きくなります。
高性能タイヤは操舵応答と制動力を引き出しやすい一方、路面の角を拾いやすく、交換費用も上がりやすい選択です ※推測です
M60eは2,715kgと50eより75kg重いものの、出力は123hp、トルクは100Nm上回ります。4.5秒の加速は十分に強烈ですが、価値は直線速度だけではありません。電動機が低速を埋め、ガソリンエンジンが高速域を担い、四輪駆動と太いタイヤが力を路面へ配る総合構成にあります。反面、街中で性能を使い切る場面は限られます ※推測です
PHEVを選ぶなら、自宅での充電時間も確認してください。最大11kWに対応していても、日本の一般家庭で必ず11kWを使えるわけではありません。契約電力、配線、充電器、工事費を含め、200V設備で一晩に必要量を戻せるかを施工業者に見積もってもらうことが大切です。
iX5 60は141kWhと最大460kW充電をどう使うか
- 1自宅
一晩で日常分を戻せる契約電力と設備を確認。
- 2経路
高速道路で実際に使える充電器の出力と台数を確認。
- 3目的地
宿泊先や勤務先で停車中に充電できるか確認。
- 4車両
温度・残量で変わる充電曲線と日本の規格を確認。
最大460kWは常時出る値ではなく、車両と充電器の条件がそろったときの受け入れ上限です。
電池と航続距離
iX5 60の特徴は、使用可能容量141kWhの大容量電池です。WLTP航続距離は645〜845kmで、日常の充電回数を減らし、長距離移動の余裕を持たせる狙いが読み取れます。

充電時間と設備
一方、大容量電池は充電時間と設備選びに直結します。たとえば電池に70kWhを戻す場合、平均100kWなら理論上42分、平均200kWなら21分です。これは損失や出力低下を無視した単純計算で、実際には充電開始時の残量、電池温度、充電器の共有状況、後半の出力制御により長くなります。
最大460kWは、対応する高出力充電器と適切な条件がそろった瞬間の上限です。460kW対応器が身近になければ、その数値だけで購入を決める意味は薄くなります。自宅で一晩に何kWh戻せるか、よく使う高速道路に何kWの充電器があるか、目的地で充電できるかという3点を先に調べるべきです。
重量と荷室
iX5は2,900kgと最も重い一方、停止時から立ち上がる805Nm、前後2モーター、変速ショックのない電動駆動により、発進の鈍さは感じにくい可能性があります。0-100km/hは4.6秒です。ただし減速やコーナリングでは質量を消せないため、サスペンション、回生制動、摩擦ブレーキ、タイヤの協調が乗り味を大きく左右します ※推測です
荷室は655〜1,850Lで、PHEVより広く内燃機関モデルと同等です。電気自動車だから荷室が必ず狭いわけではありません。ただし、ブレーキ付きけん引能力は2,700kg、垂直荷重は110kgで、他モデルより小さくなっています。大型トレーラー利用では50eやM60eの方が数値上有利です。
出力・トルク・車重・タイヤから走りを読む
高出力でも2.4〜2.9tの質量は加減速と旋回に影響。
40dは低回転、電動機は停止直後から応答。
4モデルは8速AT、iX5は前後モーターで四輪を制御。
21〜23インチ、ダンパー、後輪操舵で感触が変わる。
同じタイヤ条件と走行モードで試乗し、低速ブレーキと後席の揺れまで確認します。
最高出力だけで見ない
最高出力だけで走りを評価すると、車重と力の出方を見落とします。参考として車両重量をシステム馬力で割ると、1hpが受け持つ重量は40が約5.9kg、40dが約7.8kg、50eが約5.4kg、M60eが約4.4kg、iX5が約5.0kgです。小さいほど加速に有利な傾向がありますが、これは簡易指標にすぎません。
40dはこの比率では最も大きい一方、1,500rpmから670Nmを出します。
市街地や巡航からの再加速では、最高出力を使う前に低回転トルクと8速ATのギア選択が効くため、単純な比率ほど遅く感じない可能性があります ※推測です
力の出方と駆動方式
PHEVとiX5は電動機がアクセル操作に素早く反応します。50eとM60eは、その後をエンジンと8速ATがつなぎます。iX5は前後モーターの配分で四輪を駆動し、エンジン回転の立ち上がりや変速を待ちません。
同じ「速い」でも、PHEVは複数の動力源が重なる厚み、iX5は切れ目の少ない応答という違いが考えられます ※推測です
40は軽さとガソリン直6の回転上昇、40dは低回転トルクと巡航の余裕、50eは電動発進と長距離対応、M60eは強い加速と高性能シャシー、iX5は即応性と低重心感が主な魅力になるでしょう。ただし、2.4〜2.9t級の車体では、ばね、ダンパー、アクティブ制御、後輪操舵、タイヤ銘柄と空気圧の影響が大きく、試乗なしに乗り心地を断定できません ※推測です
足回りを含めて試乗する
BMWは新型X5にアダプティブ・サスペンションを標準設定し、前後重量配分を約50:50と説明しています。PHEVとiX5には車体の傾きを抑える電動式のアクティブ・ロール・スタビライゼーションも用意されます。日本仕様の標準・オプション構成を確認し、同じタイヤサイズ、同じ走行モードで比較試乗するのが理想です。
共通装備とモデル別装備の実用差
後輪操舵、カメラ、駐車支援を優先。
運転支援、シート、静粛装備を優先。
冬用タイヤとホイール、最低地上高を確認。
ケーブル、充電機能、経路計画を優先。
装備名が同じでも、日本で使える運転支援の機能や速度域は国内発表で確認します。
共通装備
新型X5は5人乗りで、大型パノラマルーフや17.9インチのセンターディスプレイを採用します。

助手席前には14.6インチのパッセンジャーディスプレイが用意されますが、市場や仕様によって標準・オプションが変わる可能性があります ※推測です
ドイツ向けではDriving Assistant Plusが標準と案内されています。運転支援の名称が同じでも、利用できる機能や速度域は各国の法規、地図、通信サービスに左右されます。日本仕様でハンズオフ機能が使えるか、車線変更支援が含まれるかは、国内発表後に機能単位で確認してください。
用途別に優先する装備
共通装備だけを見るとどのモデルも豪華ですが、選ぶべきオプションは用途で変わります。都市部では後輪操舵、長距離では運転支援とシート機能、雪道では冬用タイヤとホイール、PHEVとiX5では充電ケーブルと充電計画が優先です。
M Sportの差額を確認する
40と40dのドイツ価格表ではM Sportが4,500ユーロ、M Sport Proが6,490ユーロの追加です。外観の違いだけでなく、ブレーキ、ホイール、シート、サスペンションの内容を項目別に確認し、必要な装備を個別に足した場合と比較する必要があります。
M60eは標準22インチで、性能と外観を一体で選ぶモデルです。50eに外観オプションを多数追加してもM60eと同じ動力性能にはなりません。一方で、速さを必要としないなら50eに日常装備を足す方が目的に合う場合があります。
30秒診断と販売店で聞く10項目
- 1充電できない
40または40d。
- 2長距離が多い
40dを軸に40と比較。
- 3毎日充電できる
50eを軸に検討。
- 4完全電動を選ぶ
経路充電を確認してiX5。
- 5性能を最優先
M60eの価格と装備を待つ。
販売店では日本仕様、総額、タイヤ、後輪操舵、運転支援、充電、荷室、駐車条件を確認します。
30秒で候補を絞る
短時間で候補を絞るなら、次の順番で考えてください。
- 自宅または職場で毎日充電できない:40か40dへ。
- 年間走行距離が長く、高速道路が多い:40dを軸に40と比較。
- 充電でき、1日の移動がおおむね100km以内:50eを軸に検討。
- エンジンを使わず長距離も走りたい:充電経路を確認してiX5へ。
- 価格より性能と装備を優先する:M60eを待つ。
販売店で確認する10項目
日本仕様が発表されたら、販売店では次の10項目を確認すると比較漏れを減らせます。
- 日本に導入されるモデルと発売時期。
- 車両本体価格、配送費、税金、登録費を含む支払総額。
- 標準ホイールとタイヤサイズ、交換時のおおよその費用。
- 後輪操舵とアクティブ・サスペンションの標準・オプション区分。
- 運転支援機能の名称ではなく、日本で実際に使える機能と速度域。
- 40dの短距離利用で推奨される走行条件とメンテナンス。
- 50eとM60eの電池容量、200V充電時間、充電工事の条件。
- iX5の急速充電曲線、普通充電性能、利用できる充電サービス。
- 荷室床の形状、実車に家族の荷物を積めるか。
- 自宅、勤務先、よく使う駐車場で全幅・全高・重量制限を満たすか。
試乗では、発進の速さだけでなく、駐車時の見切り、細い道での幅感覚、段差の収まり、低速ブレーキの自然さ、後席の揺れを確かめてください。PHEVは電池残量がある状態と少ない状態、iX5は回生の設定を変えた状態で比べると、普段の使い方に近い判断ができます。
車種を決めた後に支払い方法も比べるなら、銀行系ローンをまとめて確認できる クラウドローン で候補金利を確認してから、現金一括との総支払額を同じ条件で並べると判断しやすくなります。
現金一括と低金利ローンを同じ財布で比べる
現行X5 xDrive40dの公式価格を使った概算です。新型価格ではなく、登録、保険、設備、維持費を含みません。年7%は保証されず、元本割れや税負担があります。
試算の前提

新型X5の日本価格は未発表なので、ここでは比較方法だけを示します。基準に使う1,298万円は、現行型X5 xDrive40dの日本向け公式価格です。新型の価格を示す数字ではありません。
1,298万円をすぐ支払うケースと、年2.0%・60回・頭金なしで借りるケースを同じ5年間で比べます。ローンは毎月約22万7,510円、支払総額約1,365万620円、利息約67万620円です。
手元に残した1,298万円を年7%相当で月次増加すると仮定し、毎月の返済も同じ口座から出す単純モデルでは、60回返済後の口座残は約211万3,000円です。運用には値下がりや元本割れがあり、年7%は保証されません。税金、手数料、車両維持費も含めていないため、将来を約束する試算ではありません。
| 5年間の比較 | 現金一括 | 年2.0%・60回ローン |
|---|---|---|
| 比較開始時の資金 | 1,298万円 | 1,298万円 |
| 購入時の支払い | −1,298万円 | 0円 |
| 5年間の返済総額 | 0円 | −約1,365万1,000円 |
| 返済しながら運用残 | 0円 | 約211万3,000円(年7%仮定) |
| 5年後の手元 | 0円 | 約211万3,000円 |
この試算で注意すること
この比較で大切なのは、ローン金利より高い運用成績を前提にすれば必ず得をする、という話ではありません。毎月の返済を滞りなく続けられる収入と生活防衛資金が先です。年7%を0%やマイナスに置き換え、金利が上がった場合も再計算して、家計が耐えられる条件を選んでください。
また、車両本体だけでなく、任意保険、21〜23インチタイヤ、充電設備、駐車場、税金、点検費を同じ表に足す必要があります。
特にiX5は重量、PHEVは充電設備、M60eはタイヤと保険条件が総費用を動かす可能性があります ※推測です
よくある質問
2026年7月21日時点で未発表。
0-100km/hは40が5.3秒、40dが6.1秒。
走行は可能でも、継続充電できる人ほど長所を活用。
日本の規格と利用可能出力は国内発表待ち。
購入時はBMW Japanと販売店の最新資料を確認します。
新型BMW X5の日本発売日はいつですか
2026年7月21日時点で、日本発売日は発表されていません。海外向けの生産開始は40と40dが2026年12月、50eとiX5が2027年春、M60eが2027年夏の予定です。日本導入はBMW Japanの正式発表を待つ必要があります。
X5 40と40dはどちらが速いですか
公式の0-100km/h加速は40が5.3秒、40dが6.1秒で、停止状態からの加速タイムは40が上です。ただし40dは1,500rpmから670Nmを発生するため、日常速度での再加速や積載時の扱いやすさは加速タイムだけでは判断できません。
X5 50eは充電しなくても走れますか
ガソリンエンジンを搭載するPHEVなので、充電が少なくても走行できます。ただし、充電しない使い方では電動走行という長所を活用しにくく、2,640kgの重量と525Lの荷室という負担が残ります。継続的に充電できる環境がある人に向くモデルです。
iX5の最大460kW充電は日本でも使えますか
日本仕様と対応サービスは未発表です。最大460kWは車両側の受け入れ能力で、充電器側も対応し、電池温度や残量などの条件が整う必要があります。導入時には充電口規格と、日本で利用できる最大出力を確認してください。
PHEVとiX5はどちらが荷室を広く使えますか
iX5は655〜1,850Lで、40と40dと同じ公表値です。50eとM60eは525〜1,680Lなので、通常時でiX5が130L広くなります。ただし床形状や充電ケーブルの収納位置も実車で確認してください。
40dとiX5ではどちらが長距離向きですか
給油時間と給油網を重視するなら40d、エンジンを使わない移動と経路充電を組めるならiX5です。iX5のWLTP航続距離は645〜845kmですが、気温や速度で変わります。走行距離だけでなく、休憩場所に必要な出力の充電器があるかで選んでください。
まとめ
滑らかさなら40、長距離なら40d。
万能型の50e、完全電動のiX5。
612hp・800NmのM60e。
全幅2mと駐車・タイヤ・装備を実車確認。
価格、標準装備、充電規格、日本の認証値が出てから最終判断します。
5モデルの結論
新型BMW X5の5モデルは、同じ全幅2mの車体でも役割が明確です。40は滑らかなガソリン直6、40dは低回転トルクと長距離適性、50eは日常の電動走行と遠出の両立、M60eは高性能、iX5は大容量電池による完全電動化を担います。

走りは最高出力の順位だけでは決まりません。トルクが出る回転域、2,365〜2,900kgの重量、8速ATの有無、前後モーター、四輪駆動、21〜23インチのタイヤ、サスペンション制御を合わせて考える必要があります。
最終判断で待つ情報
現時点で日本仕様は未発表です。候補を1〜2台に絞りつつ、価格、標準装備、充電規格、運転支援、タイヤ、日本の認証値が出るまで最終判断を待つのが安全です。
現行X5の装備選びを先に確認したい方は、BMW X5ファイナル・エディションと通常モデルの違いも参考にしてください。BMWの次世代EV技術を知りたい方は、BMW iX3ノイエ・クラッセの装備とローン比較で方向性をつかめます。
次に読むなら
参照した主な情報源
- BMW Group Japan:新型BMW X5(2026年7月1日)
- BMW Group Japan:新型BMW X5テクニカルデータPDF
- BMW Deutschland:BMW X5価格表(2026年8月版)
- BMW USA:The new BMW X5 and iX5
- BMW Deutschland:BMW X5モデルページ
- BMW Group Japan:新型BMW X5公式画像集
- BMW Group Japan:現行BMW X5 xDrive40d公式価格
※記事内の仕様、価格、生産時期は2026年7月21日時点の公式発表に基づきます。実際の購入時はBMW Japanおよび販売店の最新情報をご確認ください。
