メルセデスAMGは、ブランド初の自社開発フルサイズSUVとなる電動モデル「Mercedes-AMG GT SUV」を発表しました。公式発表は2026年10月17日。ラインアップはGT 53 SUV、GT 55 SUV、GT 63 SUVの3仕様で、最上位GT 63 SUVは最高出力860kW(1169hp)、最大トルク2000Nmを掲げます。Mercedes-Benz Mediaの発表
ただし、ここで紹介する数値は公式発表時点の暫定値です。日本導入時期、日本仕様の価格、型式認証値、グレード別のタイヤ寸法は確定していません。Mercedes-Benz Japanの公式AMGページも、GT SUVのワールドプレミアを紹介しつつ、日本導入時期などの詳細は別途案内としています。Mercedes-Benz Japan公式AMGページ
この記事では、メルセデスAMG GT SUVを日本で購入できる車として断定せず、GT 53・55・63の違いを、出力だけでなく電池、車両重量、駆動方式、サスペンション、荷室まで重ねて読みます。公式に確認できた事実と、そこからの見立ては分けて記載します。
最初に結論:GT 53は航続と日常の扱いやすさを重視する入口、GT 55は三軸フラックスモーターと大容量電池を選びたい中間、GT 63は1169hpと530kWの連続出力を優先する最上位です。日本導入と国内仕様が未定のため、現段階では最高出力だけで予約判断をしないほうが安全です。
- 入口のGT 53が向く人:GT SUVのサイズと電動性能を求めつつ、GT 63のピーク性能までは必要としない人。公式表では106kWh電池、597〜668kmのWLTP航続距離です。
- 中間のGT 55が向く人:600kWの最高出力、1860Nmのトルク、最大128kWh電池を、GT 63より穏当な性能設定で選びたい人。
- 最上位のGT 63が向く人:860kW、2000Nm、0-100km/h 2.7秒という性能と、530kWの連続出力を最優先する人。数値は暫定値で、日常の使いやすさとは別に評価します。
- 慎重にしたほうがいい人:日本での発売日、価格、タイヤ、重量、充電条件が確定してから選びたい人。現時点では販売店の予約可否と日本仕様の資料を待つ必要があります。
メルセデスAMG GT SUVは日本導入未定、3グレードで発表
400kW・800Nm。106kWhと長いWLTP航続を組み合わせ、日常と高速移動のバランスを見たい人向け。
600kW・1860Nm。3モーターと106/128kWhを選び、GT 63ほどの最高出力までは求めない人向け。
860kW・2000Nm、530kWの連続出力。性能と標準のAMG ACTIVE RIDE CONTROL+を最優先する人向け。
日本価格、発売時期、日本仕様のタイヤ寸法、型式認証値は、この記事の参照範囲では確認できない。
出力・電池・装備はMercedes-Benz Mediaの2026年10月17日発表を基準にしています。
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AMGが一から開発したフルサイズ電動SUV

メルセデスAMGの公式発表によれば、GT SUVはAMGが初めて車両全体を自社で開発したフルサイズSUVです。高性能EV向けのAMG.EAアーキテクチャを使い、GT 63とGT 55は3基のアキシャルフラックスモーター、GT 53は2基の永久磁石同期モーター(PSM/PSM)を搭載します。
「SUVの空間とGTの走り」を組み合わせることが、今回の発表の中心です。単に大きな電池を積んだSUVではなく、AMG ACTIVE RIDE CONTROL+、後輪操舵、可変式AMG Performance 4MATIC+を組み合わせ、長距離移動と高負荷走行の両方を狙っています。
日本での購入候補としては、まだ確認段階
日本の公式ページにはGT SUVのワールドプレミア映像への導線がありますが、日本導入時期などの詳細は別途案内とされています。したがって、現時点で日本の価格や納車時期を断定したり、ドイツの販売条件を日本の見積もりに置き換えたりはできません。
日本の読者が今確認できるのは、主に次の3点です。
- GT SUVが日本のメルセデスAMGラインアップに追加されるか。
- GT 53・55・63のどの仕様が日本向けに設定されるか。
- 日本の型式認証、価格、充電規格、タイヤ、保証、納期がいつ確定するか。
この記事の比較表では、発表済みのドイツ仕様を「公式暫定値」として示し、日本仕様が未公表の項目は未確認と書きます。
GT 53・55・63は出力と電池の構成が違う
- 2026年10月17日ワールドプレミア
Mercedes-Benz MediaがGT SUVの技術諸元、3グレード、充電性能を発表。
- 2026年10月20日GT 53の受注開始
公式発表ではドイツでGT 53のオーダー開始。ドイツ価格は113,050ユーロ(19% VAT込み)。
- 2027年春GT 55/63の予定
GT 55とGT 63はドイツで2027年春からの受注予定。日本導入時期は別途案内。
日本導入時期などの詳細はMercedes-Benz Japan公式AMGページで別途案内とされています。
GT 53は2基のPSM、GT 55とGT 63は3基のアキシャルフラックスモーター
GT 53 SUVは、前後にPSMを置く構成で、最高出力400kW(544hp)、連続出力270kW(367hp)、最大トルク800Nmです。GT 55 SUVは3基のアキシャルフラックスモーターで600kW(816hp)、1860Nm、GT 63 SUVは同じ3基構成で860kW(1169hp)、2000Nmを発揮します。
見るべき点は、最高出力と連続出力が同じ意味ではないことです。GT 55とGT 63は連続出力530kW(721hp)を掲げる一方、GT 53は270kW(367hp)です。短時間の加速だけでなく、長い上り坂や連続した高負荷走行でどの程度の出力を保てるかを見る材料になります。ただし、実際の走行条件やバッテリー温度で結果は変わります。
106kWhと128kWhを使い分ける
GT 53は正味106kWhの電池を使い、GT 55とGT 63は106kWhまたは128kWhを選べます。128kWh電池を搭載するGT 55/63は、最大710kWの直流急速充電に対応し、公式値では10分で最大454km分のWLTP航続距離を追加できます。106kWh電池は最大600kWで、10分の追加航続距離はGT 63/55で386km、GT 53で440kmです。
この数字は「どの充電器でも710kWで充電できる」という意味ではありません。充電器側の出力、車両の温度、充電状態、電池の仕様がそろった場合の上限です。公式発表は800V充電を基本にしつつ、400V環境にも対応すると説明しています。
グレード差は価格より先に性能と使い方で読む
価格差は日本仕様の発表後に再計算が必要です。ユーロ価格の単純換算は日本の販売価格ではありません。
GT 53はドイツで2026年10月20日から注文を受け付け、メーカー発表のドイツ価格は19%の付加価値税込みで113,050ユーロからです。GT 55とGT 63は2027年春に続く予定ですが、公式発表では価格を示していません。日本価格と日本向けの設定は、3グレードとも未確認です。

3グレードの差と向く読者
| 仕様 | 公式に確認できる差 | 価格情報 | 実用面で見る差 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| GT 53 SUV | 400kW・800Nm、PSM/PSM、106kWh、0-100km/h 4.2秒 | ドイツ113,050ユーロから。日本価格は未確認 | WLTP 597〜668km。GT 55/63より連続出力は低い | 航続と日常の扱いやすさを重視し、最上位の加速を必要としない人 |
| GT 55 SUV | 600kW・1860Nm、3基のアキシャルフラックスモーター、106/128kWh | ドイツ価格・日本価格とも未確認 | 530kW連続出力、128kWhなら710kW充電。AMG ACTIVE RIDE CONTROL+はオプション | 高出力と長距離性能を両立し、63のピーク性能までは不要な人 |
| GT 63 SUV | 860kW・2000Nm、3基のアキシャルフラックスモーター、106/128kWh | ドイツ価格・日本価格とも未確認 | 0-100km/h 2.7秒、連続出力530kW、AMG ACTIVE RIDE CONTROL+標準 | 連続高負荷、加速、最上位の足まわりを優先する人 |
価格差は、GT 53以外の公式価格がまだないため計算できません。日本導入が決まった後も、オプション、登録諸費用、充電設備、保証が別に加わる可能性があります。GT 53のユーロ価格を為替換算して日本の乗り出し価格とみなすのも適切ではありません。
装備面では、GT 63がAMG ACTIVE RIDE CONTROL+を標準装備し、GT 55ではオプションとされます。なお、GT 53について同装備の国内仕様区分は未確認です。AMG RACE ENGINEERでは応答、コーナリング、スリップの設定を個別に変えられると説明されていますが、GT 55とGT 63に関する日本仕様の標準・オプション区分は販売店に確認する必要があります。
GT 53・GT 55・GT 63はどっちを選ぶべきか
最高出力の競争より、日常の航続・充電・扱いやすさを優先する人。
3モーター、128kWh電池の選択肢、530kWの連続出力を重視する人。
860kW・2000Nm、530kWの連続出力、標準アクティブサスをまとめて選びたい人。
日本価格、タイヤ、納期、充電条件が決まるまで、同じ条件の見積もりを待つ人。
タイヤ寸法や日本仕様の標準・オプション区分が未確認のため、走りの印象は断定しません。
まず決める優先順位
グレード選びは、最高出力の順位だけでなく、必要な航続距離、急速充電の使い方、車庫の寸法、足まわりの標準装備から決めます。日本価格が未発表の段階では、価格差を推測して順位を作るより、外せない条件を先に決めるほうが判断を再利用しやすくなります。
最高出力より先に確認する条件
長距離移動が中心なら電池容量と充電環境、短時間の加速と連続高負荷を優先するなら連続出力と車重、乗り心地や姿勢制御を重視するならAMG ACTIVE RIDE CONTROL+の標準・オプション区分を先に確認します。タイヤ寸法が未公表のため、制動や乗り味を数値だけで決めないことも重要です。
30秒診断で決めるグレード
入口グレードのGT 53は、最上位の加速よりも日常の航続と扱いやすさを優先する人に向きます。中間のGT 55なら、3モーターと128kWh電池の選択肢、530kWの連続出力を重視しつつ、GT 63のピーク性能までは必要としない人に合います。最上位のGT 63は、860kW・2000Nm、530kWの連続出力、標準アクティブサスをまとめて選びたい人向けです。いずれも日本仕様の価格・装備・タイヤ・納期が出た時点で、同じ条件の見積もりを取り直してください。
| 読者の優先順位 | 第一候補 | 理由 | 確認してから決める項目 |
|---|---|---|---|
| 日常の航続と扱いやすさ | GT 53 | 400kW・800Nm、106kWh、GT 55/63より軽い重量帯 | 日本価格、タイヤ、急速充電条件 |
| 高出力と航続の両立 | GT 55 | 600kW・1860Nm、530kW連続出力、128kWhの選択肢 | 128kWhの国内設定、アクティブサスの標準・オプション |
| 最高出力と標準の足まわり | GT 63 | 860kW・2000Nm、530kW連続出力、AMG ACTIVE RIDE CONTROL+標準 | 日本価格、タイヤ、実車の乗り味と車庫適合 |
| 価格と納期を確定してから選びたい | 現時点では保留 | 日本仕様の価格、装備、発売時期が未定 | 同一条件の国内見積もり |
公式諸元表で3グレードを並べる
2つの重量・航続値などは仕様や装備による区分を含む公式発表値。数値は発表時点の暫定値です。
主要スペックの比較
下表はMercedes-Benz Mediaの公式発表に掲載されたGT 53/55/63の技術データです。数値は発表時点の暫定値で、GT 63・55の「106/128kWh」のように電池仕様で変わるものはスラッシュで併記しました。
| 項目 | GT 53 SUV | GT 55 SUV | GT 63 SUV |
|---|---|---|---|
| モーター | PSM/PSM | 3基のアキシャルフラックスモーター | 3基のアキシャルフラックスモーター |
| 最高出力 | 400kW(544hp) | 600kW(816hp) | 860kW(1169hp) |
| 連続出力 | 270kW(367hp) | 530kW(721hp) | 530kW(721hp) |
| 最大トルク | 800Nm | 1860Nm | 2000Nm |
| 駆動方式 | 可変式AMG Performance 4MATIC+ AWD | 可変式AMG Performance 4MATIC+ AWD | 可変式AMG Performance 4MATIC+ AWD |
| 最高速度 | 250km/h(Driver’s Package) | 270km/h(Driver’s Package) | 270km/h(Driver’s Package) |
| 0-100km/h | 4.2秒(ロールアウトなし) | 3.1秒(ロールアウトなし) | 2.7秒(ロールアウトなし) |
| 0-200km/h | 14.6秒(ロールアウトなし) | 9.9秒(ロールアウトなし) | 7.2秒(ロールアウトなし) |
| ブースト持続時間 | 53秒 | 55秒 | 63秒 |
| 電池容量(正味) | 106kWh | 106/128kWh | 106/128kWh |
| 公称電圧 | 800V | 800V | 800V |
| 最大DC充電 | 600kW | 600/710kW | 600/710kW |
| 10-80%充電 | 11分 | 11/12分 | 11/12分 |
| 10分後のWLTP追加航続 | 440km | 386/454km | 386/454km |
| WLTP航続距離 | 597〜668km | 525〜585/620〜700km | 525〜585/620〜700km |
| 車両重量(DIN) | 2525/2635kg | 2605/2715kg | 2585/2695kg |
| 全長×全幅×全高 | 5080×2001×1653mm | 5084×2001×1656mm | 5084×2001×1656mm |
| ホイールベース | 3040mm | 3040mm | 3040mm |
| 前面投影面積/Cd値 | 2.80m²/0.28 | 2.80m²/0.27 | 2.80m²/0.27 |
| 電力消費量(複合) | 18.8〜21.1kWh/100km | 20.9〜23.8kWh/100km | 20.9〜23.8kWh/100km |
| 荷室(後席使用/格納) | 607/1740L | 607/1740L | 607/1740L |
| フロント収納/フランク | 111/78L | 111/78L | 111/78L |
| 後席 | 3人掛けベンチ標準 | 3人掛けベンチ標準 | 3人掛けベンチ標準 |
| タイヤ・ホイール寸法 | 日本仕様は未確認 | 日本仕様は未確認 | 日本仕様は未確認 |
表の各項目を日常の判断へ置き換える
数値を読むときの条件
出力とトルクは、GT 53からGT 55、GT 63へ大きく上がります。特にGT 55とGT 63は連続出力が530kWで共通するため、短時間の最高出力だけでなく、電池容量、車両重量、足まわりの標準装備を一緒に見ないと差を読み違えます。電動車は変速機の段数を公式表で示しておらず、ここでは「8速AT」などと補わず、電動駆動として扱います。
電池と充電では、GT 53の106kWhに対して、GT 55/63は128kWhを選べる点が大きな違いです。128kWh仕様は重量が増える一方、WLTP航続距離と10分間の追加航続距離が伸びます。GT 53は10分で440km分という公式値ですが、GT 55/63の128kWh仕様は454km分です。これらは最大値であり、日本の急速充電器で同じ結果が出る保証ではありません。
車体は全長約5.08m、全幅2.001m、ホイールベース3.04mです。フルサイズSUVとして存在感のある寸法ですが、GT 53だけ全長と全高がわずかに異なります。荷室は後席使用時607L、後席を格納した最大値1740L。前部には液体収納111Lと、VDA表記のフランク78Lがあります。3人掛け後席が標準とされるため、2列目を使ったまま荷物を積む用途にも対応しやすい構成です。
タイヤ・ホイール寸法と日本仕様の車両重量は、この記事で確認できる公式発表からは確定できません。タイヤは乗り心地、制動、電費、交換費に影響するため、未確認のまま旧年式や海外販売店の情報を当てはめないでください。
サイズと荷室はフルサイズSUVとしてどう使うか
全幅2001mm。日本の立体駐車場、狭い機械式駐車場、対向時の余裕は現地確認が必要。
前後席の空間に寄与する一方、狭い道や駐車時の取り回しでは全長と合わせて見る。
後席使用時と後席格納時の公式VDA値。3人掛け後席と荷物の組み合わせを確認する。
前部の液体収納111Lとフランク78L。充電ケーブルなどの分け方は日本仕様の装備確認が必要。
荷室値は後席の使用状態を含む公式発表の記載に基づきます。
2m超の車幅と3m超のホイールベース

GT SUVの全幅は2001mm、ホイールベースは3040mmです。車幅だけで見ると、日本の立体駐車場や機械式駐車場は入庫条件に合わない可能性があります。ミラー格納時の寸法、車庫証明を取る場所の幅、充電器を設置した後のドア開閉まで確認が必要です。
ホイールベースが長い車は、前後席の足元や直進時の落ち着きにつながる一方、狭い交差点や駐車では取り回しの確認が欠かせません。GT SUVは後輪操舵を標準装備し、公式説明では低速時に後輪が前輪と逆方向、高速時に同方向へ動くとされています。実際にどれほど曲がりやすく感じるかは、車幅とタイヤの切れ角を含めて試乗で確かめる部分です。
607Lの荷室と3人掛け後席
後席を使った荷室607L、格納時1740Lという数字は、大型の旅行荷物やアウトドア用品を積む余地を示します。さらに111Lの前部収納と78Lのフランクがあり、充電ケーブルと日常荷物を分けて置ける可能性があります。これは公式容量からの実用上の見立てで、開口部の形、床面の段差、仕切りの有無は現車確認が必要です。
後席は3人掛けベンチが標準です。大人3人が長距離で快適か、チャイルドシートを置いたときに中央席が使えるか、後席を倒したときの荷室長がどの程度かは容量表だけでは判断できません。日本導入後に展示車を見るなら、普段使うベビーカーやスーツケースを持ち込むと確認しやすくなります。
グレードごとの出力・装備・荷室を同じ目線で比べる方法は、新型マセラティ グレカーレの4グレード比較でも整理しています。電池容量と航続距離を中心にEV SUVを読む場合は、フォルクスワーゲン ID. Tiguanのグレード比較も参考になります。
出力・トルク・車重・駆動・サスから走りを読む
最高出力をDIN重量で単純に割ると、GT 63は約319〜333kW/t、GT 55は約221〜230kW/t、GT 53は約152〜158kW/tの目安。※推測です
GT 63の2000Nm、GT 55の1860Nm、GT 53の800Nmは最大値であり、速度・電池状態・制御で実際の出方は変わる。
全車が可変AMG Performance 4MATIC+。後輪操舵は最大6度で、低速は逆位相、高速は同位相。
GT 63はAMG ACTIVE RIDE CONTROL+が標準、GT 55はオプション。タイヤ寸法が未確認のため、制動・乗り心地・電費は日本仕様で確認する。
単純な出力重量比は公式評価値ではなく、公開された出力とDIN重量からの計算上の目安です。※推測です
最高出力だけでなく、連続出力と重量を重ねる
最上位のGT 63は860kW、車両重量2585〜2695kgです。中間仕様のGT 55は600kW、2605〜2715kg。入口のGT 53は400kW、2525〜2635kgです。公式の出力とDIN重量を単純に割ると、GT 63は約319〜333kW/t、GT 55は約221〜230kW/t、GT 53は約152〜158kW/tになります。これは発表時点の数値から計算した目安であり、登録仕様や乗員・荷物を含まないため、実走行の性能を保証するものではありません。※推測です
この差が、GT 63の0-100km/h 2.7秒、GT 55の3.1秒、GT 53の4.2秒という加速値につながると考えられます。ただし、最高出力と加速の数字だけでは、長い登りやサーキットで同じ性能が続くかまでは分かりません。連続出力の比較では、GT 55とGT 63が530kWを掲げる点が、GT 53との差を考える別の軸です。
トルクの出方、4MATIC+、タイヤと足まわり
3基仕様のGT 63とGT 55は、後輪側のトルクベクタリングを含む可変式AMG Performance 4MATIC+を採用します。入口仕様のGT 53はPSM/PSMで、前側モーターは必要なときに接続するDisconnect Unitの説明があります。数値の大きいGT 63ほど、路面に伝えられる駆動力とタイヤの状態が重要になります。
サスペンションは、GT 63がAMG ACTIVE RIDE CONTROL+を標準装備し、GT 55ではオプションです。3段階の調整式エアスプリング、8.2Lの圧力リザーバー、油圧でつながったダンパーにより、姿勢変化と乗り心地を両立すると説明されています。後輪操舵は低速の取り回しと高速の安定性の両方へ効く設計です。
一方、日本仕様のタイヤ寸法、銘柄、前後サイズは未確認です。タイヤが分からない状態では、グリップ、ロードノイズ、乗り心地、電費を断定できません。したがって、ここまでの走りの評価は「公式諸元からの見立て」であり、試乗レビューではありません。最高出力の差だけでなく、車重、連続出力、駆動制御、サスペンション、タイヤがそろって初めて走りの印象が決まる、と読むのが適切です。
購入前に日本仕様で確認したい10項目
GT 53・55・63それぞれの日本発売、受注、納車予定。
車両本体、標準装備、登録諸費用、オプションを分けた見積もり。
106/128kWhのどちらが日本で選べるか、保証条件と合わせて確認。
600/710kW DCの適用条件、400V設備での挙動、AC 11kWの仕様。
日本のCHAdeMO対応方法、変換機器の可否、公共充電での制限。
グレード別サイズ、冬タイヤ、交換費、スペアやパンク対応。
GT 55のAMG ACTIVE RIDE CONTROL+が標準かオプションか。
全幅2001mm、全長約5084mm、高さ約1656mmが自宅と利用先に入るか。
電池、3モーター、空気ばね、後輪操舵の保証・点検条件。
荷室、後席、視界、最小回転、充電口位置を日本仕様の実車で確認。
日本仕様が発表された後に、項目ごとに確定値へ置き換えてください。
販売店への質問を10項目に分ける
価格・装備・充電を同じ見積もりで確認する
日本導入が発表された場合は、次の項目を販売店の見積書と日本仕様諸元表で照合してください。口頭説明だけでなく、グレード名と装備の標準・オプション区分を書面で残すことが重要です。

- 日本導入時期と、GT 53・55・63のどれが設定されるか。
- 日本価格、メーカーオプション、登録諸費用、充電設備費の区分。
- 日本の型式認証後の最高出力、最大トルク、車両重量、航続距離。
- 128kWh電池が日本仕様で選べるか。GT 55/63の電池容量の区分。
- 急速充電の規格、国内で利用できる充電器、400V充電時の制約。
- グレード別のタイヤ・ホイール寸法、冬用タイヤ、交換費用。
- AMG ACTIVE RIDE CONTROL+、後輪操舵、AMG RACE ENGINEERの標準・オプション区分。
- 3人掛け後席のチャイルドシート適合、荷室開口、後席格納時の床面。
- バッテリー保証、メンテナンスプログラム、ソフトウェア更新の範囲。
- グレード別の受注開始日、納期、試乗車と展示車の仕様。
特に5番の充電規格は、公式発表がCCS2、GB/T、CHAdeMO、CCS1、NACSの5規格に対応すると説明している点と、日本で実際に使える設備の話を分けて確認します。車両側の対応表だけで、近所の充電器の出力や利用条件まで確定するわけではありません。
4方式ローンで返済総額と月額の差を比較
クラウドローン想定は、残価設定ローンより+150,193円、ディーラーローンより+4,187,348円、銀行ローンより−210,319円の差です。残価設定ローンは最終回8,000,000円を支払って所有する前提。最低金利の適用や審査を保証するものではありません。
試算の前提をそろえる
残価設定は最終回に残して所有する条件
日本価格が未発表のため、ここでは車両価格を2000万円と仮置きします。これはGT SUVの日本価格や見積もりではありません。頭金0円、60回、ボーナス払いなし、諸費用・オプション・維持費なしで、金利だけを比較する試算です。残価設定は40%を最終回に置きました。実際の契約では、車種への適用、審査、保証料、手数料、残価条件が変わります。※推測です
| 方式 | 年利(比較用仮定) | 返済期間 | クラウドローン想定との金利差 | 月々返済 | 最終回支払・残価 | 総利息 | 総支払額 | クラウドローン想定との差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 残価設定ローン | 1.89% | 60回・5年 | -0.41ポイント | 222,356円 | 8,000,000円 | 1,341,369円 | 21,341,369円 | +150,193円 |
| ディーラーローン | 9.80% | 60回・5年 | +7.50ポイント | 422,975円 | なし | 5,378,524円 | 25,378,524円 | +4,187,348円 |
| 銀行ローン | 1.90% | 60回・5年 | -0.40ポイント | 349,681円 | なし | 980,857円 | 20,980,857円 | -210,319円 |
| クラウドローン経由(比較候補の銀行最低金利が適用された想定) | 2.30% | 60回・5年 | 0ポイント | 353,186円 | なし | 1,191,176円 | 21,191,176円 | 0円 |
この仮定では、クラウドローン想定はディーラーローン想定より月々69,789円、総額4,187,348円少なく、銀行ローン想定より月々3,505円、総額210,319円多い結果です。残価設定ローンは月々130,830円少ない一方、最終回に800万円を残すため、買い取り、返却、乗り換えの条件を別に考える必要があります。
金利は比較用の仮定であり、最低金利が誰にでも適用されるわけではありません。日本価格が発表されたら、同じ返済回数と頭金で計算し直してください。
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FAQ:メルセデスAMG GT SUV
公式発表の更新や日本仕様の案内が出た場合は、この記事の数値・日付を更新します。
日本でいつ発売されますか?

現時点で日本導入時期は確認できません。Mercedes-Benz Japanの公式AMGページはワールドプレミアを紹介していますが、日本導入時期などの詳細は別途案内としています。GT 53のドイツ注文開始やGT 55/63の欧州での予定を、日本発売日として扱わないでください。
GT 53・55・63で、まず見るべき差は何ですか?
GT 53は400kW・800Nm・106kWh、GT 55は600kW・1860Nmと106/128kWh、GT 63は860kW・2000Nmと106/128kWhです。さらにGT 63はAMG ACTIVE RIDE CONTROL+が標準、GT 55はオプションです。日本仕様の標準・オプション区分は別途確認が必要です。
1169hpは日本の公道でそのまま使えますか?
1169hpはGT 63の公式発表値ですが、発表時点の暫定値です。0-100km/hの2.5秒は1-foot rolloutを含む計測値、ロールアウトなしでは2.7秒と表記されています。公道での走りやすさは、出力だけでなく速度管理、車重、タイヤ、路面、充電状態で変わります。
航続距離は最大700kmですか?
GT 55/63は128kWh仕様でWLTP 620〜700km、106kWh仕様で525〜585km。GT 53は597〜668kmです。いずれもWLTPの暫定値で、気温、速度、空調、タイヤ、荷物、走行ルートで変わります。日本の型式認証後の値は別に確認してください。
日本の価格はいくらですか?
日本価格は未確認です。公式発表で確認できるのはGT 53のドイツ価格113,050ユーロ(19% VAT込み)からで、GT 55/63の価格は未発表です。ユーロ価格を為替換算した数字や、上の2000万円のローン試算を日本の販売価格と混同しないでください。
タイヤサイズは公表されていますか?
この記事で参照した公式発表には、日本向けのグレード別タイヤ・ホイール寸法がありません。タイヤは電費、乗り心地、制動、交換費に関わるため、日本導入後の諸元表と見積もりで確認する項目です。
次に読むなら
参照した主な情報源
- Mercedes-Benz Media:High-tech SUV with sports car DNA: The new Mercedes-AMG GT SUV(2026年10月17日発表、技術諸元・グレード・充電性能)
- Mercedes-AMG:The all-new Mercedes-AMG GT SUV(モーター、連続出力、充電、航続の公式モデル情報)
- Mercedes-Benz Japan:Mercedes-AMG公式ページ(ワールドプレミア、日本導入時期注記)
- クラウドローン(本文後半の比較サービス紹介。融資元ではありません)
