WRX MTとBRZコンプリートカーの違いを調べている人にとって、2026年6月6日のスバルの予告はかなり大きな材料です。富士24時間レースの会場で、スバルの藤貫哲郎CTOがTY85マニュアルトランスミッションを搭載するWRX、BRZコンプリートカー、そして5ドアハッチバックという3方向の市販車を予告したと報じられました。
ただし、ここで勢いだけで「どれが買いか」を決めるのは早いです。現時点で確認できるのは、スバルが3つの方向性を示していること、WRXはTY85型トランスミッション搭載のカタログモデルとして説明されていること、BRZコンプリートカーはSTI Sport TYPE RAをベースにした方向で説明されていること、5ドアハッチバックはPerformance-B STI conceptの市販バージョンとして扱われていることです。正式な車名、発売日、販売方法、細かな仕様はまだ読み切れません。
最初に結論
- WRX MTが向く人: AWDスポーツ、4ドアの日常性、TY85型MTを組み合わせたスバルらしい走りを待ちたい人。
- BRZコンプリートカーが向く人: FRクーペの軽快さ、STIが仕立てる完成車らしさ、運転感覚そのものを優先したい人。
- 5ドアを候補に残す人: スポーツ性は欲しいけれど、後席、荷室、普段使いを捨てきれない人。
- 慎重にしたほうがいい人: 価格、納期、販売台数、抽選有無が出る前に、購入段取りまで決めたい人。
この記事では、発表内容をそのまま並べるだけではなく、読者が販売店へ行く前に何を分けて考えるべきかまで落とし込みます。すでに公開済みの シビック e:HEV RSとEXの違い でも、走りの演出はスペック表だけでは判断しにくいと整理しました。今回のWRXとBRZも同じで、名前の強さより「自分の使い方に合うか」が先です。
WRX MTとBRZコンプリートカーの違いをまず整理
まずは確定情報と確認待ちを分けると、WRX STI復活や5ドアWRXといった早い断定を避けやすくなります。
まず、確認済みの情報だけでWRX MT、BRZコンプリートカー、5ドアハッチバックを分けます。ここで大事なのは、未発表の仕様を勝手に補わないことです。スバル好きほど「これは実質WRX STIなのか」「5ドアはWRXハッチバックなのか」と読みたくなりますが、記事では公式に確認できる表現と考察を分けます。
購入前に支払い計画を確認
金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
確認済み事実だけで比べる
| 候補 | 確認できる方向性 | 読者が見る軸 | 未発表として残すこと |
|---|---|---|---|
| WRX MT | TY85型トランスミッション搭載のWRX。カタログモデルとして説明されている。 | AWD、4ドア、MT、普段使いと走りの両立。 | 正式車名、価格、発売日、グレード構成、販売方法。 |
| BRZコンプリートカー | STI Sport TYPE RAをベースにしたコンプリートカーとして説明されている。 | FRクーペ、軽さ、操る感覚、STIの仕立て。 | 正式仕様、台数、販売時期、抽選有無。 |
| 5ドアハッチバック | Performance-B STI conceptの市販バージョンとして説明されている。 | 後席、荷室、日常性、スポーツモデルとしての新しさ。 | 車名、駆動方式、パワートレーン、サイズ、価格。 |
筆者の見立てでは、今回いちばん読者の判断を分けるのは「速いかどうか」ではありません。WRX MTは、スポーツモデルでありながら日常車として成立するかが焦点です。BRZコンプリートカーは、日常の便利さより、FRクーペをどう磨くかが焦点です。5ドアは、まだ情報が少ないぶん、現時点では本命というより待ち候補として置くのが安全です。
根拠: 2026年6月6日の予告と公式ページ
Car Watchの記事では、富士スピードウェイでの会見で3つの新型車が予告されたと報じられています。スバル公式WRX S4ページにも、開発中モデルとしてWRX with TY85 Transmission、SUBARU BRZ Complete Car、5-door Hatchbackが掲載されています。
ここは強い材料です。単なるうわさではなく、少なくともスバル側が市販車の方向性として示している。ただし、方向性が示されたことと、購入条件が確定したことは違います。筆者はここを分けて読むべきだと考えています。
注意点: 価格と正式発売時期は未発表
現行WRX S4や現行BRZの公式ページには、いま買えるモデルの装備や支払い例が載っています。しかし、それをそのまま新しいWRX MTやBRZコンプリートカーの条件として扱うのは危険です。特にコンプリートカーは、ベース車、専用装備、販売方法で条件が変わりやすいからです。
STI Sport♯との混同を避ける
2026年4月9日に発表されたWRX STI Sport♯は、600台限定のSTIコンプリートカーです。公式リリースでは、現行WRX日本仕様に初採用となる6速MT、FA24水平対向2.4Lターボ、最高出力202kW(275PS)、最大トルク350N・m、バランスドエンジン、ZF製電子制御ダンパー、brembo製ブレーキなどが説明されています。
この流れがあるので、今回のWRX MT予告を「STI Sport♯の成功を見て、次の展開を広げる動き」と読むことはできます。ただし、WRX STI Sport♯と、開発中とされるTY85型MT搭載WRXは同じ車ではありません。
筆者の見立てでは、ここを混ぜると読者がいちばん失敗します。既発表の限定車の熱量を、新しいカタログモデルの条件にそのまま移してしまうと、販売方法や装備の違いを見落とすからです。
どっちを選ぶべきか
上位下位ではなく、受け入れられる制約で分けると候補を絞りやすくなります。
比較対象が2つ以上あるので、ここでは先に読者タイプ別の判断表を置きます。WRX MTとBRZコンプリートカーは、同じスバルのスポーツモデルでも、向いている人がかなり違います。5ドアハッチバックはさらに別軸です。
読者タイプ別の判断表
| 読者タイプ | 向きやすい候補 | 理由 | 販売店で確認すること |
|---|---|---|---|
| 雪道や雨の日も含めて1台で使いたい | WRX MT | AWDスポーツとしての文脈があり、4ドアの日常性も期待しやすい。 | 安全装備、タイヤ、冬場の使い方、試乗車の予定。 |
| 運転そのものを軽く楽しみたい | BRZコンプリートカー | FRクーペの軽快さとSTIの仕立てを重視できる。 | ベース車、専用装備、乗り心地、普段使いの許容範囲。 |
| 家族や荷物を完全には捨てられない | 5ドアハッチバック | 後席と荷室を残せる可能性があり、WRXやBRZより生活側に寄せやすい。 | 正式車名、サイズ、後席、荷室、駆動方式。 |
| すぐ車が必要 | 現行WRX S4や現行BRZも確認 | 新型待ちで時期を読めないなら、いま買える選択肢も比較対象になる。 | 現行車の納期、在庫、試乗、今後の下取り条件。 |
筆者の見立てでは、WRX MTとBRZコンプリートカーは「上位下位」ではありません。WRXは日常を残したスポーツ、BRZは日常を削ってでも操る楽しさに寄せるスポーツです。どちらが偉いかではなく、自分の使い方にどちらの制約が合うかで見たほうが失敗しにくいです。
WRX MTを待つべき人
WRX MTが向くのは、AWD、4ドア、MTという組み合わせに価値を感じる人です。とくに、通勤、家族の用事、雨の日、雪のある地域、遠出を1台でこなしつつ、週末に走りも楽しみたい人は、WRX MTを本命候補に置きやすいでしょう。
現行WRX S4は、日本ではCVT系のスポーツセダンとして展開されています。そこにTY85型MTを搭載するカタログモデルが出るなら、単なる限定車ではなく、スポーツモデルを日常の選択肢へ戻す意味が出ます。
条件: AWDスポーツ文脈と日常利用
WRXを待つなら、見るべき条件はエンジンの数字だけではありません。クラッチの扱いやすさ、渋滞での疲れ、EyeSightや運転支援の範囲、荷室、後席、タイヤサイズ、ブレーキ消耗品、冬タイヤの選択肢まで見たいところです。
筆者は、WRX MTを「MTが戻ったから買う車」ではなく、「MTでも毎日使えるかを見る車」と捉えるほうが現実的だと思います。
BRZコンプリートカーを待つべき人
BRZコンプリートカーが向くのは、FRクーペの軽快さを最優先したい人です。BRZはもともと、低い着座位置、FR、2ドアクーペ、水平対向エンジンというキャラクターがはっきりしています。そこにSTIの仕立てが入るなら、価値は「便利さ」より「完成度」に寄ります。
BRZにはMT車向けEyeSightの導入が公式に説明されています。安全装備を見ても、MTスポーツだから安全支援が薄くてよい、という時代ではありません。むしろ、走りを楽しむ車ほど、普段の街乗りや帰路で支援がどう働くかを確認したいところです。
注意点: TYPE RAそのものではなくベースとして扱う
公式ページではBRZコンプリートカーがSTI Sport TYPE RAをベースとする方向で説明されています。ただし、これはTYPE RAそのものがそのまま出るという意味ではありません。正式な装備、販売方法、台数、発売時期が出るまでは、ベースの方向性として見るのが安全です。
筆者の見立てでは、BRZコンプリートカーは「待てる人向け」です。2ドア、低い車高、荷室、後席、タイヤ、乗り心地を受け入れられるなら魅力は大きい。一方で、生活側の妥協が大きい人は、熱量だけで決めるとあとで苦しくなります。
慎重にしたほうがいい人
慎重にしたほうがいいのは、価格、販売時期、販売方法が出る前に、現行車の売却、駐車場変更、家族との約束まで進めようとしている人です。今回のニュースは強いですが、まだ購入条件を確定させる材料ではありません。
同じスポーツモデルでも、GRヤリス特別仕様車の抽選記事 で扱ったように、限定車や抽選車は申し込み方法、期限、当選後の段取りが重要になります。スバルの新型スポーツも、正式な販売条件が出るまでは「欲しい気持ち」と「実際に買える条件」を分けておきたいです。
確認項目
販売店へ行く前に、いつまで待てるか、今の車をいつまで乗るか、MTを家族も運転するか、保管場所に余裕があるか、冬タイヤや交換部品を置けるかを書き出します。スポーツモデルは、買う前の熱量だけでなく、買ったあとに淡々と続く管理まで含めて相性が出ます。
5ドアハッチバックは本命か、保留候補か
- 1候補に入れる
2ドアやセダンでは迷う人に、後席と荷室を残す選択肢になる可能性があります。
- 2断定しない
車名、駆動方式、サイズ、発売時期が未発表なら、本命確定ではなく保留候補として扱います。
- 3入口を見る
WRX MTはAWDスポーツ、BRZはFRクーペ、5ドアは日常性を残すスポーツ候補として見ます。
- 4販売店で聞く
正式仕様が出たら、サイズ、後席、荷室、駆動方式、試乗予定を確認します。
5ドアは、速さの比較だけでなく、生活に残せるスポーツとして見ると役割が分かりやすくなります。
5ドアハッチバックは、今回の3候補の中でいちばん情報が少ない一方、読者の生活に刺さる可能性もあります。WRX MTとBRZコンプリートカーがかなり車好き寄りの選択肢だとすれば、5ドアは「走りは欲しいが、2ドアやセダンだけでは決めきれない人」の受け皿になり得ます。
Performance-B STI concept市販版として見る
公式ページ上では、5ドアハッチバックはPerformance-B STI conceptの市販バージョンとして説明されています。ここで大切なのは、まだ車名や駆動方式が確定していないことです。つまり、現時点で「WRXの5ドア版」と断定するのは早いです。
筆者の見立てでは、5ドアはスバルが「スポーツモデルの入口」を広げたいときに重要な候補です。MTのWRXやBRZコンプリートカーは濃い選択肢ですが、5ドアなら普段使いの説明がしやすい。若い層や家族持ちに向けたスポーツモデルとして、かなり意味があります。
上振れ: 日常性とスポーツ性の両立
上振れ要因は、後席、荷室、乗り降り、視界、全長、車幅、維持管理のしやすさです。BRZほど趣味に寄せず、WRXほどセダンの構えに寄らないなら、毎日の使いやすさとスポーツ性のバランスが取りやすくなる可能性があります。
下振れ: 仕様未発表で判断材料が少ない
下振れ要因は、まだ仕様が見えないことです。駆動方式、パワートレーン、トランスミッション、サイズ、価格帯、販売台数、発売時期が分からない以上、今の段階で本命確定にするには材料不足です。
WRX MTやBRZと比べたときの役割
5ドアを比較に入れるなら、速さではなく役割で見ます。WRX MTはAWDスポーツ、BRZコンプリートカーはFRクーペ、5ドアは日常性を残す新しいスポーツ候補です。ここが分かれると、自分が何を待っているのかがはっきりします。
もし「MTでサーキットへ行きたい」なら、WRX MTやBRZが先に来ます。もし「休日は走りたいが、平日は荷物や人も乗せたい」なら、5ドアを待つ意味が出ます。もし「正式仕様が出るまで待てない」なら、現行WRX S4、BRZ、レヴォーグ系も試乗候補に戻したほうがよいです。
通常モデルとの差分と販売店に聞く質問
ニュースの期待値より、通常モデルとの差分と販売店で聞く質問を先に用意すると商談で迷いにくくなります。
スバルの新型スポーツを待つとき、通常モデルとの差分を見ることはとても大切です。ニュースの言葉だけを追うと「新しいからよさそう」で止まります。けれど、実際の商談では、現行WRX S4、現行BRZ、STI Sport♯、BRZ STI Sport TYPE RAとの違いを聞くことになります。
通常WRX S4、通常BRZ、STI Sport TYPE RAとの違い
| 比較する相手 | 見るべき差分 | なぜ重要か |
|---|---|---|
| 現行WRX S4 | 変速機、グレード展開、電子制御ダンパー、安全装備、日常装備。 | TY85 MT搭載WRXが、いまのWRX S4とどこで性格を変えるかを見るため。 |
| WRX STI Sport♯ | 限定車かカタログモデルか、専用装備、販売方法。 | 既発表のMT限定車と、今後のWRX MTを混同しないため。 |
| 現行BRZ | R/S/STI Sportなどの装備、MT車向けEyeSight、乗り心地。 | コンプリートカーが通常BRZに何を足すのかを見るため。 |
| BRZ STI Sport TYPE RA | ベースとしての性格、専用装備、走りの仕立て。 | BRZコンプリートカーの方向性を考える入口になるため。 |
筆者の見立てでは、今回の比較でいちばん大事なのは「通常モデルで十分か」を先に見ることです。新しいコンプリートカーやMTモデルは魅力的ですが、現行車で満たせる不満なら、待つ時間や販売条件の不確実性を抱える必要はありません。
販売店に聞く質問10個
正式発表前でも、販売店で聞けることはあります。もちろん販売店側も未発表情報は答えられませんが、確認の順番を作るだけで、後日の商談がかなり楽になります。
- WRX MT、BRZコンプリートカー、5ドアハッチバックについて、販売店に入っている公式案内はあるか。
- 商談予約、事前案内、抽選、先着など、販売方法の見込みを聞けるタイミングはいつか。
- 現行WRX S4や現行BRZの試乗車で、どこを確認しておくべきか。
- MT車向けの安全装備や運転支援は、どの範囲で説明できるか。
- BRZコンプリートカーは、通常BRZやSTI Sport TYPE RAと何を比べるべきか。
- 5ドアハッチバックの情報が出たとき、後席や荷室を実車で確認できる機会はあるか。
- スポーツモデルのタイヤ、ブレーキ、オイル、消耗品の見積もりはどの段階で出せるか。
- 冬タイヤ、ホイール、保管、盗難対策、ボディサイズの確認はどこで相談できるか。
- 今の車を下取りに出すなら、正式発表前と発表後で何を待つべきか。
- 現行車を買う場合と新型を待つ場合で、納期やキャンセル条件はどう違うか。
質問のコツ
販売店では「新型はいくらですか」といきなり聞くより、「正式情報が出る前に、現行車で確認しておくべき点は何ですか」と聞くほうが会話が進みやすいです。営業担当も未発表情報は言えませんが、現行車の試乗、見積もり、保険、点検、消耗品の話はできます。
長く乗る前提なら点検計画も見る
スポーツモデルは、購入時の高揚感が強いぶん、点検や消耗品の話が後回しになりがちです。スバル車を長く乗る前提なら、SUBARU Care Passportの確認ポイント も合わせて見ておくと、点検パック、付帯サービス、別途必要な整備の分け方が整理しやすいです。
筆者は、スポーツモデルこそ販売店との付き合いが大事だと見ています。タイヤ、ブレーキ、オイル、アライメント、保証、異音相談。買ってからの会話が多い車ほど、購入前にサービス側との相性も見ておきたいです。
30秒診断と所有前チェックリスト
- 1WRX MT寄り
AWDが欲しい、雨や雪の日も使う、MTも楽しみたい人は安全装備、試乗、冬タイヤ、家族利用を確認します。
- 2BRZ寄り
2ドアでもよく、FRが好きな人は乗降性、荷室、乗り心地、MT向けEyeSightを確認します。
- 35ドア待ち
普通の実用車では物足りない人は、正式仕様、サイズ、駆動方式、荷室を待って判断します。
- 4現行車確認
条件未確定が苦手なら、WRX S4、BRZ、レヴォーグ系の試乗も並べて見ます。
- 5最後に確認
駐車場、タイヤ、ブレーキ、保険、家族利用、安全装備まで見てから候補を残します。
診断結果は最終判断ではありません。次に販売店で聞く順番を決めるための仮置きです。
ここからは、読者が自分の候補を一度絞るための診断です。正式発表前なので、結果は最終判断ではありません。あくまで、次に販売店で聞く順番を決めるための入口です。
30秒診断
次の質問に、直感で答えてください。
- 雪道や雨の日も含めて、1台で使いたいですか。
- 後席や荷室を日常的に使いますか。
- 2ドアクーペの乗り降りや荷室の制約を受け入れられますか。
- MT操作そのものを楽しみたいですか。
- 限定車、抽選、短い商談期限に対応できますか。
- 価格や発売日が出るまで、今の車を待たせられますか。
- 家族や同居人も運転する可能性がありますか。
- タイヤ、ブレーキ、保険、駐車環境まで事前に確認できますか。
診断結果の見方
| 答えの傾向 | 仮の候補 | 次に確認すること |
|---|---|---|
| 1台で使いたい、AWDが欲しい、MTも欲しい | WRX MT寄り | 安全装備、試乗、冬タイヤ、家族利用。 |
| 2ドアでもよい、軽快さが最優先、FRが好き | BRZコンプリートカー寄り | 乗降性、荷室、乗り心地、MT向けEyeSight。 |
| 後席や荷室を残したい、でも普通の実用車では物足りない | 5ドア待ち | 正式仕様、サイズ、駆動方式、荷室。 |
| 待てない、条件未確定が苦手 | 現行車確認 | WRX S4、BRZ、レヴォーグ系を試乗。 |
筆者の見立てでは、ここで「待ちたい」と「買える」は分けたほうがいいです。待ちたい車は心を動かします。でも、買える車は生活を変えます。未発表モデルでは、この2つがずれやすいので、診断結果はあくまで商談準備の入口として使ってください。
所有前チェックリスト
駐車場と保管
車幅、全長、ドアの開き、段差、機械式駐車場の制限、盗難対策、タイヤ保管場所を確認します。BRZのような低いクーペと、WRXのようなセダン、5ドアでは、日常のストレスが違います。
タイヤとブレーキ
スポーツモデルでは、タイヤとブレーキが満足度を大きく左右します。ハイグリップタイヤは楽しい一方、摩耗、ロードノイズ、雨の日の感覚、交換時の選択肢も見ます。ブレーキは効きだけでなく、ダスト、鳴き、交換時期も聞きます。
家族と同乗者
自分だけが運転するなら判断は簡単ですが、家族が乗るなら違います。乗り降り、視界、乗り心地、後席の圧迫感、荷物の置き場所、エアコンの効き方、チャイルドシートや高齢の家族の乗降も確認します。
安全装備
BRZではMT車向けEyeSightの開発と導入が公式に説明されています。WRX MTや5ドアでどの安全装備がどう展開されるかは、正式発表を待つ必要があります。スポーツモデルでも、運転支援の有無や作動条件は必ず聞きましょう。
資金計画は主要比較のあとに考える
※400万円を年2.0%で5年借りる単純試算です。毎月返済は約7.0万円、総利息は約20.7万円です。年7%運用は保証ではなく、投資は元本割れや税負担の可能性があります。登録費用、保険、駐車場、点検費用は含みません。
ここまで見てから、ようやく資金計画です。WRX MT、BRZコンプリートカー、5ドアハッチバックは、まだ正式価格が出ていません。だから、現時点で新型の総額を決め打ちするより、価格が出たときに慌てない準備をしておくほうが現実的です。
正式価格が出る前に決めること
決めておきたいのは、頭金の上限、月々に無理なく出せる上限、現行車を買う場合の期限、正式発表まで待てる期間です。新型の価格が分からない段階で、特定のグレードを買える前提にするのは危険です。
筆者の見立てでは、スポーツモデルは「買えるか」より先に「買ったあとも楽しめるか」を見るべきです。支払いで息切れすると、タイヤ、ブレーキ、オイル、イベント、ドライブの楽しみが削られます。車好きほど、車両本体だけで予算を使い切らないほうが長く楽しめます。
400万円を同じ財布で見る例
正式価格が未発表なので、新型WRX MTやBRZコンプリートカーの金額としてではなく、考え方の例として400万円で見ます。400万円の車を現金一括で買うと、その時点で手元資金が400万円減ります。
仮に400万円を年2.0%のローンで5年借りると、毎月返済は約7.0万円、総利息は約20.7万円です。一方で、同じ400万円を手元に残し、年7%で運用できたと仮定しても、返済を別の財布から出す考え方は使いません。同じ運用口座から毎月約7.0万円を取り崩して返済する前提なら、5年後の返済後の運用口座残は約65.1万円です。
この約65.1万円は、あくまで年7%で運用できた場合の単純計算です。投資は元本割れがあります。相場が悪い時期でも返済のために取り崩すリスクがあります。NISA口座でなければ利益に税金がかかる場合もあります。だから「ローンなら必ず得」とは言えません。
ただ、低い金利で借りられるなら、現金を一気に減らさず、手元資金や整備費、タイヤ、保険、旅行、急な修理の余裕を残す考え方はあります。大切なのは、金利が高いローンを雰囲気で選ばないことです。
車のローン候補を比較したい場合は、スポンサーの クラウドローン のような比較サービスも選択肢になります。
クラウドローン導線の置き方
クラウドローンを見るなら、車種選びの前ではなく、候補がある程度絞れた後がよいです。今回なら、WRX MTを待つのか、BRZコンプリートカーを待つのか、5ドアを保留にするのか、現行車を見に行くのか。そこを分けたあとで、支払い方を比較します。
注意点
車の楽しさと資金計画は、どちらも大事です。ただし順番は、車の使い方、比較軸、販売店確認、そして支払い方です。最初から月額だけで選ぶと、車の相性を見失います。逆に、車だけで盛り上がると、所有後の余裕を削ります。
よくある質問
2027年までに届ける予定という説明はありますが、販売開始日や価格は確定情報として扱いません。
BRZコンプリートカーはTYPE RAベースの方向として見て、標準装備や専用装備は正式発表後に確認します。
Performance-B STI conceptの市販版として見ますが、車名や駆動方式は決め打ちしません。
待ち期間が読めないなら、現行WRX S4やBRZの試乗で自分の許容範囲を先に知る価値があります。
FAQでは、期待を整理しながら未発表事項を未発表のまま残すことが大切です。
WRX MTの発売日は決まっているか
現時点では、正式な発売日は未発表として扱います。スバル公式WRX S4ページには、開発中の3モデルを2027年までに届ける予定という説明がありますが、販売開始日、グレード構成、価格、注文方法までは確定情報として書けません。
回答の見方
販売店には「発売日はいつですか」だけでなく、「正式情報が出たらどこで告知されるか」「商談予約の案内方法はあるか」を聞くのが現実的です。
BRZコンプリートカーはTYPE RAと同じか
同じと断定しないほうが安全です。公式ページでは、BRZコンプリートカーはSTI Sport TYPE RAをベースにした方向で説明されています。ただし、実際の販売仕様、装備、台数、価格は正式発表を待つ必要があります。
筆者の見立て
TYPE RAベースという言葉は期待を高めますが、買う側は「何が標準装備で、何が専用装備か」を見るべきです。名前の近さより、実車の仕立てが大事です。
5ドアはWRXハッチバックなのか
現時点では、そう断定しないほうがよいです。公式の説明ではPerformance-B STI conceptの市販バージョンとして扱われています。車名、駆動方式、サイズ、パワートレーンは正式発表待ちです。
判断のコツ
5ドアは、後席や荷室を重視する人にとって気になる候補です。ただ、情報が少ないので、今は「本命」より「保留候補」に置き、WRX MTやBRZコンプリートカーと同時に追うのがよいでしょう。
現行WRX S4やBRZを今見に行く意味はあるか
あります。新型を待つにしても、現行車の着座位置、視界、荷室、乗り心地、シート、メーター、操作系を知っておくと、正式発表後の判断が速くなります。レヴォーグとレイバックの違い でも、安全装備や走りは名前だけでなく、実車でどう使えるかを見ることが大切だと整理しました。
次に読むなら
参照した主な情報源
- Car Watch「スバル、藤貫哲郎CTOが富士24時間でマニュアルトランスミッション搭載の新型車予告」: https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2115070.html
- SUBARU公式「WRX S4」: https://www.subaru.jp/wrx-s4/
- SUBARU公式「SUBARU BRZ」: https://www.subaru.jp/brz/
- SUBARUニュースリリース「STIコンプリートカーWRX STI Sport♯を発表」: https://www.subaru.co.jp/news/2026_04_09_130404/
- SUBARUニュースリリース「Subaru Develops EyeSight for Manual Transmission Vehicles」: https://www.subaru.co.jp/news-en/2023_06_20_175229/
- STI公式「SUBARU / STI to Compete in 2026 Nürburgring 24-Hour Race」: https://www.sti.jp/en/news/detail/20260416en
