最初に結論 トヨタbZ5 2027比較は、まず550kmと630km、次に智行機能、最後に18/21インチと快適装備の順で見ると整理できます。
向く人 中国仕様の条件を理解し、航続、運転支援、乗り心地の優先順位を自分で決められる人です。
慎重にした方がいい人 日本での登録、充電規格、保証、部品供給が未確認のまま、中国の車両価格だけで判断しようとしている人です。
トヨタbZ5 2027比較|最初に結論
550km・優遇価格10万9800元
日常装備と21インチを追加
航続より運転支援を選ぶ
同額の智行版より80km長い
630kmと運転支援
性能より上級装備へ払う
中国仕様の価格とCLTC値です。日本導入、日本価格、日本仕様は未発表です。
2027年型の一汽トヨタbZ5は、中国で2026年8月26日に発売された前輪駆動のバッテリーEVです。6グレードのメーカー希望価格は12万9800〜19万9800元、発売時に案内された期間限定優遇価格は10万9800〜17万9800元。航続距離はCLTCモードで550kmと630kmの2種類です。

選ぶ順番は、まず航続、次に運転支援、最後に快適装備とタイヤです。動力性能は基本的に共通なので、グレード名の上下だけで決めると、使わない機能や大きなホイールへ余分な費用を払うことがあります。
購入前に支払い計画を確認
金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
6グレードを一言で分ける
- 550 JOY: 価格を抑え、18インチの乗り心地とタイヤ費も重視したい人向けです。
- 550 PRO: 550kmで足り、見た目や日常装備を一段上げたい人の基準です。
- 550 PRO智行版: 航続より運転支援機能を優先する人向けです。
- 630 PRO: 550 PRO智行版と同じ価格帯で、運転支援より80km長い公称航続を選ぶグレードです。
- 630 PRO智行版: 630kmと運転支援の両方が必要な人向けです。
- 630 MAX智行版: 快適装備まで妥協せず、最上位の価格差を受け入れられる人向けです。
迷ったら550 PROと630 PROを起点にする
自宅充電があり、1日の走行が短いなら550 PROを起点にすると整理しやすくなります。一方、冬や高速道路を含む長距離移動が多いなら630 PROから考える方が現実的です。
ただし、公称航続の80km差は、そのまま毎回使える予備距離ではありません。気温、空調、速度、雨、勾配、積載で消費電力は変わります。日本でEVを選ぶときの充電環境まで含めた考え方は、国内EVシェアと購入判断の記事も参考になります。
8月26日の発売で分かったこと
- 2026年8月26日中国で発売
6グレード・希望価格12.98万〜19.98万元
- 発売時優遇価格
10.98万〜17.98万元を案内
- 共通骨格200kW・330Nm
FWDの単モーターを継続
- 運転支援LiDAR・Momenta R6
機能開放と対応地域は注文時確認
- 日本導入未発表
価格・保証・充電規格を流用しない
センサー搭載と支援機能の利用条件は別です。自動運転車とは扱いません。
一汽トヨタは2027年型bZ5を6グレードで展開しました。中国の発売報道では、全車にLiDARを備え、Momenta R6を使う運転支援システム、15.6インチ画面、50Wワイヤレス充電などが案内されています。
ここで注意したいのは、センサーの搭載と、すべての支援機能が常時使えることは別だという点です。機能の有効化、対応道路、都市、地図、通信、運転者監視、販売契約上の装備はグレードや地域で変わります。「智行版」という名前だけで自動運転車と判断してはいけません。
2027年型は6グレード
発売時の価格表には、550が3グレード、630が3グレード並びます。550 PRO智行版と630 PROは、メーカー希望価格も期間限定優遇価格も同じです。この同額設定が、bZ5選びの中心になります。
また、2027年型は外観と基本動力を継承しながら、運転支援と装備を更新した年次改良として報じられています。そのため、この記事では2027年型の発売資料を優先し、詳細寸法などは継続が報じられた基礎諸元と照合しました。年式別の注文装備は販売店の正式な装備表で確認が必要です。
中国仕様であり日本導入は未発表
この記事で扱う価格、CLTC航続、充電仕様、運転支援は中国仕様です。2026年8月27日時点で、日本導入、日本価格、日本の補助金対象、保証、充電コネクター、車検適合は発表されていません。
一汽トヨタの商品ページは、トヨタ中国の電動車ページからたどれる公式導線です。ただし、日本のbZ4Xとは別の車種・市場です。bZ4Xの航続距離を扱った記事と数字を入れ替えて考えないでください。
6グレードの価格差と誰に向くか
1万元は参考換算約24万円、2万元は約47万円。円換算は日本価格予想ではありません。
下表の円換算は、2026年8月27日の参考値である1元=23.63円を単純に掛け、1万円単位へ丸めました。税、輸送、登録、為替手数料を含まず、日本価格の予想でもありません。期間限定優遇価格の終了日や細かな適用条件は、購入時に中国の販売店へ確認が必要です。

| グレード | メーカー希望価格 | 直前との差 | 期間限定優遇価格 | 参考円換算 | 価格差の意味 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 550 JOY | 12万9800元 | 基準 | 10万9800元 | 約259万円 | 550kmと18インチを最小負担で選ぶ | 価格、乗り心地、タイヤ費を優先 |
| 550 PRO | 13万9800元 | +1万元 | 11万9800元 | 約283万円 | 約24万円相当で装備と21インチを追加 | 550kmで足り、装備と見た目も欲しい |
| 550 PRO智行版 | 15万9800元 | +2万元 | 13万9800元 | 約330万円 | 約47万円相当を運転支援側へ配分 | 市街地や高速で支援機能を使いたい |
| 630 PRO | 15万9800元 | 同額 | 13万9800元 | 約330万円 | 智行版ではなく大容量電池と80kmを選ぶ | 遠出と充電間隔を優先 |
| 630 PRO智行版 | 17万9800元 | +2万元 | 15万9800元 | 約378万円 | 約47万円相当で630kmと支援を両立 | 長距離と運転支援の両方が必要 |
| 630 MAX智行版 | 19万9800元 | +2万元 | 17万9800元 | 約425万円 | 約47万円相当を上級快適装備へ払う | 価格より装備の充実を優先 |
価格差を平たく言えば、1万元は参考換算で約24万円、2万元は約47万円です。装備名の多さではなく、その金額で日常がどう変わるかを考えると選びやすくなります。
550 JOYから550 PROは日常装備の差
550 JOYは18インチの225/60 R18、上位は21インチの225/45 R21が基本です。18インチはタイヤの側面が厚く、段差の角を和らげやすい一方、21インチは操舵への応答と見た目で有利になりやすい設計です。銘柄や空気圧も効くため、サイズだけで乗り心地を断定はできません。
550 PROへ上げると、外観、シート、前席ヒーター、50Wワイヤレス充電、周辺監視などの日常装備が増えると報じられています。約24万円相当の差を、毎日触る装備と21インチへ払うかが判断点です。
智行版の2万元は運転支援の差
智行版は、運転支援を重視する人が比較する枝です。ただし、2027年型の発売情報には全車LiDAR搭載との説明もあり、ハードウエア搭載と実際に開放される機能の境界が分かりにくくなっています。
購入前には、車線変更支援、都市部のナビ連動支援、駐車支援が標準かオプションか、利用できる地域、無料期間、通信費、アップデート条件を書面で確認してください。約47万円相当の差は、機能名ではなく、自分が使う道路で使える機能へ払う金額です。
550 PRO智行版と630 PROは同額の二択
この二台はどちらも希望価格15万9800元、優遇価格13万9800元です。550 PRO智行版は65.28kWhとCLTC 550kmのまま運転支援を重視し、630 PROは73.98kWhと630kmを選ぶ代わりに、智行版の装備範囲を外す関係です。
自宅充電が安定し、日常距離が短い人は550 PRO智行版を検討しやすいでしょう。一方、長距離、高速道路、冬、充電器の少ない経路が多いなら630 PROの80km差が安心につながります。
630 MAX智行版は快適装備まで求める人向け
630 PRO智行版からMAX智行版への2万元は、航続やモーター性能を上げる差ではなく、上級快適装備へ払う性格が強い価格差です。速さを求めてMAXへ上げる選び方ではありません。
発売時の記事だけでは、市場や生産時期まで含む装備差を完全には確定できません。シート機能、音響、ガラスルーフ、室内照明、駐車支援の標準・オプションを注文書で照合し、使う装備の合計が約47万円相当に見合うかで決めます。
実用主要諸元をできるだけ完全に比較
本文表ではトレッド、旋回、荷室、電費、足回り、ブレーキ、スペア有無まで関連群ごとに説明します。
次の表は、2027年型の発売資料で確認できた値と、基本設計が継続された詳細車両データを照合した、購入判断向けの実用諸元です。2027年型の正式なグレード別仕様書で未確認の項目には、その旨を注記しました。数値が同じでも、装備によって車重が変わる可能性があります。
| 項目 | 550系 | 630系 | 読み方・確認点 |
|---|---|---|---|
| ボディ/ドア/定員 | 5ドア・5人乗り | 同左 | 後席中央とチャイルドシート固定位置を実車確認 |
| 全長×全幅×全高 | 4780×1866×1510mm | 同左 | 日本の機械式駐車場では幅・高さだけでなく重量も確認 |
| ホイールベース | 2880mm | 同左 | 後席空間に有利だが、狭い曲がり角では内輪差に注意 |
| 前/後トレッド | 1610/1608mm | 同左 | 車幅と合わせてタイヤ位置を把握する値 |
| 最小回転半径 | 5.6m | 同左 | 取り回しは視界、カメラ、前後オーバーハングも影響 |
| 空車重量 | 1950kg前後 | 2010kg前後 | 630は大容量電池で約60kg重い基礎値 |
| 車両総重量 | 2365kg前後 | 2425kg前後 | 乗員・荷物を含む上限。駐車設備の制限も確認 |
| 荷室容量 | 463L | 同左 | リットル値だけでなく開口幅、床段差、後席格納を確認 |
| 空気抵抗係数 | Cd 0.24 | 同左 | 高速電費に効くが、前面投影面積やタイヤも影響 |
| モーター | 永久磁石同期、前部搭載 | 同左 | 前輪を駆動する単モーター構成 |
| 最高出力 | 200kW(約272PS) | 同左 | PS換算は1kW=約1.36PS。持続出力とは別 |
| 最大トルク | 330Nm | 同左 | 発進から出やすいが、制御とタイヤが路面への伝達を決める |
| 駆動方式 | FWD | 同左 | 前輪が操舵と駆動を兼ねる |
| 変速機/減速 | 1速固定減速 | 同左 | 多段変速ではなく、モーター回転を一定比で落とす |
| 0-50km/h加速 | 3.4秒 | 3.4秒 | 街中の発進目安。路面や残量で変わる |
| 0-100km/h加速 | 約7.5秒 | 約7.5秒 | 2027年型のグレード別公式表では要確認 |
| 最高速度 | 160km/h | 160km/h | 日本の公道で性能を使い切る指標ではない |
| 駆動用電池 | LFP、65.28kWh | LFP、73.98kWh | 容量差8.70kWh。供給元はBYD系として報じられる |
| CLTC航続距離 | 550km | 630km | 試験値であり実走保証ではない |
| 公称電費 | 13.5kWh/100km | 13.4kWh/100km | 約7.4km/kWh。条件差を含むため単純比較に注意 |
| 急速充電 | 30〜80% 約27分 | 30〜80% 約29分 | 550は約0.45時間、630は約0.48時間の公表値 |
| 普通充電 | 約9.5時間 | 約11.5時間 | 電源出力、温度、充電損失で変わる。2027年型は要確認 |
| 前サスペンション | マクファーソンストラット式独立 | 同左 | 部品点数とスペース効率に優れる一般的な形式 |
| 後サスペンション | トーションビーム式 | 同左 | 左右の入力が影響しやすく、調整とタイヤが乗り味を左右 |
| 前/後ブレーキ | ベンチレーテッドディスク/ディスク | 同左 | 回生ブレーキとの協調感は試乗で確認 |
| タイヤ | JOY 225/60 R18、他225/45 R21 | 225/45 R21 | グレード・注文仕様で要確認。銘柄と交換費も比較 |
| スペアタイヤ | なし、修理キット | 同左 | サイド損傷時の搬送手段と保険付帯を確認 |
寸法・重量・荷室の意味
車庫と立体駐車場で見る値
全長4780mmはミドルクラスSUVに近い長さで、全幅1866mmは日本の一般的な立体駐車場で確認が必要な範囲です。最小回転半径5.6mだけなら極端に大きくありませんが、2880mmの長いホイールベースと車幅が重なるため、狭い路地では内輪差と前端の振り出しを見ます。
空車重量は550系で約1.95t、630系で約2.01tです。60kg差は乗員1人分に近く、発進よりも制動、旋回、段差、タイヤ摩耗に積み重なります。463Lの荷室は数字だけで十分と決めず、ベビーカーやスーツケースを実際の向きで載せるのが確実です。
動力・変速・駆動の意味
200kWは約272PS、330Nmは発進直後から使いやすいEVらしい値です。ただし、約2tの車体を動かすため、軽いスポーツカーの272PSと同じ感覚にはなりません。
1速固定減速は、エンジン車のような変速ショックを基本的に生みません。その一方、高速域ではモーター回転数、インバーター効率、空気抵抗が伸びと電費を左右します。FWDなので、強い加速と操舵を同時に求めたときは前輪の仕事が増えます。
電池・航続・充電の意味
550と630の電池容量差は8.70kWh、公称航続差は80kmです。公称電費は630系の方がわずかに良い一方、車重は約60kg増えます。試験条件内の丸めや仕様差があるため、0.1kWh/100kmの差だけで効率の優劣を断定すべきではありません。
急速充電は30〜80%で約27分と約29分。時間差は小さくても、630系は同じ割合で補える電力量が多くなります。実際の充電速度は電池温度、残量、充電器出力、混雑時の出力配分で変わります。
足回り・ブレーキ・タイヤの意味
前マクファーソン、後トーションビームは、スペースとコストを抑えやすい構成です。形式だけで乗り心地の良し悪しは決まりません。ばね、ダンパー、ブッシュ、車体剛性、タイヤの側面、空気圧が一緒に働きます。
JOYの225/60 R18は側面高が約135mm、225/45 R21は約101mmです。単純計算で約34mmの差があり、18インチは段差の吸収とタイヤ保護、21インチは応答と外観に寄りやすい選択です。ブレーキは回生と摩擦ブレーキを協調させるため、停止直前の滑らかさを試乗で確認します。
550kmと630kmの航続をどう選ぶか
CLTC試験値であり実走保証ではありません。充電環境と悪条件の余裕で選びます。
80kmの差が生きるのは、毎日80km多く走る人だけではありません。高速道路、低温、暖房、雨、上り坂、満載で公称値から目減りしたときの余裕として働きます。

一方、自宅で毎晩充電でき、1日の走行が100km未満なら、550kmでも充電頻度に余裕を持てる可能性があります。その場合、630系へ払う2万元前後を運転支援、タイヤ、保険、充電設備へ回す考え方も成り立ちます。
80km差を日常距離へ置き換える
選ぶときは、最長の旅行ではなく、月に何度も繰り返す長めの移動で比べます。往復距離に、冬や高速道路の余裕を30〜40%ほど仮置きし、途中充電が苦にならないかを重ねてください。
例えば、往復300kmを無充電で走りたいなら、どちらも公称値上は届きます。ただし、悪条件での余裕は630の方が大きくなります。反対に、往復80kmで毎晩充電できるなら、80km差より18インチの乗り心地や運転支援の方が生活を変えるかもしれません。
CLTC値を実走保証にしない
CLTCは中国の試験モードです。WLTCやEPAと条件が異なり、630kmを一回の充電で必ず走れるという意味ではありません。購入検討では、同じ季節、同じ速度、似た道路条件の実走データを使い、最低残量を残した計画で比べます。
また、充電器の有無だけでなく、故障中、満車、出力制限も考えます。EVの充電と安全確認をまとめたEV購入前の横断ガイドも併せて確認してください。
出力・トルク・重量・駆動・タイヤから走りを読む
- 1200kW・330Nm
約272PSと発進トルク
- 21950/2010kg
加速・制動・旋回へ慣性
- 31速固定減速
変速ショックなく高速効率へ
- 4前輪駆動
前輪が操舵と駆動を兼ねる
- 518/21インチ
段差・応答・騒音・交換費
- 6同じ道で試乗
発進、合流、雨坂、段差を比較
公式諸元からの見立てであり試乗事実ではありません。※推測です
bZ5の走りは200kWという一つの数字では決まりません。330Nmの立ち上がり、約1.95〜2.01tの重量、1速固定減速、前輪駆動、18/21インチ、前後サスペンションが同時に働きます。以下は公式諸元からの見立てで、試乗結果ではありません。※推測です。
発進と街中
330Nmを停止付近から使えるため、信号発進や50km/hまでの加速は力不足を感じにくいと考えられます。0-50km/hは3.4秒です。ただし、濡れた路面や曲がりながらの発進では、FWDの前輪が操舵と駆動を兼ねるため、制御がトルクを抑える場面もありそうです。
約2tの重量は直進の落ち着きに寄与する一方、停止と方向転換では慣性になります。ペダルを離したときの回生量、停止直前のつながり、低速での首の揺れを確かめたいところです。
合流と高速巡航
約7.5秒の0-100km/hは、日常の合流に十分な範囲です。多段変速がないため加速は滑らかと考えられますが、100km/h付近から先の余力は、最高出力の持続時間、電池残量、温度、モーター回転数に左右されます。
高速巡航ではCd 0.24の低い空気抵抗係数が効きます。ただし、前面投影面積と21インチタイヤの転がり抵抗もあるため、Cd値だけで高速電費が優秀と決めることはできません。
FWDと濡れた坂
前輪駆動は部品をまとめやすく、後席や荷室の設計に有利です。一方、上り坂の強い加速では荷重が後ろへ移るため、前輪の接地余裕が減ります。雨天、急坂、ハンドルを切った状態での発進を試すと、トラクション制御の自然さが分かります。
18インチと21インチ
18インチは厚いタイヤ側面が細かな段差を吸収しやすく、交換費も抑えやすい選択です。21インチは側面が薄く、操舵初期の反応が明確になりやすい反面、荒れた舗装の入力、ロードノイズ、ホイール損傷、交換費を確認する必要があります。
同じ空気圧、似た気温、同じ道路で乗り比べないと、タイヤサイズの差と試乗条件の差を分けられません。JOYを「廉価版」と外す前に、18インチが自分の道路に合うか確かめる価値があります。
駐車・後席・荷室・充電の使いやすさ
1850mm制限と乗降余地
2880mm軸距と内輪差
開口、床段差、ケーブル置き場
規格、施工、保証を市場別確認
車両総重量は約2.4t。機械式駐車場は寸法と重量の両方を確認します。
全長4780mm、全幅1866mm、ホイールベース2880mmという寸法は、広い後席を期待できる一方、日本の狭い駐車環境では事前確認が欠かせません。毎日使う車庫では、カタログ寸法に左右それぞれ250〜300mm程度の乗降余地が取れるかを実測します。

日本の駐車環境へ寸法を置き換える
立体駐車場では、全幅1850mm制限に16mm収まらない例があります。さらに車両総重量が2.4t前後になるため、パレットの重量上限も確認が必要です。ミラー幅、タイヤ外幅、最低地上高、充電口側の壁との距離も注文前に見ます。
最小回転半径5.6mは数字上扱いにくすぎる値ではありません。ただし、長いホイールベースでは内輪差が増えます。前方カメラや俯瞰表示があっても、狭い交差点と駐車場入口で実車を動かすのが確実です。
長いホイールベースと463L荷室
2880mmのホイールベースは後席の足元へ使いやすい寸法です。ただし、座面の高さ、床の盛り上がり、頭上、足先の入り方は数値に表れません。大人3人で座り、チャイルドシート装着時の前席位置も確認します。
荷室463Lは日常用途に十分な可能性がありますが、開口の高さ、後席を倒したときの段差、床下収納、充電ケーブルの置き場が実用性を左右します。普段の荷物を持ち込んで確認するのが近道です。
充電規格と保証は市場別に確認する
中国仕様の充電口を、日本のCHAdeMOや普通充電器でそのまま使えるとは限りません。個人輸入を考える場合は、変換器だけでなく、通信、絶縁監視、法規、施工、メーカー保証への影響を専門業者へ確認してください。
電池保証も市場ごとに条件が違います。年数、距離、容量低下の判定基準、商用利用、事故、並行輸入、ソフト更新、修理拠点を契約書で確認します。安い車両価格だけで総所有費は決まりません。
550・630・智行版はどっちを選ぶべきか
- 1日常の最長往復
悪条件でも550に余裕があるか
- 2充電環境
自宅・勤務先・経路で安定するか
- 3智行機能
自分の道路で使える機能か
- 418/21インチ
乗り心地と交換費を比較
- 5PRO/MAX装備
注文書で標準・オプション確認
日本での登録、充電、保証、部品供給が未確認なら、グレード選びより先に止めて確認します。
平易なグレード差まとめ
| 向く人 | 選びやすいグレード | 理由 | 価格差を払う意味 |
|---|---|---|---|
| とにかく入口負担と乗り心地 | 550 JOY | 550kmと18インチを最小価格で選べる | 上位装備へ払わずタイヤ費も抑える |
| 550kmで足り、装備も欲しい | 550 PRO | 日常装備と21インチを追加 | JOYとの差1万元を毎日使う装備へ払う |
| 充電には困らず支援を重視 | 550 PRO智行版 | 550のまま智行機能を比較できる | 2万元を航続ではなく支援へ払う |
| 遠出と充電間隔を優先 | 630 PRO | 同額の550 PRO智行版より80km長い | 支援より8.70kWhの電池へ払う |
| 長距離も支援も必要 | 630 PRO智行版 | 630kmと智行機能を両立 | 630 PROとの差2万元で支援を足す |
| 快適装備を最後まで削らない | 630 MAX智行版 | 最上位装備を選べる | 速さではなく上級装備へ2万元を払う |
30秒チェック
- 自宅または勤務先で安定して充電できますか。
- 悪条件を見込んだ日常の最長往復は、550kmの範囲で余裕がありますか。
- 運転支援を使う道路と地域が、契約する機能の対象ですか。
- 21インチの乗り心地、騒音、交換費を18インチと比較しましたか。
- 全幅1866mm、総重量2.4t前後が自宅と外出先の駐車設備に収まりますか。
- 日本未導入車として、充電、登録、保証、部品供給の確認が取れていますか。
1と2で迷うなら550と630を先に比較します。3が明確に必要なら智行版、4で18インチが合うならJOYを残します。5か6が未確認なら、グレード選びより先に購入条件を止めて確認する段階です。
購入前に聞く10項目
- 期間限定優遇価格の期限と適用条件
- 各グレードの正式な標準・オプション装備表
- 智行機能の有効範囲、無料期間、通信費
- 2027年型のグレード別車重とタイヤ銘柄
- 普通・急速充電の規格、最大出力、充電曲線
- 電池と車両の保証年数、距離、容量基準
- 低温時の電池予熱と充電ナビ連動
- スペアなしでタイヤが損傷した場合の搬送
- 日本で使う場合の登録、保安基準、充電適合
- 部品供給、診断機、ソフト更新、修理拠点
支払総額は同じ条件で比較する
最低金利1.20%が適用された比較用の仮定です。残価設定は90万円を最終回に支払って所有する総額です。クラウドローン想定なら、残価設定ローンより30万1381円、ディーラーローンより19万7455円、銀行ローンより7万8683円を節約する概算です。手数料・保証料・税・為替費用を含まず、審査や最低金利を保証しません。
車両の価格差を考えるときは、タイヤ、保険、充電設備、保証外修理まで同じ財布から出る費用として見ます。そのうえで、借入額と期間を揃え、月額の低さだけでなく最終回と総利息まで比較します。

中国価格の円換算は参考値
550 JOYの期間限定優遇価格10万9800元を1元=23.63円で換算すると約259万円です。ここでは計算を分かりやすくするため車両相当260万円、頭金60万円、借入200万円、60回、ボーナス払いなしとします。4方式とも、同じ車種・グレード・車両価格260万円、頭金60万円、借入200万円、60回という同一条件です。日本での購入総額を示すものではありません。
残価設定ローンとディーラーローンは比較用の年4.90%、残価設定の最終回は90万円と仮定しました。銀行ローンは年2.70%、クラウドローン経由は公表レンジ下限の年1.20%が適用された想定です。三菱UFJ銀行の2026年8月時点の年2.70%は借入201万〜500万円向けで、今回の200万円へそのまま適用される例ではありません。すべて元利均等の概算で、手数料、保証料、税、為替費用は含みません。
| 方式 | 年利 | 返済期間 | クラウドローン想定との金利差 | 月々返済 | 最終回支払・残価 | 総利息 | 頭金込み総支払額 | クラウドローン想定との差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 残価設定ローン | 4.90% | 60回 | +3.70ポイント | 約2万4383円 | 90万円 | 約36万2980円 | 約296万2980円 | 約30万1381円 |
| ディーラーローン | 4.90% | 60回 | +3.70ポイント | 約3万7651円 | 0円 | 約25万9054円 | 約285万9054円 | 約19万7455円 |
| 銀行ローン | 2.70% | 60回 | +1.50ポイント | 約3万5671円 | 0円 | 約14万282円 | 約274万282円 | 約7万8683円 |
| クラウドローン経由(最低金利1.20%適用の想定) | 1.20% | 60回 | 基準 | 約3万4360円 | 0円 | 約6万1599円 | 約266万1599円 | 0円 |
同じ借入200万円・60回でも、年1.20%が適用された想定との差は、残価設定ローンで約30万1381円、ディーラーローンで約19万7455円、銀行ローンで約7万8683円です。残価設定の月額が低いのは、90万円を最終回へ送っているためで、所有する前提の総支払は小さくありません。
【PR】ローンを比較するときは、車両見積もりを固めてから、年率、保証料、手数料、繰上返済条件を同じ借入額と期間で揃えます。CrowdLoanは融資元ではなく、銀行ローンの比較・マッチングサービスです。条件を一覧で確認したい場合は、CrowdLoanの公式サービスも比較候補にできます。実際の提案、審査、適用金利、借入可能額は申込者と金融機関によって異なり、最低金利を保証しません。
グレード差を月額へ置き換える
1万元の差は参考換算で約24万円、2万元は約47万円です。仮に60回へ均等に分ければ、元金だけで月約4000円、約7900円の差になります。実際には金利と諸費用が加わるため、毎日使う装備か、航続の余裕か、タイヤ交換費かを月額と総額の両方で比べてください。
よくある質問
200kW・330Nm、重量差は約60kg
対応道路と監視条件を確認
段差・騒音・交換費もある
気温、速度、空調で変動
登録・充電・保証を確認
未確認事項は販売店の正式仕様書と契約書へ戻って確かめます。
Q. 550と630で加速性能は違いますか
公表されたモーターはどちらも200kW、330Nmで、0-50km/hも3.4秒です。630は電池分で約60kg重い基礎値ですが、制御や装備差もあるため、体感差は同じ道で確認する必要があります。航続の違いを速さの違いと考えないでください。
Q. 智行版は自動運転ですか
自動運転車と考えるべきではありません。LiDARや高い演算性能があっても、機能の対象道路、速度、天候、監視条件があり、運転者が責任を持つ支援機能です。契約するグレードで使える機能と地域を書面で確認します。
Q. 21インチは走りが良くなりますか
操舵への反応や見た目では有利になりやすい一方、段差、騒音、損傷、交換費では18インチが有利になりやすい設計です。車重、タイヤ銘柄、空気圧、足回りとの組み合わせで決まるため、サイズだけでは断定できません。
Q. CLTC 630kmを必ず走れますか
走行距離を保証する数値ではありません。気温、空調、速度、雨、勾配、積載、タイヤ、電池状態で変わります。実際の利用に近い条件のデータと、充電地点を含めて判断してください。
Q. 日本で買えますか
2026年8月27日時点で日本導入は発表されていません。個人輸入を検討する場合は、保安基準、登録、充電規格、保証、修理、ソフト更新、部品供給を専門業者と確認する必要があります。中国の車両価格だけで購入可否を決めないでください。
結論|航続、運転支援、タイヤの順で選ぶ
18インチも含めて合理的
550kmと日常装備
同額の智行版より航続
二つを両立
速さでなく装備へ払う
中国仕様のため、日本の購入可否と所有条件を先に確認してください。
bZ5の6グレードは、動力性能の上下より、550/630の航続、智行機能、18/21インチ、快適装備の配分で選ぶ車です。550 PRO智行版と630 PROが同額なので、運転支援と80kmの航続のどちらが日常を変えるかを最初に決めると、候補を絞れます。

最終判断の順番
- 悪条件を見込んだ日常距離で550か630を決める。
- 実際に使える智行機能を確認し、2万元の意味を決める。
- 18インチと21インチを同じ道で比べる。
- PROとMAXの装備を注文書で照合する。
- 中国仕様の価格、充電、保証を日本へそのまま当てはめない。
価格を優先するなら550 JOY、バランスなら550 PRO、遠出なら630 PRO、遠出と支援の両立なら630 PRO智行版が起点です。MAXは速さではなく、上級装備へ払う差額に納得できる人が選びます。
