Hondaは2026年6月5日、シビックの一部改良と同時に「e:HEV RS」を発売しました。シビックe:HEV RSの乗り心地は、従来のe:HEV LX・EXと同じ2.0Lハイブリッドを使いながら、S+Shiftと専用サスペンションで運転の手応えを濃くした点に特徴があります。
ただし、RSがすべての人にとって上位互換とは限りません。後席の乗り心地、パノラマルーフやステアリングヒーターの有無、52万6,900円に広がるLXとの価格差まで見れば、選ぶべきグレードは使い方で変わります。
最初に結論
- RSが向く人: S+Shiftの変速感、応答の速いステアリング、引き締まった足を日常でも楽しみたい人。
- EXが向く人: パノラマルーフ、ステアリングヒーター、電動シートなど、同乗者も分かりやすい快適装備を優先する人。
- LXが向く人: 184PS・315Nmの走行性能と主要な安全・音響装備を残し、購入額と車重を抑えたい人。
- 慎重にしたほうがいい人: 後席の快適性を試さず、RSを「一番高い全部入り」と考えて選ぼうとしている人。家族を後席に乗せ、普段の荒れた道で試乗する。
この記事では、Hondaの公式諸元・装備表と技術解説、2026年7月28日に公開されたCar Watchの公道試乗を照合します。試乗記事の観察と、諸元から導く見立ては区別して記載します。
シビックe:HEV RSの乗り心地は「速さ」より操作への反応で変わる
3車ともモーター184PS・315Nm、エンジン141PS・182Nm。
仮想8段の変速、回転、音、駆動力を同期。
ばね、スタビライザー、ブッシュ、操舵系を協調調整。
235/40R18で応答・制動・ノイズの釣り合いを狙う。
RSは高出力版ではなく、操作への応答を濃くしたグレードです。
購入前に支払い計画を確認
金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
エンジンとモーターの最高出力は3グレード共通

e:HEV RS、e:HEV EX、e:HEV LXは、いずれも2.0L直列4気筒エンジンと走行用モーターを組み合わせます。エンジンは104kW(141PS)・182Nm、モーターは135kW(184PS)・315Nmで、カタログ上の最高出力と最大トルクは共通です。
したがって、RSを「モーターが強化された高出力版」と捉えるのは正確ではありません。違いは、駆動力をどう感じさせるか、ハンドル操作に車体がどう応えるか、路面からの入力をどう収めるかにあります。
RSだけのS+Shiftと専用シャシーが体験を変える
RSの核は「Honda S+Shift」です。モーター走行を中心とするe:HEVに仮想8段の変速感を加え、エンジン回転、駆動力、音、メーター表示を連動させます。SPORTモードでは自動的に作動し、パドルで任意の段を選べます。
さらにRSは、専用スプリング、スタビライザー、ブッシュ、ステアリング設定、タイヤを採用します。Car Watchの試乗記事によると、ロール剛性はベース車比11%向上し、車体側ロアアームブッシュ剛性は前45%・後62%、ステアリングのトーションバー剛性は60%高められています。
これは最高速や0-100km/hの数値を競う変更ではなく、操作した直後の車体の動きと、曲がる途中の姿勢を明確にする変更です。
LX・EX・RSはどのグレードを選ぶべきか
RSはEXの全部入りではありません。快適装備と運転装備の方向性を比べます。
迷ったら「誰が一番長く乗るか」で分ける
運転する本人の楽しさを最優先するならRS、前席・後席の快適装備を家族と共有するならEX、走行性能と主要装備を堅実に得るならLXが基本線です。
| 選ぶ軸 | 第一候補 | 理由 | 購入前に確かめること |
|---|---|---|---|
| 運転の一体感 | e:HEV RS | S+Shift、専用足まわり、専用ステアリング、専用タイヤ | 後席の乗り心地とロードノイズ |
| 前席の快適性 | e:HEV EX | パノラマルーフ、ステアリングヒーター、電動シート | ルーフによる頭上感と夏場の日射 |
| 購入額との釣り合い | e:HEV LX | パワートレーン、10.2インチメーター、BOSEなどを維持 | 手動シートと内装表皮で不満がないか |
| 後席利用が多い | EXまたはLX | RSの硬めの設定を避けやすい | 同乗者を乗せ、荒れた一般道で比較試乗 |
RSとEXの21万1,200円差は「快適装備の上乗せ」ではない
RSはEXより21万1,200円高い一方、EXのパノラマルーフとステアリングヒーターをそのまま積み増した構成ではありません。RSではS+Shiftや専用シャシーを得る代わりに、EX独自の快適装備が一部なくなります。
つまり「一番高いから全部入り」ではなく、「運転体験へ予算を振り替えた別方向の最上位」と考えるのが適切です。
実用上必要な公式諸元を3グレードで全比較
全文の諸元表ではエンジン、変速比、バッテリー、ブレーキ、サスペンションまで説明しています。
最も完全な実用諸元表

以下はHonda公式の主要諸元表を基に、日常の選択で意味を持つ項目をできるだけ省略せず整理したものです。数値が共通でも、車重や装備との組み合わせで体感は変わります。
| 項目 | e:HEV LX | e:HEV EX | e:HEV RS |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | FF | FF | FF |
| 型式 | 6AA-FL4 | 6AA-FL4 | 6AA-FL4 |
| トランスミッション | 電気式無段変速機 | 電気式無段変速機 | 電気式無段変速機+S+Shift |
| 全長×全幅×全高 | 4,560×1,800×1,415mm | 同左 | 同左 |
| ホイールベース | 2,735mm | 同左 | 同左 |
| トレッド 前/後 | 1,535/1,565mm | 同左 | 同左 |
| 最低地上高 | 135mm | 同左 | 同左 |
| 車両重量 | 1,460kg | 1,490kg | 1,470kg |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
| 室内 長×幅×高 | 1,915×1,545×1,145mm | 1,915×1,545×1,120mm | 1,915×1,545×1,145mm |
| 最小回転半径 | 5.7m | 5.7m | 5.7m |
| エンジン型式・種類 | LFC/水冷直列4気筒DOHC | 同左 | 同左 |
| 総排気量 | 1.993L | 同左 | 同左 |
| 内径×行程 | 81.0×96.7mm | 同左 | 同左 |
| 圧縮比 | 13.9 | 同左 | 同左 |
| エンジン最高出力 | 104kW(141PS)/6,000rpm | 同左 | 同左 |
| エンジン最大トルク | 182Nm(18.6kgf・m)/4,500rpm | 同左 | 同左 |
| 燃料・タンク容量 | 無鉛レギュラー/40L | 同左 | 同左 |
| モーター型式・種類 | H4/交流同期電動機 | 同左 | 同左 |
| モーター最高出力 | 135kW(184PS)/5,000〜6,000rpm | 同左 | 同左 |
| モーター最大トルク | 315Nm(32.1kgf・m)/0〜2,000rpm | 同左 | 同左 |
| 駆動用バッテリー | リチウムイオン/72セル | 同左 | 同左 |
| WLTCモード燃費 | 24.2km/L | 24.2km/L | 24.0km/L |
| 変速比 第1速 モーター/エンジン | 2.454/0.805 | 同左 | 同左 |
| 変速比 第2速 | 3.421 | 同左 | 同左 |
| ステアリング | ラック・ピニオン式(電動パワー) | 同左 | 専用設定のラック・ピニオン式(電動パワー) |
| 前/後サスペンション | マクファーソン/マルチリンク | 同左 | 同形式・専用設定 |
| 前/後スタビライザー | トーションバー式/トーションバー式 | 同左 | 同形式・専用設定 |
| 前/後ブレーキ | ベンチレーテッドディスク/ディスク | 同左 | 同左 |
| タイヤ | 235/40ZR18 95Y | 235/40ZR18 95Y | 235/40R18 95Y(専用) |
| 外部充電 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
Hondaの現行主要諸元表は駆動用バッテリーの容量・電圧、荷室容量を数値として公表していません。分からない値を推定で埋めず、実車では荷室床面と開口部、普段積む荷物との相性を販売店で確認するのが安全です。
寸法・車重・室内高が示す使い勝手
3グレードの外寸とホイールベースは同じです。全幅1,800mm、最小回転半径5.7mなので、立体駐車場の幅、月極駐車場の柱、狭い住宅街では、グレードにかかわらず実車確認が必要です。
なお、重量はLXが1,460kg、RSが1,470kg、EXが1,490kgです。RSは専用部品を加えながらEXより20kg軽く、LXとの差は10kgに収まります。EXの室内高が他の2台より25mm低いのは、パノラマルーフを備える構成の影響です。頭上空間に敏感な人は、数値だけでなく座高と着座姿勢を合わせて確認してください。
エンジン・モーター・変速比が示す加速の性格
低速域はモーターのトルクを使う
315Nmは0〜2,000rpmで発生し、発進から市街地の速度域では走行用モーターが素早く駆動力を出せます。エンジンの最大トルクが4,500rpm、最高出力が6,000rpmにあることから、高負荷時は発電と高速巡航時の直結を担う2.0Lエンジンが効率と伸びを支えます。
高速域はエンジン直結も使う
「電気式無段変速機」は一般的なベルト式CVTと同じ仕組みではありません。e:HEVは低・中速域でエンジン発電を使ったモーター駆動、高速巡航では条件に応じたエンジン直結を行います。RSのS+Shiftも物理的な8段ギアを追加するのではなく、この電動駆動を制御して段付き感を作ります。
燃費・燃料・バッテリーが示す日常性
WLTCモード燃費はLX・EXが24.2km/L、RSが24.0km/Lで、差は0.2km/Lです。40Lタンクとレギュラーガソリン仕様は共通です。公称値の差だけならRS選択を左右するほど大きくありませんが、SPORTモードや強い加減速を多用すれば、実燃費は運転条件で変わります。
一方、外部充電には対応しません。自宅充電器を設置せずに電動感を得たい人には扱いやすい一方、PHEVのように家庭の電力だけで日々の移動をまかなう車ではありません。電動車の選択肢を広く比較するなら、プレリュードの標準仕様と限定車の違いも参考になります。
足まわり・タイヤ・ブレーキが示すグレード差
また、形式上は3グレードとも前マクファーソン、後マルチリンク、前後トーションバー式スタビライザー、前ベンチレーテッドディスク・後ディスクです。RSは形式を変えず、ばね、スタビライザー、ブッシュ、操舵系の剛性とタイヤを組み合わせて応答を変えています。
タイヤ幅と扁平率は3車とも235/40の18インチです。RSのCar Watch試乗車はGoodyear Eagle F1 Asymmetric 6を装着していました。幅広で扁平なタイヤは操舵の反応とグリップに寄与する一方、交換費用、段差入力、轍での影響も確認対象です。
184PS・315Nmだけでは分からない走りを多要素で読む
- 1駆動力
315Nmを0〜2,000rpmで発生するモーター。
- 2重量
1,460〜1,490kg。RSとEXは20kg差。
- 3伝達
低中速はモーター、高速は条件に応じてエンジン直結。
- 4接地
FFと235mm幅タイヤが駆動・操舵を分担。
- 5体感
ギアリング、足、操舵、タイヤの同期で決まる。
RSの直線性能を断定せず、トルクの出方、重量、駆動方式、タイヤを合わせて評価します。
発進と追い越しはトルクの出方・重量・駆動方式で決まる
最高出力だけを見ると3グレードは同じですが、発進時の体感は315Nmを0rpmから出せるモーター、1,460〜1,490kgの車重、前輪駆動、235mm幅のタイヤが相互に決めます。
低回転から大きなトルクが立ち上がるため、市街地ではアクセルに対する初期反応を作りやすい構成です。一方、駆動と操舵を前輪が同時に担うFFなので、濡れた路面や旋回中に深く踏み込めば、タイヤの使える力は縦方向と横方向に分かれます。電子制御があるから常に同じ加速を出せるわけではありません。
RSはEXより20kg軽いものの、車両全体に対して約1.3%の差です。直線加速の決定的な差より、専用タイヤや足まわりによってアクセル・ステアリング操作への反応を揃えやすいことのほうが、運転者には大きな差として伝わる可能性があります。※推測です
高速巡航はエンジン直結・空力・タイヤを合わせて考える
高速域では、条件に応じてエンジンの力をクラッチ経由で車輪へ伝えるエンジンドライブモードを使います。2.0Lエンジンの熱効率はHonda公表で約41%。低速のモーター駆動だけでなく、一定速度を効率よく保つ設計です。
全高1,415mmの低い5ドアボディと長い2,735mmのホイールベースは、高速での姿勢を落ち着かせる方向に働きます。一方、235mm幅のタイヤは路面との接地を確保しやすい反面、舗装の粗さによる音や抵抗も銘柄・空気圧で変わります。
RSでは専用タイヤと締めたブッシュにより、車線変更の初動が明瞭になる一方、荒れた高速道路では後席へ細かな入力を伝えやすくなる可能性があります。購入判断では速度の低い市街地だけでなく、可能ならバイパスも試してください。※推測です
曲がる感覚は最高出力より前後のつながりを見る
RSはステアリングを切ったときの前輪の反応を速め、ブッシュとスタビライザーで車体の傾きを抑える方向です。Car Watchの試乗では、前輪の接地感と操舵に対する反応が高く評価されました。
ここで重要なのは「硬い=よく曲がる」と単純化しないことです。ばね、ダンパー、ブッシュ、スタビライザー、タイヤ、ステアリングの剛性が同じ時間軸で働くと、運転者が狙った線へ合わせやすくなります。逆に一要素だけ強ければ、荒れた路面で接地を失ったり、同乗者が不快に感じたりします。
S+Shiftは何を変え、何を変えないのか
- 1入力
アクセル、ブレーキ、パドル、旋回状態を検知。
- 2制御
発電・走行モーターとエンジン回転・トルクを協調。
- 3表現
駆動力、回転、音、メーターを仮想8段で同期。
- 4切替
オフ時のパドルは減速セレクターとして作動。
S+Shiftは体験を変える機能で、常に速い・常に低燃費を保証する装置ではありません。
仮想8段で加減速・回転・音を同期する

S+Shiftは、発電用モーター、走行用モーター、エンジンの回転とトルク、アクティブサウンド、メーター表示を協調させ、仮想的な8段変速を表現します。加速時に回転が上がり続けるだけでなく、段を替える瞬間の駆動力変化まで作る仕組みです。
さらに、自動変速では、強い加速時に段を上げる「ステップシフト」、ブレーキングやコーナー進入を判断して早めに段を下げる制御、旋回中に段を保持する制御を行います。RSのSPORTモードでは自動的に作動し、INDIVIDUALモードでは好みに合わせて設定できます。
パドルの役割はS+Shiftのオン・オフで変わる
S+Shift作動中は、金属製パドルで8つの仮想段を選べます。エンジンブレーキ感と回転をコーナー手前で整え、立ち上がりの反応を準備する操作ができます。
S+Shiftをオフにすると、パドルは減速セレクターとして働きます。通勤では滑らかなモーター駆動、休日の山道では仮想変速というように、同じ車で操作感を切り替えられるのが価値です。
物理ギアの速さや燃費改善を保証する装置ではない
仮想8段は、8組の物理ギアを備えるスポーツATではありません。主目的は、車速の上昇とエンジン回転・音・加速度の感覚をつなぎ、運転者が状況を読みやすくすることです。
また、S+Shiftを使えば常に速く、あるいは常に燃費が良くなるわけでもありません。頻繁に高い回転を使う運転では燃料消費が増える可能性があります。試乗では、演出が自然に感じるか、長距離で音が負担にならないか、オフにしたときの滑らかさも含めて確認してください。※推測です
専用サスペンションは前席の手応えと後席快適性を交換する
旋回時の姿勢を抑え、操作への反応を明瞭にする。
車体側ロアアームで前+45%、後+62%。
ステアリングのトーションバー剛性を高める。
補修跡や継ぎ目で突き上げを同乗者が確認。
数値はCar Watchが報じたHonda説明値。乗り心地の好みは家族同乗の試乗で確かめます。
公道試乗で報告された長所
Car WatchはRSについて、ステアリング操作に対する前輪の応答と接地感、旋回中の安定した姿勢を長所として報告しています。専用タイヤはメーカー説明として、従来基準タイヤ比で転がり抵抗を20%低減、駆動・制動性能を3.4%向上、ロードノイズを8.8%低減したと紹介されています。
これらは一つの数値で生まれた効果ではありません。ステアリングのトーションバー剛性、前後ブッシュ、ロール剛性、タイヤのグリップとノイズ特性を同時に調整した結果です。
後席では硬さが目立つ場面もある
同じ試乗記事は、後席では路面からの突き上げを感じやすい場面があるとも伝えています。運転席では路面情報として好ましい入力でも、後席の同乗者には角のある揺れになることがあります。
特に、家族の送迎、チャイルドシート、高齢者の乗車が多い場合は、運転者だけで判断しないことが大切です。販売店周辺の滑らかな道だけでなく、橋の継ぎ目、補修跡、マンホールがある普段の道路で後席を確認してください。
空気圧とタイヤ交換でも性格は変わる
扁平率40の18インチタイヤは、指定空気圧からのずれや銘柄変更で乗り心地・操舵感が変わりやすい部分です。納車直後の輸送用高圧状態が残っていないか、販売店で指定値への調整を確認すると安心です。
また、将来の交換では、サイズだけでなく荷重指数95、速度記号、ウェット性能、転がり抵抗、ノイズ特性を確認します。RSらしさを保ちたいなら、純正装着タイヤと同等の性格を基準に比較してください。
LX・EX・RSの装備差と価格差を平易に整理
RSとLXの差は526,900円。装備名ではなく、利用年数にわたる体験で評価します。
価格差の意味と誰に向くか

メーカー希望小売価格は、e:HEV LXが413万2,700円、EXが444万8,400円、RSが465万9,600円です。価格は2026年6月発表時点で、登録諸費用や販売店オプションは含みません。
| グレード | 車両価格 | 一つ下との価格差 | パワートレーン/駆動 | その差で得るものの意味 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|---|
| e:HEV LX | 4,132,700円 | 基準 | 2.0L e:HEV/FF(3車共通) | 184PS・315Nm、Honda SENSING、10.2インチメーター、Google搭載9インチナビ、BOSE 12スピーカーなど走行・情報・音響の核を確保 | 電動走行の質を重視し、手動シートと標準内装で十分な人 |
| e:HEV EX | 4,448,400円 | LX+315,700円 | 2.0L e:HEV/FF(3車共通) | 電動シート、パノラマルーフ、ステアリングヒーター、アダプティブドライビングビーム、LEDアクティブコーナリングライト、ワイヤレス充電、上質な表皮へ支払う差 | 毎日の快適装備、夜間視界、前席の調整性を家族と重視する人 |
| e:HEV RS | 4,659,600円 | EX+211,200円 LX+526,900円 | 2.0L e:HEV/FF(出力共通)+S+Shift | EXの装備を全部足す差ではなく、S+Shift、専用シャシー、専用ステアリング、タイヤ、内外装へ予算を振り替える差 | 変速操作と曲がる感覚を購入理由にでき、後席の硬さも試乗で納得した人 |
21万1,200円だけを見ればRSはEXの小幅な上乗せに見えます。しかし、パノラマルーフとステアリングヒーターを求める人には、RSへ上げても目的の装備が増えません。反対に、S+Shiftを使いたい人はLXやEXにメーカーオプションで後付けできないため、RSを選ぶ意味が明確です。
全車に備わるものを理解するとLXの価値が見える
e:HEV各車には、Google搭載9インチHonda CONNECTディスプレー、10.2インチのデジタルグラフィックメーター、BOSEプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)、左右独立温度調整式エアコン、前席シートヒーター、後席USB、Honda SENSINGなどが備わります。
LXは「最低限の廉価版」ではありません。パワートレーンもタイヤサイズも共通で、情報・音響・安全の主要部分を残しています。シート位置を頻繁に変えない一人利用なら、31万5,700円を別の用途へ回す判断にも合理性があります。
安全装備の名称だけでは機能範囲を判断しにくい人は、サポカー2.0の8装置と購入時の確認点も併せて確認してください。運転支援は作動条件と限界を理解して初めて役立ちます。
EXは同乗者に説明しやすい上質装備
EXのパノラマルーフは開放感が分かりやすく、電動シートは体格に合わせた細かな調整をしやすくします。ステアリングヒーターは冬の短距離でも恩恵を得やすい装備です。
一方、ルーフ機構のため室内高は1,120mmで、LX・RSより25mm低くなります。夏の日射、頭上感、長身の後席乗員との相性まで確認し、見た目の豪華さだけで決めないことが大切です。
RSは運転に効く専用品と見た目をまとめて買う
RSはDシェイプのステアリング、金属製パドル、赤いステッチ、マットベルリナブラックの18インチアルミホイール、ブラック基調の加飾などで運転席と外観を差別化します。
ただし、価値の中心は装飾よりS+Shiftとシャシー設定です。試乗でこれらの違いが自分に伝わらなければ、EXやLXのほうが支払額に対する満足を得やすい可能性があります。※推測です
契約前に販売店で確認したい10項目
RSの突き上げ、タイヤ音、S+Shiftを同じ道で確認。
全幅1,800mm、回転半径5.7mを生活道路で試す。
パノラマルーフ下の頭上高、日射、視界を確認。
契約型式のシート、ライト、冬装備を照合。
純正銘柄、4本交換、冬タイヤ、納期を見積もる。
本体、色、用品、税、登録、金融費用を分離。
RSは家族を後席に乗せ、普段の荒れた道で試乗することが重要です。
試乗で確認する6項目
- RSの後席: 家族を乗せ、補修跡や橋の継ぎ目を通って突き上げを確認する。
- S+Shift: SPORTで自動変速、パドルによる任意変速、オフ時の減速セレクターを順に試す。
- 低速の扱いやすさ: 駐車、右左折、渋滞でアクセルの初期反応が強すぎないか確認する。
- 高速寄りの静粛性: 可能なら60〜80km/hまで上げ、タイヤ音とエンジン音を前後席で聞く。
- 頭上と視界: EXのパノラマルーフ下で前後席に座り、頭上感、日差し、斜め後方視界を確認する。
- 駐車環境: 全幅1,800mm、回転半径5.7mを、自宅の入口とよく使う駐車場に当てはめる。
見積書と納期で確認する4項目
- 装備の組み合わせ: Webの簡易表だけでなく、契約する型式のメーカー装備表でパノラマルーフ、ステアリングヒーター、電動シート、ライトを確認する。
- タイヤと維持費: 純正装着銘柄、1本・4本交換費、パンク時の納期、冬タイヤのホイール費用を確認する。
- 支払総額: 車両本体、色、販売店オプション、税金、登録費用、メンテナンス商品を分離して比較する。
- 納期と下取り条件: 生産枠、色別納期、下取り査定の有効期限、納車遅延時の扱いを書面に残す。
4つの資金調達を同じ条件で比べる
低金利例の総額は、残価設定ローンより180,383円、ディーラーローンより410,165円、銀行ローンより87,842円少ない試算です。クラウドローンは融資元ではなく、銀行ローンの比較・マッチングサービスです。実際の提案・審査・適用金利・借入可能額は申込者と金融機関によって異なり、最低金利を保証しません。保証料、手数料、端数処理も正式見積もりで確認してください。
比較条件をそろえないと金利差を誤解する

RSの公式残価設定型クレジット例は、プレミアムクリスタルレッド・メタリック車の価格472万100円、頭金41万9,100円、所要資金430万1,000円、最終回支払額163万580円を示しています。公式例はボーナス払いを含むため、ここでは比較を分かりやすくするためにボーナス払いを外し、次の同一条件で計算します。
4方式とも、シビックe:HEV RS、車両価格472万100円、頭金41万9,100円、借入元金430万1,000円、返済期間60か月、ボーナス払いなしという同じ車種・グレード・価格・頭金条件です。
- 借入元金: 4,301,000円
- 支払期間: 60か月
- ボーナス払い: なし
- 残価設定のみ最終回に1,630,580円を支払い、車を所有する前提
- 事務手数料、保証料、繰上返済費用、登録費用は含めない
- 金利は2026年7月29日に確認できた表示例で、実際の適用金利・審査結果を保証しない
月額だけでなく利息総額と最終回まで見る
| 方法 | 比較金利 | 通常月の概算 | 最終回 | 概算利息 | 概算支払総額 | 低金利例との差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Honda残価設定型クレジット | 年2.9% | 約52,622円×59回 | 1,630,580円 | 約434,277円 | 約4,735,277円 | 約180,383円 |
| Honda四輪新車クレジット | 年5.8% | 約82,751円×60回 | なし | 約664,059円 | 約4,965,059円 | 約410,165円 |
| 銀行マイカーローン例 | 年3.05% | 約77,379円×60回 | なし | 約341,736円 | 約4,642,736円 | 約87,842円 |
| 比較サービス掲載の低金利例 | 年2.28% | 約75,915円×60回 | なし | 約253,894円 | 約4,554,894円 | 基準 |
計算は元利均等返済の概算です。端数処理や初回支払額により、実際の見積もりとは数円〜数千円単位で変わります。残価設定は通常月額を抑えられますが、所有するには最終回の163万580円を支払う必要があります。返却を選ぶ場合は走行距離や車両状態などの条件を別途確認してください。
銀行ローンは車を最初から自分名義にしやすい一方、保証料や口座条件で実質負担が変わります。比較サービスは複数候補を探す入口であり、表示金利で必ず借りられる金融機関そのものではありません。
同じ元金・60か月で比べると、年2.28%の低金利例は、残価設定ローンより18万383円、ディーラーローンより41万165円、銀行ローンより8万7,842円、概算支払総額が少ない試算です。これは比較用の仮定であり、クラウドローンは融資元ではなく、銀行ローンの比較・マッチングサービスです。実際の提案・審査・適用金利・借入可能額は申込者と金融機関によって異なり、最低金利を保証しません。
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よくある質問
いいえ。エンジン・モーター出力は3車共通です。
パノラマルーフはe:HEV EXの装備です。
SPORTで自動作動し、INDIVIDUALで設定できます。
現行e:HEV LXにも12スピーカーを標準装備。
後席同乗試乗で硬さに納得できれば候補です。
LX・EX 24.2、RS 24.0km/Lです。
装備と価格は契約時の最新公式資料で再確認してください。
e:HEV RSはEXより加速が速いですか
エンジンとモーターの最高出力・最大トルクは共通で、Hondaはグレード別の加速タイムを公表していません。RSの価値は最高出力の上乗せではなく、S+Shiftによる加減速のつながり、専用シャシーとタイヤによる応答の違いです。
RSにパノラマルーフとステアリングヒーターはありますか
パノラマルーフはe:HEV EXの装備です。2026年6月の公式発表では、ステアリングヒーターもe:HEV EXに追加された装備として案内されています。RSを「EXの全部入り」と考えず、契約車の装備表で確認してください。
S+Shiftは通常走行でも常に作動しますか
SPORTモードでは自動的に作動します。INDIVIDUALモードでは好みに合わせて設定でき、オフ時はパドルを減速セレクターとして使えます。物理的な8速ATではありません。
LXでもBOSEやGoogle搭載ナビは選べますか
現行e:HEV LXには、Google搭載9インチHonda CONNECTディスプレーとBOSEプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)が標準装備として案内されています。契約時は最新の装備表と見積書で再確認してください。
RSは家族用として不向きですか
一律に不向きとは言えません。外寸、室内寸法、5人乗りという基本は共通です。ただし、公道試乗では後席の突き上げが指摘されています。家族用なら同乗者を後席に乗せ、普段使う荒れた路面で納得できるかを判断してください。
どのグレードも同じ燃費ですか
WLTCモードはLX・EXが24.2km/L、RSが24.0km/Lです。差は小さいものの同一ではありません。実燃費は走行環境、気温、タイヤ、空調、SPORTモードの使い方で変わります。
結論:RSは「運転する時間」に52万6,900円を払える人向け
- 1利用者
運転者と後席利用の頻度を決める。
- 2試乗
S+Shiftと後席の硬さを同時に確認。
- 3装備
EXの快適装備を毎日使うか判断。
- 4差額
LXとの差526,900円を利用年数で評価。
- 5総額
用品、諸費用、利息まで含めて決定。
RSの操作感に毎回価値を感じ、後席も納得できるなら選択理由は明確です。
RSを選ぶ条件

シビックe:HEV RSは、184PS・315Nmという共通の電動パワートレーンを、S+Shiftと専用シャシーで濃く味わうグレードです。最高出力の数字ではなく、加速・減速・操舵・車体姿勢が連動する感覚に価値があります。
RSは、運転者がその違いを日常で使い、後席の同乗者も乗り心地に納得できて初めて価格差を活かせます。販売店周辺だけでなく、普段使う荒れた路面を含む試乗で判断してください。
EXとLXを選ぶのは妥協ではない
一方、EXはパノラマルーフ、ステアリングヒーター、電動シートなど同乗者にも説明しやすい快適装備を持ち、LXは走行性能、Honda SENSING、音響・情報装備の核を残した堅実な選択です。
最終判断の順序
最終判断では、次の順序を守ると失敗を減らせます。
- 運転者だけでなく後席の利用頻度を決める。
- RSのS+Shiftと後席の硬さを同じ試乗で確かめる。
- EXの専用快適装備が生活で本当に使えるか確認する。
- LXとの差額52万6,900円を、装備名ではなく利用年数あたりの体験で評価する。
- 車両価格ではなく、オプション・諸費用・利息を含む総額で比べる。
RSの手応えに乗るたび価値を感じ、後席の同乗者も納得できるなら、最も個性の明確な選択です。そうでなければ、EXやLXを選ぶことは妥協ではなく、使い方に合った合理的な選択です。
次に読むなら
参考資料
- Honda「CIVIC」を一部改良し発売~新グレード「e:HEV RS」を設定~(2026年6月4日)
- Honda CIVIC 主要諸元(2026年7月29日閲覧)
- Honda CIVIC 主要装備(2026年7月29日閲覧)
- Honda CIVIC スタイリング・インテリア(2026年7月29日閲覧)
- Honda CIVIC 性能・安全(2026年7月29日閲覧)
- Honda CIVIC 室内空間・ユーティリティ(2026年7月29日閲覧)
- Honda S+Shift 技術解説(2026年6月4日更新)
- Car Watch シビックe:HEV RS公道試乗(2026年7月28日)
- Honda CIVIC 残価設定型クレジット(2026年7月29日閲覧)
- Honda 四輪新車クレジット(2026年7月29日閲覧)
- 横浜銀行 マイカーローン金利改定のお知らせ(2026年2月2日)
- クラウドローン マイカーローン比較案内(2026年7月29日閲覧)
※本記事の価格・装備・金利は確認時点の情報です。購入・契約時は、Honda公式サイト、販売店の最新装備表・見積書、各金融機関の正式条件を確認してください。
