2026年7月30日、SUBARUはBRZの改良モデルを発表しました。今回の要点は、6MT車のアイサイトに超広角単眼カメラを追加したことと、スーパー耐久シリーズで得た知見を6MTのシフトレバー構造へ反映したことです。
ただし、選ぶときに「MTでも安全になった」「STI Sportが一番速い」とだけ理解するのは不十分です。R・S・STI Sportは最高出力が同じで、違いの中心はタイヤ、内装、快適装備、ダンパーです。6MTと6ATでは、変速比だけでなく低速域の運転支援も異なります。
そこで、この記事ではスバルBRZ R・S・STI Sportの違いを、公式諸元と装備から順に分解します。さらに、出力、トルク、重量、ギア比、駆動方式、タイヤを組み合わせ、試乗前に確認できる走りの傾向を整理します。
つまり、最初の候補分けは次の表で整理できます。
| 選択肢 | まず向く人 | 選ぶ前の確認 |
|---|---|---|
| R 6MT | 軽さ、17インチ、手動変速をできるだけ合理的に楽しみたい人 | 内装・シートヒーター・8スピーカーを省いてよいか |
| R 6AT | 価格を抑えつつ、渋滞・駐車時の扱いやすさを重視する人 | 17インチの乗り味とATの制御が好みに合うか |
| S 6MT / 6AT | 18インチ、上質なシート、シートヒーター、音響を日常で使う人 | Rとの差18万7,000円分を実際に使うか |
| STI Sport 6MT / 6AT | 専用ダンパーの動きと専用意匠を試乗で確認できる人 | Sとの差27万5,000円を出力差と誤解していないか |
価格は2026年7月30日のSUBARU発表に基づくメーカー希望小売価格です。公式の商品・グレードページには改良前モデルの価格表示が残る移行期間があるため、本記事では改良モデルの価格に発表資料を優先しています。
2026年BRZ改良で6MTアイサイトとシフト操作が変わった
- 従来ステレオカメラ
6MT用アイサイトの前方認識を担う基礎。
- 2026年7月超広角単眼を追加
二輪車や歩行者を含む広い範囲の認識を補います。
- 交差点支援範囲を拡大
衝突回避支援を行える場面を広げる狙いです。
- 6MT操作構造を改良
スーパー耐久の知見で素早く滑らかな変速を目指します。
カメラ追加は自動運転化ではありません。運転者の確認と操作が前提です。
購入前に支払い計画を確認
金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
6MT用アイサイトに超広角単眼カメラを追加

改良モデルでは、6MT車のアイサイトにSUBARUのMT車として初めて超広角単眼カメラが加わりました。従来のステレオカメラと組み合わせ、二輪車や歩行者を含む認識範囲を広げ、交差点で衝突回避支援を行える範囲を拡大したのが公式説明です。
これはカメラが1つ増えたという部品の話だけではありません。前方の広い範囲を別の視野で補うことで、ステレオカメラだけでは捉えにくい場面を支援する狙いがあります。一方で、運転者の確認や操作が不要になる自動運転ではありません。天候、対象物、速度差、カメラの視界などによって作動には限界があります。
6MTのシフトレバー構造にレースの知見を反映
6MTは、スーパー耐久シリーズの参戦で得た知見をシフトレバー構造へ反映し、素早く滑らかな変速操作を目指しています。変速比や最高出力を変えて速さを上げる改良ではなく、ドライバーが操作したときの節度と動かしやすさに関わる変更です。
月販目標は250台と発表されています。納期、試乗車の配備時期、販売店ごとの割り当ては発表資料だけでは判断できないため、契約前に販売店で確認してください。
また、カメラや機能名だけで安心を決めないために、安全運転支援8システムの作動条件と確認点も合わせて読むと、販売店で聞く内容を整理できます。
スバルBRZ R・S・STI Sportの違い:どれを選ぶべきか
価格、乗り心地、タイヤ費を合理的に整えたい人向け。
18インチ、上級表皮、ヒーター、8スピーカーを使う人向け。
Sとの試乗差を感じ、車体の収まりへ支払える人向け。
渋滞、駐車、複数人運転の負担を減らしたい人向け。
一番高い仕様ではなく、毎回使う機能がある仕様を選びます。
| 読者タイプ | おすすめ | 選ぶ理由 | 慎重に確認すること |
|---|---|---|---|
| 操作と維持費を優先 | R 6MT | 最軽量、17インチ、自分で変速 | 上級内装とヒーターを省けるか |
| 日常の負担を軽減 | R/S 6AT | 全車速追従とAT用低速支援 | 20kg増と変速制御が好みに合うか |
| 快適装備も毎日使う | S | 18インチ、上級表皮、ヒーター、音響 | Rとの差18万7,000円を使い切るか |
| 車体の収まりを重視 | STI Sport | 専用ダンパーと専用意匠 | Sとの差を同条件の試乗で感じるか |
Rは「不足」ではなく17インチと軽さを選ぶグレード
Rは6MTで337万7,000円、6ATで341万円です。Sより同じ変速機で18万7,000円安く、6MTの車両重量は1,270kgと最軽量です。215/45R17タイヤは、18インチよりサイドウォールが厚く、一般には路面入力を丸めやすく、交換費も抑えやすい選択です。
一方、Sにあるフロントシートヒーター、上級表皮、8スピーカーなどを日常で使う人には、Rの割り切りが不満になり得ます。サーキット用の素材と決めつけず、街乗りの乗り心地と維持費を重視する人にも候補です。
Sは走りと日常装備をまとめる中間点
次に、Sは6MTで356万4,000円、6ATで359万7,000円です。215/40R18タイヤ、18インチアルミホイール、ウルトラスエードと本革を組み合わせたシート、フロントシートヒーター、8スピーカーなどが主な差です。
Rとの差額はエンジン出力ではなく、タイヤ、接する内装、冬場の快適装備、音響へ支払います。毎日使う装備が複数あるなら説明しやすい18万7,000円ですが、運転席以外の装備を重視しないならRとの差を現車で確かめるべきです。
STI Sportは専用ダンパーを試乗で選ぶ
さらに、STI Sportは6MTで383万9,000円、6ATで387万2,000円です。Sに対し、STIチューニングのAstemo製SFRDフロントダンパーとリヤダンパー、専用ホイール・内外装意匠などが加わります。
最高出力と最大トルクはR、Sと同じです。したがって、Sとの差27万5,000円は「より強いエンジン」への差額ではありません。操舵初期、うねり、段差、連続した曲がりで車体の動きが自分に合うかを、可能ならSと同じコース・空気圧で乗り比べて判断します。
同じSUBARUのスポーツでも用途は異なります。WRXのMTとBRZコンプリートカーの違いまで比べると、FRクーペを選ぶ理由が後席・荷室・駆動方式から明確になります。
BRZの公式諸元を6仕様でできる限り完全比較
本文の完全実用諸元表では、寸法、燃費、変速比、足まわりまで説明します。
以下は2026年7月版のSUBARU公式諸元表と公式商品ページから、購入判断に使う項目を6仕様で整理したものです。MTは6速マニュアル、ATはマニュアルモード付きE-6ATです。

価格・寸法・重量・荷室
| 項目 | R MT | R AT | S MT | S AT | STI Sport MT | STI Sport AT |
|---|---|---|---|---|---|---|
| メーカー希望小売価格 | 3,377,000円 | 3,410,000円 | 3,564,000円 | 3,597,000円 | 3,839,000円 | 3,872,000円 |
| 車名・型式 | スバル・3BA-ZD8 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 駆動方式 | RWD | RWD | RWD | RWD | RWD | RWD |
| 乗車定員 | 4名 | 4名 | 4名 | 4名 | 4名 | 4名 |
| 全長×全幅×全高 | 4,265×1,775×1,310mm | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 室内長×室内幅×室内高 | 1,625×1,480×1,060mm | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| ホイールベース | 2,575mm | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| トレッド 前/後 | 1,520/1,550mm | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 最低地上高 | 130mm | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 車両重量 | 1,270kg | 1,290kg | 1,280kg | 1,300kg | 1,280kg(1,290kg) | 1,300kg(1,310kg) |
| 車両総重量 | 1,490kg | 1,510kg | 1,500kg | 1,520kg | 1,500kg(1,510kg) | 1,520kg(1,530kg) |
| 最小回転半径 | 5.4m | 5.4m | 5.4m | 5.4m | 5.4m | 5.4m |
| 荷室高 | 343mm | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 荷室幅(ホイールハウス間) | 1,037mm | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 荷室フロア長 | 811mm | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 荷室開口部最大幅 | 1,042mm | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
価格と共通寸法を読む
まず、価格はAT化で各グレード一律3万3,000円上がります。型式、後輪駆動、4名定員、外寸、室内寸法、ホイールベース、トレッド、最低地上高、最小回転半径、荷室寸法は6仕様で共通です。
全幅1,775mmと最小回転半径5.4mは極端に大きくありませんが、着座位置の低さと長いドアを含め、狭い駐車場では数値だけで判断できません。最低地上高130mmは輪止めや急な出入口で前端・床下に注意が必要です。
4名定員でも、室内高1,060mmの2ドアクーペです。後席は短時間の乗車や荷物置きとして現車確認し、チャイルドシートを使うなら乗降動作まで試します。荷室は開口幅1,042mm、ホイールハウス間1,037mm、床長811mm、荷室高343mmなので、幅より高さが制約になりやすい形です。
重量差とオプション装着時を読む
さらに、重量差はR 6MTを基準に、S/STI Sport 6MTが10kg、R ATが20kg、S/STI Sport ATが30kg増えます。STI Sportの括弧内はメーカー装着オプションのbrembo製17インチフロント&リヤベンチレーテッドディスクブレーキ装着時で、さらに10kg増える値です。
エンジン・燃料・燃費
| 項目 | R MT | R AT | S MT | S AT | STI Sport MT | STI Sport AT |
|---|---|---|---|---|---|---|
| エンジン型式・種類 | FA24/水平対向4気筒 2.4L DOHC 16バルブ デュアルAVCS | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 内径×行程 | 94.0×86.0mm | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 総排気量 | 2,387cc | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 圧縮比 | 12.5 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 最高出力 | 173kW(235PS)/7,000rpm | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 最大トルク | 250N・m(25.5kgf・m)/3,700rpm | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 燃料供給 | D-4S 筒内直接+ポート燃料噴射 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| 燃料/タンク | 無鉛プレミアム/50L | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 | 同左 |
| WLTC総合 | 12.0km/L | 11.8km/L | 11.9km/L | 11.7km/L | 11.9km/L | 11.7km/L |
| 市街地モード | 8.2km/L | 7.4km/L | 8.2km/L | 7.4km/L | 8.2km/L | 7.4km/L |
| 郊外モード | 12.8km/L | 12.7km/L | 12.7km/L | 12.7km/L | 12.7km/L | 12.7km/L |
| 高速道路モード | 14.3km/L | 14.9km/L | 14.0km/L | 14.7km/L | 14.0km/L | 14.7km/L |
出力とトルクを読む
まず、エンジン型式、ボア・ストローク、排気量、圧縮比、出力、トルク、D-4S燃料噴射、50Lタンクは全仕様共通です。STI Sportも235PSのままで、出力を上げたグレードではありません。
235PSは7,000rpm、250N・mは3,700rpmで発生します。低回転から最大トルクを出す過給エンジンとは性格が異なり、自然吸気2.4Lの応答と中高回転を使って速度を組み立てる設定だと読めます。
燃料と燃費を読む
一方、燃料は無鉛プレミアム指定です。公式注記では、プレミアムが入手できないときにレギュラーを使うことは可能ですが、エンジン性能が低下するとしています。普段からレギュラーで節約する前提ではなく、ハイオクの費用で維持計画を組むのが安全です。
WLTC総合は11.7〜12.0km/Lで、R 6MTが最良です。ATは高速道路モードではMTを上回る一方、市街地モードでは7.4km/Lです。これは試験値であり、渋滞、気温、短距離走行、回転数の使い方で実燃費は変わります。
変速比・シャシー・タイヤ
| 項目 | 6MT(全グレード) | E-6AT(全グレード) |
|---|---|---|
| 変速機 | 前進6速・後退1速 | 前進6速・後退1速、マニュアルモード付 |
| 第1速 | 3.626 | 3.538 |
| 第2速 | 2.189 | 2.060 |
| 第3速 | 1.541 | 1.405 |
| 第4速 | 1.213 | 1.000 |
| 第5速 | 1.000 | 0.713 |
| 第6速 | 0.767 | 0.582 |
| 後退 | 3.438 | 3.168 |
| 最終減速比 | 4.100 | 3.909 |
| 項目 | R | S | STI Sport |
|---|---|---|---|
| タイヤ | 215/45R17 | 215/40R18 ハイパフォーマンスタイヤ | 215/40R18 ハイパフォーマンスタイヤ |
| ステアリング | ラック&ピニオン式・電動、ギヤ比13.5:1 | 同左 | 同左 |
| サスペンション | 前ストラット/後ダブルウィッシュボーン | 同左 | STIチューニングAstemo製SFRDフロント/専用リヤダンパー |
| ブレーキ | 前後ベンチレーテッドディスク | 前後ベンチレーテッドディスク | 前後ベンチレーテッドディスク、bremboはメーカー装着オプション |
| 駐車ブレーキ | 後2輪制動の機械式 | 同左 | 同左 |
| デファレンシャル | トルセンLSD | 同左 | 同左 |
変速比を読む
まず、第1〜3速は6MTの数値がATより大きく、最終減速比も6MTが4.100、ATが3.909です。同じエンジン回転数なら、低い段では6MTがタイヤ側へ力を増幅しやすい組み合わせです。一方、第4速以降はATのほうが高いギアになり、特に6速0.582は巡航回転を抑えやすい設定です。実際の加速は変速時間、トルクコンバーター、タイヤ、路面、制御にも左右されます。
足まわりとブレーキを読む
また、ステアリング形式・ギヤ比、基本サスペンション形式、機械式駐車ブレーキ、前後ベンチレーテッドディスク、トルセンLSDは共通です。タイヤはRが17インチ45扁平、S/STI Sportが18インチ40扁平。STI Sportは専用ダンパーで入力への応答を変えています。
bremboブレーキはSTI Sportのメーカー装着オプションで、標準装備と断定できません。制動の余裕だけでなく、パッド粉、作動音、交換費、冬用ホイールの適合まで販売店で確認します。
235PS・250N・mだけでは分からない走りを多要素で読む
- 1235PS
7,000rpmまで使ったときの仕事量。
- 2250N・m
3,700rpmで最大となる自然吸気の特性。
- 31,270〜1,300kg
加減速と旋回で動かす質量。
- 46MT/6AT
変速比と最終減速比でタイヤ側の力を変える。
- 5RWD+LSD
後輪へ駆動力を伝える基礎。
- 617/18インチ
応答、入力、グリップ、維持費に関わる。
実際の感覚は路面、空気圧、タイヤ摩耗、制御、乗員によって変わります。
ここからは試乗感想ではなく、公式諸元からの見立てです。実車の印象は路面、気温、空気圧、タイヤ摩耗、乗員、個人の感覚で変わります。
例えば、同じ軽量FRでも設計の優先順位は違います。ロードスターS・RSの走りと装備差も見ると、出力以外に重量、タイヤ、ダンパー、日常装備を組み合わせて読む意味が分かります。
出力・トルク・重量を一緒に見る
R 6MTの単純なパワーウエイトレシオは約185PS/t、S/STI Sport 6MTは約184PS/t、R ATは約182PS/t、S/STI Sport ATは約181PS/tです。10〜30kgの差なので別のクルマほどの隔たりではありませんが、軽い仕様ほど加減速・旋回で動かす質量は小さくなります。
最大トルクは全車250N・m/3,700rpmです。1,270kgのR 6MTなら約197N・m/t、1,300kgのS/STI Sport ATなら約192N・m/tという参考値になります。ただし、タイヤで得られる駆動力はその瞬間のエンジントルクにギア比と最終減速比を掛け、損失やタイヤのグリップを差し引いて決まります。最大トルクの1行だけで発進の鋭さは決まりません。
ギア比・後輪駆動・LSDを一緒に見る
6MTは第1〜3速と最終減速比がATよりロー側です。自分で適切な段を選び、3,700rpm付近から7,000rpmまで使うと、自然吸気エンジンの出力上昇を直接組み立てやすい設定です。ATは変速を任せられ、第5・6速が高いため、高速巡航時の回転と騒音を抑える方向に利点があります。
RWDとトルセンLSDは、旋回しながら加速するときに後輪へ駆動力を伝える基礎です。ただし、電子制御や物理法則を超えて滑らない装置ではありません。公道ではVSCを前提に、濡れた路面や低温時はアクセル操作を控えめにします。
タイヤ・ダンパー・ブレーキを一緒に見る
Rの215/45R17は、同じ215mm幅でもS/STI Sportの215/40R18よりサイドウォールが高い組み合わせです。一般には段差の入力を和らげやすく、タイヤ単価も下がりやすい一方、操舵直後の応答は18インチが明確に感じられる可能性があります。
SとSTI Sportは同じサイズでも、専用ダンパーの減衰特性が違います。STI Sportの価値は硬さの増加ではなく、操舵時と段差通過後の車体の収まり方が自分に合うかで判断すべきです。bremboも停止距離を単純に短縮すると断定せず、連続制動時の余裕、ペダル感、維持費を含めて選びます。
6MTと6ATは安全支援と日常性で選び分ける
同じアイサイトの名称でも、MTとATで利用できる機能は完全には同じではありません。
安全支援の違いを先に比較
| 比較点 | 6MT | E-6AT |
|---|---|---|
| 車両価格差 | 基準 | 同グレードで+33,000円 |
| 車両重量 | ATより20kg軽い | MTより20kg重い |
| クルーズ制御 | 追従機能付。変速操作を挟みながら追従を継続する設計 | 停止・発進を含む全車速追従機能付 |
| 低速安全支援 | AT専用機能はなし | AT誤発進抑制、AT誤後進抑制、後退時ブレーキアシスト |
| 変速 | クラッチとシフトを自分で操作 | 自動変速+マニュアルモード |
| 向く使い方 | 操作自体を楽しみたい、ギアを自分で決めたい | 渋滞、坂道発進、駐車、複数人運転の負担を減らしたい |

追従クルーズと日常性を確認
まず、6MTでもアイサイトは標準で、今回から超広角単眼カメラが加わります。ただし、ATの全車速追従、誤発進・誤後進抑制、後退時ブレーキアシストまで同じではありません。「アイサイト付き」という名称だけで機能が完全に同じだと思わず、見積書の装備名と取扱説明を確認してください。
6MTの追従機能付クルーズコントロールは、運転者が変速操作を行う場面があります。ATは停止を含む全車速域で追従できるため、渋滞が多い生活では3万3,000円以上の実用差を感じやすいでしょう。逆に、変速操作が購入目的なら、MT用安全支援が拡充された今回の改良は選びやすさにつながります。
R・S・STI Sportの装備差と価格差を平易に整理
使わない装備には払わず、試乗で説明できる差に予算を使います。
4つの差額を同じ基準で比べる
| 比較 | 同じ変速機での差額 | 差額で主に得るもの | 向く人 | 見送ってよい人 |
|---|---|---|---|---|
| 6MT → 6AT | +33,000円 | 自動変速、全車速追従、AT用低速安全支援 | 渋滞・駐車・家族共用を楽にしたい | 変速操作そのものが目的 |
| R → S | +187,000円 | 18インチ、上級シート表皮、シートヒーター、8スピーカー、内装加飾 | 走りと毎日の快適装備を一度に整えたい | 17インチと簡素な室内を合理的と感じる |
| S → STI Sport | +275,000円 | STI専用ダンパー、専用ホイール・内外装意匠 | Sとの乗り比べで車体の収まりに価値を感じる | 出力アップを期待している |
| R → STI Sport | +462,000円 | Sの装備+STI専用ダンパー・意匠 | 装備と専用シャシーをまとめて欲しい | 費用をタイヤ・走行会・保険へ回したい |
RとSは日常装備の利用回数で比べる
まず、RとSの18万7,000円は、タイヤだけの差額ではありません。冬のシートヒーター、シート表皮、音響、内装の触感を何年使うかで割ると意味を判断しやすくなります。反対に、タイヤ交換費まで考えると17インチのRが生活に合うこともあります。
SとSTI Sportは同条件の試乗で比べる
次に、SとSTI Sportの27万5,000円は、試乗で説明できる差かが重要です。販売店では空気圧、タイヤ銘柄、走行距離が近い車両を依頼し、荒れた舗装、緩いカーブ、段差通過後を同じ速度で比べます。専用意匠だけで満足できる場合も含め、自分が買う価値を言葉にできれば上位グレードを選ぶ根拠になります。
契約前に販売店で確認したい10項目
MTのシフトとクラッチ、ATの低速制御を確認。
17/18インチを同じ道と空気圧で比較。
SとSTI Sportの入力後の収まりを比較。
実際の同乗者と荷物で乗降・積載を確認。
ハイオク、タイヤ、保険、ブレーキを見積もる。
用品、諸費用、金利、最終回を分けて書面化。
確認項目を先に渡すと、短い商談でも比較条件をそろえやすくなります。
試乗と安全装備で確認する6項目
まず、走る・止まる・曲がる場面で差を確認します。
- 改良モデルの正式な発売・納期・試乗車時期:先行予約条件、割り当て、注文後に変更できない装備も聞く。
- 6MTの新しいシフトフィール:停止状態だけでなく、1→2速、2→3速、減速時の操作を安全な試乗で確かめる。
- MT用追従クルーズの挙動:シフト操作を求める表示、作動できる速度、解除条件を実演してもらう。
- AT専用の低速安全機能:誤発進・誤後進抑制、後退時ブレーキの対象と限界を確認する。
- Rの17インチとSの18インチ:段差、わだち、ロードノイズ、操舵初期を同じ道で比べる。
- STI Sport専用ダンパー:硬さではなく、入力後の揺れの収まりと乗員の感じ方をSと比べる。
実用・維持費・見積もりで確認する4項目
次に、所有後の使い方と同じ財布から出る費用を確認します。
- 後席への乗降:実際に乗る人が入り、頭上、足元、前席を戻した位置を確認する。
- 荷室:普段のスーツケース、撮影機材、スポーツ用品などを販売店の許可を得て載せる。
- 維持費:17/18インチタイヤ、ハイオク、自動車保険、bremboの消耗品、冬用ホイールを見積もる。
- 支払総額:車両、メーカーオプション、販売店用品、税・諸費用、金利、最終回支払額を分けた書面を受け取る。

試乗では、最高出力を確かめるような運転をする必要はありません。視界、クラッチのつながり、シフト、ブレーキ初期、段差、後席、駐車まで確認するほうが、所有後の失敗を減らせます。
BRZ R 6MTの借入240万円を4方式で比べる
最低金利2.28%は比較用の想定です。残価設定は所有するなら最終回を含む総額で判断します。
4方式の試算条件
4方式とも同じ車種・グレードのBRZ R 6MT、車両本体価格337万7,000円、頭金97万7,000円という同一条件です。借入元金240万円、返済期間36回もそろえます。まず、ボーナス払いは使わず、残価設定ローンだけ36回目に最終回支払額193万4,000円を置きます。この最終回額はSUBARU公式サイトのR 6MT支払い例を参照し、通常月35回へ組み替えた概算です。
| 方式 | 年利 | 返済期間 | 2.28%例との金利差 | 月々の返済 | 最終回支払・残価 | 総利息 | 借入部分の総支払額 | 2.28%例との差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SUBARU残価設定ローン | 3.90% | 36回 | +1.62ポイント | 約20,393円×35回 | 1,934,000円 | 約247,755円 | 約2,647,755円 | +約162,461円 |
| ディーラーローン(比較用仮定) | 5.80% | 36回 | +3.52ポイント | 約72,795円×36回 | 0円 | 約220,633円 | 約2,620,633円 | +約135,339円 |
| 銀行ローン(横浜銀行の店頭表示例) | 3.05%変動 | 36回 | +0.77ポイント | 約69,848円×36回 | 0円 | 約114,521円 | 約2,514,521円 | +約29,227円 |
| クラウドローン(比較候補の銀行最低金利2.28%が適用された想定) | 2.28% | 36回 | 0ポイント | 約69,036円×36回 | 0円 | 約85,294円 | 約2,485,294円 | 0円 |
試算は元利均等返済の概算です。頭金97万7,000円は全方式共通で、表の総支払額には含めていません。実際は初回の端数、手数料、保証料、ボーナス設定、販売会社・金融機関の計算方法で変わります。横浜銀行の3.05%は2026年7月30日に確認した店頭表示の変動金利です。SUBARUの通常クレジットは公式ページで公開手数料率を確認できなかったため、5.8%を比較用仮定としており、SUBARUの提示金利ではありません。
一方、残価設定は月額を約2万円まで抑えますが、最終回193万4,000円を支払って所有する前提では、2.28%例より総額が約16万2,461円増える試算です。つまり、月額の低さは元金の多くを最後へ送った結果です。返却・乗り換えを選ぶ場合の条件、走行距離、車両状態、精算基準を契約書で確認してください。なお、契約上の残価は3年後の市場売却価格を予測したものではありません。
さらに、同じ財布から出る費用はローンだけではありません。ハイオク、任意保険、17/18インチタイヤ、駐車場、税金、点検を月単位に直し、返済額と合計して無理がないかを見ます。そのため、金利差で浮く額を保険やタイヤの予算へ回せるかまで比べると、グレード選びと資金計画がつながります。
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よくある質問
超広角単眼カメラを追加。ただしAT専用機能との差は残ります。
全グレード共通。車重はMTより20kg増えます。
違いは主にタイヤと日常装備です。
専用ダンパーと意匠を試乗で選びます。
緊急時のレギュラー使用では性能が低下します。
4名定員でも2ドアと室内高が使い方を制限します。
同じ・違う・条件付きの3種類に分けると判断しやすくなります。
6MTでもアイサイトは標準ですか

はい。BRZは6MTにもアイサイトを標準装備し、2026年改良では超広角単眼カメラを追加しました。ただし、AT専用の全車速追従、誤発進・誤後進抑制、後退時ブレーキアシストまで同じではありません。
6MTと6ATの価格差はいくらですか
R、S、STI Sportのすべてで6ATが6MTより3万3,000円高い設定です。価格差だけでなく、20kgの重量差、変速比、渋滞時の負担、AT専用安全支援を合わせて選びます。
RとSでエンジン性能は違いますか
違いません。FA24型2.4L自然吸気、235PS、250N・mは共通です。主な違いは17/18インチタイヤ、内装表皮、シートヒーター、スピーカーなどです。
STI SportはRやSより速いですか
最高出力と最大トルクは同じなので、公式諸元だけから直線加速が速いとは断定できません。専用ダンパーが車体の動きへどう効くかを試乗で判断するグレードです。
レギュラーガソリンは使えますか
公式注記では、無鉛プレミアムが入手できない場合にレギュラーを使用できますが、エンジン性能は低下します。日常の指定燃料は無鉛プレミアムとして費用を見積もってください。
後席と荷室は実用になりますか
用途次第です。4名定員ですが、2ドアで室内高1,060mmのため、後席を頻繁に使う家族は実車確認が必須です。荷室は幅を取りやすい一方、高さ343mmが制約になりやすいので、普段の荷物を載せて確認します。
結論:BRZは変速機を決めてからグレード差を買う
- 16MT/6AT
操作と低速支援のどちらを優先するか。
- 217/18インチ
乗り心地、応答、交換費を比べる。
- 3R/S
ヒーター、表皮、音響を毎日使うか。
- 4S/STI Sport
同じ道の試乗で車体の収まりを比べる。
- 5正式見積もり
用品、維持費、利息、最終回まで確認する。
試乗で説明できない差へ自動的に払わないことが、納得できる仕様選びにつながります。
BRZは、最初に6MTか6ATかを決め、次に17インチか18インチか、最後に快適装備とSTI専用ダンパーへ差額を払うかを判断すると迷いにくくなります。
- 操作そのものを楽しみ、17インチと軽さを選ぶならR 6MT。
- 渋滞・駐車・複数人運転の負担を減らすなら各グレードの6AT。
- 上級シート、ヒーター、音響、18インチを毎日使うならS。
- Sとの乗り比べで専用ダンパーの動きに27万5,000円の価値を感じるならSTI Sport。
今回の6MTアイサイト改良は、MTを選ぶ不安を一部減らす変更です。それでもAT専用支援との差は残ります。カタログの最上位を自動的に選ぶのではなく、同じ試乗路で変速機、タイヤ、ダンパーを順に比べ、使わない装備には払わないことが納得できるBRZ選びにつながります。
次に読むなら
参考資料
- SUBARU「SUBARU BRZ」改良モデル発表(2026年7月30日)
- SUBARU BRZ 公式商品ページ
- SUBARU BRZ 諸元・スペック
- SUBARU BRZ 公式諸元表(2026年7月版PDF)
- SUBARU BRZ グレード比較
- SUBARU BRZ アイサイト・安全
- SUBARU BRZ 走行性能
- SUBARU残価設定型クレジット 安心プロテクト3
- SUBARUクレジット
- 横浜銀行 目的別ローン金利改定のお知らせ
- クラウドローン マイカーローンの案内
- Car Watch BRZ改良モデル記事
価格、装備、金利、納期は2026年7月30日時点で確認した情報です。販売会社、契約条件、商品ページの更新により変わる場合があるため、最終判断はSUBARU正規販売店と各金融機関の正式な資料で確認してください。
