インプレッサ グレード比較を始める前に、注文期限を確認します。2026年8月18日時点で、SUBARUのインプレッサ公式ページには、現行モデルの生産終了に伴い、2026年9月14日をもって新規注文受付を終了するという案内があります。ただし、これは全国すべての販売店で9月14日まで希望仕様を確実に注文できるという意味ではありません。販売店ごとの受注枠、在庫、メーカーオプション、登録時期は別に確認が必要です。
現行インプレッサは、公式のグレード比較画面で11の選択肢があります。名前が似ていても、基準の2.0Lガソリン「ST」、装備をまとめたSmart/Black/Style、モーター補助を持つe-BOXERのST-G/ST-H、STIパーツを組み込むPerformance Editionでは、予算を使う場所が違います。
この記事のインプレッサ グレード比較では、確認できる公式諸元を実用上できるだけ完全に一つの表へ集めます。さらに、表の各行または関連項目群を説明し、最高出力だけでなく、トルクの出方、車重、CVTの変速比、駆動方式、タイヤを組み合わせて走りと使い勝手を読み解きます。最後に、11グレードの差額が何を意味し、どんな人に向くのかを平易な表で整理します。
最初に結論
- 予算と軽快さを優先:ST FWDを基準にします。154PS、1390kg、205/50R17という組み合わせが現行型で最も軽い構成です。
- 装備を後付けで迷いたくない:ST Smart Editionが有力です。ST FWDとの差は20万9000円で、灯火、パワーシート、後席USB、ヒーター類などをまとめて選べます。
- 低速の滑らかさと燃費を優先:e-BOXERのST-GまたはST-Hです。モーターは10kW(13.6PS)/65N・mで、数値の大きさより発進付近の補助として見ます。
- 見た目と完成装備を優先:Black SelectionまたはStyle Editionです。Styleは赤いアクセント、Blackは黒基調が中心です。
- 運転感覚を磨きたい:AWDのSTI Performance Editionです。エンジン出力は増えず、補強、スポイラー、CVTシフトノブなどで応答と一体感を選びます。
- 慎重にしたほうがいい人:生産終了の言葉だけで急ぐ人です。FWD/AWD、ガソリン/e-BOXER、必要装備、試乗車、完成見積もりを同じ日に比べてください。
現行インプレッサ11グレード|最初に結論
154PSと軽さ。予算と基本価値。
快適装備と内外装をまとめる。
e-BOXERの低速補助と燃費。
出力増ではなく補強と操作感。
先にFWD/AWDを決め、次に動力と装備を選ぶと迷いにくくなります。
購入前に支払い計画を確認
金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
11グレードは4群に分けると迷いにくい

公式画面の11項目をそのまま眺めると、ST、ST-G、ST-Hの文字が似ていて迷います。まずは次の4群に分けると、候補を一気に減らせます。
- 基準車:ST
- 装備完成型:ST Smart Edition、ST Black Selection、ST Style Edition
- e-BOXER:ST-G、ST-H、ST-H Style Edition
- STI系:ST/ST-HのSTI Performance Editionと、それぞれのPLUSパッケージ装着車
STは装備が極端に少ない廉価仕様ではありません。11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ、デジタルマルチビューモニター、キーレスアクセス&プッシュスタートなどを持つため、基準として十分成立します。そこへ快適装備を加えるか、e-BOXERへ替えるか、STIパーツへ振るかが現行ラインアップの読み方です。
読者タイプ別の仮結論
毎日の買い物と通勤が中心で、雪道が少ないならSTまたはST Smart EditionのFWDから見ます。降雪、凍結、急坂が生活の一部なら、同じグレードのAWDを先に確保してから装備を選ぶほうが順序として自然です。
静かな発進や市街地燃費を重視するならST-G、電動化に加えてパワーシートや自動防眩ミラーまで欲しいならST-Hです。見た目に赤を効かせたいならStyle Edition、黒で統一したいならBlack Selection。補強部品の効果を試したいならSTI Performance Editionです。
筆者の見立てでは、最も比較価値が高いのはST Smart Edition FWDとST-G FWDです。価格は295万3500円と295万9000円で、差はわずか5500円です。前者はガソリンの軽さと装備、後者はe-BOXERの低速補助と燃費へ予算を振っています。同じ約296万円でも買っている価値が違うため、ここを同日に乗り比べると判断が進みます。
注文受付終了前に確認すること
- 8月18日時点
公式ページで現行モデルの終了案内を確認。
- 希望仕様
グレード、駆動、色、メーカーオプションを固定。
- 販売店確認
新規発注、在庫、配車予定を分けて聞く。
- 9月14日
公式の新規注文受付終了日。
次期型の発売日や仕様は、この案内だけから断定しません。
9月14日は「希望仕様が必ず残る日」ではない
SUBARU公式ページの案内は、現行モデルについて2026年9月14日で新規注文受付を終了するという内容です。生産終了の理由や次期モデルの仕様、発売日、価格は、この案内だけから断定できません。将来モデルの予想を現行車の購入理由に混ぜないことが大切です。
また、メーカーの受付期限と、個々の販売店が注文を受けられる期限は同じとは限りません。人気色、サンルーフ、本革、STIパッケージなどの組み合わせによって、受注枠や部品の状況が変わる可能性があります。ここで「9月14日まで待てる」と決めず、希望仕様を販売店のシステムで確認してください。
在庫、受注枠、登録時期を分けて聞く
販売店で「まだ買えますか」とだけ聞くと、在庫車、配車予定車、メーカーへ新規発注できる車が混ざることがあります。質問は分けたほうが明確です。
販売店に聞く順序
- 希望グレード、FWD/AWD、色、メーカーオプションで新規発注できるか。
- 発注できない場合、同条件または近い条件の在庫・配車予定車があるか。
- 見積有効期限と、注文後に変更できなくなる項目は何か。
- 登録・納車の見込みはいつか。下取り車をいつまで使えるか。
- STIパーツの価格に標準工賃が含まれるか、保証の範囲はどうなるか。
急ぐ理由は「終了」の2文字ではなく、自分の希望仕様がなくなる可能性です。逆に、色や装備に柔軟なら在庫車を比べられる場合もあります。筆者は、期限のニュースを値引きや即決の圧力へ直結させず、同じ条件の見積もりを紙に残すことを勧めます。
11グレードの価格と違いを一覧比較
STI系は表示価格とは別に標準工賃と保証条件を確認します。
ガソリン6選択肢の差額と向く人

価格は2026年8月18日時点のメーカー希望小売価格、消費税10%込みです。オプション、リサイクル料金、税金、保険、登録諸費用は別です。STI Performance Editionは公式表示価格のほかに標準工賃が必要です。
| 選択肢 | FWD/AWD価格 | 基準との差 | 差額で得るもの | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| ST | 274万4500円/301万4000円 | 基準 | 2.0Lガソリン、205/50R17、基本装備 | 軽さと予算を優先する人 |
| ST Smart Edition | 295万3500円/316万8000円 | ST比+20万9000円/+15万4000円 | 灯火、パワーシート、ヒーター、後席USBなど | 必要装備を一度にそろえたい人 |
| ST Black Selection | 305万8000円/327万2500円 | ST比+31万3500円/+25万8500円 | Smart系装備に黒い外装とルーフスポイラー | 黒基調と完成装備を重視する人 |
| ST Style Edition | 309万6500円/331万1000円 | ST比+35万2000円/+29万7000円 | 黒外装、赤ステッチ、専用内装 | 見た目と快適装備を両立したい人 |
| ST STI Performance Edition | 設定なし/351万4500円 | ST AWD比+50万500円 | STI補強、エアロ、専用内外装 | AWDで操舵感と一体感を試したい人 |
| 同PLUSパッケージ | 設定なし/363万5500円 | 通常STI比+12万1000円 | STIパフォーマンスマフラー追加 | 補強に排気音・外観も足したい人 |
STI系は表示価格とは別に、通常パッケージで標準工賃5万3570円、PLUSで7万4800円が必要と案内されています。パーツの一部はSUBARU純正保証対象外で、STI保証が付くものにも期間・距離条件があります。ここは車両価格だけで比較せず、工賃と保証を見積書で確認すべき差です。
e-BOXER5選択肢の差額と向く人
| 選択肢 | FWD/AWD価格 | 基準との差 | 差額で得るもの | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| ST-G | 295万9000円/317万9000円 | ST比+21万4500円/+16万5000円 | e-BOXER、215/50R17、後席USBなど | 低速補助と燃費を優先する人 |
| ST-H | 315万7000円/337万1500円 | ST-G比+19万8000円/+19万2500円 | パワーシート、自動防眩ミラー、荷室LED | e-BOXERと快適装備をまとめたい人 |
| ST-H Style Edition | 330万円/351万4500円 | ST-H比+14万3000円 | 黒外装、赤ステッチ、専用内装 | 電動化とデザインを両立したい人 |
| ST-H STI Performance Edition | 設定なし/371万8000円 | ST-H AWD比+34万6500円 | STI補強、エアロ、専用内外装 | e-BOXERの滑らかさに車体応答も求める人 |
| 同PLUSパッケージ | 設定なし/383万9000円 | 通常STI比+12万1000円 | STIパフォーマンスマフラー追加 | 最も完成されたSTI構成を望む人 |
価格差の意味で見逃したくないのは、ST Smart Edition FWDとST-G FWDの5500円差です。Smartは装備が豊富ですがガソリン、ST-Gはe-BOXERですがST-Hほど快適装備を積みません。「装備か電動化か」を同価格帯で選ぶ分岐です。
もう一つはST Style Edition AWDとST-H AWDの6万500円差です。Styleはガソリンの完成装備と赤い意匠、ST-Hはe-BOXERと上級装備が軸です。見た目に払うか、パワートレインと日常装備に払うかを分けると、上位だから正解という迷いを避けられます。
公式主要諸元を最も実用的に比較
寸法、電池、変速比、足回り、ブレーキ、荷室の全行は本文表で確認できます。
特別仕様車とSTI系の基本的な機械諸元は、それぞれのベースとなるガソリンST系またはe-BOXER ST-H系と共通です。以下では公式主要諸元表を、購入判断に必要な2つのパワートレイン群へ整理します。数値の[ ]内はAWDです。
| 項目 | 2.0Lガソリン ST系 | 2.0L e-BOXER ST-G/ST-H系 |
|---|---|---|
| 車名・型式 | 3BA-GU6[3BA-GU7] | 5AA-GUD[5AA-GUE] |
| 駆動方式 | FWD[AWD・常時全輪駆動] | FWD[AWD・常時全輪駆動] |
| 全長×全幅×全高 | 4475×1780×1480mm | 4475×1780×1515mm |
| 室内長×幅×高 | 1925×1505×1200mm | 1930×1505×1200mm |
| ホイールベース | 2670mm | 2670mm |
| トレッド前/後 | 1540/1545mm | 1540/1545mm |
| 最低地上高 | 130mm | 135mm |
| 車両重量 | 1390[1440]kg、オプション最大1540[1590]kgの表記あり | 1530[1570]kg |
| 定員/最小回転半径 | 5名/5.3m | 5名/5.3m |
| 荷室高 | 763mm | 706mm |
| 荷室開口最大幅 | 1042mm | 1042mm |
| 荷室フロア長 | 816mm | 814mm |
| 荷室ホイールハウス幅 | 1090mm | 1090mm |
| エンジン | FB20 水平対向4気筒2.0L DOHC直噴 | FB20 水平対向4気筒2.0L DOHC直噴+モーター |
| 排気量/圧縮比 | 1995cc/12.5 | 1995cc/12.5 |
| エンジン最高出力 | 113kW(154PS)/6000rpm | 107kW(145PS)/6000rpm |
| エンジン最大トルク | 193N・m/4000rpm | 188N・m/4000rpm |
| モーター | なし | 交流同期、10kW(13.6PS)/65N・m |
| 動力用電池 | なし | リチウムイオン、32セル直列、4.8Ah |
| 燃料/タンク | レギュラー/50L | レギュラー/48L |
| WLTC総合 | 14.0[13.6]km/L | 16.6[16.0]km/L |
| WLTC市街地 | 9.3[9.2]km/L | 13.4[12.8]km/L |
| WLTC郊外 | 14.8[14.3]km/L | 17.0[16.4]km/L |
| WLTC高速 | 17.1[16.5]km/L | 19.4[18.9]km/L |
| 変速機 | リニアトロニック、7段相当マニュアルモード | リニアトロニック、8段相当マニュアルモード |
| 前進変速比 | 3.600〜0.512、7段代表比3.552〜0.681 | 4.065〜0.502、8段代表比4.065〜0.559 |
| 後退/減速比 | 4.378/3.700 | 3.688/3.700 |
| ステアリング | ラック&ピニオン、ギヤ比13.0:1 | 同左 |
| サスペンション | 前ストラット/後ダブルウィッシュボーン | 同左 |
| ブレーキ | 前後ベンチレーテッドディスク、電動駐車ブレーキ | 同左 |
| タイヤ | 205/50R17 | 215/50R17 |
※1kW=約1.36PS。上表の駆動用出力は公式PS値も併記しています。燃費は国土交通省審査値で、実走行は気温、渋滞、運転、タイヤ、積載などで変わります。
寸法・重量・荷室の行を読む
全長4475mm、全幅1780mm、ホイールベース2670mm、最小回転半径5.3mは共通です。FWDとAWD、ガソリンとe-BOXERを変えても、駐車枠で必要な長さと幅、小回りの公式値は基本的に変わりません。まず自宅の機械式駐車場で全幅と全高、パレットの重量制限を確認します。
e-BOXERはガソリンより全高が35mm高く、最低地上高も5mm高い一方、荷室高は57mm低い706mmです。電動部品の搭載位置が室内・荷室の数値に表れています。開口幅1042mmとホイールハウス間1090mmは共通なので、横方向より高さ方向の荷物で差が出ます。背の高い箱、犬用ケージ、ベビーカーを立てて積む人は実物で確認したいところです。
重量はガソリンFWDの1390kgに対し、e-BOXER FWDは1530kgで140kg増えます。AWD同士では1440kgに対し1570kgで130kg増です。モーターの65N・mだけを見て速いと決めず、電動補助と重量増の両方を見る必要があります。
動力・燃費・シャシーの行を読む
ガソリンは154PS/193N・m、e-BOXERのエンジンは145PS/188N・mです。e-BOXERには13.6PS/65N・mのモーターがありますが、エンジンとモーターの最大値を単純に足して158.6PSとは表現できません。最大になる回転域や制御が異なり、公式も単純合算のシステム出力を示していないためです。
WLTC総合ではe-BOXER FWDが16.6km/L、ガソリンFWDが14.0km/Lで2.6km/L差です。差が大きいのは市街地の13.4対9.3km/Lで、高速は19.4対17.1km/Lです。発進・停止が多い市街地ほどモーターと回生の価値が出やすく、一定速が多い高速では差が縮む、という読み方ができます。
前ストラット/後ダブルウィッシュボーン、前後ベンチレーテッドディスク、13.0:1のステアリングギヤ比は共通です。つまり、パワートレイン以外の基礎を大きく変えるというより、重量、タイヤ幅、駆動方式、装備、STI補強が同じ骨格の感じ方を変えます。
出力・トルク・車重・CVTから走りを読む
- 1動力
154PSガソリン/145PS+モーター。
- 2トルク
193N・m/188N・m+65N・m補助。
- 3CVT
7段/8段相当で回転を保つ。
- 4重量
e-BOXERはFWDで140kg増。
- 5駆動
FWDの軽さかAWDの発進安定か。
- 6タイヤ
205幅/215幅で接地感を試す。
実走評価ではありません。路面、気温、電池状態、タイヤで体感は変わります。※推測です
ガソリンは154PSと軽さ、7段相当CVTを一緒に見る

ガソリンST系は、e-BOXERよりエンジン単体で9PS、5N・m高く、車重はFWDで140kg軽い構成です。アクセルを踏み増したときのエンジン主体の反応と、方向転換で動かす質量の少なさが特徴になりやすい組み合わせです。
前進変速比は3.600〜0.512で、マニュアルモードは7段相当。低速側の代表比3.552から高速側0.681までを使います。CVTなので固定7速ATと同じ機構ではありませんが、パドル操作時に回転と加速を段階的に作る目安になります。最高出力154PSだけでなく、4000rpmで193N・mを出すエンジンとCVTが、踏み込みに応じて回転をどう保つかを試乗で見ます。
筆者の見立てでは、街中で「軽く動く」「アクセルに素直」と感じやすい候補はガソリンFWDです。ただし、発進直後の力強さや静かさはe-BOXERが好みに合う人もいます。0-100km/hの公式値が示されていない以上、どちらが速いと断定するより、同じ坂道と合流で比較すべきです。
e-BOXERは65N・mの低速補助と130〜140kg増を一緒に見る
e-BOXERのモーターは10kW(13.6PS)/65N・mです。出力は大きくありませんが、モーターは停止付近から応答を作りやすく、発進、低速のつなぎ、回生の滑らかさに価値があります。一方、電池とモーターを積むため重量は増えます。
e-BOXERのCVTは4.065〜0.502、8段相当です。ガソリンより低速側の比が大きく、高速側も広く使います。これに65N・mの補助、215幅タイヤ、車重を重ねると、発進の滑らかさと直進の落ち着きが狙いになりやすいと読めます。ただし、体感は電池残量、気温、勾配、アクセル操作で変わるため、短い試乗でも停止からの再加速を何度か試したいところです。
FWDとAWD、変速比を重ねる
AWDは常時全輪駆動です。ガソリンではFWD比50kg、e-BOXERでは40kg増えます。雨や雪、上り坂の発進で4輪へ駆動を配れる安心がある一方、重量と燃費には小さな差が出ます。WLTC総合はガソリンで14.0から13.6km/L、e-BOXERで16.6から16.0km/Lへ下がります。
雪がほとんどない地域で近距離中心なら、FWDの軽さと価格差を優先する合理性があります。冬の峠、凍結した橋、勾配のある自宅、スキー場へ行くならAWDの価値が生活条件に直結します。駆動方式は上位・下位ではなく、使う道で選ぶ項目です。
17インチタイヤとSTI補強はどう効くか
STIは出力増ではなく、応答、外観、音へ払うパッケージです。
205/50R17と215/50R17は幅だけで決めない
ガソリンST系は205/50R17、e-BOXER系は215/50R17です。215幅は接地面の横幅を取りやすく、重量のあるe-BOXERを支える方向と整合します。一方、タイヤ銘柄、空気圧、ホイール重量、サスペンション、路面が体感を左右するため、10mmの差だけでグリップや乗り心地を断定できません。
205/50R17は、交換時に同銘柄で価格を比べやすく、軽快さと維持負担のバランスを確認したい人に向きます。215/50R17は、直進時の落ち着きや操舵の手応えを重視する人が試す価値があります。見積もり時には、新車時の銘柄だけでなく、冬タイヤと4本交換の相場も同条件で出してもらうと、数年後の負担が見えます。
STIは最高出力ではなく補強と操作感を買う
STI Performance Editionは、フレキシブルタワーバー、フレキシブルドロースティフナー リヤ、前・横・後ろのアンダースポイラー、ルーフスポイラー、STI CVTシフトノブなどをパッケージ化します。PLUSではパフォーマンスマフラーとガーニッシュキットが加わります。
ここで重要なのは、公式主要諸元上のエンジン・モーター出力がベース車から増えないことです。買うのは直線加速の数字ではなく、ボディのねじれ方、操舵を入れた直後の応答、段差を越えた後の収まり、排気音、外観の一体感です。
補強は硬ければ常に良いわけではありません。荒れた舗装で入力が増えたと感じる人もいれば、車体が一度で収まることを好む人もいます。STI車に試乗できない場合は、同じベース車へ同じパーツを付けた展示・試乗車の有無を尋ね、保証条件も確認してください。
PLUSの12万1000円をどう見るか
通常STIからPLUSへの表示価格差は、ガソリンもe-BOXERも12万1000円です。ただし標準工賃も通常5万3570円からPLUS7万4800円へ変わります。排気音や見た目に価値を感じないなら、通常STIで補強を優先する選択が自然です。音と後ろ姿まで含めて完成させたい人にはPLUSが合います。
寸法・荷室・燃費から使い勝手を読む
全幅1780mm、全長4475mm、回転5.3m。
ガソリン1480mm、e-BOXER1515mm。
高さ763mm対706mm。横幅は共通。
市街地9.3対13.4km/Lから見る。
荷物は数値だけでなく、普段の箱やケージを実際に積んで確認します。
街中では1780mm幅、5.3m、全高を確認する

全幅1780mmは、一般的な平面駐車場なら扱いやすい範囲ですが、古い機械式駐車場や狭い月極では制限に近づくことがあります。ドアミラーを含む実幅、柱、隣車との距離はカタログの全幅だけでは分かりません。試乗車で自宅へ入れられるか相談できれば確実です。
最小回転半径5.3mは全系統共通です。FWDを選んでも小回りの公称値が縮むわけではありません。狭い交差点、立体駐車場のらせん、Uターンでステアリングの切れ方と前端の見切りを確認します。
全高はガソリン1480mm、e-BOXER1515mmです。1550mm制限の機械式駐車場なら数値上は両方収まる可能性がありますが、車検証値、タイヤ、アンテナ、設備側の実測や重量制限まで管理会社へ確認してください。
家族と旅行では荷室高57mm差とタンク差を見る
荷室の横幅は共通ですが、荷室高はガソリン763mm、e-BOXER706mmです。57mm差は、小さなバッグだけなら気になりにくくても、背の高い箱、ペット用ケージ、折り畳み自転車では効きます。床長は816対814mmでほぼ同じなので、縦方向より高さ方向の差と考えると分かりやすいです。
燃料タンクはガソリン50L、e-BOXER48L。単純な試験値換算なら、ガソリンFWDは14.0km/L×50L、e-BOXER FWDは16.6km/L×48Lで、後者のほうが計算上の距離は長くなります。ただし、燃料を完全に使い切る運用はせず、実燃費も条件で変わるため航続保証ではありません。
市街地中心ならe-BOXERの燃費差が出やすく、高速中心では差が縮みます。年間走行距離が少ない人は、燃料代だけで車両価格差を回収できると決めつけないほうがよいでしょう。e-BOXERは、燃費に加えて発進の滑らかさ、静粛性、215幅タイヤとの落ち着きに価値を感じるかで選ぶべきです。
SUBARUの電動AWDを技術の背景から見たい人は、公開済みの<a href="https://mo-gmo.com/subaru-shev-powertrain-awd-expo-check/">スバルS:HEV実物展示と水平対向ハイブリッドの解説</a>も参考になります。インプレッサのe-BOXERとS:HEVは同じ仕組みではないため、名称だけで性能を混同しないでください。
インプレッサはどのグレードを選ぶべきか
雪や坂が生活条件なら、グレード装備より先にAWDを固定します。
装備優先ならSmartを基準にBlackとStyleを足し引きする
ST Smart Editionは、フルLED灯火の拡張、LEDフォグ、パワーシート、後席USB、シートヒーター、ステアリングヒーター、リバース連動ミラー、6スピーカー、自動防眩ミラーなどをまとめます。個別オプションを積み重ねるより、最初から必要な人に分かりやすい構成です。
Black Selectionは、Smart系の充実装備に黒いサイドシル、ドアミラー、フォグ加飾、ルーフスポイラーなどを重ねます。Style Editionは、さらに赤ステッチ、赤と銀の加飾、ブラックルーフ&ピラーなど、室内でも特別感が分かる仕立てです。
| 優先したいこと | まず見るグレード | 価格差の意味 | 向く人 |
|---|---|---|---|
| 購入額を抑える | ST | 追加装備を必要なものだけ見直す | 基本装備で十分な人 |
| 快適装備を一括 | ST Smart Edition | FWDでST比20万9000円 | 後付けや選択漏れを避けたい人 |
| 黒い外観 | ST Black Selection | Smart FWD比10万4500円 | 赤より黒で統一したい人 |
| 赤い内外装アクセント | ST Style Edition | Black FWD比3万8500円 | 室内の特別感まで欲しい人 |
| 低速補助と燃費 | ST-G | ST FWD比21万4500円 | 市街地を滑らかに走りたい人 |
| e-BOXER+上級装備 | ST-H | ST-G FWD比19万8000円 | 電動化とパワーシートを両立したい人 |
| e-BOXER+赤い意匠 | ST-H Style Edition | ST-H比14万3000円 | 動力と見た目の両方を妥協したくない人 |
| 車体応答とSTI外装 | STI Performance Edition | 補強・エアロ・工賃へ払う | 最高出力より操縦感を重視する人 |
駆動方式優先ならAWDを先に固定する
FWDとAWDの価格差は、STで26万9500円、その他の通常系ではおおむね21万4500〜22万円です。装備の好みより先に、生活圏でAWDが必要かを決めると候補を半分にできます。
たとえば雪道が必須なら、ST FWDから上級装備へ上げるより、ST AWDを基準にする判断があります。反対に都市部で降雪が少なく、年間走行距離も短いなら、AWDの価格・重量・燃費差を装備へ振る選択も合理的です。
レヴォーグとレイバックの車体・視界・使い方まで広げて迷っている人は、<a href="https://mo-gmo.com/subaru-levorg-layback-sidrive-safety-check/">レヴォーグとレイバックの違い</a>も先に読むと、インプレッサに必要な高さと荷室を整理しやすくなります。車種を決めた後にグレードを選ぶ順序を崩さないことが重要です。
試乗と見積もりで確認する12項目
ガソリンとe-BOXERを同じ坂で試す。
40〜60km/hのCVT回転と音。
回生とブレーキのつながり。
205/215幅とSTI補強。
5.3mとカメラ表示。
冬タイヤと生活路も伝える。
毎週使うものを選ぶ。
普段の荷物を実積み。
色・オプションまで確認。
工賃・保証・後付け。
諸費用・冬タイヤ・整備。
同じ頭金・期間・元金。
Smart FWDとST-G FWDは5500円差のため、装備対動力を同日に比べます。
走りで確認する6項目

- ガソリンとe-BOXERを同じ勾配で発進し、最初の一踏みの滑らかさを見る。
- 40〜60km/hで再加速し、CVTの回転上昇と音が自然かを見る。
- 減速時にe-BOXERの回生と油圧ブレーキのつながりを確認する。
- 荒れた路面で205幅と215幅、STI補強の当たり方を同乗者にも聞く。
- 駐車場で5.3mの小回り、前端、後方、デジタルマルチビューモニターを使う。
- AWDが必要な人は、試乗だけで雪道性能を断定せず、冬タイヤ、最低地上高、生活路を販売店へ伝える。
装備と見積もりで確認する6項目
- パワーシート、ヒーター、後席USB、自動防眩ミラーが本当に毎週使う装備か。
- 荷室に普段の荷物を積み、e-BOXERの荷室高706mmで困らないか。
- 希望色、サンルーフ、本革、メーカーオプションを含む受注可否。
- STIパーツの標準工賃、保証範囲、納車後の追加装着可否。
- 車両本体だけでなく、諸費用、延長保証、メンテナンス、冬タイヤを含む総額。
- 残価設定クレジット、通常ローン、銀行ローンを同じ頭金・期間・借入額で比較する。
比較では、ST Smart Edition FWDとST-G FWDを同日に試すことを特に勧めます。価格差5500円なので、価格表からは優劣が決まりません。ガソリンの軽さと完成装備を取るか、e-BOXERの低速補助と燃費を取るか、自分の感覚で決められます。
ST-H FWDを4方式で同条件比較
クラウドローンは融資元ではなく比較・マッチングサービス。審査により最低金利は保証されません。※推測です
この4方式は、同じ車種・同じグレード(インプレッサ ST-H FWD)、同じ車両価格315万7000円、同じ頭金85万7000円、同じ借入額230万円、同じ36回という同一条件です。残価設定クレジットは、最終回に残価152万1000円を支払って車両を所有する想定の総支払額で比べます。
クラウドローン最低金利の適用想定と比べると、残価設定クレジットは18万2883円高く、ディーラーローンは17万2388円高く、銀行ローンは2万6097円高い試算です。審査や手数料で実額は変わります。※推測です
車両315万7000円、頭金85万7000円、36回でそろえる
比較対象はST-H FWD、車両本体価格315万7000円です。SUBARU公式の支払例に合わせて頭金85万7000円、借入230万円、36回とし、ボーナス払いを使わずに計算します。オプション、諸費用、保険、税金、メンテナンスは含めません。
残価設定クレジットは公式例の実質年率3.9%、最終回152万1000円を使います。公式例はボーナス併用ですが、ここでは他方式と比較しやすいよう均等月払いへ再計算しました。実際の初回端数、契約条件、返却時の車両状態、最終回の再ローン条件は販売店の見積もりを優先してください。
ディーラーローン年5.9%は比較用の仮定で、SUBARUの公式通常金利ではありません。※推測です
銀行ローンは三菱UFJ銀行が2026年7月1日現在として掲載するネットDEマイカーローンの変動金利年1.925〜3.250%のうち、最低年1.925%が適用された想定です。審査、借入額、期間などで適用金利は異なり、最低金利は保証されません。※推測です
クラウドローンは公式案内の年1.2〜9.8%のうち最低年1.2%の銀行ローン候補が適用された想定です。クラウドローンは融資元ではなく、提携金融機関との比較・マッチングサービスです。審査や提携先の条件により年1.2%は適用されず、保証されません。※推測です
残価設定・ディーラー・銀行・クラウドローンを比較
| 方式 | 年利 | 金利差 | 返済期間 | 月額 | 最終回 | 総利息 | 総支払額 | クラウドローン想定との差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 残価設定クレジット | 3.9% | +2.7pt | 36回 | 2万7908円 | 152万1000円 | 22万5681円 | 338万2681円 | +18万2883円 |
| ディーラーローン | 5.9% ※推測です | +4.7pt ※推測です | 36回 ※推測です | 6万9866円 ※推測です | 0円 ※推測です | 21万5186円 ※推測です | 337万2186円 ※推測です | +17万2388円 ※推測です |
| 銀行ローン | 1.925%の最低金利想定 ※推測です | +0.725pt ※推測です | 36回 ※推測です | 6万5803円 ※推測です | 0円 ※推測です | 6万8895円 ※推測です | 322万5895円 ※推測です | +2万6097円 ※推測です |
| クラウドローン経由の銀行候補 | 1.2%の最低金利想定 ※推測です | 基準 ※推測です | 36回 ※推測です | 6万5078円 ※推測です | 0円 ※推測です | 4万2798円 ※推測です | 319万9798円 ※推測です | 0円 ※推測です |
残価設定は月額を2万7908円まで下げられる一方、乗り続けるなら最終回152万1000円が残ります。月額だけを通常ローンと比べて安いと判断せず、最終回と総支払額まで見ます。返却なら走行距離や車両状態の条件、再ローンならその時点の金利も確認が必要です。
今回の仮定では、クラウドローン経由で最低年1.2%の銀行候補が適用された場合、年5.9%想定のディーラーローンより17万2388円、残価設定を買い取りまで含めた再計算より18万2883円、年1.925%想定の銀行ローンより2万6097円少なくなります。いずれも実際の審査金利や手数料を保証する金額ではありません。※推測です
【PR】購入先を決める前に、クラウドローンで複数の銀行ローン候補を比較しておくと、販売店の見積もりを金利と総支払額で判断しやすくなります。クラウドローンでマイカーローン候補を確認する。クラウドローンは融資元ではなく比較・マッチングサービスです。審査結果や金融機関により適用金利は異なり、最低金利を保証しません。
筆者の見立てでは、差額より先に返済設計を決めるべきです。3年で乗り換え、車両状態を管理できるなら残価設定の月額の低さに意味があります。長く所有するなら、最終回のない銀行ローンを含め総額で比べるほうが分かりやすくなります。
よくある質問
SmartとST-Gを同日に比較。
ガソリン対e-BOXER+上級装備。
走りの骨格より快適装備差。
出力増ではなく補強と応答。
希望仕様の発注可否を確認。
未発表の次期型を前提にせず、現行車の条件を書面で比べます。
インプレッサの11グレードで最もおすすめはどれですか?

一台だけなら、装備重視はST Smart Edition、低速の滑らかさと燃費重視はST-Gを基準にします。FWD価格差は5500円なので、同日に乗り比べて決めるのが合理的です。雪道が日常なら、まずAWDへ固定してください。
STとST-Hの違いは何ですか?
STは154PSの2.0Lガソリン、ST-Hは145PSの2.0Lエンジンに13.6PS/65N・mのモーターを組み合わせるe-BOXERです。ST-Hは車重が増えますが、市街地燃費、低速補助、パワーシートなどの上級装備が特徴です。
ST-GとST-Hは走りが違いますか?
パワートレイン、主要寸法、燃費の公式値は基本的に共通です。ST-HはST-Gからパワーシート、自動防眩ミラー、LEDリヤゲートランプなどを追加する装備上位と考えると分かりやすいです。乗り味はオプションや車重差も含め実車で確認してください。
STI Performance Editionは速くなりますか?
公式諸元上の最高出力と最大トルクはベース車から増えません。価値はタワーバー、ドロースティフナー、エアロなどによる車体応答と一体感です。PLUSはマフラーも加わります。直線速度ではなく、操舵、段差後の収まり、音を試します。
生産終了前ならすぐ契約したほうがよいですか?
期限だけで即決する必要はありません。ただし希望仕様の受注枠が先に終わる可能性はあるため、FWD/AWD、ガソリン/e-BOXER、色、メーカーオプションを決めて販売店へ確認してください。次期型の未発表情報を前提に現行車を評価しないことも大切です。
まとめ
- 11 駆動
FWDかAWDを生活路で決める。
- 22 動力
ガソリンかe-BOXERを同じ道で試す。
- 33 装備
Smart・Black・Styleを足し引き。
- 44 走り
タイヤとSTI補強を確認。
- 55 契約
受注可否、総額、支払いを書面化。
上位だから選ぶのではなく、毎週使う価値へ価格差を払います。
迷ったらSmartとST-Gから比べる
現行インプレッサの11グレードは、STを基準に、装備、e-BOXER、意匠、STI補強のどこへ予算を振るかで整理できます。最安と最上級を比べるより、同価格帯のST Smart Edition FWDとST-G FWD、完成装備のST Style Edition AWDとe-BOXER上級のST-H AWDを比べると、自分の優先順位が見えます。
走りは、ガソリン154PS/193N・mか、e-BOXERの145PS/188N・m+13.6PS/65N・mか、という数字だけでは決まりません。130〜140kgの重量差、7段/8段相当CVT、FWD/AWD、205/215幅タイヤ、STI補強を一緒に見ます。
2026年9月14日の新規注文受付終了案内がある今こそ、急いで上位車へ決めるより、希望仕様の発注可否、同条件の試乗、工賃と諸費用を含む見積もり、3年後に返すか長く所有するかを一枚にそろえることが大切です。
