BYD DOLPHIN G DM-i(ドルフィンG DM-i)は、全長4,160mmの車体に1.5Lエンジンと前輪駆動用モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド車です。英国ではActive、Boost、Comfort、Sportの4グレードを設定し、価格は£23,990から£29,490。最も大きな分かれ目は、Activeだけが7.42kWh電池・WLTP EV航続40kmで、Boost以上は18.3kWh・105kmになることです。
2026年8月26日のBYD UK発表は、8月28〜30日にシルバーストーンで開かれるCarFest 2026への出展案内です。DOLPHIN G DM-iそのものの欧州初公開は6月、英国価格と仕様の発表は7月であり、8月26日に初めて発表された新型車ではありません。英国での初回納車は9月から案内されています。
最初に結論を示します。
- 購入価格を最優先する人:Active。近距離中心で、外部充電を補助的に使う人向けです。
- 最も比較の基準にしやすい人:Boost。Activeとの差£3,000で電池、EV航続、出力、AC/DC充電、快適装備がまとめて変わります。
- 視界と日常装備を重視する人:Comfort。Boostとの差£1,500を18インチ、360度カメラ、ヘッドアップディスプレイ、パノラミックルーフなどへ払います。
- 外観と内装の演出を優先する人:Sport。Comfortとの差£1,000は主に黒いホイールやスエード調内装、差し色のためで、動力性能はComfortと同じです。
- 慎重にしたほうがいい人:日本発売、日本価格、国内保証、CHAdeMO対応が確定済みだと考える人です。今回確認できるのは欧州・英国仕様で、日本導入は未発表です。
この記事ではBYDの英国価格資料、欧州向け技術表、ドイツ向け公式リーフレットを突き合わせます。地域資料で表記差がある項目は一つに丸めず、確認できた範囲を明示します。
BYD DOLPHIN G DM-i|最初に結論
7.42kWh・40km・£23,990
18.3kWh・105km・充電機能を拡張
360度カメラ、HUD、パノラマルーフ
黒い18インチと専用内装
日本発売と日本仕様は未発表。掲載価格と装備は英国仕様です。
BYD DOLPHIN G DM-iは、4つの名前を価格順に追うより、まず「Activeの小容量電池で足りるか」を決めると選びやすい車です。つまり、ActiveからBoostへ上げると、電池容量は7.42kWhから18.3kWh、WLTPのEV航続は40kmから105km、システム最高出力は176PSから212PSへ変わります。さらに、AC充電は3.3kWから6.6kWとなり、39kWのDC急速充電とV2Lも加わります。

Boostから上は電池、モーター、システム出力、航続、充電性能が共通です。Comfortは日常装備、Sportは意匠へ予算を足す関係です。したがって、性能だけで最上位Sportまで上げる理由はありません。ComfortとSportの£1,000差を見た目と触感へ払いたいかが最後の判断になります。
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金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
4グレードを一言で分ける
| グレード | 英国価格 | 直前グレードとの差 | 価格差で主に得るもの | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| Active | £23,990 | — | 7.42kWh、40km EV航続、16インチ、基本装備 | 初期費用を抑え、短距離中心で使う人 |
| Boost | £26,990 | +£3,000 | 18.3kWh、105km、212PS、6.6kW AC、39kW DC、温熱装備 | EV走行を日常の中心にしたい人 |
| Comfort | £28,490 | +£1,500 | 18インチ、360度カメラ、HUD、パノラミックルーフ、Google built-in | 視界・操作・開放感を重視する人 |
| Sport | £29,490 | +£1,000 | 黒い18インチ、スエード調内装、専用アクセント | 共通性能のまま見た目を仕上げたい人 |
Activeは単なる装備落ちではなく、電池と充電系が異なる別の使い方です。一方、Boostは価格差が最も大きい代わりに、車の使い方そのものが変わります。さらに、ComfortとSportは走行性能ではなく、毎日目に入る装備と意匠の差です。
迷ったらBoostから比較する
自宅や勤務先で充電でき、日常移動の多くを電気だけで走りたいなら、Boostを比較の起点にします。105kmはWLTP値なので実走を保証しませんが、40kmのActiveより、空調、気温、高速道路、寄り道を含む余裕を取りやすい構成です。
一方、充電環境がなくエンジン走行が中心なら、大きい電池を積む利点を使い切れません。その場合はActiveの安さだけでなく、PHEVを選ぶ意味自体を再確認します。エンジン車、ハイブリッド、PHEV、EVを同じ高さで選ぶ考え方は、メルセデスGLAのエンジン・ハイブリッド・EV比較も参考になります。
8月26日のCarFest発表で分かったこと
- 2026年6月欧州公開
車体と主要技術を発表
- 2026年7月英国仕様
4グレードの価格と装備を発表
- 8月26日出展発表
CarFestでの実車展示を案内
- 8月28〜30日CarFest
シルバーストーンで開催
- 2026年9月英国納車
初回デリバリーを予定
日付はBYD UKとBYD Europeの公式発表に基づきます。
BYD UKは2026年8月26日、CarFest 2026へBYDとDENZAを出展すると発表しました。会場はシルバーストーン、開催は8月28〜30日です。DOLPHIN G DM-iは英国で最も安い新車PHEVとして紹介され、£23,990から、EV航続最大65マイル、総航続最大646マイルという要点が改めて示されました。
初公開・価格発表・展示は別の日
時系列を分けると誤解を防げます。
| 日付 | 出来事 | 判断への意味 |
|---|---|---|
| 2026年6月 | 欧州向けDOLPHIN G DM-iを公開 | 車体、パワートレーン、主要諸元を確認できる |
| 2026年7月 | 英国価格と4グレード仕様を発表 | Active〜Sportの価格差と装備差を比較できる |
| 2026年8月26日 | CarFest 2026出展を発表 | 英国で実車を確認できる機会が追加された |
| 2026年8月28〜30日 | CarFest開催予定 | 乗降性、視界、荷室、内装の実物確認機会になる |
| 2026年9月 | 英国で初回納車予定 | 展示発表と顧客納車の時期を分けて考える |
したがって、8月26日の発表を「新型DOLPHIN Gが世界初公開」と表現するのは正確ではありません。一方、同日のニュース価値は、購入候補者が英国で実車を比較できる具体的な場が示されたことです。
CarFestで確認したい実物項目
数字だけでは分からないのは、後席へ乗り込むときの頭上、前席下の足入れ、425L荷室の奥行き、後方視界、12.8インチ画面の視線移動です。Comfort以上ではパノラミックルーフとHUD、Sportでは内装素材と色の見え方も確認します。
BoostとComfortは同じ電池・出力でもホイール径が16インチと18インチで異なります。試乗できるなら、同じ路面で低速の段差、粗い舗装、操舵初期、ロードノイズを比べます。ホイール径だけで乗り心地は決まりませんが、同じ車体・駆動系のグレード差として体感しやすい部分です。
4グレードの価格差と装備差
Boost以上は18.3kWh、212PS、105km、6.6kW AC、39kW DCが共通です。
英国の公式価格はActive £23,990、Boost £26,990、Comfort £28,490、Sport £29,490です。Wiseが示す1ポンド=216.8円で単純換算すると、Activeは約520万円、Sportは約639万円です。これは為替換算であり、日本で販売される場合の価格、税金、輸送費、登録費用を示しません。

ActiveからBoostの£3,000は何の差か
£3,000を現在の同じ換算率で見ると約65万円です。差の中心は、シート表皮や装飾ではなく、電池11kWh弱、EV航続65km、システム出力36PS、AC充電3.3kW、DC充電、V2Lです。加えて、前席とステアリングのヒーター、12.8インチ画面、8スピーカー、アンビエントライト、冷却機能付きワイヤレス充電が含まれます。
この差は、PHEVを「短い区間だけ充電して使う車」から「日常の多くをEVとして使いやすい車」へ変える費用です。毎日の往復が40kmに近い人は、Activeの公称40kmを使い切る前提にせず、気温や空調を含む余裕を取ります。充電できる頻度が高く、日常距離が短い人だけがActiveの小容量を生かしやすいと考えます。
BoostからComfortの£1,500は日常装備の差
Comfortでは18インチホイール、360度カメラ、ヘッドアップディスプレイ、パノラミックルーフ、Google built-in、電動運転席などが主な追加点です。£1,500は同じ換算率で約33万円。狭い駐車場を頻繁に使う、ナビ表示の視線移動を減らしたい、ガラスルーフの開放感を重視するなら、毎日使う機能へ払う差として理解できます。
一方、18インチは見た目や操舵応答の期待と引き換えに、交換タイヤ費用や路面入力を確認したい項目です。公式資料でタイヤの正確な幅・扁平率は確認できないため、径だけで乗り心地や費用を断定しません。
ComfortからSportの£1,000は意匠の差
Sportは黒い18インチホイール、スエード調の内装、外装と室内の色アクセントを加えます。電池18.3kWh、システム212PS、EV航続105km、充電性能、0-100km/h 8.3秒はComfortと共通です。
したがって、Sportが速いから£1,000高いのではありません。実車の色、素材の手入れ、夏の表面温度、長く所有したときの好みまで含め、「見るたびに満足できるか」で決めます。動力性能を求めているならBoost以上で同じです。
公式主要諸元をできるだけ完全に比較
本文では燃費、電費、電圧、総重量、地上高、旋回、ブレーキ、保証を含む公式実用項目を関連群ごとに解説します。
以下は、BYD Europeの技術表とドイツ向け公式リーフレットで確認できる実用上の主要項目をまとめたものです。ActiveとBoost以上で共通または差がない項目も、省略せず意味を説明します。
| 項目 | Active | Boost/Comfort/Sport |
|---|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,160×1,825×1,575mm | 同左 |
| ミラー込み全幅 | 2,240mm | 同左 |
| ホイールベース | 2,610mm | 同左 |
| 前/後トレッド | 1,580/1,580mm | 同左 |
| 最低地上高 | 150mm(空車)/125mm(積載) | 同左 |
| 最小回転半径 | 5.15m | 同左 |
| 空車重量 | 1,440kg | 1,555kg |
| 車両総重量 | 1,940kg | 2,040kg |
| 乗車定員 | 5人 | 5人 |
| 荷室容量 | 425L/後席格納時1,225L | 同左 |
| ルーフ荷重 | 75kg | 同左 |
| けん引能力 | 750kg | 750kg |
| 駆動方式 | 前輪駆動 | 前輪駆動 |
| サスペンション | 前:マクファーソン/後:トーションビーム | 同左 |
| ブレーキ | 前:ベンチレーテッドディスク/後:ソリッドディスク | 同左 |
| ホイール径 | 16インチ | Boost 16/Comfort・Sport 18インチ |
| タイヤ寸法 | 公式資料で確認できず | 公式資料で確認できず |
| エンジン | 1.5L 直列4気筒ガソリン | 同左 |
| エンジン最高出力 | 70kW(95PS)/6,000rpm | 同左 |
| エンジン最大トルク | 120Nm/4,500rpm | 同左 |
| エンジン排ガス規制 | Euro 6e | 同左 |
| 指定燃料 | 95 RON E10 | 同左 |
| モーター形式 | 永久磁石同期モーター | 同左 |
| モーター最高出力 | 120kW(163PS) | 同左 |
| モーター最大トルク | 210Nm | 同左 |
| システム最高出力 | 129kW(176PS) | 156kW(212PS) |
| システム最大トルク | 210Nm | 210Nm |
| 変速機 | オートマチック | オートマチック |
| 変速比・最終減速比 | 公式資料で確認できず | 公式資料で確認できず |
| 0-100km/h | 8.3秒 | 8.3秒 |
| 最高速度 | 180km/h | 180km/h |
| 走行モード | Eco/Normal/Sport/Snow | 同左 |
| 燃料タンク | 42L | 42L |
| 電池 | LFP Blade Battery | 同左 |
| 電池容量 | 7.42kWh | 18.3kWh |
| 電池電圧 | 197.7V | 339.2V |
| WLTP EV航続(複合) | 40km | 105km |
| WLTP EV航続(市街地) | 51km | 146km |
| WLTP総航続 | 1,020km | 1,040km |
| 非加重燃費(複合) | 4.3L/100km | 4.5L/100km |
| 加重燃費(複合) | 2.6L/100km | 1.4L/100km |
| 加重CO2 | 60g/km | 32g/km |
| 電力消費(複合) | 15.8kWh/100km | 16.0kWh/100km |
| 電力消費(市街地) | 11.5kWh/100km | 11.6kWh/100km |
| AC充電最大 | 3.3kW | 6.6kW |
| AC 15→100% | 約2.8時間 | 約2.9時間 |
| DC充電最大 | 非対応 | 39kW |
| DC 10→80% | 非対応 | 約26分 |
| 充電ポート | Type 2 | CCS2 |
| V2L | 非対応 | 標準 |
車体寸法・重量・荷室の意味
全長4,160mm、全幅1,825mm、ホイールベース2,610mmは4グレード共通です。車幅は日本の一般的な機械式駐車場でよく見る1,800mm条件を超え、ミラー込みでは2,240mmです。日本導入は未発表ですが、海外で使う場合でも自宅ゲート、駐車枠、狭い道路の余白は車幅だけでなくミラー込みで確認します。
最低地上高は空車150mm、積載時125mmです。段差や急なスロープでは、空荷の数字だけでなく乗員・荷物を積んだ状態を意識します。最小回転半径5.15mは取り回しの一つの目安ですが、実際の切り返しやすさは車幅、前後オーバーハング、視界、カメラも関係します。
一方、Activeは1,440kg、上位3グレードは1,555kgで、差は115kgです。大容量電池と追加装備を得る代わりに、加減速や旋回で動かす質量が増えます。ただし、425Lの荷室と後席格納時1,225Lは全車共通なので、荷物のために上位グレードへ上げる必要はありません。さらに、開口幅、床下、段差、後席を倒した傾斜は実車で確認します。
寸法表を購入条件へ置き換える
つまり、全長は駐車枠の前後、全幅とミラー幅は左右余白、最低地上高はスロープ、空車重量は走行と制動、荷室容量は積載の入口として使います。一つの数値だけで可否を決めず、普段の場所と荷物へ置き換えることが重要です。
足回り・ブレーキ・タイヤの意味
前マクファーソン、後トーションビーム、前ベンチレーテッド/後ソリッドディスクは全車共通です。構造名だけで良し悪しは決まりません。ばね、ダンパー、ブッシュ、車重、タイヤ、回生制御まで組み合わさって実際の乗り心地と姿勢を作ります。
Boostは16インチ、ComfortとSportは18インチです。正確なタイヤ幅と扁平率が公式資料で確認できないため、「18インチは必ず硬い」「16インチは必ず穏やか」とは断定できません。
一般には同じ外径なら18インチはサイドウォールが薄くなる可能性がありますが、これは装着タイヤが分からない段階の一般論です。※推測です
エンジン・モーター・変速機の意味
1.5Lエンジンは95PS・120Nm、駆動モーターは163PS・210Nmで全車共通です。Activeのシステム出力は176PS、Boost以上は212PSですが、システムトルクはどちらも210Nm。エンジンとモーターの最高値は発生回転や制御が異なるため、単純に足し算しません。
公式表が変速機について示すのは「automatic」です。変速比や最終減速比は確認できないため、特定の機構名や高速巡航回転を推測で確定しません。0-100km/hは出力差があっても全車8.3秒です。発進加速だけではActiveと上位車を分けにくく、上位の出力差は速度域、電池残量、エンジン協調時の余裕として試乗で確認する項目です。
航続・燃費・電費の意味
WLTP EV航続はActive 40km、上位105km、市街地では51kmと146kmです。市街地の値が長いのは、速度が低く回生を使いやすい試験条件が影響します。実走では気温、暖房、速度、勾配、積載、タイヤ空気圧で変わるため、通勤距離ぴったりの公称値を前提にしません。
加重燃費1.4L/100kmのようなPHEV値は、満充電から始めて電気走行を多く含む試験結果です。充電せずに走り続けた場合の目安に近い非加重燃費は、Active 4.3L/100km、上位4.5L/100kmです。大容量車の加重値が良い一方、非加重値ではActiveがわずかに良い点は、充電頻度で評価が変わることを示します。
電力消費は複合15.8対16.0kWh/100kmで近く、市街地も11.5対11.6です。大容量車は115kg重いものの、試験上の電費差は小さい結果です。ただし異なるホイールを含むグレード間の実走電費まで同じとは限りません。
充電・V2Lの意味
Activeは3.3kW ACのみで、15→100%は約2.8時間です。上位車は電池が約2.5倍でもAC受電が6.6kWへ倍増するため、同じ15→100%が約2.9時間に収まります。時間だけを見ると近くても、一回で戻せる電力量が異なります。
Boost以上は39kW DCで10→80%約26分、CCS2ポート、V2Lを備えます。39kWは大容量BEVの急速充電と比べる数字ではなく、18.3kWh電池を出先で補うための能力です。日本のCHAdeMOとの互換性は示されておらず、日本でそのまま使えるという意味ではありません。
40kmと105kmのEV航続をどう選ぶか
WLTP認証値であり、実走距離を保証しません。市街地値は51km/146kmです。
公称値の差65kmは大きいものの、「毎日何km走るか」だけでは決まりません。帰宅後に充電できるか、冬に暖房を使うか、高速道路が多いか、翌朝までの充電時間があるかを重ねます。

Activeが成立しやすい使い方
往復20〜25km程度で毎晩充電でき、週末の遠出はエンジン併用を許容するなら、40kmのActiveを生かしやすくなります。バッテリーを使い切る日があっても、42Lタンクとエンジンで移動を続けられるのがPHEVの役割です。
ただし、通勤が公称40kmに近い場合、冬の暖房や高速走行でエンジン始動の頻度が上がる可能性があります。※推測です
したがって、電気だけで完結させることが購入目的なら、日常距離へ余裕を足してBoost以上を比較します。
Boost以上が生きる使い方
往復50〜80km、昼間に追加充電できない、または休日の市街地移動も電気でまとめたい人は105kmの余裕を使いやすいでしょう。65km増える公称航続に加え、6.6kW ACとDC充電が戻しやすさを支えます。
一方、日常が10km以下で、週末は長距離をエンジン主体で走るなら、18.3kWhを常に必要とするとは限りません。大容量電池の価値は「持っている距離」ではなく「実際に充電して使う距離」で判断します。
総航続633/646マイルの読み方
英国資料の総航続はActive 633マイル、上位646マイルで、欧州技術表の1,020km/1,040kmとほぼ対応します。EV航続の差ほど総航続差が広がらないのは、どちらも42Lタンクとエンジンを持つためです。
総航続は一回の試験条件に基づく合計値で、休憩なしの走行を勧める数字ではありません。長距離では休憩、充電器の位置、燃料補給、天候を優先し、「満充電・満タンなら必ず646マイル」とは扱いません。
出力・重量・駆動・タイヤから走りを読む
- 1176/212PS・210Nm
出力差と共通トルクを分ける
- 21440/1555kg
上位は電池と装備で115kg増
- 3自動変速・比率未確認
機構名や高速回転を断定しない
- 4前輪駆動
操舵と駆動を前輪が担当
- 516/18インチ
タイヤ寸法と銘柄は実車確認
- 6同じ道で試乗
段差、合流、旋回、残量低下時を比較
走行感は公式諸元からの見立てで、試乗事実ではありません。※推測です
走りは212PSという一つの数字だけでは決まりません。DOLPHIN G DM-iでは、発進時に使いやすいモーターの210Nm、上位車で115kg増える重量、前輪駆動、未公表の変速比、16/18インチ、トーションビーム、回生と油圧ブレーキのつながりを合わせて見ます。
発進と中間加速
永久磁石同期モーターは停止付近から駆動力を出しやすく、日常の発進では1.5Lエンジンの120Nmだけで走る車とは感触が異なる可能性があります。※推測です
ただし、システム最大トルクは全車210Nmで共通なので、Activeも街中の発進で明確に鈍いと数字だけからは言えません。
上位車は36PS高い一方、115kg重く、0-100km/hは全車8.3秒です。出力差がそのまま発進加速差にならないことが公式値から分かります。追い越しや登坂でどの速度まで力が続くか、電池残量が少ないときにエンジン音と加速がどう変わるかは実車で比較します。
速度の伸びとギア比の空欄
最高速度は全車180km/hです。変速比と最終減速比が公表表にないため、エンジン回転がどの速度で高まるか、モーターの回転限界へどう近づくかは判断できません。ここを「e-CVTだから滑る」「直結だから自然」と機構名を決め打ちして説明するのは避けます。
上位車の212PSは、高速合流や追い越しの余裕へ現れる可能性があります。※推測です
しかし、電池残量、制御温度、エンジン介入、道路勾配で再現性が変わるため、試乗では満充電時だけでなく残量が減った状態も確認します。
前輪駆動と115kgの重量差
全車前輪駆動で、前輪が操舵と駆動の両方を担当します。強く加速しながら曲がる場面では、タイヤの縦方向と横方向の負担が重なるため、アクセル操作に対する操舵の変化を確認します。雪道用のSnowモードはありますが、4輪駆動になるわけではありません。
Activeは軽さ、上位は電池容量の余裕が強みです。115kg軽いActiveは停止・旋回・減速で動かす質量が少ないため、軽快さやブレーキ負担に有利な可能性があります。※推測です
一方、上位車は床下の電池増加が重心位置へ影響する可能性もありますが、電池配置と前後重量配分の公式値がないため、安定感が必ず上とは断定しません。
16インチと18インチ
Boostの16インチは、Comfort/Sportの18インチより、一般にタイヤの空気層を確保しやすく、段差の角を丸める可能性があります。※推測です
一方、18インチは操舵初期の応答や外観に利点が出る可能性があります。※推測です
ただし、公式表にはタイヤ幅、扁平率、銘柄、空気圧がありません。実際のグリップ、静粛性、転がり抵抗、交換費用はそれらで変わります。BoostとComfortを試乗できるなら、同じルート、同じ空気圧、近い気温で比較するのが最も確実です。
日常の使いやすさを確認する
ミラー込み2240mmと入口を実測
車幅・視界・カメラも重ねる
開口、床、後席格納を実物確認
電池容量基準と距離を契約書で確認
ドイツ資料の保証条件を英国や将来の日本仕様へそのまま広げません。
DOLPHIN G DM-iの強みは、全長を4.2m未満に抑えながら、5人乗りと425L荷室、1,000kmを超える公称総航続を組み合わせた点です。一方、全幅1,825mmとミラー込み2,240mmは、都市部で軽く見てはいけません。

駐車場と乗降
駐車場では枠の幅だけでなく、隣車がある状態でドアを開ける余白を見ます。Comfortの360度カメラは車幅の把握に役立ちますが、カメラが物理的な余白を増やすわけではありません。Active/Boostでは後退カメラとミラーの見え方を確認します。
全高1,575mmはBYD Europeの統合技術表とドイツ資料の値です。別地域の公式発表に1,570mm表記もあるため、登録市場の型式資料を優先します。機械式駐車場では5mm差でも条件に関係するため、記事の数字だけで入庫可否を決めません。
荷室と後席
425Lは買い物、ベビーカー、旅行かばんを考える入口になりますが、容量は形状を示しません。後席格納時1,225Lも、床面の段差や最大長、左右幅を実測して初めて用途へ結びつきます。
ホイールベース2,610mmは前後席の配置に使える長さの一部です。後席の膝前、座面長、中央席の足元、チャイルドシート装着時の前席位置は公式数字から断定できません。CarFestや販売店の実車で、普段乗る人全員が座って確認します。
保証は市場ごとに確認する
ドイツ向け資料は基本保証6年/15万km、駆動用電池8年/20万km・容量70%以上、モーターと制御装置8年/15万kmを示します。一方、別の欧州市場では電池保証距離の表記が異なる例があります。したがって、欧州全域や将来の日本仕様へドイツ条件をそのまま広げません。
契約時は、購入国の保証書で開始日、距離上限、容量判定方法、消耗品、越境時の扱い、定期点検条件を確認します。並行輸入を検討する場合は、充電規格と部品供給、診断機、事故修理も先に確認します。
Active・Boost・Comfort・Sportはどっちを選ぶべきか
- 1日常距離
40kmに余裕があるか
- 2充電環境
3.3/6.6kWとDCの必要性
- 3視認・駐車
360度、HUD、画面を使うか
- 4ホイール
16/18インチを同じ道で比較
- 5意匠
Sportの£1,000へ納得できるか
最後にタイヤ寸法、保証、充電規格、注文装備を販売店へ書面で確認します。
候補を減らす順番は、電池、充電、日常装備、意匠です。上から価格順に見るより、使い方を変える差から決めます。
30秒チェック
- 毎日の往復が25km前後までで、毎晩充電でき、価格を優先するならActiveから確認します。
- 40kmでは余裕がなく、日常の多くを電気で走りたいならBoost以上へ進みます。
- 360度カメラ、HUD、パノラミックルーフを毎日使うならComfortを比較します。
- 動力性能はComfortで足り、黒いホイールと専用内装に£1,000を払いたいならSportです。
- 充電できない、または日本での正規保証が必須なら、DOLPHIN G DM-iだけに絞らず他方式・他車種も比較します。
| 読者タイプ | 選ぶべきグレード | 価格差の意味 |
|---|---|---|
| 毎日短距離・毎晩充電・入口重視 | Active | 小容量電池とAC普通充電に割り切って£23,990に抑える |
| EV走行を日常の中心にする | Boost | £3,000で電池、航続、出力、AC/DC充電をまとめて増やす |
| 駐車支援と視認装備を毎日使う | Comfort | £1,500で360度カメラ、HUD、パノラミックルーフを得る |
| 共通性能のまま意匠を仕上げる | Sport | £1,000を黒い18インチと専用内装へ払う |
同じBYDでも価格差を「航続」「安全・快適装備」「意匠」に分ける考え方は、BYD RACCOの3グレード比較でも確認できます。
販売店で聞く10項目
| 質問 | 聞く理由 |
|---|---|
| 注文車の電池は7.42kWhか18.3kWhか | グレード名だけで電池を取り違えないため |
| WLTP EV航続は複合・市街地のどちらか | 40/51km、105/146kmを混同しないため |
| 自宅設備で実際に何kW受電できるか | 車側上限と住宅側上限の低い方になるため |
| DC充電口はCCS2か、地域の充電器で使えるか | Boost以上でも市場規格が合わないと使えないため |
| V2Lアダプターは標準か別売か | 「対応」と必要部品の同梱は別だから |
| 装着タイヤの幅・扁平率・銘柄は何か | 乗り心地、交換費用、静粛性に関係するため |
| 充電残量が少ない状態で試乗できるか | エンジン介入時の音と加速を確認するため |
| 保証の開始日・距離・電池容量条件は何か | 市場ごとに条件が異なるため |
| 360度カメラ、HUD、Google機能は注文車に含まれるか | Comfortの差額に含む装備を確定するため |
| 見積もりに充電器、設置、登録、金利を含むか | 車両価格以外の総額を揃えて比べるため |
支払総額は同じ条件で比較する
実際の提案・審査・適用金利・借入可能額は申込者と金融機関によって異なり、最低金利を保証しません。残価設定は最終回の残価を払って所有する想定です。※推測です
英国最安価格£23,990を1ポンド=216.8円で換算すると約520.1万円です。以下は日本価格の予想ではありません。4方式はすべて同じ車種・グレード(Active想定)、車両相当額520万円、頭金70万円、借入450万円、返済60回という同一条件です。残価設定の残価は40%=208万円、ディーラー通常ローンと残価設定は年4.90%と仮定します。※推測です

銀行ローンは三菱UFJ銀行が2026年6月19日時点で案内する借入201万〜500万円の年2.70%、比較サービス経由はCrowdLoanが公表する金利例の下限年1.20%を便宜上使います。審査、借入期間、商品、信用状況で適用金利は変わり、下限金利を保証しません。
| 方式 | 年利 | 返済期間 | クラウドローン想定との金利差 | 月々返済 | 最終回支払・残価 | 総利息 | 総支払額 | クラウドローン想定との差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 残価設定ローン | 4.90% | 60回(5年) | +3.70ポイント | 54,051円 | 2,134,051円(残価2,080,000円を含む) | 823,056円 | 6,023,056円 | +684,457円 |
| ディーラーローン | 4.90% | 60回(5年) | +3.70ポイント | 84,715円 | 84,715円 | 582,872円 | 5,782,872円 | +444,273円 |
| 銀行ローン | 2.70% | 60回(5年) | +1.50ポイント | 80,261円 | 80,261円 | 315,635円 | 5,515,635円 | +177,036円 |
| クラウドローン経由(最低金利が適用された想定) | 1.20% | 60回(5年) | 0ポイント | 77,310円 | 77,310円 | 138,599円 | 5,338,599円 | 0円 |
数値は元利均等返済の概算で、手数料、保証料、繰上返済費用、残価精算、オプション、税金を含みません。丸めにより実際の見積もりと差が出ます。残価設定は月額を約3万円下げる一方、最終回に約213万円が残り、頭金込み総支払は4方式で最大です。返却時の距離、傷、改造、査定条件も書面で確認します。
同じ借入額・同じ60回の条件では、クラウドローン経由で最低金利が適用された想定は、残価設定ローンより684,457円、ディーラーローンより444,273円、銀行ローンより177,036円安い試算です。※推測です
【PR】ローンを比較するときは、車両見積もりを固めてから、年率だけでなく保証料・手数料・繰上返済条件まで同じ借入額と期間で揃えます。CrowdLoanは融資元ではなく、銀行ローンの比較・マッチングサービスです。条件を一覧で確認したい場合は、CrowdLoanの公式サービスも比較候補にできます。実際の提案、審査、適用金利、借入可能額は申込者と金融機関によって異なり、最低金利を保証しません。
ただし、実際には低い金利が承認されるとは限らないため、月額だけでなく年率、最終回、手数料、総支払を同じ表へ並べます。今回は返済期間をすべて60回へ統一しており、期間差による総利息の増減は含みません。
グレード差も月額へ直す
ActiveからBoostの£3,000は約65万円、BoostからComfortの£1,500は約33万円、ComfortからSportの£1,000は約22万円です。これを5年で単純に割ると、それぞれ月約1.08万円、約5,400円、約3,600円相当です。金利を含まない単純割りであり、実際の返済額ではありません。
Boostの差額は電池・航続・充電を毎日使うか、Comfortは視界と装備を毎日使うか、Sportは意匠を所有期間中ずっと好めるかで判断します。価格差を月額へ小さく見せるのではなく、その月額で何を得て何を失うかを言葉にします。
よくある質問
気温・空調・速度で変わる
212PS・210Nm・8.3秒
Comfort比£1,000は内外装中心
英国価格とCCS2を国内仕様とみなさない
注文時は購入市場の正式な仕様書、保証書、充電条件を優先します。
Q. Activeでも日常を電気だけで走れますか
A. WLTP複合EV航続は40kmです。毎日の距離が短く、帰宅後に充電できるなら可能性はあります。ただし公称値は保証距離ではなく、空調、気温、高速道路、勾配で短くなります。往復が40kmに近いならBoost以上の105kmも比較します。
Q. BoostとComfortは速さが違いますか
A. 公式のシステム最高出力212PS、最大トルク210Nm、0-100km/h 8.3秒、最高速度180km/hは共通です。主な違いは16/18インチと、360度カメラ、HUD、パノラミックルーフなどの装備です。タイヤ寸法が未確認なので、操縦感の差は試乗で確かめます。
Q. Sportは最上位だから最も高性能ですか
A. 動力性能はBoost、Comfort、Sportで共通です。Sportの£1,000差は主に黒い18インチホイール、スエード調内装、色アクセントです。速さではなく、見た目と素材へ払う最上位です。
Q. 65マイルは必ず電気だけで走れますか
A. 65マイルは上位車のWLTP値で、約105kmです。実走を保証する数字ではありません。使用条件と充電頻度を重ね、必要距離に余裕を持たせます。
Q. 日本で買えますか
A. 2026年8月26日時点で、DOLPHIN G DM-iの日本発売、価格、仕様は発表されていません。英国の£価格やCCS2を日本仕様とみなさず、BYD Auto Japanの正式発表を待つ必要があります。
Q. ドイツの保証条件は英国や日本でも同じですか
A. 同じとは限りません。ドイツ公式資料の条件は参考になりますが、保証距離や対象は市場ごとに確認します。契約書と保証書を優先してください。
結論|電池を先に、装備と意匠を後で選ぶ
短距離と毎晩充電に割り切る
大容量電池と充電機能をまとめる
駐車・視認・開放感へ払う
共通性能のまま仕上げる
日本導入、国内価格、充電規格は未発表。購入市場の公式仕様で最終確認します。
最終判断の順番
BYD DOLPHIN G DM-iは、ActiveとBoostの間に最も大きな境界があります。Activeは7.42kWh・40km・3.3kW AC、Boost以上は18.3kWh・105km・6.6kW AC・39kW DC・V2Lです。この違いは、内装の豪華さではなく、PHEVをどれだけEVとして使えるかを変えます。

BoostからComfortへは、16インチから18インチ、360度カメラ、HUD、パノラミックルーフなどの日常装備。ComfortからSportへは、主に黒いホイールと内装素材、色の演出です。走行性能は上位3車で共通なので、最上位だから速いとは考えません。
最終判断では、毎日の距離、充電場所、40/105kmの余裕、115kgの重量差、前輪駆動、16/18インチ、未公表のタイヤ寸法と変速比を一つの試乗メモへ集めます。日本導入は未発表です。英国価格の円換算を日本価格と誤認せず、購入市場の仕様、保証、充電規格を確認してください。
