新型CX-5を選ぶなら、まずS・G・Lで「毎日使う装備がどこから付くか」を確かめましょう。3グレードともエンジンは共通です。一方、シート、荷室の開閉、画面、運転支援の内容には差があります。上のグレードを選ぶほど加速力が増す、という並びではありません。
最初に結論
- Sが向く人:17インチタイヤとクロスシートを好み、荷室を手動で開閉しても困らない人。
- Gが向く人:電動シート、前方に速度などを映す表示、電動リフトゲートを日常で使いたい人。
- G EX Packageが向く人:Gを基本に、追加の運転支援、後席の暖房、Boseなどをまとめて求める人。
- Lが向く人:前席の送風、15.6インチ画面、光の配り方を調整するALHなど、L固有の機能が必要な人。
- 慎重にしたほうがいい人:SUVなら4WD、最上級なら全部標準と思って選んでいる人。サンルーフはLでもオプションです。
この記事は2026年5月21日発売の国内向け3代目CX-5を、2026年9月5日に確認した公式資料で比較しています。旧型KF系のディーゼルや海外専用仕様は混ぜません。試乗記ではなく、公式諸元と装備を使った購入前の確認ガイドです。走行感覚に踏み込む箇所は見立てとして表示します。
新型CX-5はどっちを選ぶべきか|S・G・Lの判断表
どの仕様を選ぶかは毎日使う装備から判断。4WDの必要性は別に確認する。
購入前に支払い計画を確認
金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
30秒診断は「困っている動作」から始める

最初に、今の車で不便な動作を三つ書き出してください。荷物を持ったままバックドアを閉めるのが大変なのか。家族と交代するたびに運転席を調整するのが面倒なのか。それとも、夏に背中が蒸れることが一番の不満なのか。答えによって必要なグレードは変わります。
Sにも前席のシートヒーターや360°ビュー・モニターなどが標準で付いています。装備を絞った入口でも、周囲確認や冬の前席の暖房まで一律に削られるわけではありません。筆者は、Sを「我慢するグレード」と決めつけず、手動操作を許容できるかから確認するのがよいと考えます。
Gでは運転席の電動調整と位置の記憶、電動リフトゲートなどが加わります。日々の乗降や買い物のたびに使う機能なので、豪華さより手間を減らす意味があります。ただし、Gの標準装備に後席ヒーターや高度なCTS機能まで入ると思い込むと、注文時の認識がずれます。
| あなたの使い方 | まず確かめる仕様 | 判断の理由 | 残る確認 |
|---|---|---|---|
| 一人か二人中心、手動開閉で困らない | S | 共通の動力と基本装備を17インチで使える | 試乗車とタイヤ条件を合わせる |
| 家族で運転を交代し、荷物も多い | G | 運転席メモリーと電動リフトゲートが便利 | 荷室開口の高さと停止位置 |
| 後席もよく使い、追加支援も欲しい | G EX Package | 支援機能と後席装備をセットで追加 | 単品選択ではない点 |
| 夏の座り心地、大画面、夜の灯火を重視 | L | 前席送風、15.6インチ、ALHが選択理由 | 本革の感触を実車で確認 |
| 降雪地の坂道を継続して使う | 各グレードの4WD | 駆動方式を装備グレードと別に選べる | 冬用タイヤと道路条件 |
| 通常の舗装路中心で4WDの必要性が曖昧 | まず2WD | 軽さと燃費の条件を比較しやすい | 通勤路の勾配や積雪実態 |
筆者なら、Gを基準にして「Sで不要な装備を省けるか」「EXやLで解消できる不満があるか」を順に確認します。これなら、装備名の多さだけで上位へ移るのを避けられます。比較の軸は満足度の高そうな名称より、実際に使う頻度です。
現行モデルと旧型を取り違えない
国内公式サイトには、新型と旧型のCX-5ページが併存しています。新型はS・G・L、型式は5AA-KMYSDPです。旧型のXDやBlack Selectionなどの諸元を、新型の数値として読まないようにしてください。
また、今回の3代目は5人乗りの2.5Lマイルドハイブリッドです。CX-60やCX-80、将来の別パワートレインの話を、そのまま注文可能なCX-5の仕様に移すことはできません。納期と在庫は販売店ごとに確認する項目で、受注が好調という情報だけでは自分の納車時期は決まりません。
維持費の広い考え方は、既存の新型CX-5の購入・維持判断記事でも扱っています。ここでは、現在の装備表に基づく仕様選びを先に進めます。
S・G・LとEX Packageの違いを装備で読む
消費税込み。Lのサンルーフ121,000円、有料色や諸費用は別。
Gへ上げる22万円は、日常の調整と開閉を減らす差
次はメーカー希望小売価格です。消費税込みの車両本体価格で、登録などの諸費用や有料色、オプションは含みません。G EX PackageはGにメーカーセットオプションを加えた比較上の呼び方です。
| 仕様 | 2WDの車両本体 | 4WDの車両本体 | 同じ駆動方式での差 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| S | 3,300,000円 | 3,536,500円 | 基準 | 手動操作とクロスシートを好む |
| G | 3,520,000円 | 3,756,500円 | Sより220,000円 | 毎日の乗降・積み降ろしを楽にしたい |
| G EX Package | 3,747,700円 | 3,984,200円 | Gより227,700円 | 追加支援と後席装備をまとめて欲しい |
| L | 4,070,000円 | 4,306,500円 | Gより550,000円、G EXより322,300円 | L固有の快適・灯火・表示機能が必要 |
各グレードで4WDは2WDより236,500円高くなります。一方、GとSの差は駆動方式にかかわらず220,000円です。4WD化と装備の上積みは別の選択なので、二つを同時に動かさず比較すると差の意味が分かります。
| 装備群 | S | G | G EX Package | L |
|---|---|---|---|---|
| シート表皮 | クロス | 合成皮革・レガーヌ | 合成皮革・レガーヌ、指定内装色 | 本革使用、別色はオプション |
| 運転席 | 手動調整 | 10Way電動・メモリー | Gと同じ | 電動・メモリーとパーソナライズ |
| 助手席 | 手動調整 | 手動調整 | 6Way電動 | 6Way電動 |
| 前席ヒーター | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 |
| 前席送風 | なし | なし | なし | 標準 |
| ステアリングヒーター | なし | 標準 | 標準 | 標準 |
| 後席ヒーター・後席USB | なし | 標準ではなし | 追加 | 標準 |
| センター画面 | 12.9インチ | 12.9インチ | 12.9インチ | 15.6インチ |
| 音響 | 8スピーカー | 8スピーカー | Bose 12スピーカー | Bose 12スピーカー |
| 荷室の開閉 | 手動 | 電動 | 電動 | 足の動きで開閉できる電動式 |
| 前方への情報表示 | なし | 標準 | 標準 | 標準 |
| タイヤ | 225/65R17 | 225/55R19 | 225/55R19 | 225/55R19 |
| ヘッドライト制御 | HBC | HBC | HBC | ALH |
| パノラマサンルーフ | 設定なし | 設定なし | 設定なし | 121,000円のオプション |
出典はマツダの現行グレード比較と公式主要諸元・装備です。表皮はシート全体が同じ素材という意味ではありません。本革やレガーヌの使用部位は公式の注記に従います。
Gの運転席メモリーは、家族で運転を交代するときの再調整に役立ちます。ただし、誰かの登録位置へ戻した後も、自分がペダルを確実に操作できるかを確認することは必要です。ヘッドアップ表示に相当するアクティブ・ドライビング・ディスプレイも、座高や視線によって見やすさが変わります。
電動リフトゲートは、手で重いバックドアを持ち上げなくてよい装備です。それでも、開く上限が自宅の天井に合うか、荷物や同乗者と干渉しないかを確かめます。筆者は、この二つを日常で使うなら、Gの差額は内装の見栄え以上に具体的な理由を持つと考えます。
EX PackageとLの32万2300円差で何が変わるか
G EX Packageには、Bose、助手席電動調整、後席ヒーター、後席USBなどが入ります。さらに、ドライバー・モニタリング、DEA、追加のCTS機能、前側方の接近検知などをまとめて加えます。これらをGの単品オプションとして自由に切り分けることはできません。
一方、Lでは15.6インチ画面、前席ベンチレーション、ALH、ハンズフリー機能付リフトゲートなどが選択理由になります。G EXで足りる装備を確認してから、残る322,300円をどの機能に使いたいか考えると判断が具体的です。
筆者は、Boseや追加支援だけが目的なら、G EXとLを並べて比較する価値が高いと見ます。逆に、前席の送風やALHを日常で使いたいなら、G EXへ追加を重ねても同じ仕様にはなりません。安いほうで全部を再現できるという比較は避けたいところです。
セット内容とサンルーフは注文書で分ける
パノラマサンルーフはLでも標準ではありません。追加121,000円で、室内高や車重にも影響します。スポーツタン内装の44,000円と合わせたセットは165,000円です。有料色はさらに別です。
メーカーオプションは注文時に決めるものです。後から同じ条件で追加できるとは限りません。注文書では「L」というグレード名だけで安心せず、サンルーフの有無、内装色、駆動方式、支援機能の説明を一つずつ合わせてください。
公式主要諸元一覧|大きさ・重量・エンジン・燃費
車体だけでなくミラーとドア開閉余裕を測る
運転席を普段の位置にしてから座る
同じエンジンでも仕様と積載で条件が変わる
2WD/4WD。市街地11.7/10.9も確認
数値は国内公式資料。荷物や乗員を含む実走行重量、実燃費は別の条件。
車体と室内は駐車・乗降・積載へ翻訳する

以下は国内公式資料の実用項目をまとめた一覧です。寸法や機構名だけで使用感を断定せず、後の解説と一緒に確認してください。
| 項目 | 新型CX-5の公式値・内容 |
|---|---|
| 車名・型式 | マツダ・5AA-KMYSDP |
| ボディタイプ・定員 | ステーションワゴン、5人 |
| 全長×全幅×全高 | 4,690×1,860×1,695mm |
| 室内長×室内幅×室内高 | 1,890×1,592×1,299mm |
| サンルーフ装着時の室内高 | 1,267mm |
| ホイールベース | 2,815mm |
| トレッド前/後 | 1,605/1,625mm |
| 最低地上高 | 205mm |
| 最小回転半径 | 5.6m |
| 荷室容量 | 466L、メーカー発表の定員乗車時 |
| 前/後サスペンション | マクファーソン式/マルチリンク式 |
| 前/後ブレーキ | ベンチレーテッドディスク/ディスク |
| Sのタイヤ・ホイール | 225/65R17 102V・17×7J |
| G・Lのタイヤ・ホイール | 225/55R19 99V・19×7J |
| 一般保証 | 初度登録後3年または6万kmまで |
| 特別保証 | 初度登録後5年または10万kmまで |
型式は、保険や適合用品、車両情報の確認で使う識別子です。ボディタイプの「ステーションワゴン」は諸元表上の分類で、商品としてSUVを名乗ることと矛盾しません。定員5人は席数の上限で、大人5人と大きな荷物が必ず快適に収まる保証ではありません。
全幅1,860mmは駐車場の寸法確認で優先したい数値です。区画内に車体が入ることと、隣の車を避けてドアを開けられることは別です。ミラー、開いたドア、乗り降りする人の空間は、車体寸法とは別に実車で確認します。
全長4,690mmと最小回転半径5.6mは、狭い路地から駐車枠へ入れる場面で合わせて見ます。回転半径は必要な道路幅そのものではありません。前後の張り出しも動くため、普段切り返している場所での使いやすさは、数字一つから決まりません。
ホイールベースは前後の車軸間の長さ、トレッドは左右輪の間隔です。新型は先代よりホイールベースを115mm延長しています。ただし、その115mmがそのまま全員の膝前へ増えた、と読み替えることはできません。運転席を普段の位置にしてから後席へ移ると、自分の条件で違いを確認できます。
サンルーフを選ぶと室内高は32mm小さくなります。明るさを得る一方、背が高い人の頭上余裕には別の条件が加わるわけです。筆者は、開放感の写真だけで選ばず、実際によく座る家族が後席で確認する装備だと考えます。
最低地上高205mmは車体下面の余裕を見る値です。水深の通過可能値でも、どんな段差でも接触しない保証でもありません。荷物を載せた状態や出入口の角度も影響します。冠水した道路へ進める根拠にはしないでください。
荷室466Lは容量比較の入口になりますが、積みたい物の長さや厚みは別です。ベビーカーの縦置き、旅行かばんの重ね方、後席の使用人数を同時に確認します。サスペンション形式やブレーキ形式も設計の構成を示す項目で、その名称だけから乗り心地や停止距離の優劣は決められません。
保証は年数と距離のどちらか先に達するまでが基本で、保証対象の部品や条件があります。消耗品を何でも無償交換できる意味ではありません。長距離を走る人は年数だけでなく、自分の年間走行距離で期限がいつ来るかを確かめてください。
エンジンとモーターを分けて読む
| 項目 | 公式値・内容 |
|---|---|
| パワートレイン | e-SKYACTIV G 2.5、M ハイブリッド |
| エンジン型式・構成 | PY-VPH、水冷直列4気筒DOHC16バルブ |
| 排気量 | 2.488L |
| ボア×ストローク | 89.0×100.0mm |
| 圧縮比 | 13.0 |
| エンジン最高出力 | 131kW(178PS)/6,000〜6,200rpm |
| エンジン最大トルク | 237N・m/3,800〜4,000rpm |
| 燃料供給 | 筒内直接噴射(DI) |
| 使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| モーター型式・種類 | MK、交流同期電動機 |
| モーター最高出力 | フルカタログ記載4.8kW(約6.5PS)/1,000rpm。資料差は下記 |
| モーター最大トルク | 60.5N・m/100rpm |
| 動力用電池 | リチウムイオン、個数9、容量10Ah |
| 電池の総電圧・kWh容量 | 今回照合した国内主要諸元欄では確認できず |
| 外部充電・EV航続の公表値 | 外部充電を行うPHEVではないため比較対象外 |
| 変速機 | SKYACTIV-DRIVE、6EC-AT |
| 前進1〜3速 | 3.552/2.022/1.452 |
| 前進4〜6速 | 1.000/0.708/0.599 |
| 後退変速比 | 3.893 |
| 最終減速比・2WD | 4.624 |
| 最終減速比・4WD | 前4.624/後2.928 |
モーター出力は公式資料間に表記差があります。カタログページから辿れる202605諸元PDFは「4kW〈6.5PS〉」、別のメーカー公式フルカタログの紙面062頁は「4.8kW〈6.5PS〉」です。4kWを1kW=約1.36PSで換算すると約5.4PSなので、前者の併記は整合しません。上表ではフルカタログの記載値を出典付きで示し、資料差の解消は未確認とします。この差でグレードの推奨は決めていません。
2.488Lは一度に使う燃料の量ではなく、エンジンの排気量です。直列4気筒とDOHC16バルブは機構の構成、ボアとストロークはシリンダーの直径とピストンの移動距離です。圧縮比13.0や直噴も含めて燃焼を成り立たせる条件なので、一つの数値が大きいほど運転が楽とは言えません。
普段の運転へつなげるなら、出力とトルクがどの回転域で出るかを先に見ます。最大トルクは3,800〜4,000rpmです。低回転から最大値を使える、あるいはどの回転でも237N・mが出る、という意味ではありません。踏み増しに応じて6ATがギアを変えることと組み合わせて読む項目です。
M ハイブリッドは減速時のエネルギー回収やエンジンの補助を担う仕組みです。エンジン131kWにモーター4.8kWを足し、車全体の最大出力135.8kW(約184.7PS)と断定することはできません。最高出力を出す回転条件も機構も異なり、メーカーがその合計をシステム出力として公表しているわけではないためです。
同じ理由で、237N・mと60.5N・mを単純に足して車輪のトルクにはできません。モーターは低回転の補助に関わりますが、補助の量や時間は制御と電池状態にも左右されます。電池容量10AhだけからkWhを作るにも電圧などが必要で、今回は確認できない値を補いません。
6EC-ATは電子制御の6速オートマチックです。低いギアは発進や加速へ、高いギアは巡航へ使う構成を、前進6段の比から確認できます。4速1.000から5速0.708、6速0.599へ変わるため、同じ車速でも選択段でエンジン回転は変わります。
最終減速比は変速機より先の減速を表す項目です。4WDの前後の値は異なる機構の記載なので、後の2.928が小さいことだけで「後輪に力が伝わらない」と判断するものではありません。筆者は、ギア比の表を加速性能の順位表として使わず、試乗中の変速と回転の変化を理解する材料にします。
車重と燃費は駆動方式ごとに照合する
| 項目 | 2WD | 4WD |
|---|---|---|
| Sの車両重量 | 1,640kg | 1,710kg |
| Gの車両重量 | 1,670kg | 1,740kg |
| Lの車両重量 | 1,670kg | 1,740kg |
| L・サンルーフ装着時 | 1,710kg | 1,770kg |
| 駆動方式 | 前輪駆動(FF) | 4輪駆動(i-ACTIV AWD) |
| 燃料タンク | 56L | 58L |
| WLTC総合 | 15.2km/L | 14.2km/L |
| WLTC市街地 | 11.7km/L | 10.9km/L |
| WLTC郊外 | 15.5km/L | 14.4km/L |
| WLTC高速道路 | 17.2km/L | 16.2km/L |
数値は公式諸元の掲載条件によります。サンルーフはLだけの設定です。重量欄の標準値を、用品や乗員、荷物を積んだ実走行重量と取り違えないでください。Gのセットオプション等を含む注文車の最終重量は、販売店の仕様書でも確認します。
各標準仕様で4WDは同グレードの2WDより70kg重くなります。燃料タンクは2L大きいものの、WLTC総合は1.0km/L小さくなります。タンクの大きさだけで給油回数を比較せず、走る条件も合わせる必要があります。
燃費では、自分が多く使う走行モードを見てください。短距離の街乗り中心なら、総合値だけより市街地の値が参考になります。ただし、どの数値も定められた試験での結果です。気温、渋滞、空調、荷物などによる実燃費の変化まで保証するものではありません。
この読み方は国交省の燃費資料とWLTC3モードの確認方法にもつながります。筆者は、グレードが上がるほど燃費まで自動的によくなると思わず、同じ駆動方式の共通値と、重量や用品の個別条件を分けたいと考えます。
178PSの走りを車重・6AT・タイヤと組み合わせる
計算値は参考指標。加速時間や乗り心地の優劣を直接示すものではない。
最大トルクの回転域と、踏み増し時の変速を確かめる
エンジン出力を車両重量で割ると、S 2WDは約108.5PS/t、G・L 2WDは約106.6PS/tです。標準のG・L 4WDは約102.3PS/t、サンルーフ付きL 4WDは約100.6PS/tとなります。178PSを公式車両重量のトン換算で割った参考計算で、乗員は含みません。
この範囲から、LはSより上級だから加速でも明確に上回る、と結論づけることはできません。同じエンジンにどれだけの質量を載せるかという違いがあるからです。ただし、出力重量比だけで0〜100km/h加速を推定するのも不適切です。発進制御、変速、駆動力の伝わり方まで必要になります。
237N・mを出す回転域と6ATを合わせると、加速時には踏み増してギアを落とし、回転を使う場面が見込まれます。低回転のまま大きなトルクで押すディーゼルの感覚とは異なる可能性があります。これは諸元からの見立てで、実車の応答や音は試乗で確かめる項目です。※推測です
試乗では、制限速度を守って平坦路から緩い上りへ移るときに、同じ踏み方で速度を保ちやすいかを見ます。合流加速を確かめる場合も、交通状況に余裕のある販売店指定のルートを使ってください。急操作で性能を試す必要はありません。
筆者は、ピーク出力より「欲しい加速を出すまでにどのくらい踏み直すか」を重視します。踏み込んだときの応答、変速のタイミング、同乗者の頭の動きを一緒に確認すると、毎日の相性が見えてきます。広告の最大値を、自分のアクセル操作へ翻訳する作業です。
2WDと4WDは使用場所の違いとして選ぶ
4WDは、駆動力を前後輪へ伝える仕組みを持ちます。一方、標準仕様同士では70kgの重量増があり、同じエンジンでも車全体の条件は変わります。滑りやすい登りなど、駆動力を使う場面の安心材料になり得ますが、装着タイヤや路面条件の確認と組み合わせる必要があります。※推測です
4WDを選んでも、凍結路での停止や旋回が無条件に有利になるわけではありません。冬用タイヤやチェーン規制の確認は別です。また、冠水路の通過能力とも別の話です。車名や駆動方式を、危険な道路へ進入する理由にしてはいけません。
通常の舗装路が中心なら、2WDで不便がある場所を具体的に挙げてみます。自宅前の急坂、積雪が残る通勤路、未舗装の出入口などです。必要性を説明できるなら4WDを検討し、説明できなければ試乗と使用環境を整理してから決めるのがよいと筆者は考えます。
17インチと19インチは見栄え以外も確認する
Sの225/65R17とG・Lの225/55R19は、公称幅が同じ225mmです。65と55は幅に対するタイヤ側面の高さの割合を示します。単純計算で側面高さは約146.3mmと約123.8mmとなり、約22.5mmの差があります。実物の構造やたわみを測った値ではありません。
17インチのほうがタイヤ側面の高さに余裕があるため、路面からの入力の受け方に違いが出る可能性があります。ただし、銘柄、空気圧、車重、サスペンション設定も効くため、Sが必ず最も柔らかいとまでは断定できません。※推測です
19インチはホイール径の大きさをデザインに生かす一方、交換時も225/55R19の適合品を選びます。末尾の102Vと99Vは荷重能力や速度区分を示す記号です。公道でその速度を出してよい意味ではなく、交換時にサイズだけで選ばないための条件です。
筆者は、乗り心地を比較するなら同じ道、近い乗車人数、適正空気圧で確かめたいと考えます。Sを見ずにLの試乗結果だけで全グレードを評価したり、17インチから19インチへ交換すれば同じ仕様になると考えたりしないほうが、購入後の認識差を減らせます。
後席・荷室・Google画面を生活動線で確かめる
前席調整後の膝・足先・頭上を確認
後席を使ったまま積めるかを確認
停車中に目的地設定・戻る操作・端末接続を試す
サンルーフで室内高は32mm減少。画面の大きさと操作への慣れは分けて判断。
座る広さと、乗り降りのしやすさを分ける

新型は室内空間と荷室を見直し、後席へのアクセスにも配慮しています。とはいえ、カタログの室内幅1,592mmが、チャイルドシートを三つ並べられる幅を意味するわけではありません。座面形状、固定方法、ドア側の張り出しを実物で確かめます。
運転席を試乗者に合わせた後、そのまま後席へ移ってみてください。足先が前席下へ入るか、膝が当たらないか、頭上に余裕があるかを順に確認します。さらに、ドアを途中までしか開けられない状態で乗り降りできるかを見ると、自宅駐車場に近い条件になります。
G EXとLの後席ヒーターやUSBは、後席に長く座る家族がいる場合に意味を持ちます。一方、ほぼ使わない後席の装備を増やすより、運転者が毎日使う装備へ判断を集中する選び方もあります。筆者は「家族向け」という言葉を、実際に座る人と乗る時間へ置き換えることを勧めます。
荷室は「いつもの荷物」と「後席を倒せるか」で決まる
466Lという容量だけで、すべてのベビーカーや旅行かばんが同じように積めるとは限りません。メーカーは定員乗車時の荷物の積載例を示していますが、所有物の形状はそれぞれ異なります。折りたたんだベビーカーやゴルフバッグの外寸を測って持参すると話が早くなります。
後席を倒せば積載空間は広がりますが、同乗者の席が減ります。5人で旅行する日の荷物を、2人の車中泊時と同じ条件で評価しないでください。後席中央を倒して長い物を通す場合も、荷物の固定と乗員への干渉を確認します。
Lのハンズフリー開閉は、子どもや荷物を抱えたときの操作を助けます。ただし、センサーの反応位置や開閉範囲に慣れる必要があります。展示車では販売店の案内に従い、実際の靴や立ち位置で操作を試すと、自分に必要な機能か判断しやすくなります。
大画面はサイズと操作方法を別々に試す
S・Gは12.9インチ、Lは15.6インチのタッチパネルを備えます。いずれもGoogleを搭載する新しいインフォテインメントです。画面が大きいことだけで、すべての操作が簡単になるとは限りません。
停車中に目的地を音声で設定し、案内を消して、よく使う画面へ戻すところまで試してください。家族で使うなら、アカウントや接続する端末を切り替える際の手間も確認します。見やすい位置に情報があるか、触れるために体を前へ動かさずに済むかも大切です。
アプリや通信に関する利用条件は、車両本体の装備とは別です。通信サービスの無料期間、その後の契約、対応アプリ、動画を利用できる条件を販売店と公式案内で確認してください。走行中も自由に動画を見られるといった解釈はできません。
筆者は、画面の見栄えより「頻繁にする操作を迷わず終えられるか」を選択基準にします。G EXで音響を追加しても画面は12.9インチのままです。この差を理解したうえで、Lの大きさに自分が価値を感じるかを決めましょう。
安全装備は標準・追加機能・作動条件を分ける
支援機能の装備は自動運転や事故防止の保証ではない。運転者の安全確認が必要。
Sにもある機能と、上位で増える機能
公式装備表では、360°ビュー・モニターのシースルービューや、複数のスマート・ブレーキ・サポート機能などが全車標準です。Sを選ぶと周囲確認や衝突被害軽減機能が一切なくなる、という説明は正しくありません。
一方、前側方接近車両検知、ドライバー・モニタリング、DEA、追加のCTS機能は、G EX PackageとLで見る差です。G標準のCTSと、追加機能を含むCTSを同じ名前だけで扱わないことが大切です。
| 確認項目 | S・G標準 | G EX Package・L | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 360°ビュー・モニター | 標準 | 標準 | 映像でも死角確認の補助 |
| CTSの緊急停止支援 | 標準 | モニタリング連動を含む追加仕様 | 同じCTS名でも範囲が異なる |
| 渋滞時ハンズオフアシスト | なし | 装備 | 作動道路・条件の制限あり |
| 車線変更アシスト | なし | 装備 | 運転者の安全確認が必要 |
| 前側方接近車両検知 | なし | 装備 | 接近を知らせる補助 |
| ドライバー・モニタリング/DEA | なし | 装備 | 検知・停止支援には条件あり |
| HBC/ALH | S・G・G EXはHBC | LはALH | G EXでもALHにはならない |
この整理はマツダの安全性能説明と現行装備表に基づきます。装備の有無と事故防止効果を同じものとして扱わないでください。カメラやセンサーには検知できない対象・環境があります。
HBCはハイビームとロービームの切り替えを支援する仕組みです。LのALHは照らし方の制御が異なります。夜間に走ることが多い人は、機能名ではなく、どの場面でどのように光を調整するかを販売店で確認すると判断しやすくなります。
ハンズオフとDEAを「任せきり」に読み替えない
渋滞時ハンズオフアシストは、条件を満たす状況で運転操作の一部を支援する機能です。運転者が前を見なくてよい、眠ってよい、常に手を離してよいという意味ではありません。名称に「アシスト」が付いていることを省略しないで理解してください。
DEAは、ドライバーの異常を検知して復帰を促し、復帰できない場合の減速・停止などを支援します。すべての体調変化を見抜ける医療機器ではなく、衝突や路外逸脱を完全に防止する保証でもありません。体調が悪いときに運転を続ける理由にはできません。
SDカード、道路判定、緊急通報の契約を確認する
公式のグレード説明では、CTSの一部機能や路肩停車判断などに車載SDカードのデータを使うと説明されています。高速道路・自動車専用道路という道路条件と、SDカードの装着を分けて確認してください。一般道でも同じ機能が同じ形で動くと考えないことが大切です。
また、DEA停止後の自動救命要請にはコネクティッドサービスの契約が必要とされています。機械として装備されていることと、通信を伴う機能を使えることは同じではありません。納車時には契約の有無、サービスの開始、必要な操作を確認します。
筆者は、安全装備を「数が多いほど何も考えず安心」と評価しません。普段の道路で使える機能、作動しない条件、運転者に残る操作まで理解して選ぶほうが、装備を使いこなす判断になります。
試乗と販売店で聞きたい10の質問
グレード・駆動・タイヤ・サンルーフの違い
共通の追加装備とL固有の装備を分ける
駐車寸法、ドア開閉、座席と荷物
SDカード、通信契約、保証、最終仕様
本文の10問へ販売店の回答を書き込み、確認できない項目は未確認のまま持ち帰る。
比較するなら試乗の条件をそろえる

Sの17インチとLの19インチを比較したいのに、乗車人数や道路が大きく違うと、感じた差がどこから来たか分かりにくくなります。まず試乗車のグレード、駆動方式、タイヤ、サンルーフの有無を聞いてください。
乗り心地は運転席だけでなく後席でも確かめます。小さな段差を越えたときの揺れ、加速と減速のつながり、会話のしやすさを、普段一緒に乗る人の感想と合わせて確認します。試乗の短い時間ですべてを評価しようとせず、不満になりそうな三つに絞ると有効です。
道路が混んでいて試せなかった機能は、体験したことにしないでください。必要なら別の日時に再試乗を依頼します。筆者は、その場で決めるためのイベントではなく、不確かな条件を減らす時間として試乗を使います。
注文前に聞く10問
- 注文する車は5AA-KMYSDPの新型で、グレードと駆動方式は見積書どおりですか。
- 試乗車のタイヤ径と銘柄、空気圧、装着オプションは注文車と何が違いますか。
- G EX Packageに含まれる装備を、標準Gとの差分で説明できますか。
- EXを付けたGからLへ移ると、残りの差額で具体的にどの機能が増えますか。
- 自宅の駐車区画と天井高で、ドアとリフトゲートを問題なく開けられますか。
- 家族の乗車位置とチャイルドシート、いつもの荷物を同時に確認できますか。
- CTSの通常機能、渋滞時ハンズオフ、車線変更支援の作動条件はどこで確認できますか。
- SDカードと通信サービスの契約は、納車時にどの状態で引き渡されますか。
- 保証対象、点検予定、用品を含む注文車の最終仕様と納車見通しを確認できますか。
- 支払方法を変えた場合も、同じ車両・用品・諸費用・頭金で総額を比較できますか。
質問は「全部付いていますか」よりも、何が標準で何が追加かを聞く形にします。特にG EXとLでは、共通する追加装備とLだけの装備があるためです。回答を書き込んだ比較表を持ち帰れば、別の販売店や家族との相談でも条件をそろえられます。
持参するメモは三つでよい
駐車場の幅・長さ・天井高、積みたい物の外寸、家族が座る位置を用意します。次に、今の車で困っていることを三つだけ添えます。購入相談が装備一覧の読み上げから、自分の使い方を確認する時間へ変わります。
用品を追加すると、価格だけでなく積載や寸法の条件が変わる場合があります。ルーフに用品を取り付けるなら全高、冬用ホイールなら適合、荷室の用品なら積載物との干渉を別に確認してください。見積もりの行数を増やす前に、使う場面を説明できるかが判断の基準です。
グレード決定後の資金計画を同じ条件で比較
同じ車種・グレード(新型CX-5 G 2WD)、同じ乗り出し価格・頭金・ボーナス払い条件で比較。乗り出し価格3,800,000円、頭金800,000円、借入元本3,000,000円、ボーナス0円、返済期間60回。金利は固定と仮定、別途手数料等は除外。この仮定では、クラウドローン想定の総支払額は3,954,997円です。残価設定ローンより356,779円、ディーラーローンより316,544円、銀行ローンより55,427円安い試算です。いずれも頭金を含み、残価設定ローンは最終回に残価を支払って所有する比較です。節約額は仮定の金利差から生じるもので、実際の提案・審査・適用金利・借入可能額は申込者と金融機関によって異なり、最低金利を保証しません。
G 2WDを同じ乗り出し条件で比べる
車の仕様が決まったら、支払方法を比べます。ここではCX-5 G 2WDの車両本体3,520,000円に、諸費用などを試算上280,000円として足した乗り出し価格3,800,000円を使います。実際の見積もりではありません。頭金800,000円、借入元本3,000,000円、ボーナス払いなしは4方式で共通です。
下の比較は、元本と返済期間をそろえた計算例です。標準ローン3方式は60回の元利均等返済、残価設定ローンは59回の定額払いと60回目の残価1,200,000円支払いで所有する条件です。残価1,200,000円は試算用の仮定で、CX-5の公式保証残価や5年後の査定予測ではありません。
金利の確認日は2026年9月5日です。残価設定の4.8%はマツダ公式ページにある2026年5月時点の支払例の率を参考にしています。ただし、その公式例は61回・ボーナス併用など条件が異なるため、下表は公式返済例の転載でも同じ商品条件の保証でもありません。
銀行の2.70%は、三菱UFJ銀行の公式マイカーローンで確認した9月の借入201万〜500万円の通常区分です。同ページでは10月借入の同区分が2.95%と案内され、申し込み月でなく借入月の金利が適用されます。納車が先なら、今日の金利がそのまま使えるとは限りません。
ディーラーローン5.9%とクラウドローン経由2.0%は、比較のための仮定です。後者は「比較候補の銀行最低金利が適用された想定」を置いたものですが、特定の銀行の現行最低金利や、誰でも受けられる条件として示していません。公式情報から個別提案を確定できないため、事実と試算を分けています。
この仮定では、クラウドローン想定の総支払額は3,954,997円です。残価設定ローンより356,779円、ディーラーローンより316,544円、銀行ローンより55,427円安い試算です。いずれも頭金を含み、残価設定ローンは最終回に残価を支払って所有する比較です。節約額は仮定の金利差から生じるもので、実際の提案・審査・適用金利・借入可能額は申込者と金融機関によって異なり、最低金利を保証しません。
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月額を下げても最終回の支払いは消えない
残価設定は元本の一部を最後に残すため、途中の月額を小さくできます。ただし、所有を続けるために残価を支払うなら、その金額も総額へ入ります。返却を選ぶ場合は使用状態や走行距離などの条件が別途あり、追加負担が生じる場合もあります。月額だけを通常ローンと比べて「安い」と判断しないでください。
また、借入期間中は金利が変わらないと仮定して計算しています。変動金利の商品では返済額や総利息が変わる可能性があります。表は返済手段の構造を見るための材料で、将来の支払額を保証するものではありません。
全方式とも追加の保証料・契約手数料・振込手数料などは比較に含めていません。銀行の表示金利に含まれる保証料はその表示条件に従いますが、別途請求される費目は実際の提案書で足す必要があります。比較するときは、ある方式にだけ必要な費目を落としていないかを確認してください。
計算式と端数の扱い
通常ローンは、月利をr、借入元本をP、返済回数をnとして、月額をP×r÷{1−(1+r)のマイナスn乗}で計算しています。残価設定は、60回目の残価を現在価値へ割り引いて元本から引き、その残りを59回の定額払いへ配分しました。
表示する月額と総額は、端数を保った計算結果からそれぞれ1円単位に丸めています。丸めた月額を単純に掛けると数十円の差が出る場合があり、実際の契約では初回や最終回で調整されます。総支払額には頭金800,000円を含め、総利息は返済総額から借入元本を引いています。
現金一括なら、この仮定では3,800,000円を支払い、ローン利息はありません。一方、借入を使えば購入時に残せる現金が増えても、毎月返済する義務が残ります。手元に置くお金をすべて余剰資金や利益と考えないことが大切です。
筆者は、金利差で浮く試算額を、そのまま上位グレードへ移る理由にしないほうがよいと考えます。金利は審査と借入時期で変わり、L固有の装備が必要かという判断とは別です。返済に余裕を残せるかを確認してから、注文する仕様を確定しましょう。
よくある疑問と筆者の見立て
駐車場、後席、荷物の条件を合わせる
2WDと4WDを使う道で選ぶ
S・G・G EX・Lの差を使う回数で判断
欲しい装備と、まだ確かめていない条件を分けて注文書へ反映する。
Sを選ぶとエンジンが弱いのか

いいえ。国内のS・G・Lは、公式諸元上で同じe-SKYACTIV G 2.5を搭載します。違いを感じる可能性があるのは、車重、駆動方式、タイヤ、装備条件なども組み合わさるためです。エンジン出力だけの上下関係ではありません。
G EX PackageはLと同じなのか
同じではありません。追加のCTS機能やBoseなど共通する装備は増えますが、前席ベンチレーション、15.6インチ画面、ALHなどはLを選ぶ理由として残ります。パノラマサンルーフもLだけのオプションです。まず共通点を確認し、その後に残る差を見てください。
4WDなら冬用タイヤを省けるのか
省けません。駆動方式は停止や旋回を含めたすべての性能を保証するものではありません。使用地の降雪・凍結状況、タイヤの適合、道路の規制を別に確認します。必要な装備を駆動方式だけで代替しないことが大切です。
サンルーフは後席が広くなる装備なのか
明るさや開放感のための装備ですが、公式の室内高は装着すると1,299mmから1,267mmへ小さくなります。体感と実寸を分けて確認してください。身長の高い家族が乗るなら、同じ装着条件の実車で頭上を確認する価値があります。
モーターの出力差は解決したのか
今回確認した公式フルカタログには4.8kW(約6.5PS)とありますが、別の公式諸元PDFでは換算の合わない記載が残っています。メーカーによる訂正告知までは確認できていません。表では参照した資料を明示し、グレードの優劣や加速の断定にこの差を使っていません。
筆者の見立て|上級装備を「使う回数」で選ぶ
新型CX-5の選択は、エンジンを上げるかより、日々の動作をどこまで装備で助けたいかに重心があります。Sには共通の基本機能、Gには電動調整と開閉、G EXには追加支援と後席の装備、Lにはさらに固有の快適・灯火・表示機能があります。
筆者は、まず駐車場と後席・荷物の条件を満たすかを見ます。次に、普段の道路で2WDと4WDを選び、最後に装備の差を詰めます。この順序なら、車体が自宅に合わないことや、欲しい機能が標準でなかったことを、契約後に知る場面を減らせます。
注文前に必要なのは、カタログを暗記することではありません。「この差額はこの不便を減らすため」と自分で説明できる仕様を選ぶことです。表と質問メモを使い、まだ確認できていない項目を販売店で埋めてください。
参照した主な情報源
すべて2026年9月5日確認。数値の最終適用は注文する仕様の最新資料を確認してください。
- マツダ:新型CX-5発売の公式発表(2026年5月21日)
- マツダ:現行CX-5のグレード比較
- マツダ:202605主要諸元・装備PDF
- マツダ:公式フルカタログ、モーター値は紙面062頁参照
- マツダ:新型CX-5の走行性能
- マツダ:安全性能と機能の注意事項
- マツダ:新型CX-5、室内・荷室・保証・支払参考例
- 三菱UFJ銀行:ネットDEマイカーローン、借入月と金額別金利
- クラウドローン運営会社:サービスの役割
