国交省「自動車の燃費性能」9月版|WLTC3モードを購入前に確認

国土交通省が2026年9月1日現在で公表した自動車の燃費性能一覧を、11分類、型式、類別区分番号、WLTC市街地・郊外・高速道路モードの順に読み解きます。

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国交省「自動車の燃費性能」9月版|WLTC3モードを購入前に確認

国土交通省は「自動車の燃費性能 9月版」に当たる公表ページを、2026年9月1日現在の内容へ更新しました。現在販売されている車だけでなく、これから販売される予定の車も対象です。ところが、メーカー別の表を開くと、似た車名や型式が何行も並び、どの数値を自分の候補車に当てはめればよいのか迷いやすくなっています。

見る順番は難しくありません。最初に車両の分類を選び、車名ではなく型式と類別区分番号を合わせます。そのうえで、WLTC総合値に加えて、市街地・郊外・高速道路の3モードを普段の使い方に重ねます。候補の型式が表にない場合は、似た車の数値を借りず、メーカーまたは販売店へ確認するのが確実です。

購入前に押さえる5点

  • 公表ページは2026年9月1日現在。次回更新は2026年10月1日の予定です。
  • 乗用車だけでなく、軽乗用車、貨物車、バス、トラックなど11分類に分かれています。
  • 同じ車名でも型式、重量、駆動方式、変速機などで燃費値が分かれます。
  • 短距離の送迎が多いなら市街地、郊外通勤なら郊外、長距離移動なら高速道路の値も確認します。
  • 一覧の数値は実燃費の保証ではありません。気象、渋滞、加速、エアコンの使用などで変わります。

この記事では、自動車の燃費性能 9月版を購入前の確認へ使えるように読み解きます。特定の1車種を評価するものではないため、個別車種の諸元、加速や乗り心地などの走行評価、グレードごとの価格差は対象外です。代わりに、国交省の11分類と掲載項目を省略せず、候補車の行を取り違えないための実務的な確認方法をまとめます。

自動車の燃費性能9月版で分かること

2026年9月版公表一覧を確認する4つの時点更新日と商談時点を分け、未掲載の型式を推測で補わないための流れです。
  1. 2026年9月1日一覧の基準日

    販売中または販売予定の車を区分・メーカー別に公表。

  2. 商談前型式を確認

    見積書とメーカー公式カタログを手元に置く。

  3. 未掲載時メーカーへ照会

    似た車名の数値を代用しない。

  4. 2026年10月1日次回更新予定

    新型車や仕様変更車は更新後も再確認。

公表ページの日付は個々の車の発売日ではなく、一覧の基準日です。

Loan

購入前に支払い計画を確認

金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。

2026年9月1日現在の更新範囲

国交省「自動車の燃費性能」9月版|WLTC3モードを購入前に確認:自動車の燃費性能9月版で分かることの関連画像
画像出典: LEXUS、「NX」の新型モデルを世界初公開 | レクサス | グローバルニュースルーム | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト 出典ページ

国交省の公表ページは、「自動車の燃費性能の評価及び公表に関する実施要領」に基づく一覧です。2026年9月1日現在、販売中または今後販売予定の自動車について、メーカーから提供された情報を車種区分ごとに確認できます。

ここで注意したいのは、ページ上の日付が個々の車の発売日を示すわけではないことです。9月1日という日付は一覧の基準日です。候補車の年式や仕様変更日を確かめたいときは、メーカー公式カタログや販売店の見積書も一緒に見ます。

一覧は一つの巨大な順位表ではありません。ガソリン乗用車、軽乗用車、ディーゼル車、貨物車、バスなどに分かれ、さらにメーカー別の表が用意されています。まず自分が探している車の燃料と用途を決めなければ、別区分の表を見てしまう可能性があります。

一覧に掲載されない車種の確認先

国交省は、掲載されていない型式や車種について、各メーカーへ問い合わせるよう案内しています。未掲載だから燃費試験をしていない、あるいは販売できないという意味ではありません。更新時期や表への反映時期がずれることもあるため、似た車名の行を代用しないことが大切です。

購入手続きの途中なら、販売店に「見積書の型式と類別区分番号は何か」「その番号に対応するWLTC各モード値はどれか」と尋ねます。口頭だけでなく、見積書、メール、カタログなど後から見返せる形で残しておくと、装備変更後も照合しやすくなります。

次回更新予定と購入時の注意

公表ページには、次回更新を2026年10月1日に予定していると記されています。9月中に新型車や一部改良車の商談をする場合、商談時点では一覧に反映されていない可能性があります。掲載を待たずに契約するなら、正式な型式と燃費値をメーカー資料で確認してください。

燃費一覧は候補車を絞るための有力な一次資料ですが、それだけで購入を決める資料ではありません。安全装備、乗車人数、荷物の量、駐車場の寸法、走行距離、道路環境を合わせて考える必要があります。

国交省の11分類を完全表で確認

入口を間違えない燃料と用途で選ぶ11分類乗用車、貨物車、バス、重量車を同じ表で混ぜず、該当する入口を選びます。
番号分類対象の目安
1ガソリン乗用(普通・小型)国産・輸入の登録乗用車
2ガソリン軽乗用軽乗用車
3ディーゼル乗用軽油の乗用車
4LPG乗用LPGの乗用車
5ガソリン小型バスガソリンの小型バス
6ディーゼル小型バス軽油の小型バス
7ガソリン貨物(普通・小型)登録貨物車
8ガソリン軽貨物軽バン・軽トラック
9ディーゼル貨物軽油の貨物車
10路線・一般バス旅客輸送用バス
11トラック・トラクタ重量車

車名検索の前に、燃料と車両用途で分類を確定します。

まず燃料と用途を決める

国交省ページでは、燃料や用途に応じて次の11分類が案内されています。乗用車を探している人は最初の4分類を見ることが多いものの、軽貨物や小型バスを仕事で使う場合は別の表です。名称が近くても対象が異なるため、入口を正しく選びます。

番号国交省の分類最初に確認する人・車両の目安
1ガソリン乗用自動車(普通・小型、国産・輸入)登録車のガソリン車やハイブリッド車を探す人
2ガソリン軽乗用自動車黄色ナンバーの軽乗用車を探す人
3ディーゼル乗用自動車軽油を使う乗用車を探す人
4LPG乗用自動車LPGを燃料とする乗用車を確認する人
5ガソリン小型バスガソリンの小型バスを確認する事業者
6ディーゼル小型バス軽油の小型バスを確認する事業者
7ガソリン貨物自動車(普通・小型)登録車のバンやトラックを確認する人
8ガソリン軽貨物自動車軽バンや軽トラックを確認する人
9ディーゼル貨物自動車軽油を使う貨物車を確認する人
10路線バス・一般バス旅客輸送用のバスを確認する事業者
11トラック・トラクタ重量車のトラックやトラクタを確認する事業者

ハイブリッド車は、電気だけで走るバッテリーEVと同じ表を探すのではなく、使用燃料と車両区分を確認します。プラグインハイブリッドも、給油と充電を組み合わせる特性があるため、カタログやメーカー資料の電力消費率、EV走行距離などを別途見る必要があります。国交省の燃費一覧だけで電動車の使い方を一つの数値にまとめないようにします。

輸入車もガソリン乗用車の分類に含まれますが、メーカーごとの掲載方法やモデル名の表記が販売店での呼び方と異なることがあります。ブランド名だけで検索できないときは、見積書に記載された型式を使うと絞り込みやすくなります。

一覧表の項目を順番に読む

行を特定する順番車名から燃費値まで5段階で照合数値の高い行を選ぶのではなく、認証上の条件を先に合わせます。
  1. 1車名

    候補行を探す入口

  2. 2型式

    正式な型式を一致

  3. 3類別区分番号

    同型式内の仕様を特定

  4. 4重量・駆動・変速機

    見積もり仕様と照合

  5. 5WLTC・CO2

    条件一致後に数値を読む

CVT、AT、MTやF・R・Aの略号は項目定義と販売資料を突き合わせます。

燃費表で最初に目に入りやすいのは車名とkm/Lの数値です。しかし、比較の土台になるのは型式、類別区分番号、車両重量、駆動方式です。車名が一致していても、この条件が違えば同じ仕様とは限りません。

国交省「自動車の燃費性能」9月版|WLTC3モードを購入前に確認:一覧表の項目を順番に読むの関連画像
画像出典: ルーミーを一部改良 | トヨタ | グローバルニュースルーム | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト 出典ページ

車名より先に型式と類別区分番号を合わせる

型式は、車の構造や原動機などを区別する認証上の手がかりです。同じ販売名でも、エンジン、ハイブリッドシステム、駆動方式、改良時期などで別の型式になる場合があります。まず見積書や車検証情報の型式を国交省一覧の行と合わせます。

類別区分番号は、同じ型式の中の仕様をさらに見分けるために役立ちます。新車の商談では見積書にすべてが出ていないこともあるので、担当者に確認します。中古車なら車検証情報で確認し、販売店の商品名だけを基準にしないほうが安全です。

型式指定番号や類別区分番号が省略された中古車もあります。その場合は、初度登録年月、原動機型式、車両重量、駆動方式など複数の情報を合わせ、最終的にはメーカーまたは販売店へ確認します。一つの項目だけが似ている行を採用するのは避けます。

車両重量・駆動方式・変速機を見る

同じ型式でも、車両重量の区分、前輪駆動か四輪駆動か、変速機の種類によって行が分かれる場合があります。サンルーフ、電動シート、大径タイヤなどのメーカーオプションが重量区分へ影響する可能性もあります。見積書にオプションを入れた後の条件で尋ねるのが実務的です。

変速機・駆動方式の略号

国交省の項目定義では、CVTは無段変速機、nATは前進n段の自動変速機、mATx2は副変速機付き前進m段の自動変速機を表します。nMTは前進n段の手動変速機、mMTx2は副変速機付き前進m段の手動変速機です。Eは電子制御式、LTCはロックアップ機構付きトルクコンバーターを示します。

駆動方式のFは前輪駆動、Rは後輪駆動、Aは全輪駆動です。販売カタログではFF、FR、4WD、AWDなど別の表記を使うことがあります。表記の文字だけを見比べず、販売店に同じ駆動方式か確認してください。

燃費基準達成率と排出ガス欄を分けて読む

燃費性能と排出ガス性能は関連しますが、同じ指標ではありません。燃費基準達成率はエネルギー消費効率の目標に対する達成状況を読み取る項目です。一方、排出ガス欄は有害物質を減らす技術や規制への適合を確認するための情報です。

環境性能を比較するときは、km/Lが高いという理由だけで排出ガス性能も同じ順序だと考えないようにします。税制上の扱いを確認する場合も、登録時期、車両区分、制度の適用条件が関係します。購入時点の税額は販売店の正式な見積もりで確認してください。

WLTC総合・市街地・郊外・高速道路の違い

WLTC3モード走る環境に近い列を選ぶ総合値に加え、普段多く走る環境の数値を確認します。
総合3モードを所定比率で統合

単純平均ではない比較の入口。

市街地信号・渋滞・低速

送迎や近距離の買い物に近い。

郊外信号影響の少ない道路

流れのよい通勤路に近い。

高速道路高速での走行

長距離移動や高速通勤に近い。

実際の燃費は気象、渋滞、加速、エアコン、積載などで変わります。

WLTCモードは、国際的な試験方法WLTPに基づき、日本の表示では総合値に加えて市街地、郊外、高速道路の走行環境別燃費が示されます。総合値は3つの値を単純に足して3で割ったものではなく、各モードを所定の構成比でまとめた値です。

市街地モードが近い使い方

市街地モードは、信号や渋滞の影響を受ける比較的低速な走行を想定しています。近所への買い物、子どもの送迎、駅までの移動など、短い距離で停止と発進を繰り返す人は、市街地の列を重く見ます。

ただし、同じ市街地でも一回の走行距離が極端に短いと、エンジンや駆動系が温まる前に到着します。冬の暖房、夏の冷房、坂道、積載量も影響します。試験値と自宅周辺の実燃費が一致すると考えず、現在の車での走り方も販売店へ伝えます。

郊外モードが近い使い方

郊外モードは、信号や渋滞の影響をあまり受けない走行を想定した値です。一定速度で流れやすい幹線道路や郊外の通勤路を日常的に走る人は、総合値とともに郊外値を確認します。

信号が少ない道路でも、急な上り下りが続く、朝夕だけ混雑する、冬に積雪するなど、地域ごとの条件があります。道路名だけで郊外と決めず、止まる回数、平均的な速度、坂の多さを基準に考えると、自分の使い方へ置き換えやすくなります。

高速道路モードが近い使い方

高速道路モードは、高速道路などでの走行を想定しています。週末の遠出、県をまたぐ移動、高速道路を使う通勤が多いなら、この列を見ます。総合値が近い2台でも、高速道路値に差があれば、長距離中心の人にとって判断材料になります。

実際の高速道路では、速度、向かい風、雨、冬用タイヤ、ルーフボックス、乗車人数などで消費量が変わります。合流や追い越しで加速する場面もあるため、一定速度だけの理想条件とは限りません。燃費と同時に、直進安定性、運転支援、シートの疲れにくさも試乗で確かめます。

どの燃費値を優先するかは使い方で決める

利用場面から逆算走り方別に優先する燃費値年間走行距離だけでなく、止まる回数や道路環境も伝えます。
主な使い方優先する列合わせて確認
送迎・買い物市街地一回の距離・冷暖房
郊外通勤郊外渋滞・坂・積雪
高速長距離高速道路風・速度・タイヤ・積載
用途混在総合+最多環境各環境の走行距離

曜日の数ではなく、各環境で走る距離の比率を目安にします。

年間走行距離が同じでも、近距離の送迎を繰り返す人と、高速道路を一定速度で走る人では重視する列が違います。候補車を比べる前に、自分の1週間の運転を市街地、郊外、高速道路に分けてみましょう。

国交省「自動車の燃費性能」9月版|WLTC3モードを購入前に確認:どの燃費値を優先するかは使い方で決めるの関連画像
画像出典: ステラ | SUBARU 出典ページ
主な使い方最優先で見る列次に確認する列見落としやすい条件
近距離の送迎・買い物市街地総合一回の距離、冷暖房、坂道
郊外の通勤郊外総合・市街地朝夕の渋滞、積雪、信号数
高速道路の長距離移動高速道路総合速度、風、タイヤ、積載
3環境が混在総合実際に多い環境の値月ごとの用途変化

近距離の送迎や買い物が中心

市街地値を優先しつつ、乗り降りのしやすさ、最小回転半径、荷室の使い勝手も見ます。燃費差が小さくても、毎日の駐車やチャイルドシートの操作に無理があると、使いやすい車とはいえません。

軽乗用車を含めて検討するなら、ミライースのグレードと燃費・走りの選び方も具体例になります。この記事の国交省一覧で型式を合わせた後、個別車の記事で装備や走行特性を確認する順番が分かりやすいでしょう。

郊外の通勤が中心

郊外値に加えて、通勤路の一部で渋滞するなら市街地値も見ます。冬用タイヤを長期間使う地域や、標高差の大きい地域では、試験値との差が広がることがあります。販売店には片道距離だけでなく、坂道と渋滞の有無も伝えます。

高速道路での長距離移動が多い

高速道路値だけでなく、燃料タンク容量や一充電走行距離、給油・充電のしやすさを組み合わせます。PHEVやバッテリーEVを候補にする場合、km/Lだけではなく電力消費率と充電環境が必要です。新型レクサスNXの450h+・350h・300h比較では、パワートレーンと長距離利用の考え方を個別車の例で確認できます。

使い方が混在する

平日は市街地、休日は高速道路という人は、総合値を入口にしつつ、走行距離の多いモードを優先します。平日5日と休日2日という日数だけでなく、各環境で何km走るかを概算すると判断しやすくなります。

販売店へ年間走行距離だけを伝えるのでは足りません。「平日は片道8kmで信号が多い」「月2回は高速道路を往復200km走る」のように、距離と環境をセットで説明すると、候補の絞り込みに使える助言を得やすくなります。

候補車を型式・類別区分番号で照合する

商談で使う6手順候補行を取り違えない照合フロー見積書・車検証情報・公式カタログを使って一段ずつ絞ります。
  1. 1車両分類

    燃料と用途を選ぶ

  2. 2メーカー表

    該当する表を開く

  3. 3販売名

    候補行を検索

  4. 4型式

    見積書と一致

  5. 5詳細条件

    類別・重量・駆動を一致

  6. 6販売店確認

    3モードまで再確認

一覧にない型式は、似た車の値を使わずメーカーまたは販売店へ確認します。

燃費表を実際の商談に使うなら、次の6段階で確認します。途中で条件が合わなくなったら、同じ車名の別行へ都合よく移らず、販売店へ確認します。

  1. 候補車の燃料と車両用途から、国交省の11分類を選ぶ。
  2. 該当するメーカーの表を開く。
  3. 販売名を手がかりに候補行を探す。
  4. 見積書または車検証情報の型式を一致させる。
  5. 類別区分番号、車両重量、駆動方式、変速機を合わせる。
  6. WLTC総合と3モードの値を販売店に再確認する。

見積書・車検証情報・カタログを手元に置く

新車では見積書とメーカー公式カタログ、中古車では車検証情報と車両の装備表を用意します。ウェブの商品ページは読みやすい一方、表示名が販売用に簡略化されていることがあります。認証上の情報と販売名をつなぐ資料として見積書を使います。

メーカーオプションを追加した後は、車両重量区分が変わらないか確認します。特に駆動用バッテリー、電動シート、大型ルーフ、特殊架装などがある車では、標準仕様の行だけを見て済ませないことが重要です。

同じ車名の別行を取り違えない

一覧内検索で車名を入れると、複数行が表示されることがあります。そこで最も高い燃費値を選ぶのではなく、型式から一つずつ条件を絞ります。前輪駆動と四輪駆動、車両重量の区分、変速機、タイヤなどが違う行を混ぜてはいけません。

候補が2行まで絞れても、類別区分番号が確認できないなら、販売店へ両方の行を見せてどちらかを尋ねます。この確認は、購入後に「カタログで見た数値と違う」と感じる行き違いを減らすためにも役立ちます。

一覧にないときはメーカーへ確認する

未掲載時は、国交省が案内する通りメーカーへ問い合わせます。発売直後、仕様変更直後、輸入車の導入時期などでは、表の更新と商談時期が合わないことがあります。販売店から正式資料を受け取り、確認できた日付も残します。

中古車では、現在の9月版だけでなく、その車が新車販売されていた時期のカタログや諸元表が必要な場合があります。現行車と同じ販売名でも、世代や改良前後で型式が異なります。現行一覧の似た行を過去年式へ当てはめないでください。

同じ車名で燃費値が違う理由

同名車でも行は別燃費値を分ける6つの条件商品名が同じでも、認証上の条件まで同じとは限りません。
型式構造・原動機等の区分

最初に一致させる。

類別同型式内の仕様

番号で絞り込む。

重量装備で区分が変化

オプション後も確認。

駆動F・R・A

販売表記と突き合わせる。

変速機CVT・AT・MT等

段数や副変速機も確認。

その他既定項目以外の差

欄の記載を読む。

同じ車名の中で最も高い数値を自動的に選ばないことが重要です。

行が分かれる主な条件

車名は読者に分かりやすい商品名ですが、燃費試験の条件を一意にする番号ではありません。同じ車名でも、前輪駆動と四輪駆動、標準車と装備の多い仕様、異なる変速機、車両重量区分などで数値が分かれます。

国交省「自動車の燃費性能」9月版|WLTC3モードを購入前に確認:同じ車名で燃費値が違う理由の関連画像
画像出典: 【公式】ミライース トップページ|ダイハツ 出典ページ
行が分かれる主な要因確認する資料購入時の聞き方
型式見積書・車検証情報この車の正式な型式は何ですか
類別区分番号見積書・車検証情報一覧のどの類別区分番号に該当しますか
車両重量諸元表・見積書オプション装着後の区分は変わりますか
駆動方式グレード表F、R、Aのどれに対応しますか
変速機諸元表国交省表の略号ではどれですか
車体形状・構造など国交省表の「その他」欄同型式で数値が違う理由は何ですか

国交省の項目定義では、「その他」欄は、変速機、車両重量、車体形状、構造などの既定項目以外の理由で同一型式に異なる燃費値がある場合、その要因を示すために使われます。空欄だから差がないと断定するのではなく、行全体を見て判断します。

燃費の最も高い行を候補車の値として紹介する販売表示があっても、自分の見積もり仕様に合うとは限りません。比較サイトや販売店の短い説明は入口にとどめ、国交省一覧と正式資料を突き合わせます。

CO2排出量と改善対策コードを読む

数値と略号を分ける燃費値からCO2欄を読む流れCO2は燃料別係数を使う換算値で、直接測定値ではありません。
  1. 1燃費 km/L

    該当行の燃費値

  2. 2ガソリン・軽油・LPG

    燃料別の発熱量を使用

  3. 3CO2排出係数

    項目定義の係数で換算

  4. 4CO2 g/km

    同燃料区分の比較材料

  5. 5改善・排出ガスコード

    技術の略号を確認

ライフサイクル全体の排出量を示す値ではありません。

一覧には燃費値だけでなく、CO2排出量や燃費向上対策、排出ガス対策に関する略号が載ることがあります。略号をすべて暗記する必要はありませんが、何を表す欄なのかを理解すると、燃費と排出ガスを混同しにくくなります。

CO2値は燃費からの換算値

国交省は、CO2排出量のg/kmについて、燃料別の発熱量とCO2排出係数を使い、燃費値から換算した値だと説明しています。型式認証の際にCO2を直接測定した値ではありません。

ガソリン・軽油・LPGの換算式

項目定義に示された式は次の通りです。燃費はkm/Lを使います。

  • ガソリン車は、1÷燃費×34.6×67.1。
  • ディーゼル車は、1÷燃費×37.7×68.6。
  • LPG車は、1÷燃費×28.1×59.8。

このCO2欄は、同じ燃料区分でエネルギー消費との関係を見る手がかりになります。一方で、製造、発電、燃料輸送まで含むライフサイクル全体の排出量を表す数字ではありません。バッテリーEVやPHEVを含めた環境負荷を一つの欄だけで順位付けしないようにします。

燃費向上対策コード

項目定義には、L、D、V、C、H、I、P、MC、CY、FI、B、TC、IC、EP、CN、CM、AMなどの燃費向上対策コードが示されています。ロックアップ機構、自動停止再始動、可変機構、ハイブリッドなど、燃費改善に用いられる技術を簡潔に示すための略号です。

略号が多いほど自分に向く車だとは限りません。例えば停止と発進の多い道路で効きやすい技術と、高速巡航時に効きやすい技術では役割が違います。詳しい作動条件はメーカーの技術説明や取扱説明書で確認します。

排出ガス対策コード

排出ガス対策のコードには、EGR、CCO、3W、AI、AS、DF、DN、SCR、NTCなどがあります。排気ガス再循環、触媒、二次空気供給、ディーゼル粒子状物質低減装置、窒素酸化物低減装置などを示す略号です。

燃費向上対策と排出ガス対策は目的が異なります。燃料消費を抑える技術と、有害物質の排出を減らす技術を別の欄で確認し、必要なら販売店に装着状況やメンテナンス条件を尋ねます。

購入前に販売店へ聞く10項目

回答を記録する見積もり仕様の確認リスト仕様変更後も同じ10項目を確認し、メールや見積書に残します。
型式・類別区分番号

候補行を特定する2項目

重量・駆動方式

オプション後の区分も確認

タイヤ・メーカーオプション

燃費値への影響を確認

WLTC総合・市街地

総合と低速環境を確認

WLTC郊外・高速道路

通勤と長距離環境を確認

9月版後の変更予定

更新後の仕様差を確認

数値だけでなく、どの見積もり仕様に対応するかをセットで残します。

見積もり仕様を一度で確認する

国交省一覧で候補行を見つけたら、販売店へ次の10項目を確認します。質問を一度に送れば、同じ条件で複数車を比較しやすくなります。

国交省「自動車の燃費性能」9月版|WLTC3モードを購入前に確認:購入前に販売店へ聞く10項目の関連画像
画像出典: LEXUS、「NX」の新型モデルを世界初公開 | レクサス | グローバルニュースルーム | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト 出典ページ
  1. 見積書に記載される正式な型式。
  2. 該当する類別区分番号。
  3. メーカーオプション装着後の車両重量区分。
  4. 前輪、後輪、全輪のどの駆動方式か。
  5. タイヤやメーカーオプションで燃費値が変わるか。
  6. 該当仕様のWLTC総合値。
  7. 該当仕様のWLTC市街地モード値。
  8. 該当仕様のWLTC郊外モード値。
  9. 該当仕様のWLTC高速道路モード値。
  10. 9月版公表後に仕様や認証値の変更予定があるか。

質問への回答は、できれば見積書、カタログの該当ページ、メールなどで残します。商談の途中でグレード、駆動方式、タイヤ、メーカーオプションを変えた場合は、変更後の型式と燃費値をもう一度確かめます。

個別車の記事を併読する場合も、公式値と編集部の使い方評価を分けて読みます。スバル ステラのグレード・安全装備・走りの選び方トヨタ ルーミーの安全装備と走りの選び方では、諸元値を日常の使い方へ置き換える例を確認できます。

同一条件300万円を4方式で比較

同一条件の試算支払総額300万円・60回の4方式比較頭金0円、借入300万円、ボーナス払いなし、手数料なし。すべて※推測です。
購入方法想定金利(年率)返済期間金利差月々返済額最終回残価総利息支払総額クラウドローン想定との差
残価設定ローン4.9%60回+3.7ポイント38,786円1,200,000円527,149円3,527,149円+434,750円
ディーラーローン4.9%60回+3.7ポイント56,476円なし388,582円3,388,582円+296,183円
銀行ローン2.70%60回+1.5ポイント53,507円なし210,423円3,210,423円+118,024円
クラウドローン経由(最低金利1.2%を仮定)1.2%60回基準51,540円なし92,399円3,092,399円基準

残価設定ローンは月々の返済後も最終回支払があり、支払いまたは買い取りを終えるまで所有条件を確認する必要があります。クラウドローン想定との差は、残価設定ローン434,750円、ディーラーローン296,183円、銀行ローン118,024円。実際の適用条件は申込先で確認してください。

比較条件をそろえる

車を決めるときは、燃費の差だけでなく支払総額も同じ条件で見ます。ここでは特定車種を想定せず、同一の一般乗用車・同一グレードについて、支払総額300万円、頭金0円、借入300万円、60回払い、ボーナス払いなし、手数料なしで比較しました。

残価設定ローンとディーラーローンの年4.9%は比較用の仮定です。銀行マイカーローンは、三菱UFJ銀行が2026年9月分として表示している借入額201万円以上500万円以下の年2.70%を使用しました。CrowdLoan経由は、公式FAQに示された年1.2〜9.8%の下限1.2%を仮定しています。実際の適用金利、審査、手数料、残価、返却条件は申込先と契約内容で変わります。以下はすべて※推測です。

購入方法想定金利(年率)月々返済額最終回残価総利息支払総額
残価設定ローン4.9%38,786円1,200,000円527,149円3,527,149円
ディーラーローン4.9%56,476円なし388,582円3,388,582円
銀行マイカーローン2.70%53,507円なし210,423円3,210,423円
CrowdLoan経由1.2%51,540円なし92,399円3,092,399円

CrowdLoan経由を年1.2%で利用できたという仮定では、残価設定ローンとの支払総額差は434,750円、ディーラーローンとの差は296,183円、銀行マイカーローンとの差は118,024円です。低い表示金利がそのまま適用されるとは限らないため、申込前に実質年率、諸費用、繰上返済条件まで確認してください。

残価設定ローンは月々の支払いを抑えやすい反面、最終回の残価と返却条件があります。走行距離や車両状態による精算条件、買い取りや再ローンの扱いを契約前に確認します。月額だけを通常ローンと比べると、最終回分を見落とします。

ディーラーローンは商談と手続きをまとめやすい一方、車両値引きと金利条件を分けて見る必要があります。銀行ローンやマッチングサービスも含めて事前審査の条件をそろえると、どの方法が自分に合うか判断しやすくなります。

よくある質問

迷いやすい5点燃費一覧を使う前の短答公表値の役割と型式確認の原則を短く整理します。
実燃費保証値ではない

同一試験条件で比べる指標。

総合3モードも見る

普段多い環境を優先。

同名車型式等を照合

車名だけで決めない。

未掲載メーカーへ確認

似た行を代用しない。

中古車当時資料も確認

世代・改良前後を分ける。

不明な条件は、販売店の正式資料に戻って確認します。

国交省一覧の燃費は実燃費ですか

国交省「自動車の燃費性能」9月版|WLTC3モードを購入前に確認:よくある質問の関連画像
画像出典: ステラ | SUBARU 出典ページ

実燃費の保証値ではありません。定められた試験方法で測った比較可能な指標です。実際の燃費は、気象、渋滞、加速、エアコン、坂道、タイヤ、積載などで変わります。同じ条件に近づけて候補車を比べるために使います。

WLTC総合だけを見ればよいですか

総合値は入口として便利ですが、普段の使い方に偏りがある人は3モードも見ます。短距離と信号が多いなら市街地、流れのよい郊外路なら郊外、高速移動が多いなら高速道路を優先します。

同じ車名なのに数値が違うのはなぜですか

型式、類別区分番号、車両重量、駆動方式、変速機、構造などが異なる可能性があります。車名だけを合わせず、見積書や車検証情報を使って行を特定してください。

候補の型式が一覧にない場合はどうしますか

似た型式の数値で代用せず、メーカーまたは販売店へ確認します。国交省の公表ページも、掲載のない型式や車種は各メーカーへ問い合わせるよう案内しています。

中古車にも使えますか

型式を確認する手がかりにはなりますが、現行の9月版だけで過去年式の仕様を確定できない場合があります。初度登録年月、車検証情報、当時の公式カタログを合わせ、改良前後を取り違えないようにします。

まとめ|型式を合わせて3モードを生活に重ねる

契約前の最終確認燃費一覧を使う5つの要点更新日、分類、型式、利用環境、確認先を順に見直します。
基準日は9月1日

次回は10月1日更新予定

11分類から選ぶ

燃料と車両用途を合わせる

型式・類別を一致

重量・駆動・変速機も確認

WLTC3モード

自分の道路環境へ重ねる

不明点を照会

メーカーまたは販売店へ確認

燃費に加え、安全、積載、乗り心地、給油・充電、支払総額も別軸で判断します。

国交省の自動車の燃費性能 9月版は、2026年9月1日現在の情報へ更新され、次回更新は10月1日の予定です。最初に11分類から正しい入口を選び、メーカー表の中で型式、類別区分番号、重量、駆動方式を合わせてください。

WLTC総合値だけでなく、市街地、郊外、高速道路の3モードを自分の走り方へ重ねます。候補の型式が見当たらない場合や、オプションで重量区分が変わる可能性がある場合は、メーカーまたは販売店へ確認します。

燃費差だけで購入を決める必要はありません。安全装備、積載、乗り心地、運転支援、給油・充電環境、支払総額を別の軸として比べると、自分の生活に合う車を選びやすくなります。

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