国土交通省は「自動車の燃費性能 9月版」に当たる公表ページを、2026年9月1日現在の内容へ更新しました。現在販売されている車だけでなく、これから販売される予定の車も対象です。ところが、メーカー別の表を開くと、似た車名や型式が何行も並び、どの数値を自分の候補車に当てはめればよいのか迷いやすくなっています。
見る順番は難しくありません。最初に車両の分類を選び、車名ではなく型式と類別区分番号を合わせます。そのうえで、WLTC総合値に加えて、市街地・郊外・高速道路の3モードを普段の使い方に重ねます。候補の型式が表にない場合は、似た車の数値を借りず、メーカーまたは販売店へ確認するのが確実です。
購入前に押さえる5点
- 公表ページは2026年9月1日現在。次回更新は2026年10月1日の予定です。
- 乗用車だけでなく、軽乗用車、貨物車、バス、トラックなど11分類に分かれています。
- 同じ車名でも型式、重量、駆動方式、変速機などで燃費値が分かれます。
- 短距離の送迎が多いなら市街地、郊外通勤なら郊外、長距離移動なら高速道路の値も確認します。
- 一覧の数値は実燃費の保証ではありません。気象、渋滞、加速、エアコンの使用などで変わります。
この記事では、自動車の燃費性能 9月版を購入前の確認へ使えるように読み解きます。特定の1車種を評価するものではないため、個別車種の諸元、加速や乗り心地などの走行評価、グレードごとの価格差は対象外です。代わりに、国交省の11分類と掲載項目を省略せず、候補車の行を取り違えないための実務的な確認方法をまとめます。
自動車の燃費性能9月版で分かること
- 2026年9月1日一覧の基準日
販売中または販売予定の車を区分・メーカー別に公表。
- 商談前型式を確認
見積書とメーカー公式カタログを手元に置く。
- 未掲載時メーカーへ照会
似た車名の数値を代用しない。
- 2026年10月1日次回更新予定
新型車や仕様変更車は更新後も再確認。
公表ページの日付は個々の車の発売日ではなく、一覧の基準日です。
購入前に支払い計画を確認
金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
2026年9月1日現在の更新範囲

国交省の公表ページは、「自動車の燃費性能の評価及び公表に関する実施要領」に基づく一覧です。2026年9月1日現在、販売中または今後販売予定の自動車について、メーカーから提供された情報を車種区分ごとに確認できます。
ここで注意したいのは、ページ上の日付が個々の車の発売日を示すわけではないことです。9月1日という日付は一覧の基準日です。候補車の年式や仕様変更日を確かめたいときは、メーカー公式カタログや販売店の見積書も一緒に見ます。
一覧は一つの巨大な順位表ではありません。ガソリン乗用車、軽乗用車、ディーゼル車、貨物車、バスなどに分かれ、さらにメーカー別の表が用意されています。まず自分が探している車の燃料と用途を決めなければ、別区分の表を見てしまう可能性があります。
一覧に掲載されない車種の確認先
国交省は、掲載されていない型式や車種について、各メーカーへ問い合わせるよう案内しています。未掲載だから燃費試験をしていない、あるいは販売できないという意味ではありません。更新時期や表への反映時期がずれることもあるため、似た車名の行を代用しないことが大切です。
購入手続きの途中なら、販売店に「見積書の型式と類別区分番号は何か」「その番号に対応するWLTC各モード値はどれか」と尋ねます。口頭だけでなく、見積書、メール、カタログなど後から見返せる形で残しておくと、装備変更後も照合しやすくなります。
次回更新予定と購入時の注意
公表ページには、次回更新を2026年10月1日に予定していると記されています。9月中に新型車や一部改良車の商談をする場合、商談時点では一覧に反映されていない可能性があります。掲載を待たずに契約するなら、正式な型式と燃費値をメーカー資料で確認してください。
燃費一覧は候補車を絞るための有力な一次資料ですが、それだけで購入を決める資料ではありません。安全装備、乗車人数、荷物の量、駐車場の寸法、走行距離、道路環境を合わせて考える必要があります。
国交省の11分類を完全表で確認
車名検索の前に、燃料と車両用途で分類を確定します。
まず燃料と用途を決める
国交省ページでは、燃料や用途に応じて次の11分類が案内されています。乗用車を探している人は最初の4分類を見ることが多いものの、軽貨物や小型バスを仕事で使う場合は別の表です。名称が近くても対象が異なるため、入口を正しく選びます。
| 番号 | 国交省の分類 | 最初に確認する人・車両の目安 |
|---|---|---|
| 1 | ガソリン乗用自動車(普通・小型、国産・輸入) | 登録車のガソリン車やハイブリッド車を探す人 |
| 2 | ガソリン軽乗用自動車 | 黄色ナンバーの軽乗用車を探す人 |
| 3 | ディーゼル乗用自動車 | 軽油を使う乗用車を探す人 |
| 4 | LPG乗用自動車 | LPGを燃料とする乗用車を確認する人 |
| 5 | ガソリン小型バス | ガソリンの小型バスを確認する事業者 |
| 6 | ディーゼル小型バス | 軽油の小型バスを確認する事業者 |
| 7 | ガソリン貨物自動車(普通・小型) | 登録車のバンやトラックを確認する人 |
| 8 | ガソリン軽貨物自動車 | 軽バンや軽トラックを確認する人 |
| 9 | ディーゼル貨物自動車 | 軽油を使う貨物車を確認する人 |
| 10 | 路線バス・一般バス | 旅客輸送用のバスを確認する事業者 |
| 11 | トラック・トラクタ | 重量車のトラックやトラクタを確認する事業者 |
ハイブリッド車は、電気だけで走るバッテリーEVと同じ表を探すのではなく、使用燃料と車両区分を確認します。プラグインハイブリッドも、給油と充電を組み合わせる特性があるため、カタログやメーカー資料の電力消費率、EV走行距離などを別途見る必要があります。国交省の燃費一覧だけで電動車の使い方を一つの数値にまとめないようにします。
輸入車もガソリン乗用車の分類に含まれますが、メーカーごとの掲載方法やモデル名の表記が販売店での呼び方と異なることがあります。ブランド名だけで検索できないときは、見積書に記載された型式を使うと絞り込みやすくなります。
一覧表の項目を順番に読む
- 1車名
候補行を探す入口
- 2型式
正式な型式を一致
- 3類別区分番号
同型式内の仕様を特定
- 4重量・駆動・変速機
見積もり仕様と照合
- 5WLTC・CO2
条件一致後に数値を読む
CVT、AT、MTやF・R・Aの略号は項目定義と販売資料を突き合わせます。
燃費表で最初に目に入りやすいのは車名とkm/Lの数値です。しかし、比較の土台になるのは型式、類別区分番号、車両重量、駆動方式です。車名が一致していても、この条件が違えば同じ仕様とは限りません。

車名より先に型式と類別区分番号を合わせる
型式は、車の構造や原動機などを区別する認証上の手がかりです。同じ販売名でも、エンジン、ハイブリッドシステム、駆動方式、改良時期などで別の型式になる場合があります。まず見積書や車検証情報の型式を国交省一覧の行と合わせます。
類別区分番号は、同じ型式の中の仕様をさらに見分けるために役立ちます。新車の商談では見積書にすべてが出ていないこともあるので、担当者に確認します。中古車なら車検証情報で確認し、販売店の商品名だけを基準にしないほうが安全です。
型式指定番号や類別区分番号が省略された中古車もあります。その場合は、初度登録年月、原動機型式、車両重量、駆動方式など複数の情報を合わせ、最終的にはメーカーまたは販売店へ確認します。一つの項目だけが似ている行を採用するのは避けます。
車両重量・駆動方式・変速機を見る
同じ型式でも、車両重量の区分、前輪駆動か四輪駆動か、変速機の種類によって行が分かれる場合があります。サンルーフ、電動シート、大径タイヤなどのメーカーオプションが重量区分へ影響する可能性もあります。見積書にオプションを入れた後の条件で尋ねるのが実務的です。
変速機・駆動方式の略号
国交省の項目定義では、CVTは無段変速機、nATは前進n段の自動変速機、mATx2は副変速機付き前進m段の自動変速機を表します。nMTは前進n段の手動変速機、mMTx2は副変速機付き前進m段の手動変速機です。Eは電子制御式、LTCはロックアップ機構付きトルクコンバーターを示します。
駆動方式のFは前輪駆動、Rは後輪駆動、Aは全輪駆動です。販売カタログではFF、FR、4WD、AWDなど別の表記を使うことがあります。表記の文字だけを見比べず、販売店に同じ駆動方式か確認してください。
燃費基準達成率と排出ガス欄を分けて読む
燃費性能と排出ガス性能は関連しますが、同じ指標ではありません。燃費基準達成率はエネルギー消費効率の目標に対する達成状況を読み取る項目です。一方、排出ガス欄は有害物質を減らす技術や規制への適合を確認するための情報です。
環境性能を比較するときは、km/Lが高いという理由だけで排出ガス性能も同じ順序だと考えないようにします。税制上の扱いを確認する場合も、登録時期、車両区分、制度の適用条件が関係します。購入時点の税額は販売店の正式な見積もりで確認してください。
WLTC総合・市街地・郊外・高速道路の違い
単純平均ではない比較の入口。
送迎や近距離の買い物に近い。
流れのよい通勤路に近い。
長距離移動や高速通勤に近い。
実際の燃費は気象、渋滞、加速、エアコン、積載などで変わります。
WLTCモードは、国際的な試験方法WLTPに基づき、日本の表示では総合値に加えて市街地、郊外、高速道路の走行環境別燃費が示されます。総合値は3つの値を単純に足して3で割ったものではなく、各モードを所定の構成比でまとめた値です。
市街地モードが近い使い方
市街地モードは、信号や渋滞の影響を受ける比較的低速な走行を想定しています。近所への買い物、子どもの送迎、駅までの移動など、短い距離で停止と発進を繰り返す人は、市街地の列を重く見ます。
ただし、同じ市街地でも一回の走行距離が極端に短いと、エンジンや駆動系が温まる前に到着します。冬の暖房、夏の冷房、坂道、積載量も影響します。試験値と自宅周辺の実燃費が一致すると考えず、現在の車での走り方も販売店へ伝えます。
郊外モードが近い使い方
郊外モードは、信号や渋滞の影響をあまり受けない走行を想定した値です。一定速度で流れやすい幹線道路や郊外の通勤路を日常的に走る人は、総合値とともに郊外値を確認します。
信号が少ない道路でも、急な上り下りが続く、朝夕だけ混雑する、冬に積雪するなど、地域ごとの条件があります。道路名だけで郊外と決めず、止まる回数、平均的な速度、坂の多さを基準に考えると、自分の使い方へ置き換えやすくなります。
高速道路モードが近い使い方
高速道路モードは、高速道路などでの走行を想定しています。週末の遠出、県をまたぐ移動、高速道路を使う通勤が多いなら、この列を見ます。総合値が近い2台でも、高速道路値に差があれば、長距離中心の人にとって判断材料になります。
実際の高速道路では、速度、向かい風、雨、冬用タイヤ、ルーフボックス、乗車人数などで消費量が変わります。合流や追い越しで加速する場面もあるため、一定速度だけの理想条件とは限りません。燃費と同時に、直進安定性、運転支援、シートの疲れにくさも試乗で確かめます。
どの燃費値を優先するかは使い方で決める
曜日の数ではなく、各環境で走る距離の比率を目安にします。
年間走行距離が同じでも、近距離の送迎を繰り返す人と、高速道路を一定速度で走る人では重視する列が違います。候補車を比べる前に、自分の1週間の運転を市街地、郊外、高速道路に分けてみましょう。

| 主な使い方 | 最優先で見る列 | 次に確認する列 | 見落としやすい条件 |
|---|---|---|---|
| 近距離の送迎・買い物 | 市街地 | 総合 | 一回の距離、冷暖房、坂道 |
| 郊外の通勤 | 郊外 | 総合・市街地 | 朝夕の渋滞、積雪、信号数 |
| 高速道路の長距離移動 | 高速道路 | 総合 | 速度、風、タイヤ、積載 |
| 3環境が混在 | 総合 | 実際に多い環境の値 | 月ごとの用途変化 |
近距離の送迎や買い物が中心
市街地値を優先しつつ、乗り降りのしやすさ、最小回転半径、荷室の使い勝手も見ます。燃費差が小さくても、毎日の駐車やチャイルドシートの操作に無理があると、使いやすい車とはいえません。
軽乗用車を含めて検討するなら、ミライースのグレードと燃費・走りの選び方も具体例になります。この記事の国交省一覧で型式を合わせた後、個別車の記事で装備や走行特性を確認する順番が分かりやすいでしょう。
郊外の通勤が中心
郊外値に加えて、通勤路の一部で渋滞するなら市街地値も見ます。冬用タイヤを長期間使う地域や、標高差の大きい地域では、試験値との差が広がることがあります。販売店には片道距離だけでなく、坂道と渋滞の有無も伝えます。
高速道路での長距離移動が多い
高速道路値だけでなく、燃料タンク容量や一充電走行距離、給油・充電のしやすさを組み合わせます。PHEVやバッテリーEVを候補にする場合、km/Lだけではなく電力消費率と充電環境が必要です。新型レクサスNXの450h+・350h・300h比較では、パワートレーンと長距離利用の考え方を個別車の例で確認できます。
使い方が混在する
平日は市街地、休日は高速道路という人は、総合値を入口にしつつ、走行距離の多いモードを優先します。平日5日と休日2日という日数だけでなく、各環境で何km走るかを概算すると判断しやすくなります。
販売店へ年間走行距離だけを伝えるのでは足りません。「平日は片道8kmで信号が多い」「月2回は高速道路を往復200km走る」のように、距離と環境をセットで説明すると、候補の絞り込みに使える助言を得やすくなります。
候補車を型式・類別区分番号で照合する
- 1車両分類
燃料と用途を選ぶ
- 2メーカー表
該当する表を開く
- 3販売名
候補行を検索
- 4型式
見積書と一致
- 5詳細条件
類別・重量・駆動を一致
- 6販売店確認
3モードまで再確認
一覧にない型式は、似た車の値を使わずメーカーまたは販売店へ確認します。
燃費表を実際の商談に使うなら、次の6段階で確認します。途中で条件が合わなくなったら、同じ車名の別行へ都合よく移らず、販売店へ確認します。
- 候補車の燃料と車両用途から、国交省の11分類を選ぶ。
- 該当するメーカーの表を開く。
- 販売名を手がかりに候補行を探す。
- 見積書または車検証情報の型式を一致させる。
- 類別区分番号、車両重量、駆動方式、変速機を合わせる。
- WLTC総合と3モードの値を販売店に再確認する。
見積書・車検証情報・カタログを手元に置く
新車では見積書とメーカー公式カタログ、中古車では車検証情報と車両の装備表を用意します。ウェブの商品ページは読みやすい一方、表示名が販売用に簡略化されていることがあります。認証上の情報と販売名をつなぐ資料として見積書を使います。
メーカーオプションを追加した後は、車両重量区分が変わらないか確認します。特に駆動用バッテリー、電動シート、大型ルーフ、特殊架装などがある車では、標準仕様の行だけを見て済ませないことが重要です。
同じ車名の別行を取り違えない
一覧内検索で車名を入れると、複数行が表示されることがあります。そこで最も高い燃費値を選ぶのではなく、型式から一つずつ条件を絞ります。前輪駆動と四輪駆動、車両重量の区分、変速機、タイヤなどが違う行を混ぜてはいけません。
候補が2行まで絞れても、類別区分番号が確認できないなら、販売店へ両方の行を見せてどちらかを尋ねます。この確認は、購入後に「カタログで見た数値と違う」と感じる行き違いを減らすためにも役立ちます。
一覧にないときはメーカーへ確認する
未掲載時は、国交省が案内する通りメーカーへ問い合わせます。発売直後、仕様変更直後、輸入車の導入時期などでは、表の更新と商談時期が合わないことがあります。販売店から正式資料を受け取り、確認できた日付も残します。
中古車では、現在の9月版だけでなく、その車が新車販売されていた時期のカタログや諸元表が必要な場合があります。現行車と同じ販売名でも、世代や改良前後で型式が異なります。現行一覧の似た行を過去年式へ当てはめないでください。
同じ車名で燃費値が違う理由
最初に一致させる。
番号で絞り込む。
オプション後も確認。
販売表記と突き合わせる。
段数や副変速機も確認。
欄の記載を読む。
同じ車名の中で最も高い数値を自動的に選ばないことが重要です。
行が分かれる主な条件
車名は読者に分かりやすい商品名ですが、燃費試験の条件を一意にする番号ではありません。同じ車名でも、前輪駆動と四輪駆動、標準車と装備の多い仕様、異なる変速機、車両重量区分などで数値が分かれます。

| 行が分かれる主な要因 | 確認する資料 | 購入時の聞き方 |
|---|---|---|
| 型式 | 見積書・車検証情報 | この車の正式な型式は何ですか |
| 類別区分番号 | 見積書・車検証情報 | 一覧のどの類別区分番号に該当しますか |
| 車両重量 | 諸元表・見積書 | オプション装着後の区分は変わりますか |
| 駆動方式 | グレード表 | F、R、Aのどれに対応しますか |
| 変速機 | 諸元表 | 国交省表の略号ではどれですか |
| 車体形状・構造など | 国交省表の「その他」欄 | 同型式で数値が違う理由は何ですか |
国交省の項目定義では、「その他」欄は、変速機、車両重量、車体形状、構造などの既定項目以外の理由で同一型式に異なる燃費値がある場合、その要因を示すために使われます。空欄だから差がないと断定するのではなく、行全体を見て判断します。
燃費の最も高い行を候補車の値として紹介する販売表示があっても、自分の見積もり仕様に合うとは限りません。比較サイトや販売店の短い説明は入口にとどめ、国交省一覧と正式資料を突き合わせます。
CO2排出量と改善対策コードを読む
- 1燃費 km/L
該当行の燃費値
- 2ガソリン・軽油・LPG
燃料別の発熱量を使用
- 3CO2排出係数
項目定義の係数で換算
- 4CO2 g/km
同燃料区分の比較材料
- 5改善・排出ガスコード
技術の略号を確認
ライフサイクル全体の排出量を示す値ではありません。
一覧には燃費値だけでなく、CO2排出量や燃費向上対策、排出ガス対策に関する略号が載ることがあります。略号をすべて暗記する必要はありませんが、何を表す欄なのかを理解すると、燃費と排出ガスを混同しにくくなります。
CO2値は燃費からの換算値
国交省は、CO2排出量のg/kmについて、燃料別の発熱量とCO2排出係数を使い、燃費値から換算した値だと説明しています。型式認証の際にCO2を直接測定した値ではありません。
ガソリン・軽油・LPGの換算式
項目定義に示された式は次の通りです。燃費はkm/Lを使います。
- ガソリン車は、1÷燃費×34.6×67.1。
- ディーゼル車は、1÷燃費×37.7×68.6。
- LPG車は、1÷燃費×28.1×59.8。
このCO2欄は、同じ燃料区分でエネルギー消費との関係を見る手がかりになります。一方で、製造、発電、燃料輸送まで含むライフサイクル全体の排出量を表す数字ではありません。バッテリーEVやPHEVを含めた環境負荷を一つの欄だけで順位付けしないようにします。
燃費向上対策コード
項目定義には、L、D、V、C、H、I、P、MC、CY、FI、B、TC、IC、EP、CN、CM、AMなどの燃費向上対策コードが示されています。ロックアップ機構、自動停止再始動、可変機構、ハイブリッドなど、燃費改善に用いられる技術を簡潔に示すための略号です。
略号が多いほど自分に向く車だとは限りません。例えば停止と発進の多い道路で効きやすい技術と、高速巡航時に効きやすい技術では役割が違います。詳しい作動条件はメーカーの技術説明や取扱説明書で確認します。
排出ガス対策コード
排出ガス対策のコードには、EGR、CCO、3W、AI、AS、DF、DN、SCR、NTCなどがあります。排気ガス再循環、触媒、二次空気供給、ディーゼル粒子状物質低減装置、窒素酸化物低減装置などを示す略号です。
燃費向上対策と排出ガス対策は目的が異なります。燃料消費を抑える技術と、有害物質の排出を減らす技術を別の欄で確認し、必要なら販売店に装着状況やメンテナンス条件を尋ねます。
購入前に販売店へ聞く10項目
候補行を特定する2項目
オプション後の区分も確認
燃費値への影響を確認
総合と低速環境を確認
通勤と長距離環境を確認
更新後の仕様差を確認
数値だけでなく、どの見積もり仕様に対応するかをセットで残します。
見積もり仕様を一度で確認する
国交省一覧で候補行を見つけたら、販売店へ次の10項目を確認します。質問を一度に送れば、同じ条件で複数車を比較しやすくなります。

- 見積書に記載される正式な型式。
- 該当する類別区分番号。
- メーカーオプション装着後の車両重量区分。
- 前輪、後輪、全輪のどの駆動方式か。
- タイヤやメーカーオプションで燃費値が変わるか。
- 該当仕様のWLTC総合値。
- 該当仕様のWLTC市街地モード値。
- 該当仕様のWLTC郊外モード値。
- 該当仕様のWLTC高速道路モード値。
- 9月版公表後に仕様や認証値の変更予定があるか。
質問への回答は、できれば見積書、カタログの該当ページ、メールなどで残します。商談の途中でグレード、駆動方式、タイヤ、メーカーオプションを変えた場合は、変更後の型式と燃費値をもう一度確かめます。
個別車の記事を併読する場合も、公式値と編集部の使い方評価を分けて読みます。スバル ステラのグレード・安全装備・走りの選び方やトヨタ ルーミーの安全装備と走りの選び方では、諸元値を日常の使い方へ置き換える例を確認できます。
同一条件300万円を4方式で比較
残価設定ローンは月々の返済後も最終回支払があり、支払いまたは買い取りを終えるまで所有条件を確認する必要があります。クラウドローン想定との差は、残価設定ローン434,750円、ディーラーローン296,183円、銀行ローン118,024円。実際の適用条件は申込先で確認してください。
比較条件をそろえる
車を決めるときは、燃費の差だけでなく支払総額も同じ条件で見ます。ここでは特定車種を想定せず、同一の一般乗用車・同一グレードについて、支払総額300万円、頭金0円、借入300万円、60回払い、ボーナス払いなし、手数料なしで比較しました。
残価設定ローンとディーラーローンの年4.9%は比較用の仮定です。銀行マイカーローンは、三菱UFJ銀行が2026年9月分として表示している借入額201万円以上500万円以下の年2.70%を使用しました。CrowdLoan経由は、公式FAQに示された年1.2〜9.8%の下限1.2%を仮定しています。実際の適用金利、審査、手数料、残価、返却条件は申込先と契約内容で変わります。以下はすべて※推測です。
| 購入方法 | 想定金利(年率) | 月々返済額 | 最終回残価 | 総利息 | 支払総額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 残価設定ローン | 4.9% | 38,786円 | 1,200,000円 | 527,149円 | 3,527,149円 |
| ディーラーローン | 4.9% | 56,476円 | なし | 388,582円 | 3,388,582円 |
| 銀行マイカーローン | 2.70% | 53,507円 | なし | 210,423円 | 3,210,423円 |
| CrowdLoan経由 | 1.2% | 51,540円 | なし | 92,399円 | 3,092,399円 |
CrowdLoan経由を年1.2%で利用できたという仮定では、残価設定ローンとの支払総額差は434,750円、ディーラーローンとの差は296,183円、銀行マイカーローンとの差は118,024円です。低い表示金利がそのまま適用されるとは限らないため、申込前に実質年率、諸費用、繰上返済条件まで確認してください。
残価設定ローンは月々の支払いを抑えやすい反面、最終回の残価と返却条件があります。走行距離や車両状態による精算条件、買い取りや再ローンの扱いを契約前に確認します。月額だけを通常ローンと比べると、最終回分を見落とします。
ディーラーローンは商談と手続きをまとめやすい一方、車両値引きと金利条件を分けて見る必要があります。銀行ローンやマッチングサービスも含めて事前審査の条件をそろえると、どの方法が自分に合うか判断しやすくなります。
【PR】 クラウドローンは、複数の金融機関から届く銀行ローン候補の比較・マッチングサービスです。候補を比べたい人は、クラウドローンで銀行ローン候補を比較する方法があります。実際の提案内容、審査結果、適用金利、借入可能額は申込者と金融機関によって異なり、最低金利が必ず適用されるものではありません。
よくある質問
同一試験条件で比べる指標。
普段多い環境を優先。
車名だけで決めない。
似た行を代用しない。
世代・改良前後を分ける。
不明な条件は、販売店の正式資料に戻って確認します。
国交省一覧の燃費は実燃費ですか

実燃費の保証値ではありません。定められた試験方法で測った比較可能な指標です。実際の燃費は、気象、渋滞、加速、エアコン、坂道、タイヤ、積載などで変わります。同じ条件に近づけて候補車を比べるために使います。
WLTC総合だけを見ればよいですか
総合値は入口として便利ですが、普段の使い方に偏りがある人は3モードも見ます。短距離と信号が多いなら市街地、流れのよい郊外路なら郊外、高速移動が多いなら高速道路を優先します。
同じ車名なのに数値が違うのはなぜですか
型式、類別区分番号、車両重量、駆動方式、変速機、構造などが異なる可能性があります。車名だけを合わせず、見積書や車検証情報を使って行を特定してください。
候補の型式が一覧にない場合はどうしますか
似た型式の数値で代用せず、メーカーまたは販売店へ確認します。国交省の公表ページも、掲載のない型式や車種は各メーカーへ問い合わせるよう案内しています。
中古車にも使えますか
型式を確認する手がかりにはなりますが、現行の9月版だけで過去年式の仕様を確定できない場合があります。初度登録年月、車検証情報、当時の公式カタログを合わせ、改良前後を取り違えないようにします。
まとめ|型式を合わせて3モードを生活に重ねる
次回は10月1日更新予定
燃料と車両用途を合わせる
重量・駆動・変速機も確認
自分の道路環境へ重ねる
メーカーまたは販売店へ確認
燃費に加え、安全、積載、乗り心地、給油・充電、支払総額も別軸で判断します。
国交省の自動車の燃費性能 9月版は、2026年9月1日現在の情報へ更新され、次回更新は10月1日の予定です。最初に11分類から正しい入口を選び、メーカー表の中で型式、類別区分番号、重量、駆動方式を合わせてください。
WLTC総合値だけでなく、市街地、郊外、高速道路の3モードを自分の走り方へ重ねます。候補の型式が見当たらない場合や、オプションで重量区分が変わる可能性がある場合は、メーカーまたは販売店へ確認します。
燃費差だけで購入を決める必要はありません。安全装備、積載、乗り心地、運転支援、給油・充電環境、支払総額を別の軸として比べると、自分の生活に合う車を選びやすくなります。
参照した主な情報源
- 自動車の燃費性能に関する公表(令和8年9月1日現在)(国土交通省、2026年9月1日現在)
- 自動車燃費一覧の見方・項目定義(国土交通省、変速機・駆動方式・CO2換算・対策コード)
- 乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法(WLTP)の導入(国土交通省)
- 乗用車の燃費表示に走行環境別の燃費を追加(国土交通省)
- WLTCモード燃費って?(日本自動車工業会)
- ネットDEマイカーローン(三菱UFJ銀行、2026年9月2日参照)
- CrowdLoan公式FAQ(金利表示レンジ、2026年9月2日参照)
- CrowdLoanサービス説明(CrowdLoan公式)
- ミライース公式サイト(ダイハツ公式、本文写真の車両区分例)
- 新型ミライース発表(ダイハツ公式、本文写真の出典候補)
- 新型レクサスNX発表(レクサス公式、本文写真の出典候補)
- 新型トヨタ ルーミー発表(トヨタ公式、本文写真の出典候補)
- スバル ステラ公式サイト(SUBARU公式、本文写真の出典候補)
