トレイルシーカー ET-HSとET-SSの違い、航続距離と装備で見る選び方

トレイルシーカー ET-HSとET-SSの違いを、航続距離、FWD/AWD、安全支援、荷室、充電環境、販売店で見る項目から整理します。

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トレイルシーカー ET-HSとET-SSの違い、航続距離と装備で見る選び方

スバルの新型BEV「トレイルシーカー」は、発表から約2か月で月販目標を大きく上回る受注を集めたと報じられました。ここで気になるのは、人気の勢いそのものよりも、実際に検討するときに「ET-HSとET-SSのどちらを見るべきか」です。

トレイルシーカー ET-HS ET-SSの違いは、単純な上級/標準の差だけではありません。ET-SSにはFWDとAWDがあり、ET-HSはAWDのみ。航続距離、駆動方式、運転支援、室内装備、タイヤまわりの条件を分けて見ると、選び方はかなり変わります。

この記事では、公式発表と公式グレードページ、受注状況の報道を土台に、トレイルシーカー グレード比較として読者がそのまま使える判断表、30秒診断、販売店で聞く質問まで整理します。速報の数字を追いかけるだけでなく、買う側がどこで迷いやすいかまで踏み込みます。

最初に結論

  • ET-SSが向く人: 航続距離、駆動方式の選択、装備の過不足を自分で絞りたい人。
  • ET-HSが向く人: 渋滞支援、リモート駐車支援、快適装備までまとめて欲しい人。
  • 慎重にしたほうがいい人: 受注比率や上級グレード人気だけで決め、20インチ装着時の航続距離や自宅充電環境を確認していない人。

トレイルシーカー グレード比較はどっちを選ぶべきか

Visual読者タイプ別のグレード早見表最初に、自分の使い方と近い行から候補を絞ります。
使い方まず見る候補重視する理由
長距離移動が多いET-SS FWD734kmの航続距離を優先しやすい
雪道や山道を走るET-SS AWD690kmとAWDを両立しやすい
渋滞支援や駐車支援を使いたいET-HS AWDAdvanced Driveやリモート機能付きAdvanced Parkを確認できる
家族で快適に使いたいET-HS AWDシート、音響、快適装備までまとめて見られる

人気グレードをそのまま選ぶより、距離、路面、支援機能、同乗者の快適性で分けると迷いが減ります。

トレイルシーカー ET-HS ET-SSを最初に分けるなら、「航続距離を優先するか」「AWDを優先するか」「運転支援と快適装備をまとめて欲しいか」の3点です。公式グレードページでは、ET-SS FWDがWLTCモード734km、ET-SS AWDが690km、ET-HS AWDが690km、ET-HSのオプション装着車が627kmとされています。トレイルシーカー グレード比較では、人気の数字より先にこの3点を自分の生活へ当てはめます。

筆者の見立てでは、ET-HS人気はかなり自然です。新型BEVを選ぶ人ほど、車両そのものの先進感、渋滞時支援、駐車支援、音響やシートの満足度まで一度に欲しくなるからです。一方で、使い方がはっきりしている人ほどET-SS FWDやET-SS AWDのほうが合理的に見えます。特に長距離移動が多く、雪道や未舗装路の頻度が高くないなら、最長航続距離を取れるET-SS FWDは軽視しないほうがいい選択肢です。

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読者タイプ別の結論

読者タイプまず見る候補理由慎重に見る点
長距離移動が多いET-SS FWD公式値で734kmの航続距離を持ち、充電回数を抑えやすい冬道や坂道でAWDが必要な地域か
雪道や山道をよく走るET-SS AWD690kmの航続距離とAWDを両立しやすい上級装備をどこまで必要とするか
渋滞や駐車支援を重視するET-HS AWDAdvanced Driveやリモート機能付きAdvanced Parkが追加される20インチ装着時の航続距離条件
家族で長く使うET-HS AWDまたはET-SS AWD安全支援、AWD、荷室、給電を総合的に見られる実際の充電導線と荷物の積み方
初めてBEVに乗るET-SS FWDから比較航続距離に余裕があると充電不安を減らしやすい自宅充電がない場合の急速充電頼み

この表で大事なのは、ET-HSを「上だから正解」と見ないことです。ET-HSは確かに装備の密度が高いですが、ET-SS FWDだけが持つ最長航続距離の価値は別軸です。トレイルシーカー 航続距離で検索している人にとっては、グレード名よりも日常の移動パターンのほうが判断材料になります。

受注構成比は参考、最後は使い方で見る

Car Watchは、トレイルシーカーの受注が2026年4月9日から5月31日までで1962台、月販目標250台の約4倍になったと報じています。受注構成比はET-HSが62%、ET-SS AWDが24%、ET-SS FWDが14%とされています。

この数字から読めるのは、初期検討層が「せっかく新型BEVを選ぶなら上級装備も欲しい」と考えている可能性です。特にトレイルシーカーは、単なる移動手段ではなく、アウトバック的な荷室、スバルらしい走り、BEVらしい給電機能をまとめて見られるモデルです。初期受注でET-HSが強いのは、所有体験全体を厚くしたい層が早く動いた結果とも読めます。

ただし、これは全員にET-HSを勧める根拠ではありません。受注比率は「他の人が何を選んだか」であって、「自分の通勤距離、週末の移動、冬の路面、自宅充電環境」に直接答えてくれる数字ではないからです。

数字で確認する条件

選ぶ前に最低限見たい数字は、公式の航続距離、急速充電時間、モーター出力、荷室、給電出力です。

  • 最長航続のET-SS FWD: WLTCモード734km、165kW(約224PS)。
  • AWD標準のET-SS: WLTCモード690km、280kW(約380PS)。
  • 上級装備のET-HS: WLTCモード690km、オプション装着車は627km、280kW(約380PS)。
  • 急速充電: 満充電量の10%から80%まで約28分。
  • 荷室: 633L。
  • 給電: AC100V/1500Wアクセサリーコンセント。

筆者は、ここで最初に「航続距離」と「AWD」を分けて考えるべきだと思います。BEVでは、航続距離の余裕は心理的な安心につながります。一方で、スバルを選ぶ人の中には悪天候や雪道での安定感を重視する人も多い。どちらを普段の生活でより強く使うかが、ET-SS FWD、ET-SS AWD、ET-HS AWDの分かれ目です。

航続距離と駆動方式で見るET-SSとET-HSの違い

Visualグレード別のWLTC航続距離航続距離だけを優先するならET-SS FWDが最も長く示されています。
最長航続のET-SS FWD最長
734km

航続距離を最大化したい人の起点。

AWD標準のET-SS
690km

AWDと長距離移動のバランスを見る候補。

上級装備のET-HS
690km

上級装備とAWDをまとめて見る候補。

20インチ装着時のET-HS
627km

仕様によって航続距離の見え方が変わる点に注意。

航続距離の最大値ではET-SS FWDが優位です。AWDや上級装備が必要な人は、690kmまたは627kmの条件を確認して比べます。

トレイルシーカー ET-SS ET-HSで最も分かりやすい差は、航続距離と駆動方式です。ET-SSはFWDとAWDを選べるため、航続距離を最大化する選択と、AWDを取る選択を同じグレード内で比べられます。ET-HSはAWDのみで、装備を厚くしながら690kmを基準に見るグレードです。

公式発表では、トレイルシーカーはグローバルバッテリーEVラインアップ第2弾のミッドサイズSUVと説明されています。ここでのポイントは、スバルがBEVでも「長く走れること」と「スバルらしい路面対応」を両方狙っていることです。筆者の見立てでは、この両立こそがトレイルシーカーの悩ましいところです。航続距離だけならET-SS FWD、走りや安心感を含めるならAWD、装備まで含めるならET-HSという三段構えになります。

ET-SS FWDは734kmが最大の強み

ET-SS FWDの強みは、公式値で734kmという航続距離です。BEVを初めて選ぶ人にとって、航続距離は単なるスペックではありません。平日は充電を忘れても余裕があるか、週末の遠出で途中充電に振り回されないか、冬場に余裕を残せるかという、日常のストレスに関わります。

FWDであることをどう見るかは、地域と使い方で変わります。都市部や高速道路中心で、雪道や未舗装路の頻度が低いなら、FWDの効率を活かす考え方は十分あります。スバル車だからAWDを選びたい気持ちは自然ですが、トレイルシーカーでは「スバルらしさ」をAWDだけで測らないほうがいいと思います。長距離移動を軽くしたい人にとって、734kmという余裕もまた大きな魅力です。

AWDを選ぶなら690kmを基準に見る

ET-SS AWDとET-HS AWDは、公式ページ上ではWLTCモード690kmが基準です。AWDモデルはシステム最大出力280kW(約380PS)で、ET-SS FWDの165kW(約224PS)より力強い設定です。ここは単なる速さだけでなく、合流、登坂、荷物を積んだときの余裕、雨天や雪道での安心感につながる部分です。

ただし、280kWという数字だけで選ぶと、日常では持て余す可能性もあります。街乗り中心なら、加速性能よりも乗り心地、視界、駐車支援、充電場所の使いやすさのほうが満足度に効くことがあります。筆者は、AWDを選ぶなら「自分が本当に滑りやすい路面を走るのか」「荷物や同乗者を乗せた遠出が多いのか」を先に確認したいです。

20インチ装着時の注意

ET-HSでは、公式ページ上でWLTCモード690km、オプション装着車は627kmとされています。これは、見た目や装備を厚くする選択が、航続距離の数字にも影響し得ることを示しています。

もちろん、627kmでも日常利用では十分と感じる人は多いはずです。ただ、BEVでは「カタログ上の最大値」と「自分の仕様で見る値」を分けて読む必要があります。販売店では、検討している仕様のタイヤ、ホイール、装着オプションで航続距離表示がどう変わるかを確認してください。

関連して、EV SUVの航続距離や駆動方式の見方は、<a href="https://mo-gmo.com/suzuki-evitara-range-allgrip-test-drive-check/" rel="noopener">スズキeビターラ試乗前チェック</a>でも整理しています。トレイルシーカーだけで迷うより、EV SUV全体で「距離を取るのか、駆動方式を取るのか」を比べると判断しやすくなります。

安全支援と快適装備で見るET-HSの意味

VisualET-HSで追加して見る装備ET-HSは走りだけでなく、疲れにくさと使い勝手の装備差を確認します。
渋滞支援Advanced Drive

高速道路や自動車専用道路の渋滞が多い人ほど試したい機能。

駐車支援Advanced Park

リモート機能付きの使い方が、自宅や商業施設の駐車環境に合うか確認。

快適性シートと音響

ナッパレザー、ベンチレーション、ハーマンカードンが長時間移動の満足度に効く。

見守りドライバーモニター

警告の出方や自分の運転姿勢との相性を試乗で見る。

ET-HSの価値は装備数ではなく、毎週使う場面にどれだけ重なるかで判断します。

ET-HSの価値は、単に「上級グレードだから豪華」という話ではありません。公式グレードページでは、ET-HSはET-SSからの追加・変更装備として、ナノイーX、ハーマンカードンサウンドシステム、フロントシートベンチレーション、ドライバーモニターカメラ、Advanced Drive(渋滞時支援)、Advanced Park(リモート機能付)などを挙げています。

筆者の見立てでは、ET-HSの本質は「長く使うと効いてくる装備をまとめて買う」ことです。納車直後は航続距離や加速に目が行きますが、半年後、1年後に満足度を左右するのは、渋滞で疲れにくいか、駐車で気を使いすぎないか、暑い日にシートが快適か、音響が家族の移動時間を楽しくするか、といった小さな積み重ねです。

Advanced DriveとAdvanced Parkを日常で使うか

Advanced Drive(渋滞時支援)は、高速道路や自動車専用道路の渋滞が多い人ほど意味を持ちます。毎週末に高速で遠出する、平日の通勤で渋滞に巻き込まれる、長距離移動で疲れを減らしたい。こうした使い方なら、ET-HSの追加装備は単なる飾りではありません。

Advanced Park(リモート機能付)も同じです。自宅駐車場が狭い、商業施設で隣の車との距離が近い、家族が乗り降りしやすい位置に停めたい。こういう場面が多いなら、駐車支援の価値は大きくなります。逆に、駐車スペースに余裕があり、運転支援をあまり使わない人にとっては、ET-SSで十分と感じる可能性があります。

内装と音響は満足度の差になりやすい

ET-HSはナッパレザーシート、ハーマンカードンサウンドシステム、フロントシートベンチレーションなど、移動中の快適性に効く装備を持ちます。これらは公式スペック表だけでは価値が伝わりにくい装備です。実際には、座ったときの姿勢、夏の背中の蒸れ、音楽やラジオの聞きやすさ、同乗者のくつろぎ方に影響します。

筆者は、ここを「贅沢装備」とだけ見ないほうがいいと考えています。トレイルシーカーは荷室や給電機能から見ても、日帰りの買い物だけでなく、家族の遠出、アウトドア、災害時の備えまで想定できる車です。長時間乗るなら、快適装備は疲労を減らす実用品にもなります。

渋滞支援は試乗で確認したい条件

販売店で確認したいのは、機能の有無だけではありません。どの速度域で支援されるのか、ドライバーモニターの警告が自分に合うか、ステアリング支援の介入感が自然か、駐車支援で自宅のような狭い環境を想像できるか。ここまで確認して初めて、ET-HSの追加装備が自分に合うか見えてきます。

スバル車の安全支援や走りを別モデルでも見たい人は、<a href="https://mo-gmo.com/subaru-levorg-layback-sidrive-safety-check/" rel="noopener">レヴォーグとレイバックの違いを安全装備と走りで整理した記事</a>も参考になります。トレイルシーカーのBEVらしさと、既存スバル車の運転支援の見方を分けて読むと、期待値を調整しやすくなります。

荷室、給電、充電で見る所有前チェック

Visual所有前に見る3つの生活導線スペックを生活に置き換え、実際に使う場面で確認します。
  1. 1荷室

    633Lの空間に、普段の荷物やアウトドア用品がどう入るか。

  2. 2給電

    AC100V/1500WやV2Hを、屋外利用や非常時の備えに使うか。

  3. 3充電

    急速充電28分の数字だけでなく、生活圏の充電器を使いやすいか。

  1. 4所有満足度

    積む、使う、充電する流れが自然なら、BEVとの生活に入りやすい。

トレイルシーカーは車両性能だけでなく、荷物、電気、充電の導線が合うかで満足度が変わります。

トレイルシーカーは、航続距離と装備だけでなく、所有前の生活導線まで見ておきたい車です。公式ページでは633Lの荷室、AC100V/1500Wアクセサリーコンセント、74.7kWhの大容量バッテリー、V2Hなどが説明されています。これらは、単なる便利装備ではなく、BEVを家族の道具として使うときの基礎体力です。

筆者の見立てでは、トレイルシーカーの強さは「走るEV」だけでなく「使えるEV」として見えるところにあります。荷物を積む、外で電気を使う、非常時に外部給電を考える、遠出で充電を組み込む。こうした使い方がある人ほど、グレード選びは装備表だけでは終わりません。

633L荷室とルーフレールは何を積むかで見る

633Lの荷室は、日常の買い物だけでなく、キャンプ道具、ベビーカー、スポーツ用品、ペット用品、防災用品まで視野に入ります。ここで見るべきなのは、数字だけではありません。床の高さ、開口部、奥行き、後席を使った状態での積み方、荷物固定フック、ルーフレールに何を載せたいかです。

特にET-HSを検討する人は、上級装備の満足感に目が行きがちです。しかし、アウトドア用品をよく積むなら、荷室の使い勝手やルーフレールの活用が満足度を左右します。展示車では、普段使うバッグや折りたたみチェアのサイズをメモして、実際の積み込みイメージを作ると失敗しにくいです。

急速充電28分とV2Hは生活導線で見る

公式ページでは、満充電量の10%から80%までの急速充電時間が約28分とされています。これは長距離移動での安心材料になりますが、日常では「近くに使いやすい充電器があるか」「買い物や食事の時間と充電時間が合うか」のほうが重要です。

V2HやAC100V/1500Wアクセサリーコンセントは、アウトドアや非常時の価値があります。筆者は、ここを過度に大きく見せるより、「自分の暮らしで年に何回使うか」を冷静に見たほうがいいと思います。災害時の備えとして考えるなら、家の電気設備、V2H機器、停電時の使い方まで別に確認が必要です。

自宅充電がない人の確認項目

自宅充電がない人は、車両スペックより先に充電導線を確認してください。

  • 自宅から15分以内に使いやすい急速充電器があるか。
  • よく行く商業施設や高速道路の充電器が混みやすくないか。
  • 通勤先や実家、よく行く旅行先で充電できるか。
  • 冬場や雨の日に充電待ちが発生しても許容できるか。
  • 充電アプリ、認証カード、支払い方法を家族も扱えるか。

この確認を飛ばすと、ET-HSかET-SSか以前に、BEVとの生活そのものが合わない可能性があります。逆に、充電導線がはっきりしているなら、航続距離や装備を落ち着いて比べられます。

30秒診断と販売店に聞く質問

Visual迷ったときの確認順グレード名ではなく、毎週使う条件から順に絞ります。
  1. 1雪道や山道

    多いならAWD候補から見る。少ないならFWDも残す。

  2. 2高速渋滞

    多いならET-HSのAdvanced Driveを試す。

  3. 3駐車環境

    狭いならリモート機能付きAdvanced Parkの相性を確認。

  4. 4長距離頻度

    多いならET-SS FWDの734kmを強く見る。

  5. 5展示車確認

    座り心地、荷室、ディスプレイ操作を実物で見て最終判断。

毎日または毎週使う条件ほど、グレード選びへの影響を大きく見ます。

公式サイトや大手メディアは、発表内容やスペックを詳しく見せてくれます。ただ、購入前に必要なのは、自分の生活に引き寄せた問いです。ここでは、30秒診断と販売店に聞く質問を用意します。

30秒診断

次の質問に直感で答えてください。

質問YESならNOなら
雪道、山道、荒天時の走行が多いET-SS AWDかET-HS AWDを優先ET-SS FWDも候補
高速道路の渋滞が多いET-HSのAdvanced Driveを試すET-SSの装備で足りるか確認
駐車場が狭いET-HSのAdvanced Parkを試す通常の駐車支援で十分か確認
長距離移動の頻度が高いET-SS FWDの734kmを重視装備やAWDを優先してもよい
家族や同乗者の快適性を重視するET-HSのシート/音響を確認ET-SSのシンプルさを評価

3つ以上YESがET-HS側に寄るなら、ET-HSから試乗したほうが早いです。逆に、航続距離とシンプルな使いやすさにYESが集まるなら、ET-SS FWDまたはET-SS AWDを先に見る価値があります。

筆者は、迷ったときほど安い/高いではなく「毎週使う装備か」で見るべきだと思います。年に数回しか使わない装備のために上級グレードを選ぶのか、毎日の充電不安を減らすために航続距離を取るのか。この差は、所有後の納得感に直結します。

販売店に聞く質問10個

販売店では、次の10個を確認してください。

  1. 検討している仕様でのWLTC航続距離は何kmか。
  2. 20インチ装着時に表示される航続距離の考え方はどうなるか。
  3. Advanced Driveの作動条件と注意点は何か。
  4. Advanced Parkのリモート機能は、どの場面で使いやすいか。
  5. 自宅充電なしで使う場合、近隣の充電導線をどう組むべきか。
  6. 急速充電を多用した場合の注意点はあるか。
  7. AC100V/1500Wアクセサリーコンセントで使える機器の目安は何か。
  8. V2Hを使う場合に別途必要な設備は何か。
  9. ET-SS AWDとET-HS AWDで、試乗時に体感しやすい差は何か。
  10. 納車後の点検、ソフトウェア更新、保証の確認はどこでできるか。

これらを聞くと、カタログ上の差が生活上の差に変わります。特にBEVでは、購入前の質問力が大事です。航続距離や充電は、買ってから「思っていたのと違う」と感じても戻しにくい部分だからです。

展示車で見たい小さな差

展示車では、座り心地、視界、ステアリングまわり、ディスプレイの操作、荷室の床の高さ、後席からの前方視界、乗り降りのしやすさを見ます。ET-HSの内装が良く見えるのは当然ですが、ET-SSのシンプルな内装が落ち着く人もいます。

ここで写真だけに頼らないことが大切です。BEVは静かなので、音響や内装の質感が目立ちやすい一方、運転中にディスプレイ操作が多すぎると疲れることもあります。短時間でもよいので、試乗時には「普段のルートならどう感じるか」を想像してください。

現金一括と低金利ローンをどう比べるか

Visual同じ財布で見る5年後の運用口座残今回はトレイルシーカー ET-SS AWDを594万円で試算します。
現金一括の場合購入時点で手元が大きく減る

594万円を一括で支払うと、運用や予備資金に回す元手は残しにくくなります。

スタート手元資金+594万円
購入時の現金支出594万円
+
5年返済総額0円
+
返済後の運用口座残0円
=
5年後の運用口座残0円
5年後の運用口座残0円
低金利ローン+運用の場合試算では約96.7万円が残る
条件付き

594万円を年7%で運用し、毎月返済を同じ口座から取り崩す見方です。

スタート手元資金+594万円
購入時の現金支出0円
5年返済総額約624.7万円
+
返済しながら運用残(年7%仮定)+約96.7万円
=
返済後の運用口座残約96.7万円
返済後の運用口座残約96.7万円
金利が低い候補を比較できるなら、現金を一気に減らさない選択肢も検討できます。

※年2.0%ローンと年7%運用は仮定です。毎月返済を同じ運用口座から取り崩す単純計算で、元本割れ、税金、手数料、相場変動は含みません。

ここまで、トレイルシーカー ET-HS ET-SSの違いを、航続距離、駆動方式、安全支援、荷室、充電環境から見てきました。最後に、車を選んだ後の支払い方も確認します。車両や機能の判断を済ませた後で見る話なので、先にグレードを絞ってから読んでください。

今回は、ET-SS AWDを5,940,000円で検討する前提で試算します。ET-SS AWDを選ぶ理由は、航続距離690kmとAWDを両立し、ET-HSとの装備差を比べる基準にしやすいからです。ET-HSを選ぶ人も、差分を考える起点としてET-SS AWDを見ると整理しやすくなります。

まず低金利候補を比較する意味

5,940,000円を年2.0%、5年で借りる単純計算では、毎月返済は約104,115円、5年返済総額は約6,246,894円、総利息は約306,894円です。もちろん、実際の条件は金融機関、審査、頭金、ボーナス併用、手数料で変わります。

筆者の見立てでは、ここで大事なのは「借りるか借りないか」を先に決め打ちしないことです。現金一括なら支払いは分かりやすいですが、その時点で手元資金が大きく減ります。一方、低金利で借りられるなら、手元資金を残しながら返済する考え方もあります。ただし、金利が高いなら話は変わります。だからこそ、最初に低金利候補を比較する意味があります。

車のローン候補を比較したい場合は、スポンサーの クラウドローン のような比較サービスも選択肢になります。

同じ財布で見る返済後の運用口座残

仮に同じ5,940,000円を手元に残し、年7%で運用できたとします。ただし、返済を別財布から出す都合のよい見方にはしません。毎月約104,115円の返済を同じ運用口座から取り崩す前提で見ると、5年後の運用口座残は約966,807円です。

この数字は「必ず得をする」という話ではありません。年7%は保証ではなく、相場が悪い時期に返済のため取り崩すリスクがあります。NISA口座でなければ利益に税金がかかる可能性もあります。ローン金利は確定的な負担ですが、運用の結果は不確実です。

試算の前提と注意

この試算は、ET-SS AWDの車両価格を基準に、年2.0%の5年ローンと年7%運用を置いた単純比較です。実際には、頭金、登録時の諸費用、オプション、充電設備、保守、金融機関の条件、税金、手数料で変わります。

ここで言いたいのは、ローンを勧めることではありません。トレイルシーカーのように車両価格が大きい買い物では、支払い方の違いが生活の余力に影響しやすいということです。グレード選びが固まったら、販売店の条件だけで決めず、外部の低金利候補も含めて比較してから判断するほうが落ち着いて選べます。

筆者の見立て

Visual3グレードの読み方受注人気だけでなく、使い方別の納得感を見ます。
満足度重視ET-HS AWD

先進装備と快適装備までまとめて欲しい人の本命。

実用バランスET-SS AWD

AWDの安心感を取りつつ、装備を盛りすぎない選択。

航続距離重視ET-SS FWD

734kmを重視し、充電不安を減らしたい人向け。

筆者は、距離重視ならET-SS FWD、悪天候や山道重視ならET-SS AWD、装備重視ならET-HSと見ます。

トレイルシーカー ET-HS ET-SSの比較で筆者が一番面白いと感じるのは、ET-HSが人気でも、ET-SS FWDがきちんと存在感を持っていることです。普通なら上級グレードの装備差だけで話が終わりそうですが、BEVでは航続距離という強い軸があります。

人気のET-HSは納得だが、万能ではない

ET-HSが初期受注で強いのは納得できます。新型BEVを買うなら、先進装備も快適装備も一緒に欲しい。渋滞支援やリモート機能付き駐車支援、上質なシートや音響まで含めて、「新しいスバルのBEV」を味わいたい人がET-HSに向かうのは自然です。

ただし、万能ではありません。20インチ装着時の航続距離条件を見ずに選ぶと、思っていた最大値と違う可能性があります。また、Advanced DriveやAdvanced Parkをほとんど使わない人にとっては、装備の価値を回収しにくいかもしれません。

ET-SS FWDは地味でも合理的な選択肢

ET-SS FWDは、スバルのイメージからすると地味に見えるかもしれません。しかし、734kmという航続距離は強いです。自宅充電があり、雪道が少なく、長距離移動で充電回数を減らしたいなら、ET-SS FWDはかなり合理的です。

ET-SS AWDは、その中間にあります。AWDの安心感を取りながら、ET-HSほど装備を盛らない。筆者は、実用派の本命はET-SS AWD、満足度重視の本命はET-HS、航続距離重視の本命はET-SS FWDと見ています。

迷ったら確認する順番

迷ったら、次の順番で確認してください。

  1. 自宅充電または生活圏の充電導線。
  2. 雪道や山道の頻度。
  3. 長距離移動の頻度。
  4. 渋滞支援や駐車支援を本当に使うか。
  5. シート、音響、内装の満足度が長期保有に効くか。

スバル車を長く使う視点では、点検や付帯サービスも大切です。長期保有の準備は、<a href="https://mo-gmo.com/subaru-care-passport-maintenance-check/" rel="noopener">SUBARU Care Passportの点検と付帯サービスを整理した記事</a>でも確認できます。車両の魅力だけでなく、持ち続ける準備まで見ると失敗しにくくなります。

よくある質問

Visual迷いやすい質問の要点本文の確認ポイントを短く整理します。
航続距離734km / 690km / 627km

ET-SS FWDが最長。AWD同士は690km、仕様によって627kmも確認。

運転支援ET-HSで重点確認

Advanced Driveやリモート機能付きAdvanced Parkの使い方を試す。

充電環境生活圏で確認

自宅充電なしなら近隣や移動先の充電導線を先に見る。

グレード選びで迷ったら、航続距離、支援機能、充電環境の順に確認します。

ET-HSとET-SSで航続距離はどれくらい違いますか

公式グレードページでは、ET-SS FWDがWLTCモード734km、ET-SS AWDが690km、ET-HS AWDが690km、ET-HSのオプション装着車が627kmとされています。最大値で見るとET-SS FWDが最も長く、AWD同士では690kmが基準です。

Advanced DriveはET-SSでも選べますか

公式グレードページでは、ET-HSのET-SSからの追加・変更装備としてAdvanced Drive(渋滞時支援)やAdvanced Park(リモート機能付)が挙げられています。実際の選択可否やパッケージ条件は、検討仕様ごとに販売店で確認してください。

自宅充電がなくても選べますか

選ぶこと自体は可能ですが、生活圏の充電器、よく行く場所の充電環境、急速充電の混雑、家族が使える認証方法まで確認したほうが安心です。自宅充電がない場合は、航続距離の長いET-SS FWDの安心感が強くなる一方、AWDや上級装備をどう優先するかを慎重に見る必要があります。

ET-HS人気に合わせて選べばいいですか

受注構成比は参考になりますが、それだけで選ぶのはおすすめしません。ET-HSは装備の厚さが魅力ですが、ET-SS FWDの航続距離、ET-SS AWDのバランスも見逃せません。人気よりも、自分の移動距離、路面環境、充電導線、運転支援の使い方で決めるほうが納得しやすいです。

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