フェラーリCZ26とSF90の違いを確かめるには、最初に「公表されたCZ26の事実」と「ベース車SF90 Stradaleの公式諸元」を分ける必要があります。Ferrariは2026年8月13日、特別プロジェクト部門が製作した一台限りのCZ26を発表しました。SF90 Stradaleをベースにしながら、ボディ、前後の空力、冷却、内装まで専用設計しています。
一方、CZ26固有の最高出力、最大トルク、車両重量、加速性能、タイヤ、寸法、販売額は公表されていません。SF90 Stradaleの1000cv、800Nm、乾燥重量1570kgを、そのままCZ26の確定値として扱うことはできません。本記事ではFerrariのCZ26発表、SF90 StradaleとSF90 XX Stradaleの公式技術資料、Assetto Fioranoの公式解説を照合し、分かっている範囲を埋めずに比較します。
筆者はCZ26を試乗していません。走りに関する記述は、SF90 Stradaleの公式諸元とCZ26で公表された空力・冷却変更を組み合わせた見立てです。CZ26固有の体感に踏み込む箇所には、その都度 ※推測です と記します。
- CZ26を知りたい人: 専用ボディだけでなく、ラジエーター、床下、スポイラー、ディフューザーまで再設計した一台として見る。
- 公道中心でSF90を味わいたい人: 標準のSF90 Stradaleを基準にし、快適性と公道用タイヤを残す。
- サーキット比率を上げたい人: Assetto Fioranoは軽量化、Multimaticダンパー、Cup2タイヤを含めて選ぶ。
- 公道走行可能な最もサーキット寄りを求める人: 1030cvと固定翼を持つSF90 XX Stradaleが該当するが、限定生産分は完売済み。
- 慎重にしたほうがいい人: CZ26の固有諸元や販売額を、SF90の基準値や非公式なうわさで確定させている人。
フェラーリCZ26とSF90の違い|最初に結論
1,000cvのPHEVを公道とサーキットで広く使う基準車。
軽量部品、専用ダンパー、Cup 2で走行応答を重視。
1,030cvと専用空力を公道走行可能な限定車へ投入。
CZ26は一人の顧客向けに造形、冷却、空力を統合。
ただし、固有の出力、車重、価格、加速性能は未公表です。
購入前に支払い計画を確認
金利、月々の支払い、手元資金の残し方を比べてから、見積もりや商談へ進めます。
CZ26はSF90の外装違いだけではない

CZ26はSF90 Stradaleの車台と高性能技術を土台にする一方、Ferrari Styling Centreが外装を一から組み直しています。特徴は、低く水平に広がるフロントマスク、カプセルのように見せる中央キャビン、四隅を強調するホイールアーチ、鋭く切り落としたコーダ・トロンカ形状の後端です。
変更は造形で終わりません。中央ラジエーターの角度、専用バイパスダクト、床下、ボルテックスジェネレーター、前輪まわりのエアカーテン、上部リアスポイラー、専用ディフューザー、エンジンルームの排熱開口まで手が入っています。Ferrariは冷却性能とフロントのダウンフォースを高め、リアも空力効率を維持しながらダウンフォースを増やしたと説明しています。ただし、増加量は公表していません。
筆者は、CZ26を「SF90に別の衣装を着せた車」より、「SF90の熱と空気の流れを、別のデザイン言語で組み直した車」と捉えるほうが実態に近いと見ます。冷却と空力の変更範囲が、灯火や表面処理だけにとどまらないためです。
標準・Assetto Fiorano・XXは用途が違う
標準のSF90 Stradaleは、1000cvのPHEV、前2基と後ろ1基のモーター、8速DCT、E4WDを組み合わせたシリーズ生産車です。Assetto Fioranoは同じパワートレインを軸に、GTレース由来のMultimaticダンパー、カーボンやチタンによる軽量化、専用リアスポイラー、ドライ路面向けMichelin Pilot Sport Cup2を加えます。Ferrariの発表時技術資料では標準車比30kg軽量とされています。
SF90 XX Stradaleは、同じ7.9kWh電池と8速DCTを使いながら、システム出力を1030cvへ高め、固定式リアウィング、専用空力、制御の強化を施した799台限定車です。0-100km/hは2.3秒、Fioranoの公式記録は1分17秒309。標準SF90の79秒より速く、Assetto Fioranoに同じCup2Rとカーボンホイールを装着した記録より1.4秒速いとFerrariが公表しています。
つまり、CZ26は「一台限りのデザインと空力再解釈」、標準SF90は「公道を含む総合性能」、Assetto Fioranoは「標準車をサーキットへ寄せるパッケージ」、SF90 XXは「限定車として性能をもう一段引き上げた公道対応XX」です。単純な上位・下位ではなく、目的が違います。
Ferrari CZ26の発表内容と未公表事項
- 土台
SF90 StradaleベースのSpecial Projectsワンオフ。
- 造形
2ボックス、中央カプセル、コーダ・トロンカを専用設計。
- 機能
冷却インテーク、ラジエーター角度、床下、排熱口を変更。
- 未公表
価格、出力、車重、寸法、加速、最高速、タイヤ、変速比。
ベース車の数値は、CZ26固有の諸元と混同しないようにします。
2026年8月13日に確認できたこと
FerrariはCZ26を、一人の顧客の要望に合わせて製作するSpecial Projectsプログラムの一台として発表しました。デザインはFlavio Manzoniが率いるFerrari Styling Centreが担当し、SF90 Stradaleのダイナミック特性とパフォーマンス技術を継承すると説明しています。
外装色は、液体のような質感を狙った専用シルバーのArgento Veloceです。機能部にはRosso Lampanteという赤のアクセントを配し、顔料を練り込んだカーボンファイバー部品と組み合わせています。専用ホイールはグロスブラックとショットピーニングによる研磨感を重ね、排気口には未塗装チタンを使いました。
室内には黒のテクニカルファブリック、積層造形による専用シートインサート、Rosso Lampanteのディテール、CZ26ロゴの刺しゅう、ボディ同色のドア・ダッシュボード部品が入ります。ルーフとピラーを黒く処理し、キャビンをボディに埋め込んだセルのように見せる手法も、外装と室内をつなぐ要素です。
SF90の数値をCZ26へ移せない理由
Ferrariの発表には、CZ26固有のエンジン出力、モーター出力、システム出力、トルク、重量、寸法、加速、最高速度、タイヤ銘柄が記載されていません。SF90 Stradaleベースであることと、すべての数値が同一であることは別です。
たとえば、CZ26は冷却系の配置、床下、スポイラー、ディフューザー、ホイール、外板を変えています。部品の材質や形状が変われば、空力抵抗、ダウンフォース、重量配分、冷却余力に差が出る可能性があります。したがって、SF90 Stradaleの340km/hや1570kgをCZ26へそのまま当てはめるのは早計です。
公表済みと未公表を分ける条件
本稿では、FerrariがCZ26について直接説明した内容を「CZ26で確認済み」、SF90 Stradaleの公式技術資料にある数値を「ベース車の基準値」、両者を組み合わせた体感評価を「諸元からの見立て」とします。CZ26欄の空白を、報道やSNSの推定値で埋めません。
この区別は慎重すぎるように見えても、CZ26の本質を損ないません。むしろ、数値が同じかどうかではなく、Ferrariがどこを専用開発したかへ目を向けられます。
CZ26の外装設計・冷却・空力は何が変わったか
- 1フロント
専用灯火、ブレーキ冷却口、エアカーテンで入口を整理。
- 2中央
ラジエーター角度とバイパスダクトで熱と空気を分配。
- 3床下
ボルテックスジェネレーターで車体下の流れを制御。
- 4リア
上部スポイラー、ディフューザー、排熱口で出口を構成。
ダウンフォース量や冷却性能の比較値は公表されていません。
フロントは灯火・冷却・センサーを一体化

CZ26のフロントマスクは、車幅いっぱいに伸びる水平な機能部としてまとめられています。その中に専用ライト、ブレーキ冷却用インテーク、センサー、技術要素を統合しました。薄いライトモジュールは格納式ライトを思わせ、垂直に立つ先端断面が正面の力強さを作ります。
空気の流れでは、中央ラジエーターの角度を変え、専用バイパスダクトを追加しています。Ferrariの説明は、冷却性能とフロントダウンフォースを同時に高めたというものです。前輪まわりにはエアカーテンを設け、乱流を抑えて空気抵抗の低減を狙っています。
冷却だけを強めると、開口部が増えて抵抗や空力バランスに影響する場合があります。CZ26はラジエーター角度、ダクト、床下、前輪まわりをまとめて見直しているため、単独の大きな開口に頼らず、必要な空気を通す設計を目指したと考えられます。※推測です。
床下とリアはダウンフォースと排熱を両立
車体下面とボルテックスジェネレーターも全面的に再設計されました。後部には大型の上部スポイラーと専用ディフューザーを配置し、高い空力効率を保ちながらダウンフォースを増やしたとFerrariは説明しています。リアウインドウ周辺の専用開口は、走行条件を問わずエンジンルームの熱を逃がすためのものです。
SF90 Stradaleは、V8ツインターボ、3基のモーター、電池、インバーター、充電系、ブレーキを同じ車体で冷やす必要があります。熱の発生源が多いPHEVスーパーカーでは、加速一回の速さだけでなく、温度が上がった後も出力と制動を保てるかが大切です。
CZ26の空力変更は、高速域の姿勢を安定させるだけでなく、熱による性能低下を抑える方向にも効く可能性があります。ただし、ダウンフォース量、ドラッグ係数、冷却温度の比較値は非公表です。具体的な改善幅までは断定できません。※推測です。
1970年代の造形をそのまま復刻していない
Ferrariは、CZ26のクリーンで厳格な面構成が1970年代のイタリアン・インダストリアルデザインを思わせると説明します。引用しているのは特定車の形ではなく、機能部が主面から自然に現れる考え方です。
フロントから始まる幾何学的な造形をコーダ・トロンカの後端まで通し、冷却口、ライト、ディフューザー、ホイールアーチを同じデザイン言語にそろえています。レトロな飾りを足すのではなく、現代のセンサー、冷却、空力を70年代的な簡潔さへ収めた点がCZ26らしさです。
CZ26・SF90 Stradale・Assetto Fiorano・XXはどっちを選ぶべきか
税、為替、時期、市場が異なる価格は単純比較できません。CZ26は一般販売モデルではありません。
正式には、CZ26とSF90 XXはSF90 Stradaleの「グレード」ではありません。CZ26は一台限りのSpecial Projects車、Assetto Fioranoは標準SF90の仕様パッケージ、SF90 XX Stradaleは799台限定のスペシャルシリーズです。それでも、読者が実際に違いをつかめるよう、同じSF90系の選択肢として並べます。
選択肢比較表で差額の意味を読む
| 選択肢 | 価格・価格差 | 出力・駆動 | 重量・足まわり・タイヤ | 空力・装備の実質差 | 差額で何が変わるか | 向く人 | 現在の入手性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CZ26 | 非公表。私的な一台限りの発注で、SF90との差額も非公表 | 固有値は未公表。SF90 Stradaleベース | 固有重量・ダンパー・タイヤは未公表 | 専用ボディ、前後空力、床下、冷却、内装 | 数値装備ではなく、一台だけの設計・開発・製作へ払う対価 | CZ26の依頼主。一般の購入候補ではなく設計研究の対象 | 一台のみ。一般販売なし |
| SF90 Stradale標準 | 日本発表時5,340万円からという報道値。現在の新車価格ではない | 1000cv、E4WD、8速DCT | 乾燥1570kg、標準ダンパー、標準公道用タイヤ | アクティブ空力とPHEVを公道向けに統合 | 公道での乗りやすさ、濡れた路面も含む用途の広さ | 1000cvだけでなく公道での総合性を求める人 | 新車販売終了。中古個体で確認 |
| Assetto Fiorano | パッケージ価格は市場・個体で異なり、確認した公式資料では一律額を示していない | 1000cv、E4WD、8速DCT | 発表時資料で30kg軽量、Multimatic、Michelin Cup2 | カーボン/チタン、390kg@250km/hの高ダウンフォース仕様 | 軽量化、姿勢変化、ドライ路面のサーキット適性へ払う | 標準車よりサーキット比率が高い人 | 中古個体。装着内容とタイヤを現車確認 |
| SF90 XX Stradale | 欧州発表価格77万ユーロという報道値。標準車と地域・時期が異なり単純な差額比較は不可 | 1030cv、E4WD、8速DCT | 乾燥1560kg、専用制御、255/35ZR20・315/30ZR20 | 固定翼、専用空力、Extra Boost、Fiorano 1分17秒309 | 限定性と、公道対応のままXXに近づけた性能へ払う | コレクションとサーキット性能を最優先する人 | 799台、完売済み |
SF90 Stradaleの日本発表時5,340万円、SF90 XX Stradaleの77万ユーロは、地域も発表年も異なる参考値です。為替換算して差額を作ると、税、仕様、時期を混ぜることになります。そのため、ここでは差額を金額で断定せず、何が増える選択なのかを示しました。
Assetto Fioranoについては、FerrariのSF90発表資料が30kg軽量とする一方、後年のFerrari Magazine日本語記事には40kgという記載があります。本記事の表は、車両発表時の技術資料にある30kgを採用しました。中古車を見るときは、カーボンホイールやCup2Rなど追加装備まで含め、個体ごとの仕様を確認してください。
どれを選ぶべきか
公道の長距離、雨、低温、日常の乗降まで含めるなら、標準SF90 Stradaleが基準です。Assetto Fioranoは名前やストライプだけで選ばず、パッシブのMultimaticダンパーとCup2系タイヤが、自分の走る路面や頻度に合うかを先に確認します。
SF90 XX Stradaleは1030cvだけでなく、固定翼、専用空力、Extra Boost、制御、ブレーキ、サーキット記録まで含む別の完成度を持ちます。限定台数と完売という条件もあり、標準SF90の単純な上級グレードとは考えにくい車です。
CZ26はさらに性格が異なります。一般読者が購入候補として選ぶ車ではなく、Ferrariが一人の顧客とSF90の可能性をどこまで作り替えたかを見る一台です。購入判断に置き換えるなら、CZ26をまねることではなく、標準、Assetto Fiorano、XXのどこまでサーキット寄りの性格を自分が必要とするかを整理するのが現実的です。
SF90公式主要諸元を基準にCZ26を読む
CZ26がSF90 Stradaleベースでも、同一数値とは断定できません。
CZ26について最も注意したいのは、ベース車がSF90 Stradaleだからといって、SF90の諸元をCZ26の車検証値のように扱わないことです。そこで、CZ26固有値とSF90 Stradaleの公式基準値を同じ表に置き、どこまで確認できているかを示します。

車体・重量・実用性の全項目
| 項目 | CZ26で公表された内容 | SF90 Stradale公式基準値 | 実用上の読み方 |
|---|---|---|---|
| 販売形態 | Special Projectsによる一台限り | シリーズ生産車 | CZ26は一般販売のグレードではない |
| 価格 | 非公表 | 日本発表時5,340万円からという報道値 | 現在の取引額やCZ26との差額には使えない |
| ボディ形式 | 専用ボディの2ドア・ベルリネッタ | 2ドア・ベルリネッタ | 低い着座と乗降性を現車で確認する |
| 乗車定員 | 固有値は未公表 | 2人 | 日常用途でも後席はない |
| 全長 | 未公表 | 4,710mm | 駐車枠の前後余裕を見る |
| 全幅 | 未公表 | 1,972mm | ドア開口を含む車庫幅が重要 |
| 全高 | 未公表 | 1,186mm | 乗降時の腰・頭の動きを確認する |
| ホイールベース | 未公表 | 2,650mm | 旋回性と高速安定の土台になる |
| 前トレッド | 未公表 | 1,679mm | 前輪の接地幅と空力設計に関係する |
| 後トレッド | 未公表 | 1,652mm | 後輪315幅タイヤとの関係を見る |
| 乾燥重量 | 未公表 | 1,570kg(軽量オプション装着時) | 液体を含む車両重量ではない |
| 重量配分 | 未公表 | 前45:後55 | ミドシップらしい後寄りと前モーターを両立 |
| 荷室 | 未公表 | 前74L、後部棚20L | 2人旅行でも荷物の形を選ぶ |
| 燃料タンク | 未公表 | 68L(予備2Lを含む表記) | 高負荷走行では航続を燃費だけで判断しない |
FerrariはCZ26の外板、ホイール、空力部品、冷却配置を変えています。全長や全幅がSF90と同じかどうか、乾燥重量が増えたか減ったかは分かりません。SF90の寸法は車庫や積載を考える基準にはなりますが、CZ26そのものの寸法証明ではありません。
パワートレイン・変速機・駆動の全項目
| 項目 | CZ26で公表された内容 | SF90 Stradale公式基準値 | 実用上の読み方 |
|---|---|---|---|
| エンジン形式 | SF90の性能技術を継承、固有値は未公表 | 90度V8ツインターボ、ドライサンプ | 低重心化と高負荷時の潤滑を重視する構成 |
| 排気量 | 未公表 | 3,990cc | 大排気量だけでなく過給と電動系を含めて見る |
| ボア×ストローク | 未公表 | 88.0×82.0mm | 高回転側まで使うV8の基礎寸法 |
| 圧縮比 | 未公表 | 9.5:1 | 過給エンジンの熱・燃焼設計に関係する |
| エンジン最高出力 | 未公表 | 574kW(約781PS、公式780cv)/7,500rpm | 最高値が出る回転域まで上げたときの値 |
| 最大トルク | 未公表 | 800Nm/6,000rpm | 大トルクだが発生回転は低くない |
| 最高回転数 | 未公表 | 8,000rpm | 高回転まで伸ばして出力を作る |
| モーター構成 | 固有値は未公表 | 前2基、後ろ1基 | 前輪左右制御と後部の駆動補助を分担 |
| モーター最大出力 | 未公表 | 162kW(約220PS) | 3基の最大値。エンジン値との単純加算はしない |
| eDrive出力 | 未公表 | 120kW(約163PS) | EV走行モードで使う出力として公式ページに掲載 |
| システム最高出力 | 未公表 | 1,000cv(約1,000PS) | エンジンとモーターの協調時の上限 |
| 駆動用電池 | 未公表 | 7.9kWh | 航続距離より出力支援も重要な小容量PHEV |
| EV航続距離 | 未公表 | 最大25km | 気温・速度・空調で変わる公称値 |
| 変速機 | 未公表 | 8速F1デュアルクラッチ | 変速速度と高回転V8の回転維持を担う |
| 個別ギア比・最終減速比 | 未公表 | 確認した公式資料では非掲載 | 体感加速を厳密に計算する材料は不足 |
| 駆動方式 | 未公表 | E4WD | 前モーターと後部パワートレインで四輪を駆動 |
| 充電性能 | 未公表 | AC入力出力・時間は確認した公式資料で非掲載 | 充電器、ケーブル、所要時間を個体ごとに確認 |
574kWは 1kW=約1.36PS で換算すると約781PSです。Ferrariの元資料は780cvと表記しています。モーターの162kWは約220PS。システム最高出力1000cvは、エンジン780cvとモーター220PSを機械的に足した数字ではなく、各系統が同時に発揮できる条件を含む車両全体の公式値として読みます。
タイヤ・ブレーキ・性能・効率の全項目
| 項目 | CZ26で公表された内容 | SF90 Stradale公式基準値 | 実用上の読み方 |
|---|---|---|---|
| 前タイヤ/ホイール | 専用ホイール、サイズと銘柄は未公表 | 255/35 ZR20、9.5J | 操舵応答だけでなく濡れた路面の銘柄差を見る |
| 後タイヤ/ホイール | 専用ホイール、サイズと銘柄は未公表 | 315/30 ZR20、11.5J | 1000cvを受ける接地と交換負担に直結 |
| 前ブレーキ | 冷却用インテークを専用化、ディスク寸法は未公表 | 398×223×38mm | 制動力と反復時の熱管理を一緒に見る |
| 後ブレーキ | 固有値は未公表 | 360×233×32mm | 回生制動との協調も含む |
| 電子制御 | 固有仕様は未公表 | eSSC、E4WD、eTC、eDiff3、SCM-Frs、FDE2.0、EPS、ABS/EBD | 出力を路面へ伝え、姿勢と回生を統合する |
| 最高速度 | 未公表 | 340km/h | 公道の実用値ではなく空力・出力の総合結果 |
| 0-100km/h | 未公表 | 2.5秒 | E4WDとモーターの発進トラクションが効く |
| 0-200km/h | 未公表 | 6.7秒 | 高速側でV8、変速、空力の影響が増える |
| 100-0km/h | 未公表 | 29.5m未満 | タイヤ、ブレーキ、路面、温度の条件付き値 |
| Fioranoラップ | 未公表 | 79秒 | 一周の総合性能。日常の快適性とは別軸 |
| EV電力消費 | 未公表 | Base Pack 123Wh/km、Fiorano 120Wh/km | 認証条件の値で、サーキット消費ではない |
| 燃料消費 | 未公表 | Base Pack 6.1L/100km、Fiorano 6.0L/100km | 充電を含むPHEV認証値。高負荷時とは違う |
| CO2排出量 | 未公表 | Base Pack 154g/km、Fiorano 160g/km | 認証サイクルと実走を分けて読む |
| 保証・整備 | CZ26固有条件は未公表 | FerrariのGenuine Maintenance制度あり | 中古個体は残存期間、適用、記録を確認 |
最高速度だけを見ると、340km/hのSF90 Stradaleが320km/hのSF90 XX Stradaleより上です。しかしXXは0-100km/hが2.3秒、Fioranoが1分17秒309で、標準車よりサーキット指向です。固定翼と高ダウンフォースは最高速側の抵抗を増やしても、制動や旋回を含む一周では利益を生みます。最高速一つで優劣は決まりません。
諸元表の各行を実用目線で解説
- 1寸法・重量
駐車、進入角、慣性、タイヤ負担へつながる。
- 2出力・トルク
回転域とモーター補助を合わせて加速の出方を見る。
- 3DCT・E4WD
変速と前輪モーター配分が立ち上がりを支える。
- 4タイヤ・ブレーキ
加速、旋回、制動を路面へ伝える最終段になる。
- 5電池・燃料
短距離EV移動と長距離の給油・充電計画に関わる。
記事本文では公式表の各行を、近い項目ごとに説明しています。
寸法・重量・荷室・乗車定員
SF90 Stradaleの全幅1972mmは、一般的な立体駐車場や狭い月極区画で扱いやすい寸法ではありません。全高1186mmも低く、乗降時は大きく腰を落とします。全長4710mmより先に、ドアを開ける横幅、段差の進入角、リフトや積載車の対応を確認したい車です。
ホイールベース2650mmは車体全長に対して極端に長くなく、ミドシップの質量集中と組み合わせやすい寸法です。一方、CZ26は前後の外板と空力部品を専用化したため、オーバーハングや実幅が同じとは限りません。CZ26の取り回しをSF90のカタログ寸法だけで断定できません。
乾燥重量1570kgは、軽量オプション装着時で、燃料や各種液体を含む日常の走行状態とは違います。それでも、V8ツインターボ、3モーター、電池、E4WDを積みながらこの値に抑えたことは、1000cvに対する重量管理の基準になります。Assetto Fioranoの30kg軽量化は約1.9%ですが、ダンパー、ばね、排気、ドア、床下など動きや熱に関係する部位が変わるため、数字以上に応答へ影響する可能性があります。※推測です。
2人乗りで、前荷室74Lと後部棚20Lです。合計値だけなら小旅行に見えても、柔らかいバッグへ分ける必要があります。充電ケーブル、車載工具、衣類を同時に積むなら、バッグの実寸を持って現車確認するほうが確実です。
エンジン・モーター・電池・EV航続
V8は780cvを7500rpm、800Nmを6000rpmで発生します。最大トルクの回転数が6000rpmなので、低回転から800Nmが一定に出続けるタイプではありません。そこで、前2基と後ろ1基のモーターがアクセル操作直後の応答やトルク配分を補います。
この組み合わせの意味は、最高出力1000cvよりも「低速でモーターが応え、高回転でV8が伸びる」ことです。エンジンだけなら回転上昇を待つ場面でも、電動系がつなぎ、8速DCTが回転を保つ構成です。CZ26で制御が同じかは非公表ですが、SF90の性能技術を継承するというFerrariの説明から、同じ考え方が土台にあるとみられます。※推測です。
7.9kWhの電池と最大25kmのEV航続は、長距離を電気だけで走るための大容量PHEVではありません。住宅地から静かに出る、排出を抑える区間を走る、加速時に出力を補うなど、性能と使い勝手の両方に役割があります。ただし、CZ26のEV航続とeDrive設定は公表されていません。
変速機・駆動・タイヤ・ブレーキ
SF90の8速DCTは、V8の高回転域を使いながら変速の中断を短くする部品です。Ferrariは従来7速に対し、小型・軽量化と変速時間短縮を図りました。後退専用ギアを持たず、前側の電気モーターで後退する設計も、PHEV全体で変速機を考えた例です。
個別のギア比と最終減速比は、今回確認した公式諸元表に載っていません。そのため、各段の加速を数式で比較したり、CZ26が専用比を持つと断定したりはできません。分かるのは、8段化で高回転V8の性能と高速巡航を両立し、モーターが変速前後の応答を補える構成だということです。
E4WDは前輪左右のモーターと、後部のV8・モーター・DCTを統合します。発進時の四輪トラクションだけでなく、前輪左右の駆動力を変えて旋回を助ける点も効いてきます。車両の前後重量配分は45:55で後ろ寄りですが、前輪にも駆動力を持たせることで、1000cvを二輪だけへ集中させません。
前255、後315というタイヤ幅は、前輪に操舵と電動駆動、後輪に大きな駆動力を分担させる構成です。後輪が太ければ常に安心という話ではなく、温度、空気圧、摩耗、雨天性能、銘柄が合って初めて狙ったグリップが出ます。特にCup2系はドライ性能を重視するため、低温や雨の日を含む使い方では標準タイヤとの違いを理解する必要があります。
未公表のギア比・充電性能・CZ26固有値が意味すること
数値がない項目は、欠点を示すものではありません。ただし、読者が体感や維持の負担を判断する材料が不足しています。CZ26の固有重量、タイヤ、ダンパー、変速制御、AC充電時間は、公開情報だけでは確定できません。見学や取材では、まさにそこを質問する価値があります。
出力・トルク・車重・8速DCT・E4WDで走りを読む
- 11,000cv
V8と3モーターの合計で高い加速余力を作る。
- 2800Nm
V8のトルクにモーターの即応が重なり隙間を埋める。
- 31,570kg
大出力を受け止める一方、減速と方向転換には慣性が出る。
- 48速DCT
低い段で加速を引き出し、高い段で巡航回転を抑える。
- 5E4WDとタイヤ
前輪配分と前後異幅タイヤが駆動力を路面へ伝える。
CZ26の実際の制御、重量、乗り味は未公表のため推測の範囲です。
低速モーターと高回転V8の役割

SF90の走りを1000cvだけで語ると、発進から最高速まで同じ力が押し続けるように聞こえます。実際は、エンジン780cvが7500rpm、800Nmが6000rpmで最大になる一方、モーターはアクセルを踏んだ直後から応答できます。速度と回転数で主役が移る構成です。
街中やコーナー立ち上がりでは、前2基のモーターが左右の駆動力を調整し、後ろのモーターがV8とDCTの間で駆動を補います。回転が上がるにつれてV8の比重が増し、8速DCTが次の段でも出力域をつなぎます。だから、0-100km/hの2.5秒は1000cvだけでなく、モーター応答、E4WD、タイヤ、変速、制御がそろった結果です。
CZ26は前後空力と冷却を変えています。もしパワートレイン制御がSF90と同等なら、直線の一発より、温度が上がる連続走行や高速旋回で差を狙った設計と考えるのが自然です。ただし、CZ26の制御、出力、温度データは非公表です。※推測です。
8速DCTと四輪駆動で1000cvを路面へ伝える
乾燥1570kgは軽量スポーツカーの数字ではありません。しかし、1000cvに対する乾燥重量比は1.57kg/cvです。加速の強さは明白でも、制動と旋回では1570kgに燃料や乗員を足した質量を止め、向きを変える必要があります。
そこで、E4WD、eSSC、電子制御デフ、FDE2.0、回生協調ブレーキが、ドライバーの操作をタイヤ四本へ配分します。機械的なグリップだけでなく、電動トルクの応答と制御速度が1000cvを扱える範囲へ収めます。電子制御があるから物理限界が消えるわけではなく、タイヤの温度や摩耗を超えれば性能は落ちます。
8速DCTは変速時の駆動の切れ目を短くし、V8が力を出しやすい回転域へ戻します。ギア比が非公表でも、発進を前モーターが補い、後退を電動で担うことで、変速機を前進性能へ集中させた考え方は読み取れます。
CZ26の体感は諸元からの見立て
CZ26の専用空力が前後の接地感を高め、冷却余力が連続走行の安定へ効けば、標準SF90より高速域で姿勢を作りやすい可能性があります。一方、ダウンフォース増加は速度が上がるほど効きやすく、低速の乗り心地や狭い道での扱いやすさを直接改善するものではありません。※推測です。
専用ホイールの重量、タイヤ、ダンパー、アライメントが不明なので、操舵初期の鋭さや乗り心地は断定できません。CZ26の「走りがどう違うか」を聞くなら、空力値より先に、固有重量、ばね下重量、タイヤ銘柄、ダンパー設定、車高、制御変更の有無を確認したいところです。
タイヤ・ブレーキ・空力から使い方を読む
上位仕様がすべての天候や使い方で扱いやすいとは限りません。
前255・後315と45:55重量配分
SF90 Stradaleは、前255/35ZR20、後315/30ZR20を組み合わせます。前輪は操舵に加えて2基のモーターで駆動し、後輪はV8と後部モーターの大きな力を受けます。前後で60mm違うタイヤ幅は、前を軽く、後ろを太くする見た目だけではなく、役割分担の表れです。
前45:後55の重量配分は後輪のトラクションを作りやすい一方、前にも電池やモーター、冷却機器があります。コーナー入口では前輪が止めて曲げ、出口では四輪で加速するため、前タイヤの状態も見落とせません。後輪だけ新しく、前輪が硬化・摩耗した状態では、狙った制御になりません。
Assetto FioranoのCup2は、柔らかいコンパウンドと少ない溝でドライ路面の性能を高めます。雨や低温、長距離移動も含むなら、標準タイヤのほうが用途に合う場合があります。上位仕様だからいつでも安全・快適という選び方は避けたいところです。
冷却・ダウンフォースと反復走行
SF90の前ブレーキは398mm、後ろは360mmの大径ディスクです。制動距離29.5m未満という値は強力ですが、繰り返し減速するとディスク、パッド、タイヤ、ブレーキ液、電池、モーター、インバーターへ熱がたまります。
CZ26はブレーキ冷却用インテーク、ラジエーター角度、バイパスダクト、床下、リア排熱口を専用化しました。これらは、ブレーキだけ、エンジンだけを別々に冷やすのではなく、車体全体の熱と空気の流れを再配分する仕事です。
筆者は、CZ26の価値が最高速更新よりも「専用造形を成立させながら、SF90系の熱負荷へ対応したこと」にあると見ます。最高速度、Fioranoタイム、ダウンフォース量が公表されていない以上、標準車やXXより速いとは言えません。それでも、冷却と空力を機能部としてデザインへ統合した点は確認できます。
所有前に確認したい12項目
車台番号、Special Projects証明、公道登録条件。
外板、灯火、ガラス、ホイールの供給と修理。
ダクト、床下、排熱口の点検と清掃。
高電圧電池、ハイブリッド、サーキット走行の扱い。
車高、進入角、駐車場、積載車、充電設備。
保険、評価額、輸送、売却・輸出の制限。
12項目の詳細は本文で確認できます。
現車・書類・運用の確認リスト
CZ26は通常のカタログモデルではありません。現車の仕様、公道登録、整備、保証、部品供給まで、一般的なSF90 Stradaleとは分けて確認する必要があります。とくに次の12項目は、売買や展示の情報だけで判断せず、Ferrari正規ネットワークと契約書類で確かめたい内容です。

- CZ26固有の車台番号とSpecial Projectsの証明書類
- 公道登録の可否と登録国・地域による条件
- CZ26専用外板、灯火、ガラス、ホイールの部品供給
- ラジエーター、ダクト、床下、排熱口の点検方法
- ベース車と共通する消耗品、CZ26専用品の区分
- 高電圧バッテリーとハイブリッド機構の保証範囲
- タイヤ銘柄、承認記号、冷間時の指定空気圧
- 車高や進入角を含む自宅・駐車場・積載車との相性
- 充電器、充電ケーブル、家庭側設備の適合
- 車両保険、特約、評価額、修理時の輸送条件
- サーキット走行の可否と保証・整備への影響
- 売却・輸出時の制限、優先交渉、履歴開示の条件
性能順位ではなく生活動線で判断
低い車体や専用部品の扱いは、価格より先に生活動線へ落とし込む必要があります。たとえば、6速MTとPDKの選び方でも日常の道路環境が判断軸になるように、スーパーカーも「性能が高いほど正解」ではありません。日常と操作の相性を考える例は、ポルシェ911カレラSの6速MTとPDK比較でも整理しています。
また、限定車は名称や台数だけでなく、ベース車から何が機械的に変わったかを見ることが大切です。ランボルギーニRevuelto SV・標準車・Fenomenoの比較と読み比べると、発表済みの事実と未公表事項を分ける考え方がつかみやすくなります。
SF90購入資金を4方式で同条件比較
実際の提案・審査・適用金利・借入可能額は申込者と金融機関によって異なり、最低金利を保証しません。総支払額は頭金込み、諸費用別です。
上の4方式比較では、クラウドローン最低金利想定の総支払額は、残価設定ローンより1,564,639円、ディーラーローンより1,263,805円、銀行ローンより261,239円安い試算です。
CZ26の価格と販売条件は公表されておらず、一般販売を前提にしたローン比較はできません。そこで、資金計画の考え方を示すため、SF90 Stradaleの日本発表時に報じられた車両価格53,400,000円を歴史的な参考値として使います。現在の中古相場、CZ26の評価額、実際の見積額を示すものではありません。
4方式の共通条件
4方式はすべて同じ車種・グレード(SF90 Stradale)、同じ参考車両価格53,400,000円、同じ頭金43,400,000円、同じ借入元金10,000,000円、同じ60回払い、ボーナス加算なし、諸費用別で比較します。残価設定だけは5,000,000円を最終回に残し、支払って所有する比較モデルとしました。Ferrari Financial Servicesや販売店がCZ26向けに提示した条件ではありません。※推測です。
公表金利と比較用の仮定
銀行ローンは三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローンで、借入額501万円以上1,000万円以下に公表されている年2.20%を使用しました。クラウドローン経由候補はサービスが掲げる年1.20%からの最低金利を使います。いずれも2026年8月19日に確認した比較用の条件で、実際の適用金利や融資を保証するものではありません。
残価設定ローン4.90%とディーラーローン5.90%は、同条件で仕組みの差を見るための仮定です。Ferrariや販売店の提示金利ではありません。※推測です。
| 方式 | 年利 | 返済期間 | クラウドローン想定との金利差 | 月々返済 | 最終回支払・残価 | 総利息 | 総支払額(頭金込み) | クラウドローン想定との差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 残価設定ローン | 4.90% ※推測です | 60回 | +3.700pt | 114,544円 | 5,114,544円(うち残価5,000,000円) | 1,872,636円 | 55,272,636円 | +1,564,639円 |
| ディーラーローン | 5.90% ※推測です | 60回 | +4.700pt | 192,863円 | 192,863円 | 1,571,802円 | 54,971,802円 | +1,263,805円 |
| 銀行ローン | 2.20%(公表金利) | 60回 | +1.000pt | 176,154円 | 176,154円 | 569,236円 | 53,969,236円 | +261,239円 |
| クラウドローン経由候補 | 1.20%(公表最低金利想定) | 60回 | 0pt | 171,800円 | 171,800円 | 307,997円 | 53,707,997円 | 基準 |
残価設定は元金の一部を最終回まで残すため、同じ60回でも総利息に影響します。いずれも比較条件を揃えた試算で、実際の契約額ではありません。
計算は元利均等返済の月利で行い、表示は1円単位に丸めました。総支払額は頭金と全返済を合計し、税金、保険、登録、整備、オプションは含みません。残価設定は60回分の通常返済に残価を加えるモデルのため、最終回支払は通常月額と残価の合計です。実際の契約では初回額、端数、手数料、返却条件が変わります。
月額の低さと総支払額は別に見る
残価設定の月々は114,544円ですが、最終回に5,114,544円が残ります。クラウドローン最低金利想定との差は総額で1,564,639円です。残価部分の元金が長く残り、利息計算の対象になるため、毎月の負担を抑えることと総利息を抑えることは同じではありません。
ディーラーローン5.90%想定は、クラウドローン最低金利想定より年4.700ポイント高く、総支払額差は1,263,805円です。※推測です。銀行ローン2.20%との差は年1.000ポイント、総支払額差は261,239円です。金利差が小さく見えても、1,000万円を5年で借りると総額に差が出ます。
クラウドローンは自ら融資する会社ではなく、複数の銀行ローン候補を比較・マッチングするサービスです。公表最低金利の候補が見つかっても、融資の可否と適用金利は各金融機関の審査で決まります。公式FAQでは借入上限を1,000万円と案内しているため、今回の比較はその上限を使った参考計算です。CZ26やSF90の購入費全額を借りられるという意味ではありません。
【PR】クラウドローンは融資元ではなく、銀行ローンの比較・マッチングサービスです。同じ借入条件で候補を比べたい場合は、クラウドローンで最低金利候補を確認できます。申込先ごとに審査があり、実際の提案、適用金利、借入可能額は人や金融機関で異なり、最低金利を保証するものではありません。
よくある質問
加速、最高速、ラップ、空力値が未公表で断定不可。
Special Projectsのワンオフとして1台。
SF90ベースでもCZ26固有の出力は未公表。
XXは数値を公表した799台、CZ26は顧客専用造形。
軽量部品、専用足、Cup 2の走行重視パッケージ。
登録国の法規と現車書類を正規ネットワークで確認。
新しい公式情報が出た場合は、個別諸元を更新して判断します。
CZ26はSF90 Stradaleより速いですか?

速いとは断定できません。CZ26の出力、車重、加速、最高速度、Fioranoタイム、ダウンフォース量は公表されていません。専用の冷却・空力処理は確認できますが、それが標準車を上回る数値へ直結するかは別問題です。
CZ26は何台生産されますか?
Ferrari Special Projectsのワンオフとして発表された1台です。通常のカタログモデルのような一般販売台数や価格は案内されていません。
CZ26のエンジンやモーターはSF90と同じですか?
FerrariはCZ26の個別諸元を公表していません。SF90 Stradaleをベースにした事実は確認できますが、出力や制御が標準車と同一だとは断定できません。本記事の諸元表では、比較基準としてSF90の公式値を別欄に掲載しています。
SF90 XX Stradaleとの大きな違いは何ですか?
SF90 XX Stradaleは、出力1,030cv、最高速度320km/h、0-100km/h加速2.3秒、799台という公式諸元がある限定モデルです。CZ26は一人の顧客向けに専用造形を作るSpecial Projectsで、目的と公表範囲が異なります。
Assetto Fioranoは何が変わりますか?
軽量部品、Multimatic製ダンパー、チタン製スプリングと排気系、Michelin Pilot Sport Cup 2などを組み合わせた走行重視パッケージです。Ferrariの発表資料では30kg軽量、後年の記事では40kg軽量と説明されており、資料間に差があります。本記事は新車発表時の技術資料に合わせて30kgとしました。
CZ26は公道を走れますか?
公式発表だけでは、すべての国・地域での登録条件まで確認できません。灯火、排出ガス、騒音、保安基準、登録書類は地域で異なるため、現車の登録国を前提に正規ネットワークへ確認が必要です。
まとめ|CZ26は速さの数値より設計の統合を見る
- 1分かる
専用造形、冷却、空力、内外装を一体で設計したワンオフ。
- 2分からない
固有の出力、車重、価格、加速、最高速、変速比、タイヤ。
- 3選び方
標準、走行パック、XX、ワンオフを用途と価値観で分ける。
SF90の公式値は比較基準であり、CZ26の固有値ではありません。
確認できる価値
Ferrari CZ26は、SF90 Stradaleを土台に、2ボックスの造形、コーダ・トロンカ、専用灯火、冷却インテーク、ラジエーター角度、バイパスダクト、床下、リア排熱を一体で組み直したワンオフです。公表情報から確認できる中心は、専用デザインを熱管理と空力から切り離さず成立させた点にあります。
一方、CZ26固有の出力、トルク、車重、変速比、タイヤ、価格、加速、最高速度は未公表です。SF90 Stradaleの1,000cv、1,570kg、8速DCT、E4WD、前255・後315タイヤという基準から走りを考えることはできますが、その値をCZ26の諸元として扱うべきではありません。
4仕様の選び方
選び方を整理すると、標準のSF90は公道とサーキットを広く使いたい人、Assetto Fioranoは軽さとドライ路面の応答を優先する人、SF90 XXは公道走行可能な範囲でサーキット性能を強く求める人、CZ26は性能順位ではなく一台限りの造形と制作過程に価値を置く顧客向けです。価格差を比較できる公表情報がないため、支払額ではなく目的の差を先に見るのが現実的です。
次に読むなら
出典
- Ferrari「Ferrari CZ26」
- Car Watch「フェラーリ、ワンオフモデル『CZ26』」
- Ferrari「SF90 Stradale」
- Ferrari「SF90 Stradale technical specifications」PDF
- Ferrari Magazine「Assetto Fiorano, True to its Name」
- Ferrari「SF90 XX Stradale」
- Ferrari「SF90 XX Stradale technical specifications」PDF
- Ferrari「SF90 XX Stradale sets a Fiorano lap record」
- webCG「フェラーリSF90 XXストラダーレ/SF90 XXスパイダー」
- 三菱UFJ銀行「ローン金利」
- 三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」
- クラウドローン「サービス」
- クラウドローン「よくある質問」
